2024年1月の読書まとめ

2024年1月の読書まとめ。読書メーター調べ。
計88冊、1日約2.84冊ペース。
ライトノベル70冊、ジュブナイルポルノ4冊、一般文芸・ミステリ8冊、美術関連書5冊、競馬本1冊。
数自体はそれなりだけど、年始で休みが長かった割には読めなかった印象はある。


1月の読書メーター
読んだ本の数:88
読んだページ数:27038
ナイス数:306

魔物喰らいの冒険者1 (アース・スターノベル)魔物喰らいの冒険者1 (アース・スターノベル)感想
魔物を一回食べただけで確実に魔物のスキルを獲得できるスキルバランスがあまり好みではないかな。
この辺、スキル獲得にランダム性があるだけでだいぶ印象が変わると思うんですけどね。
読了日:01月31日 著者:錬金王
じゃない方聖女と言われたので落ちこぼれ騎士団を最強に育てます 1 (アリアンローズ)じゃない方聖女と言われたので落ちこぼれ騎士団を最強に育てます 1 (アリアンローズ)感想
んー、騎士団の元々の素行があんまり良くないだけで、主人公「マネージャー」としての経験が生かされてる気はしないかなぁ。
読了日:01月30日 著者:シロヒ
少女の望まぬ英雄譚少女の望まぬ英雄譚感想
読む前は主人公のことを「高すぎる戦闘力のせいで周りに怖がられてる少女」的キャラかと思っていたら、普段は甘いもの好きな素朴な少女なのにその実「一般的な倫理観ブレーキが壊れた善良なサイコパス」みたいな強(凶)キャラだった。
そんなピーキーな性能の主人公が、自分を愛してくれる温かな場所を失いながらも、新しい居場所に受け入れてもらい、その生活の中で戦う才能・能力が最も生かされる戦場とニアミスしていく。
主人公の異常性、現実の厳しさ、主人公に寄り添う温かな空気感等緩急取り混ざった空気感が絶妙でしたね。割と好きです。
読了日:01月29日 著者:賽目和七
「膣内射精されないと目覚められない眠り病」が蔓延した世界 隣人妻とコスプレエッチで確定受精 (フランス書院eブックス)「膣内射精されないと目覚められない眠り病」が蔓延した世界 隣人妻とコスプレエッチで確定受精 (フランス書院eブックス)感想
「そういう行為」を社会・人間が受け入れている世界観なので、隣人妻を寝取っていく背徳感はそこまで濃くない。そういう略奪感が好きな人だと一抹の物足りなさはあるかもしれないけど、身近な女の子を次々とマーキングしていくような下卑た快感はあるかな。
読了日:01月28日 著者:生100%
「膣内射精されないと目覚められない眠り病」が蔓延した世界 彼女も妹も200%受精させちゃう日常性活 (フランス書院eブックス)「膣内射精されないと目覚められない眠り病」が蔓延した世界 彼女も妹も200%受精させちゃう日常性活 (フランス書院eブックス)感想
同人誌・同人CG集で見掛けがちな「膣内射精・精液が特効薬」になる世界の話。
「そういう世界」になったことを社会も人間も受け入れてる世界観なので、「他人の女」に手を出す背徳感やNTR感はそこまで濃くないけど、その分気楽なノリで無責任に色んな女の子・血縁にも手を出していくので軽妙に読めるエロさがある。割と好き。
読了日:01月28日 著者:生100%
魔法警察ファンシー☆マリリン 1 ~証拠がなくても即逮捕!~ (オーバーラップ文庫)魔法警察ファンシー☆マリリン 1 ~証拠がなくても即逮捕!~ (オーバーラップ文庫)感想
「推理とか証拠とかすっ飛ばして、魔法の力で犯人がわかる」というアイディアは一見新しく思えるけど、ベストセラー作家が一般文芸(ミステリ)のシリーズ作品で既にやっていることなので斬新さは感じられなかったかな。
本作品の作者がそのシリーズを知っていたかどうかについては議論する気は無いけど、結果的に「後発」のアイディアになってしまったことは勿体なかったと思いますね。
本作はかなりコメディ要素に振っているとはいえ、曲がりなりにもミステリ風作品として考えるとミステリ要素があまりクオリティが高くなかったのも減点材料。
読了日:01月28日 著者:やますやま
最後の英雄に捧ぐ花嫁学園 時を超えし魔法使い、次代の姫と絆を結びハーレムを築く (ファンタジア文庫)最後の英雄に捧ぐ花嫁学園 時を超えし魔法使い、次代の姫と絆を結びハーレムを築く (ファンタジア文庫)感想
英雄が数百年後に復活して学校に入学というパターンの作品。転生だったり、時間凍結だったり、様々な理由付けでの導入で類似の作品はあるだけに、そこまでの斬新さは無い。
ただまあ、主人公の性格に嫌味や押しつけがましさがないから読んでいてそれなりに満足感があった。
読了日:01月28日 著者:御鷹 穂積
俺は星間国家の悪徳領主!⑧ (オーバーラップ文庫)俺は星間国家の悪徳領主!⑧ (オーバーラップ文庫)感想
メス堕ちの瀬戸際を行ったり来たりするクルトさん、予断を許さない。
読了日:01月27日 著者:三嶋与夢
転生令嬢アリステリアは今度こそ自立して楽しく生きる ~街に出てこっそり知識供与を始めました~1 (MFブックス)転生令嬢アリステリアは今度こそ自立して楽しく生きる ~街に出てこっそり知識供与を始めました~1 (MFブックス)感想
婚約破棄からの内政チートもの。個々の要素に特別な斬新さがある訳でもないし、王太子からの冤罪被せ等の強引な面が目立つ者の、「恵まれない環境に置かれた女性のために」という焦点自体は悪くなかったと思いますね。
んー、粗さはあるけど、こういうのが読みたいならいいんじゃないですかね。
読了日:01月27日 著者:野菜ばたけ
佐々木とピーちゃん 8 巡り巡って舞台は学校、みんなで仲良くラブコメ回 ~真実の愛を手にするのは誰だ?~佐々木とピーちゃん 8 巡り巡って舞台は学校、みんなで仲良くラブコメ回 ~真実の愛を手にするのは誰だ?~感想
承認欲求が強いわりに豆腐メンタルの十二式さんには学校生活は向かない。
読了日:01月27日 著者:ぶんころり
ひとりぼっちの異世界攻略 life.13 自称最弱、最弱をやり直す (オーバーラップ文庫)ひとりぼっちの異世界攻略 life.13 自称最弱、最弱をやり直す (オーバーラップ文庫)感想
自称最弱、最弱をやり直す(最も弱いとは言っていない)
読了日:01月27日 著者:五示正司
キモオタモブ傭兵は、身の程を弁(わきま)える 2 (オーバーラップノベルス)キモオタモブ傭兵は、身の程を弁(わきま)える 2 (オーバーラップノベルス)感想
評価も好感度もじっくりと積み上げていてしみじみとは面白いけど、大きく動くエピソードでもなかったので面白さもそれなり。
読了日:01月26日 著者:土竜
片田舎のおっさん、剣聖になる 2 ~ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない件~ (SQEXノベル)片田舎のおっさん、剣聖になる 2 ~ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない件~ (SQEXノベル)感想
無自覚も度が過ぎるともどかしさになる。
読了日:01月26日 著者:佐賀崎しげる,鍋島テツヒロ
薄幸な公爵令嬢(病弱)に、残りの人生を託されまして 2 前世が筋肉喪女なのに、皇子さまと偽装婚約することになりました!? (ビーズログ文庫)薄幸な公爵令嬢(病弱)に、残りの人生を託されまして 2 前世が筋肉喪女なのに、皇子さまと偽装婚約することになりました!? (ビーズログ文庫)感想
主人公のキャラクターとテンポの良さで(作品の面白さ的な)勝利し続ける作品。
読了日:01月25日 著者:夕鷺 かのう
悪役令嬢に転生した私と悪役王子に転生した俺 (ドラゴンノベルス)悪役令嬢に転生した私と悪役王子に転生した俺 (ドラゴンノベルス)感想
二人の転生者によりすれ違い互恵関係。
読了日:01月24日 著者:秋作
【恋バナ】これはトモダチの話なんだけど ~すぐ真っ赤になる幼馴染の大好きアピールが止まらない~ (電撃文庫)【恋バナ】これはトモダチの話なんだけど ~すぐ真っ赤になる幼馴染の大好きアピールが止まらない~ (電撃文庫)感想
両片想いの擦れ違いラブコメ
この手のラブコメは「擦れ違い過程」を上手く描けていないと「これでお互いに好きなのバレないのは物語の都合でしかないだけだろ」「面倒臭い」展開になりがちだけど、本作はまさしく「面倒臭い」だけの展開になっている印象。途中で飽きてしまったので僕には合いませんでしたね。
他に気になった点として「学校一可愛いと評判の美少女」で「数多の男子から告白されて、それをすべて振り続けている」くらい話題になっているキャラの紹介が「校内には密かなファンが多い」ってなってるの「密かなとは…?」ってなる。
読了日:01月23日 著者:戸塚 陸
元シスター令嬢の身代わりお妃候補生活2 ~神様に無礼な人はこの私が許しません~ (電撃の新文芸)元シスター令嬢の身代わりお妃候補生活2 ~神様に無礼な人はこの私が許しません~ (電撃の新文芸)感想
んー、神様オタク的なムーブが少なくなって、普通の色恋沙汰に悩むフェイズに入ってしまったので正直物足りなさを感じてしまった。
読了日:01月23日 著者:狭山 ひびき
極剣のスラッシュ ~初級スキル極めたら、いつの間にか迷宮都市最強になってたんだが~ (ファンタジア文庫)極剣のスラッシュ ~初級スキル極めたら、いつの間にか迷宮都市最強になってたんだが~ (ファンタジア文庫)感想
パーティーを追放されるところから始まる話だけど、恨みつらみの無い陽性の追放で、当初からあらすじを読んだ時点のイメージぶった切ってきたのは面白味があった。
無自覚無双もの、コメディ展開、ヒロイン要素、更に追放元パーティーの元仲間とのドラマなど一つ一つが積みあがって中々良かったですね。
読了日:01月22日 著者:天然水珈琲
最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。3最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。3感想
すっかりロードノベルっぽく。
読了日:01月22日 著者:ほのぼのる500
碧玉の男装香療師は、二 ふしぎな癒やし術で宮廷医官になりました。 (カドカワBOOKS)碧玉の男装香療師は、二 ふしぎな癒やし術で宮廷医官になりました。 (カドカワBOOKS)感想
今巻も「香り」というニッチなモチーフを上手く用いながら、家族愛に帰結させる物語展開が実によかったです。
読了日:01月21日 著者:巻村 螢
最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。2最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。2感想
急転直下の犯罪組織壊滅ミッション。
読了日:01月21日 著者:ほのぼのる500
最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。感想
随所で細かいディテールの粗さは感じたけど、過酷な境遇に挫けず「生きること」に前向きで誠実な主人公のキャラクターは好き。
読了日:01月21日 著者:ほのぼのる500
最強ランキングがある異世界に生徒たちと集団転移した高校教師の俺、モブから剣聖へと成り上がる2 (ファンタジア文庫)最強ランキングがある異世界に生徒たちと集団転移した高校教師の俺、モブから剣聖へと成り上がる2 (ファンタジア文庫)感想
んー、「生徒を救いに行く」という分かり易い切実さとヒーロー的な盛り上がりがある「攻め」の展開だった1巻に比べて、国家間の中での立ち位置を模索する・逆恨みの相手を迎撃するという「守り」の展開だったのでなんか2巻にして勢いが落ちてしまったかな、という印象がある。
読了日:01月21日 著者:逆霧
巴里マカロンの謎 (創元推理文庫)巴里マカロンの謎 (創元推理文庫)感想
買ったまますっかり存在を忘れていたのを本の整理中に見つけたので改めて読んでみました。懐かれる小山内さんという状況には新鮮味があった。
読了日:01月21日 著者:米澤 穂信
2度目の人生、と思ったら、実は3度目だった。~歴史知識と内政努力で不幸な歴史の改変に挑みます~2度目の人生、と思ったら、実は3度目だった。~歴史知識と内政努力で不幸な歴史の改変に挑みます~感想
逆行再生後に「現代日本の前世」を思い出して、前回体験した歴史知識・記憶と現代日本チート知識を使って歴史を改変しようとする話。
「歴史の行き着く先が分かっている」「現代知識を持ち込める」という状況は「物語世界転生もの」と状況が近いので、読み味は近いかな。
まあ、逆行再生・現代日本前世というシチュエーション以外はそこまでの斬新さは無く、「やり直しもの+知識チート」ということから想像される内容と大きくずれることは無い。
まあ、タイトルとあらすじから想像される内容を読みたい人ならいいのでは。
読了日:01月21日 著者:tale4
海渡る北斎 「波の伊八」と19世紀末のインフルエンサー林忠正海渡る北斎 「波の伊八」と19世紀末のインフルエンサー林忠正感想
本書は北斎本人のことよりも神奈川沖浪裏のルーツの可能性がある彫り物、海外に渡って高い評価を得ていく「北斎作品」とそれを取り巻く林忠正などのエピソードが主体となっている。「パリ万博などをきっかけに海外で高く評価された」という一文で済まされがちなだけに、中々クローズアップされない部分に焦点を当てているので興味深く読むことができた。
葛飾北斎個人のことについては他の入門書を読んだ方がいいし、そういう本を読んで基本知識を付けた後に読むべき本で、「葛飾北斎の本」というよりは「葛飾北斎の副読本」としての性格が強い。
読了日:01月20日 著者:神山典士
やさぐれ執事Vtuberとネガティブポンコツ令嬢Vtuberの虚実混在な配信生活やさぐれ執事Vtuberとネガティブポンコツ令嬢Vtuberの虚実混在な配信生活感想
主人公個人のことだけではなく、所属グループRe:BIRTH UNIONのメンバーそれぞれに焦点を当てながら、グループに新人が加入してくるところまでを描いている。
丁寧に各メンバーの描写をしているせいで(おかげで)事務所の解像度が上がった一方で、タイトルにもなっている「ネガティブポンコツ令嬢Vtuber」の出番が食われてしまっていて結果的に主人公との絡みも限定的になってしまっている。
んー、まあ面白いは面白いんだけど、タイトルや表紙絵からイメージされるところまで行かないのは上手くないかな、とは感じましたね。
読了日:01月20日 著者:犬童灰舎
モンスターの肉を食っていたら王位に就いた件 2 (GCN文庫 タ 01-02)モンスターの肉を食っていたら王位に就いた件 2 (GCN文庫 タ 01-02)感想
1巻に引き続き頭のネジが吹っ飛んでいて、エンジン全開でぶっ飛ばしていくテンションが素晴らしい。
読了日:01月20日 著者:駄犬
私の上に浮かぶ『悪役令嬢(破滅する)』って何でしょうか? 2 (ビーズログ文庫)私の上に浮かぶ『悪役令嬢(破滅する)』って何でしょうか? 2 (ビーズログ文庫)感想
1巻同様に転生者じゃないからこそ生まれる「主人公のズレっぷり・勘違いっぷり」は自体は面白いし、主人公のキャラクターは好き。
ただ「ゲーム攻略」的には1巻である程度まとまっていたものを、2巻で「続編突入」としてリセットしてくるパターンはありがちなやり口だけど「1巻での苦労は何だったんだ」という気持ちはなくもない。
読了日:01月19日 著者:ひとまる
義娘が悪役令嬢として破滅することを知ったので、めちゃくちゃ愛します: ~契約結婚で私に関心がなかったはずの公爵様に、気づいたら溺愛されてました~ (ガガガブックスf)義娘が悪役令嬢として破滅することを知ったので、めちゃくちゃ愛します: ~契約結婚で私に関心がなかったはずの公爵様に、気づいたら溺愛されてました~ (ガガガブックスf)感想
義娘との関係性がとても良い。かわいい。タイトルやあらすじから想像していた「読みたいもの」を読めた満足感がある。
読了日:01月19日 著者:shiryu
偽典・演義 ~とある策士の三國志~7 (アース・スターノベル)偽典・演義 ~とある策士の三國志~7 (アース・スターノベル)感想
なるほど、Web版ではここで終わっている訳か……これで終わりだったら不満しかなかっただけに、続きが書かれることには感謝の想いしかない。
読了日:01月17日 著者:仏ょも
放課後、ファミレスで、クラスのあの子と。 (電撃文庫)放課後、ファミレスで、クラスのあの子と。 (電撃文庫)感想
無関心な不干渉が、共感による共益関係になり、傷を舐め合いながらもお互いがお互いを大切に思っていく流れがしみじみと良かった。家庭環境にはまだ一波乱も二波乱もありそうなところからのクリフハンガー。次巻も楽しみですね。
読了日:01月17日 著者:左リュウ
英雄様、ワケあり幼妻はいかがですか? (ビーズログ文庫)英雄様、ワケあり幼妻はいかがですか? (ビーズログ文庫)感想
年の差カップル!幼な妻!ベタぼれ!最高!
読了日:01月17日 著者:久川 航璃
もっと知りたいミュシャ―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)もっと知りたいミュシャ―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)感想
20世紀末頃にオタク業界でミュシャ風イラストが流行った時期があっただけに、作風に馴染みがありながらも意外と本人については知らない存在だったミュシュ。
先日ミュシャ展が開催されてたこともあり知識を整理したくて読んでみた。
当初ミュシャにはポスター絵のイメージが強かったけど、スラブ叙事詩や油彩等の作品もあり、民族的なこだわりや画家としての変遷があったことを感じさせる。
しかしミュシャのグラフィックアート、輪郭線がクッキリ描きこんだ上で人物をデフォルメしてあるので日本の二次元絵ととの相性の良さを感じますね……
読了日:01月17日 著者:千足 伸行
プレイした覚えもないゲーム的な世界に迷い込んだら (Kラノベブックスf)プレイした覚えもないゲーム的な世界に迷い込んだら (Kラノベブックスf)感想
現代ダンジョン世界転生もの。登場人物たちが「子供」らしい幼さと傲慢さと不安定を見せるところが良かったですね。
読了日:01月17日 著者:なるのるな
その婚約者、いらないのでしたらわたしがもらいます! ずたぼろ令息が天下無双の旦那様になりました (ビーズログ文庫)その婚約者、いらないのでしたらわたしがもらいます! ずたぼろ令息が天下無双の旦那様になりました (ビーズログ文庫)感想
仕事的・能力的には有能なのに、「家族愛」に盲目になってしまうパターン、ままある。
読了日:01月16日 著者:氷山 三真
十三歳の誕生日、皇后になりました。9 (ビーズログ文庫)十三歳の誕生日、皇后になりました。9 (ビーズログ文庫)感想
十四歳の誕生日、有益な皇后になりました。
読了日:01月16日 著者:石田 リンネ
また殺されてしまったのですね、探偵様4 (MF文庫J)また殺されてしまったのですね、探偵様4 (MF文庫J)感想
ライトノベルとミステリ、人間とアンドロイドの対比と調和。
読了日:01月15日 著者:てにをは
もっと知りたい藤田嗣治 ―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)もっと知りたい藤田嗣治 ―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)感想
元々好きだった盛期ルネサンスバロックから印象派などに知識を広げていく一環としてエコール・ド・パリに手を付けてみようと考え、その代表的作家として(元)日本人の藤田嗣治を選んでみた。
氏の作品は若いころに観ただけだったのでいまいち良さが分からなかっただけに、乳白色のこと等「どういう点が評価をされて」「どういう点が特徴なのか」が明快に説明されている本シリーズは本当にありがたい。
帰化したことは知っていたけど、それに至るまでの戦争記録画家としての活動や戦争協力者として非難された歴史を知ると哀しくなりますね。
読了日:01月14日 著者:林 洋子,内呂 博之
ターフの女王―最強牝馬コレクションターフの女王―最強牝馬コレクション感想
タイトルと著者名の通り、武豊騎手本人が過去に乗った思い出深い牝馬について書き残した1冊。
焦点を絞って語られる各馬への武騎手の想いが平易かつ明快な文章で仕上げられているので読みやすい。あくまで騎手目線で語られている点がいい。
ただ焦点を絞っている分、一面的な部分以外の輪郭はぼんやりしがちで、シンプルな分ボリューム感は乏しい感は否めないかな、と。そういう面を割り切って読むならいい本だとは思います。
読了日:01月14日 著者:武 豊
今、俺の×××を咥えている清純派女優は、イケメン俳優と熱愛が報じられている 3 (オシリス文庫)今、俺の×××を咥えている清純派女優は、イケメン俳優と熱愛が報じられている 3 (オシリス文庫)感想
2巻で結婚という一区切りがついていただけにまさか出ると思っていなかった3巻。
相変わらず陽キャアクティブエロ娘のヒロインのキャラクターが素晴らしい。エロ楽しかった。
読了日:01月14日 著者:ブリル・バーナード
天才女優の幼馴染と、キスシーンを演じることになった 1 (HJ文庫 あ 14-01-01)天才女優の幼馴染と、キスシーンを演じることになった 1 (HJ文庫 あ 14-01-01)感想
元々役者ものは好きだけど、全編通しての甘さが脳に染み入る。Sweet love is justice.
読了日:01月14日 著者:雨宮むぎ
劇場版 乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… (一迅社文庫アイリス)劇場版 乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… (一迅社文庫アイリス)感想
映画オリジナルキャラクターだけあって、良くも悪くもとってつけたような設定でインスタント的。
読了日:01月14日 著者:山口 悟,ひだか なみ
迷子になっていた幼女を助けたら、お隣に住む美少女留学生が家に遊びに来るようになった件について 2 (ダッシュエックス文庫)迷子になっていた幼女を助けたら、お隣に住む美少女留学生が家に遊びに来るようになった件について 2 (ダッシュエックス文庫)感想
幼女だ!幼女だ!幼女を持ってこーい!(某音頭感)
読了日:01月14日 著者:ネコクロ,緑川 葉
もっと知りたい歌川広重 生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)もっと知りたい歌川広重 生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)感想
浮世絵の勉強中なので、葛飾北斎と並んで有名な歌川広重にも手を付けてみた。
やはり東海道五十三次のように見覚えのある絵があると興味が強くなる。
浮世絵がグラビアやブロマイドや旅行誌のようなものだとは知ってはいたけど、実際にその特定分野で名を馳せた画家が出てくると解像度も上がる。
勉強になりました。
読了日:01月13日 著者:内藤 正人
探偵倶楽部 (角川文庫)探偵倶楽部 (角川文庫)感想
ミステリとしては小粒だし、「探偵俱楽部」が事件解決装置にしかなっていないので探偵役としての魅力にも欠けている。探偵がここまで無機質な存在であるなら、もう少し「顔が見えない気味の悪さ」が出たほうが個人的な興味をそそったかな。
読了日:01月13日 著者:東野 圭吾
もっと知りたい歌川国芳 改訂版 (アート・ビギナーズ・コレクション)もっと知りたい歌川国芳 改訂版 (アート・ビギナーズ・コレクション)感想
改めて浮世絵の勉強をしている最中で、「歌川国芳」ってどこかで聞いた名前だと思っていたら「江戸にゃんこ 浮世絵ネコづくし」で見掛けた絵師の人か。昨年はお世話になりました。
やはり猫文字の絵が素敵すぎる。
読了日:01月13日 著者:悳 俊彦
止まり木ダイニング 誰かと食べる晩ご飯 (富士見L文庫)止まり木ダイニング 誰かと食べる晩ご飯 (富士見L文庫)感想
序盤のギスギスしたところがある雰囲気は苦手だったけど、生きるのが不器用な主人公がおっかなびっくり「一緒にご飯を食べる」関係を結んでいく流れは悪くなかったですね。
読了日:01月13日 著者:望月くらげ
パラダイム・パラサイト 01パラダイム・パラサイト 01感想
グロテスクな転生ダークファンタジー。主人公の無機質な人間性が特徴でもあり、一面的には弱点でもある。全体的には悪くないけど、好きか嫌いかでいえばそこまで刺さらなかった印象はある。
読了日:01月13日 著者:kawa.kei
転生聖女は推し活がしたい! 虐げられ令嬢ですが推しの王子様から溺愛されています!? (角川ビーンズ文庫)転生聖女は推し活がしたい! 虐げられ令嬢ですが推しの王子様から溺愛されています!? (角川ビーンズ文庫)感想
タイトルの通りのものが与えられるけど、良くも悪くもタイトル以上のものは与えられ無かった感じ。
キャラクターが個人的な好みに合えばよかったんですけどね。
読了日:01月12日 著者:綾束 乙
異世界刀匠の魔剣製作ぐらし 2 (カドカワBOOKS)異世界刀匠の魔剣製作ぐらし 2 (カドカワBOOKS)感想
鍛冶要素は当然のように魅力的なんだけど、王族・貴族・平民の関係性、その中での職人の立ち位置などに味わい深さがある。
読了日:01月12日 著者:荻原 数馬
少年名探偵 虹北恭助の冒険 新装版 (星海社FICTIONS)少年名探偵 虹北恭助の冒険 新装版 (星海社FICTIONS)感想
旧版既読。懐かしさがじわじわと込み上げてくる読書体験でしたね。
是非続巻も復刊してもらって、ジュブナイルミステリの定番シリーズとして子供やミステリ初心者のところに届くことを祈っています。
読了日:01月11日 著者:はやみね かおる
優等生綾香のウラオモテ 文化祭で、バイト先で、いっぱいエッチ! (美少女文庫 2167)優等生綾香のウラオモテ 文化祭で、バイト先で、いっぱいエッチ! (美少女文庫 2167)感想
同人誌や過去作既読。過去作などとストーリーラインが繋がっている訳じゃないからそれぞれの作品が独立したエピソードのような形になっている。「優等生」の正体がバレるようなこともなく、破滅に繋がるようなこともない。
んー、まあ、そこまで面白い訳でもないけど、あまりストーリーやシチュエーションなどに高いものを求めずに「エロ娘・綾香のとある1日のエロエピソード」を雑に読みたいだけならこれはこれで悪くないとは思いますね。
読了日:01月11日 著者:上原 りょう,ひさま くまこ
いつもは真面目な委員長だけどキミの彼女になれるかな? (電撃文庫)いつもは真面目な委員長だけどキミの彼女になれるかな? (電撃文庫)感想
傷を抱えた少年少女たちの爽やかながらもどこか危なっかしさを感じる関係性がとても良かったですね。
「虐待とまでは行かないまでも噛み合わない親子関係」を描くのが上手い。
読了日:01月10日 著者:コイル
打倒ローマのやり直し ―最強の将ハンニバル、二度目の包囲殲滅陣― 2 (ヒストリアノベルズ)打倒ローマのやり直し ―最強の将ハンニバル、二度目の包囲殲滅陣― 2 (ヒストリアノベルズ)感想
なるほど、大スキピオをそういうキャラ造形をしてくる訳か……自分のイメージとは違ったけど、カルタゴ(ノウァ、ハンニバル)視点だと確かにそういう「怪物的天才」なキャラ造形も成立するわけか。
ローマ視点で語られる書籍に触れてきたせいか、視点によるキャラ造形の癖の違いに面白味は感じましたね。
……ただ、話の区切りは付いていないので、レーベル自体が死んでるため続きが出なさそうなのが残念ですね。いや、まあ「Web版を読む」という選択肢が残っているだけ幸せなのかもしれませんが。
読了日:01月10日 著者:うみ
王立図書館のはりねずみ ひきこもり魔術師と王子の探し物 (角川ビーンズ文庫)王立図書館のはりねずみ ひきこもり魔術師と王子の探し物 (角川ビーンズ文庫)感想
才能を持ちながらも人見知りなどの短所のせいで仕事が上手くいかない主人公が、とある王子との出会いと交流の中で成長していく話。
少し駆け足なところはあったし、物凄く満足度が高いと言う訳でもないけど、「1冊」の範囲ではそれなりによくまとまっている。
それに「はりねずみ」的な主人公のキャラクターが個人的な好みに刺さってるので総合的には割と好き。
読了日:01月09日 著者:雨宮 いろり
ハズレ姫は意外と愛されている?〈上〉 ~前世は孤独な魔女でしたが、二度目の人生はちょっと周りが過保護なようです~ (電撃の新文芸)ハズレ姫は意外と愛されている?〈上〉 ~前世は孤独な魔女でしたが、二度目の人生はちょっと周りが過保護なようです~ (電撃の新文芸)感想
もうちょっと「魔女」要素が生かされるのかと思ったら、「前世由来の大人びた考え方と振る舞い」によって人生が変わる感じだった。
面白いは面白かったんだけど、次巻ではもう少し前世要素が生かされると嬉しいな。
読了日:01月09日 著者:gacchi
昼下がりのペンギン・ビストロ (富士見L文庫)昼下がりのペンギン・ビストロ (富士見L文庫)感想
なんか癖になるペンギンシリーズ3冊目。
今回もほっと一息入れて心が温かくなる内容で満足。定期的に読みたいシリーズなので、今後もコンスタントにペンギンシリーズの新作が出てほしいですね。
読了日:01月09日 著者:横田 アサヒ
ブラコンの姉に実は最強魔法士だとバレた。もう学園で実力を隠せない2 (ファンタジア文庫)ブラコンの姉に実は最強魔法士だとバレた。もう学園で実力を隠せない2 (ファンタジア文庫)感想
ドタバタ感が良いし、シスコン・ブラコン・ラブコメ展開も手堅く、締めるところは締める。安定しててよかった。
読了日:01月08日 著者:楓原 こうた
ただの村人の僕が、三百年前の暴君皇子に転生してしまいました ~前世の知識で暗殺フラグを回避して、穏やかに生き残ります!~ 1 (MFブックス)ただの村人の僕が、三百年前の暴君皇子に転生してしまいました ~前世の知識で暗殺フラグを回避して、穏やかに生き残ります!~ 1 (MFブックス)感想
まだまだ腹の内が読めないキャラも多く、「ヴィルヘルム戦記」とのズレがどこからくるなのかも見えないので、物語としてはプロローグもいいところ。
過去人物転生ものとして手堅い一方で、「前世が村人」という主人公の長所が見えないためキャラ付けも弱く、溺愛してくるヒロイン以外はフックとなる要素に欠けるかな、とは感じました。
今のところは「ヴィルヘルム戦記」の真実が見えてくるところまでは読んでみようかな、という気分ではあります。
読了日:01月08日 著者:サンボン
化け物になろうオンライン ~本日のメインディッシュは勇者一行です~ (アース・スターノベル)化け物になろうオンライン ~本日のメインディッシュは勇者一行です~ (アース・スターノベル)感想
主人公がゲームライフを満喫しているVRMMO作品は好感度が高い。
読了日:01月07日 著者:蒼井茜
僕とケット・シーの魔法学校物語 (GAノベル)僕とケット・シーの魔法学校物語 (GAノベル)感想
人間キリクとケット・シーシャムの兄弟のような関係性がとても良かった。
読了日:01月07日 著者:らる鳥
異世界商人 スキル〈異世界渡航〉を駆使して、悠々自適なお金持ちスローライフを送ります (Mノベルス)異世界商人 スキル〈異世界渡航〉を駆使して、悠々自適なお金持ちスローライフを送ります (Mノベルス)感想
現代人や転移者が異世界・現代を行き来するんじゃなくて、異世界転生者が行き来するのでちょっと目先が変わったものになっている印象。
キャラクターや人間関係などで個人的な好みからズレてるところはあるけど、世界間で行商のようなことをやって他人を驚かせたり喜ばれたりする展開、異世界渡航を使って成り上がっていく、みたいな「こういう作品で読みたいポイント」を抑えているので必要十分の面白さはあるかな。
読了日:01月07日 著者:青葉
珈琲店タレーランの事件簿 8 願いを叶えるマキアート (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)珈琲店タレーランの事件簿 8 願いを叶えるマキアート (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
名前についてロングパス伏線の回収。
読了日:01月06日 著者:岡崎 琢磨
セレストブルーの誓約 市条高校サッカー部 (メディアワークス文庫)セレストブルーの誓約 市条高校サッカー部 (メディアワークス文庫)感想
レッドスワンサーガを読み終わった後に満足してずっと積んでしまっていた本書にようやく手を付けた。
異世界転生要素があるエピソードがあることに苦笑いしつつ、セレストブルーのエピソード自体には満足感がある。
天才が天才として相手のチームを粉砕するというのは身もふたもないけど、現実のサッカーのあれこれに想いを馳せる。
なまじ面白かっただけに、優雅・貴希の物語の先も心から読みたかったですね……
本作の続編じゃなくてもいいので、作者さんにはまたサッカー小説を書いてほしいものですね。お疲れさまでした。
読了日:01月06日 著者:綾崎 隼
Dジェネシス ダンジョンが出来て3年 08Dジェネシス ダンジョンが出来て3年 08感想
検証と実践と結果・影響みたいな話中心なのはまだいいんだけど、ストーリーの動きが乏しいことには物足りなさを感じる。
読了日:01月05日 著者:之 貫紀
続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー(7) (電撃文庫)続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー(7) (電撃文庫)感想
一条君、能力的には出来る子のはずなのに相変わらず隙が多い。
読了日:01月05日 著者:佐島 勤
才女のお世話 7 高嶺の花だらけな名門校で、学院一のお嬢様(生活能力皆無)を陰ながらお世話することになりました (HJ文庫 さ 07-03-07)才女のお世話 7 高嶺の花だらけな名門校で、学院一のお嬢様(生活能力皆無)を陰ながらお世話することになりました (HJ文庫 さ 07-03-07)感想
主人公が目指すべき姿と方向性が明確になったことで、ストーリーラインに指針が出来て主人公のキャラクター性が深化しており、物語の作り方が上手かった。
読了日:01月05日 著者:坂石遊作
贄の聖女と救済の契り 不良魔法士と綴る二度目の恋 (富士見L文庫)贄の聖女と救済の契り 不良魔法士と綴る二度目の恋 (富士見L文庫)感想
ヘタレ・初心展開に一抹のもどかしさはあったし、細かい不満点が無い訳でもないけど、最後まで読むと綺麗にまとまっていて良かったと思いますね。
読了日:01月05日 著者:村田 天
残念ながら、ハズレ聖女でした ~保育士は幼児や竜の子とともに楽しく暮らす~ (カドカワBOOKS)残念ながら、ハズレ聖女でした ~保育士は幼児や竜の子とともに楽しく暮らす~ (カドカワBOOKS)感想
保育士なら垂涎のスキル過ぎる。
読了日:01月05日 著者:三船 十矢
探偵に推理をさせないでください。最悪の場合、世界が滅びる可能性がございますので。 (MF文庫J)探偵に推理をさせないでください。最悪の場合、世界が滅びる可能性がございますので。 (MF文庫J)感想
探偵は間違わない。世界がそれを望んでいる。
読了日:01月05日 著者:夜方 宵
俺は義妹に嘘をつく ~血の繋がらない妹を俺が引き取ることにした~ (ダッシュエックス文庫)俺は義妹に嘘をつく ~血の繋がらない妹を俺が引き取ることにした~ (ダッシュエックス文庫)感想
家族愛の部分も良かったけど、透明感と切なさ溢れる初恋の描き方がとてもキレイだった。
読了日:01月04日 著者:城野 白
天井裏の散歩者 幸福荘殺人日記(1) (講談社文庫)天井裏の散歩者 幸福荘殺人日記(1) (講談社文庫)感想
次々とメタ展開が積み重なっていくに従って、どこまでが現実でどこからが創作なのかの境目が曖昧になっていく酩酊感がとても良かったです。
しかし、出版社を気にしてなかったからてっきり角川書店から出てるものかと思ったら講談社か!
読了日:01月04日 著者:折原 一
マスケットガールズ!~転生参謀と戦列乙女たち~ 3 (PASH!ブックス)マスケットガールズ!~転生参謀と戦列乙女たち~ 3 (PASH!ブックス)感想
こんな表紙にしておきながらリトレイユ公に関するアレコレが巻の途中も途中でアッサリ決着ついてしまって梯子を外された気分になってしまった。「最後」のやり取り自体はちょっとしたエモさもあって嫌いでもないんだけど、「梟雄」の最後としては物足りなさがあったことは確かかなぁ、と。
後はすっかりと「内乱と外圧の中で政治的に立ち回る」話にシフトしてきて、これはこれで面白いんだけど、当初の方向性・タイトルからは割とシフトチェンジした印象は受けるかな。
読了日:01月04日 著者:漂月
【小説33巻】本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身Ⅻ」【小説33巻】本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身Ⅻ」感想
長期シリーズが変に引き延ばされることなく順調に大団円を迎えた時だけに感じられるこの圧倒的満足感。
不満はエピローグが短すぎたことだけですね。短編集かアフターストーリー長編を読みたいけど、今はただただお疲れさまでした。完結おめでとうございます。
読了日:01月04日 著者:香月美夜
日陰魔女は気づかない ~魔法学園に入学した天才妹が、姉はもっとすごいと言いふらしていたなんて~ (角川スニーカー文庫)日陰魔女は気づかない ~魔法学園に入学した天才妹が、姉はもっとすごいと言いふらしていたなんて~ (角川スニーカー文庫)感想
自分の適性の自覚と適材適所の重要性。
読了日:01月04日 著者:相野 仁
名探偵に甘美なる死を名探偵に甘美なる死を感想
現実における最新技術を取り込む先進性、「特殊な状況」を作るために練りこまれた設定、積み重ねたロジックなど、客観的に評価するべきところは沢山あると思うんですが、「自分好みか」「自分に合った内容だったか」と言えば正直not for meに近い内容でした。
"真犯人"がVR内で殺人事件や犯人を強制するやり口が迂遠に感じてしまったし、「VR」という設定は何ができて何ができないかの境目が分かり辛いので推理・ロジックを考える上でのノイズになりやすい。
映像化すれば映えそうな作品だと思いますが僕には合いませんでしたね。
読了日:01月03日 著者:方丈 貴恵
珈琲店タレーランの事件簿 7 悲しみの底に角砂糖を沈めて (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)珈琲店タレーランの事件簿 7 悲しみの底に角砂糖を沈めて (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
前巻ラストであんなことになったのに青山君の出番は少なく、お預けを食らった気分に。
短編集で様々なテーマ・切り口があるので、それなりに楽しい。ビターな話の後味は珈琲のように苦い。
読了日:01月03日 著者:岡崎 琢磨
TS衛生兵さんの戦場日記TS衛生兵さんの戦場日記感想
戦時に書かれた日記を後世に読むという体で物語が進む。
TS転生した主人公は過酷な線上に衛生兵と派兵されることになるが、その戦場では暴力や死や理不尽が待ち構えていた。
上官からの暴力や横暴に晒されるが、「実は優しさからくる厳しさだった」みたいなこともなく、「癇癪持ちの子供のような横暴さを許された『人殺しと生き残るが上手い英雄』」みたいなキャラクター造形で、過酷な戦場の日々が描かれている。この戦場は―――地獄だ―――
TS主人公だけど、戦場に付き物の性的暴行が出てこないことで最後の一線を守っている感はある。
読了日:01月03日 著者:まさきたま
訳あって、眠らぬ陛下の抱き枕になりました 羊姫は夢の中でも溺愛される (ビーズログ文庫)訳あって、眠らぬ陛下の抱き枕になりました 羊姫は夢の中でも溺愛される (ビーズログ文庫)感想
「主人公のおかげで不眠症が解消されるヒーロー」というニッチそうな題材が何故か沢山出ている業界なので、「抱き枕になる」「不眠症解消して溺愛される」という点では正直新鮮味は乏しい。
ただ内容自体は手堅く、羊のイラストも主人公の振る舞いも可愛かったのでそれなりに満足。
読了日:01月03日 著者:高見 雛
服飾師ルチアはあきらめない ~今日から始める幸服計画~ 3 小冊子付き特装版 (MFブックス)服飾師ルチアはあきらめない ~今日から始める幸服計画~ 3 小冊子付き特装版 (MFブックス)感想
例によって、恋愛偏差値低めなダリアに比べて少女漫画ヒロイン感があるルチアさん。
読了日:01月03日 著者:甘岸久弥
なぜかS級美女達の話題に俺があがる件2 (角川スニーカー文庫)なぜかS級美女達の話題に俺があがる件2 (角川スニーカー文庫)感想
ヒロインと距離を詰める流れや空気感は手堅く好き。
ただ各所での「主人公とヒロインがお互いのことに気付かない」状況にはそろそろ不自然さが漂ってきたような気もする。
読了日:01月02日 著者:脇岡こなつ
底辺おっさん、チート覚醒で異世界楽々ライフ 1 (MFブックス)底辺おっさん、チート覚醒で異世界楽々ライフ 1 (MFブックス)感想
生活がかかっている割に能力の進化に気付くのが遅すぎた感はあるけど、チート能力に目覚めた後の「楽々ライフ」展開はテンポ感がよくてこれはこれでアリですね。
読了日:01月02日 著者:ぎあまん
史上最強の大魔王、村人Aに転生する 7.外なる神のピエロ (ファンタジア文庫)史上最強の大魔王、村人Aに転生する 7.外なる神のピエロ (ファンタジア文庫)感想
超強力なトリックスターキャラを支配して自分の目的のために使おうと思っていたら実力を甘く見たせいで支配に失敗して大ピンチ、という敵側の自爆とも言えるムーブにテンションがた落ち。
読了日:01月02日 著者:下等 妙人
皇帝廟の花嫁探し ~就職試験は毒茶葉とともに~ (メディアワークス文庫)皇帝廟の花嫁探し ~就職試験は毒茶葉とともに~ (メディアワークス文庫)感想
ポジティブ主人公のキャラが良い。
読了日:01月01日 著者:藤乃 早雪
ギャルに優しいオタク君2 (ファミ通文庫)ギャルに優しいオタク君2 (ファミ通文庫)感想
1巻にあった「オタク生活の中で身についた技術を使ってギャルをお助けスパダリ状態!」みたいな展開が面白かったんだけど、そういう「オタク絡みの技術」を使うような場面がほとんど無くなり、単なる「お互いに意識しまくりの2人のじれったいラブコメ」になってしまったという印象。
この作品特有の強みがなくなってしまうと、あとは主役カップルのキャラクター性やラブコメ描写が好きになれるかの勝負になってしまうと思うけど、そういう視点で見ると僕はこの作品のそういう部分に特筆するような魅力は感じられないかな、という感じです。
読了日:01月01日 著者:138ネコ
異世界転生スラム街からの成り上がり ~採取や猟をしてご飯食べてスローライフするんだ~ 2 (MFブックス)異世界転生スラム街からの成り上がり ~採取や猟をしてご飯食べてスローライフするんだ~ 2 (MFブックス)感想
1巻よりも更に順調な成り上がりっぷりに、のんびりしたスローライフ感とハーレム感も出てきてあって中々良い。
読了日:01月01日 著者:滝川 海老郎
バンドをクビにされた僕と推しJKの青春リライト (角川スニーカー文庫)バンドをクビにされた僕と推しJKの青春リライト (角川スニーカー文庫)感想
人生やり直し+音楽バンドもの。
前世知識を生かして人生を良い方に変えていくやり直しものの定番の流れや各人の悩みを解決していくことでバンドメンバーを集めていくバンド物定番の流れは堅く、全体としてはまとまっていてそれなりに面白い。pillowsファンとては刺さるところもある。
ただ、導入での「一人だけバンドをクビになる」流れは理由付けとしてはふんわりし過ぎている気がするかなぁ。更に演奏技術はそれなりで曲作りをする訳でもないという時点で、バンドマンとしての主人公の魅力・強みは弱くなってしまってる気がするかなぁ。
読了日:01月01日 著者:水卜 みう

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