GPシリーズ

NHK杯が終わり、GPシリーズ6戦も全て消化。
GPシリーズの上位と日本選手は、おそらく以下の通り。


 
GPシリーズ・女子の上位と日本選手◇

             GPポイント*1   総得点  
(1)スルツカヤ(ロシア)   12+12=24   394.18(196.12+198.06)
(2)浅田真央 9+12=21 359.02(182.42+176.60)
(3)シスニー(米国) 9+12=21 327.62(159.30+168.32)
(4)中野友加里 7+12=19 318.20(158.66+149.54)
(5)ソコロワ(ロシア) 12+3 =15 315.54(163.02+152.52)
(6)安藤美姫 9+5 =14 326.64(172.30+154.34)
(7)ロシェット(カナダ)   9+5 =14   325.52(158.30+167.22)
(8)荒川静香 7+7 =14 346.90(173.30+172.70)
(9)恩田美栄 7+7 =14 293.38(150.98+142.40)
(?)村主章枝 1+9 =10 290.48(158.48+132.00)
(?)サーシャ(米国) ?+9 = 9 175.12(GP出場は一戦のみ?)

 ※ GPポイントが同点の場合は1大会のポイントが高い方が上位、それも同じ場合は2大会の総得点が高い方が上位。



上位6名がファイナル進出決定。
日本人からは3名がファイナル進出という快挙。ちょっと信じられない。
荒川は得点自体はスルツカヤ浅田に次ぐ3番手なだけに、運が悪かったとしか言いようが無い
よりによって出場した二大会に、現世界最強のスルツカヤ、名実共に日本のエースになりつつある天才浅田真央とぶつかるとはね……
サーシャ・コーエンは昨年の世界選手権で破った相手だけに勝って欲しかったけど、この点差では仕方ないか。
下にGPシリーズの各大会の上位3名の点数を列挙してみると、荒川の不運さが良くわかると思う。


大会名 1位 2位 3位
スケートアメリカ  163.02(ソコロワ) 159.30(シスニー) 150.98(恩田)
スケートカナダ  168.32(シスニー) 158.30(ロシェット) 149.54(中野)
中国杯 196.12(スルツカヤ 176.60(浅田) 173.60(荒川)
フランス杯 182.42(浅田) 175.12(サーシャ) 173.30(荒川)
ロシア杯 198.06(スルツカヤ 172.30(安藤) 142.40(恩田)
NNK杯 158.66(中野) 158.48(村主) 156.52(リアシェンコ)

そもそも、荒川の得点って大会さえ違えば優勝してるような得点だし。
GPポイントは恩田と同じ14ポイントだけど、内容を考えると釈然としないよなぁ……
しかし、スルツカヤの得点って、一人で吹っ飛んだ領域に入ってる

とりあえず、現在オリンピックや世界選手権レベルの大会でメダル争いするには170点台が最低ラインだと思われるけど、今のところそれを安定してクリアできそうな日本選手って、浅田と荒川だけって感じかなぁ。村主は怪我明けで苦しいし。
安藤は、昨年からコーチを変えて表現力がついてきたおかげで、大きなミスがなければ170点台に手が届く感じだけど、今のところ4回転サルコーが成功しても、トルプルルッツと比較して基礎点差3.5ってところだから、4回転成功込みでギリギリ180点台に届くかどうかってところかな。
コンビネーションをトリプル-トリプルにするとか、点数配点の大きい後半に大技を組み込むとかは、体力とか安定感を考えると不安の残るところだしなぁ。
スルツカヤは190点後半に踏み込んでるだけに、よっぽどのことが無い限り、安定して180点台は叩き出しそうだから、金を狙うなら180点台が必須条件か。
新採点制度になって、この180点台に手が届く選手がどれくらいいるやら……
言っても意味のないこととはわかっていても、浅田がオリンピックに出場できないことが悔やまれる。浅田の挑戦するトリプルアクセルからトリプルに繋げるコンビネーションが成功したら、などと色々と夢がある選手だけに尚更悔やまれる。


今日はここまで。
半分、私の女子フィギュアメモのようになっているような……
とりあえず、次回があればGPファイナルについてつらつらと。

*1:1位12点、2位9点、3位7点、4〜8位が5〜1点