2023年11月の読書まとめ

2023年11月の読書まとめ。読書メーター調べ。
計70冊、1日約2.33冊ペース。
週末に外出・遠出する機会が多く、読書数は伸び悩み。
ライトノベル53冊、ジュブナイルポルノ6冊、一般文芸・ミステリ5冊、その他雑学本6冊。
ラノベの読書欲が減退時期に入って、ラノベが少な目。

11月の読書メーター
読んだ本の数:70
読んだページ数:20380
ナイス数:219

魔王と勇者の戦いの裏で 4 ~ゲーム世界に転生したけど友人の勇者が魔王討伐に旅立ったあとの国内お留守番(内政と防衛戦)が俺のお仕事です~ (オーバーラップ文庫)魔王と勇者の戦いの裏で 4 ~ゲーム世界に転生したけど友人の勇者が魔王討伐に旅立ったあとの国内お留守番(内政と防衛戦)が俺のお仕事です~ (オーバーラップ文庫)感想
内政の巻。しっかりと検討・考察しながら段取りを踏んで展開していくので読んでいる最中はめっちゃ楽しいんだけど、読み終わった時点ではメインストーリーが動いていないので、読後感としては「もっと読ませてくれ……」ってなる。
読了日:11月30日 著者:涼樹悠樹
最強の剣聖、美少女メイドに転生し箒で無双する 1 (オーバーラップ文庫)最強の剣聖、美少女メイドに転生し箒で無双する 1 (オーバーラップ文庫)感想
かつての最強がTS転生するタイプの作品。
個人的な好みとしては、持ち前の力を十全に発揮して快刀乱麻する方が好きかな、と思います。
読了日:11月29日 著者:三日月猫
お助けキャラに転生したので、ゲーム知識で無双する~運命をねじ伏せて、最強を目指そうと思います~2 (一二三書房)お助けキャラに転生したので、ゲーム知識で無双する~運命をねじ伏せて、最強を目指そうと思います~2 (一二三書房)感想
1巻で時系列「3→1→4」、2巻で時系列「2→3→4」を描いているけど、「分かっている未来(時系列3・4)」に辿り着くまで予定調和の段取りをこなしているようになってしまっているし、同じ場面(時系列3・4)を複数回描くことになっている構成はあまり良くない。
シリーズ冒頭で未来のシーンを入れるのはよくある手法で「見せ場・要点になる場面を早くに描きたい」みたいな意図なのかもしれないけど、2巻で追いつく近未来であるならわざわざ早めに描く必要を感じないし、1巻の時系列シャッフルは効果的に働いているとは思わないかな。
読了日:11月29日 著者:しんこせい
教室に並んだ背表紙教室に並んだ背表紙感想
ちょっとしたミステリ的な仕掛けを入っているけど、学校生活のアレコレを描く図書館を舞台とした青春小説としての連作短編集。
「図書館」「本」「司書」の存在によって揺らされる様々な人間模様が描かれるけど、最終的に「めでたしめでたし」にならない短編もあり、スッキリしない一方で、そのビターさのおかげで印象的なものになっている側面もある。
個人的な好みでいうなら、もう少し「頑張り」に対して報われてほしいという想いはあるけど、現実は魔法のようにすべてが上手くいく訳ではないというリアルさのスパイス。ままならんものだね。
読了日:11月29日 著者:相沢 沙呼
ポジショナルフットボール 実践論 すべては「相手を困らせる立ち位置」を取ることから始まるポジショナルフットボール 実践論 すべては「相手を困らせる立ち位置」を取ることから始まる感想
ベガルタサポなので、渡邉監督がファイブレーン理論やポジショナルフットボールを志向していた時期の印象は根強いし、残留争いの中でポジショナルから手堅いカウンターサッカーに切り替えた当時の記憶は残っているけど、そういう状況の中で渡邉監督の中でどんな試行錯誤・考え・判断があってそのように至ったかの解像度が上がる一冊だった。決して100点満点の監督ではなかったけど、新しい理論や理想を現実で実現しようとする、一方で状況次第で現実的な切り替えも出来る、勉強熱心で仕事に誠実な監督であるという印象を再確認する思いでしたね。
読了日:11月28日 著者:渡邉晋
煽り系ゲーム配信者(20歳)、配信の切り忘れによりいい人バレする。 1 (オーバーラップ文庫)煽り系ゲーム配信者(20歳)、配信の切り忘れによりいい人バレする。 1 (オーバーラップ文庫)感想
ブコメとしてはそこそこだけど、配信物としてみるとイマイチという個人的な印象。
読了日:11月28日 著者:夏乃実
本能寺から始める信長との天下統一 10 (オーバーラップ文庫)本能寺から始める信長との天下統一 10 (オーバーラップ文庫)感想
戦国ものだと技術的な問題もあって国内・アジア圏内くらいのスケール感で終わるのは普通なので、(技術革新が早過ぎる・外国の制圧と内政が容易に行き過ぎているなどの批判はあるにしても)ヨーロッパの国々とのガチ戦争までスケールが広がるのは一定の評価の余地がある気がしますね。
読了日:11月27日 著者:常陸之介寛浩
転生しまして、現在は侍女でございます。 10 (アリアンローズ)転生しまして、現在は侍女でございます。 10 (アリアンローズ)感想
海外の似たような立場の文官の問題児っぷりとの対比で、久々に主人公の有能さがクローズアップされる形に。
読了日:11月27日 著者:玉響 なつめ
小動物系令嬢は氷の王子に溺愛される 7 (ビーズログ文庫)小動物系令嬢は氷の王子に溺愛される 7 (ビーズログ文庫)感想
殿下は大人げなく、毛玉は可愛い。
読了日:11月26日 著者:翡翠
ダンジョンシーカーズ~スマホアプリからはじまる現代ダンジョン制圧録~2 (一二三書房)ダンジョンシーカーズ~スマホアプリからはじまる現代ダンジョン制圧録~2 (一二三書房)感想
比翼は強く連理する。
読了日:11月25日 著者:七篠康晴
異世界転生したら辺境伯令嬢だった〜推しと共に生きる辺境生活〜異世界転生したら辺境伯令嬢だった〜推しと共に生きる辺境生活〜感想
異世界転生テンプレ満載の内容だったけど、まあ、主人公の「家族大好き!」なノリは好きだったし、テンプレはテンプレとして割り切ればそれなりに読めはする。
異世界転生して現代知識チートで生活改善!領地改革!家族円満みんなでハッピー!」みたいなテンプレを読みたい人ならこれはこれでいいんじゃないですかね。
読了日:11月24日 著者:
TACTICS VIEW ~鳥の眼で観る一流サッカーチームの戦術事例~TACTICS VIEW ~鳥の眼で観る一流サッカーチームの戦術事例~感想
用語の定義と整理や言語化レベルは高いものの、文章・図示だけで伝える限界を感じるところがある。
やはり知っているチームの戦術は映像が思い浮かぶくらいに解像度高くイメージできるけど、あまり詳しくないチーム・選手のチームはイメージしづらく頭に入ってきづらい。
情報量が多いので、一回読んで全てを理解する本というよりは、一つ一つについて別個で動画を別に見ながら掘り下げつつ繰り返して読むタイプの本かなぁ、と言う印象。
サッカーアナリストを志向する人なら手元に置いておいて損がない本だとは思いますね。
読了日:11月23日 著者:とんとん
死神と天使の円舞曲死神と天使の円舞曲感想
個人的な好みの問題で事件や謎そのものには魅力を感じられなかったけど、これまでのシリーズを重ねたからこその「最後の選択」には少し心が温かくなりましたね。
読了日:11月23日 著者:知念 実希人
いつかすべてが君の力になる (14歳の世渡り術)いつかすべてが君の力になる (14歳の世渡り術)感想
「声優という仕事についてを語る本」ではなく、どちらかというと「売れた声優の自伝」「声優・梶裕貴という個人が若い子に伝えたいことを述べる」という感じの内容。
「14歳に向けて」というコンセプトのシリーズなので良くも悪くも内容はシンプルで分かり易い内容になっており、そこまで革新的な論説が述べられている訳ではない。
ただまあ梶裕貴という個人や声優という仕事を尊敬している人なら素直に受け入れられるであろう「お手本のようなメッセージ」にはなっている。
受け取るべき読者に届くのならいい本なのではないでしょうかね。
読了日:11月23日 著者:梶裕貴
職業、仕立屋。淡々と、VRMMO実況。職業、仕立屋。淡々と、VRMMO実況。感想
書名にあるように仕立屋としてVRMMOライフを満喫する様子が淡々と語られる。空気感が好き。
ただ、合間合間に挿入される掲示板の内容と本編の内容(主人公の行動)がクロスしないことも多く、よく言えば「主人公の我が道を行く様子が強調されて」「主人公のいないところでのゲーム世界の広がりを表現できている」けど、悪く言えば「主人公のストーリーに関係ないやり取りが挿入されている」印象になる。
独特な空気感と語り口なので多少人を選びそうな感じはあるけど、世界観の構築がちゃんとしているので読み易さと楽しさを担保できている。
読了日:11月23日 著者:わだくちろ
あとはご自由にどうぞ!~チュートリアルで神様がラスボス倒しちゃったので、私は好き放題生きていく~ (GCN文庫 オ 01-01)あとはご自由にどうぞ!~チュートリアルで神様がラスボス倒しちゃったので、私は好き放題生きていく~ (GCN文庫 オ 01-01)感想
TS百合というかTSレズ要素がガチっていた。
読了日:11月23日 著者:鬼影スパナ
戦国時代に宇宙要塞でやって来ました。8 (8) (モーニングスターブックス)戦国時代に宇宙要塞でやって来ました。8 (8) (モーニングスターブックス)感想
名前が出てくる「妻」が増えてきたことで作品の広がりを感じられるようになってきたけど、一方でメインストーリーの進行がより一層停滞しつつあり、ただでさえ遅い刊行ペースも併せて「もっともっと分量を読ませてほしい……」って印象になる。そろそろWeb版を読むべきか真剣に考える。
読了日:11月23日 著者:横蛍
疎遠になっていた幼馴染(彼氏あり)をセフレにしてみた【来杉絢&宝来春歌&善野聡子編】 (フランス書院eブックス)疎遠になっていた幼馴染(彼氏あり)をセフレにしてみた【来杉絢&宝来春歌&善野聡子編】 (フランス書院eブックス)感想
客観的にみると浮気上等なハーレムクズ野郎な主人公なんだけど、女の子にしてみれば理想的な優しさと安心と快感を与えてくれる依存したくなる存在である、という刹那的な関係性が脳髄にクる。好き。
読了日:11月23日 著者:水鏡
ゲーム世界転生〈ダン活〉7〜ゲーマーは【ダンジョン就活のススメ】を〈はじめから〉プレイする〜ゲーム世界転生〈ダン活〉7〜ゲーマーは【ダンジョン就活のススメ】を〈はじめから〉プレイする〜感想
Web版既読。イラストによって脳内キャライメージを修正。ゼフィルス君が楽しそうで何よりです。
読了日:11月22日 著者:ニシキギ・カエデ
VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた8 (ファンタジア文庫)VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた8 (ファンタジア文庫)感想
ダガーちゃんがピュア可愛かったけど、そろそろ面白さとしてはピークアウトしてきた感はある。
読了日:11月22日 著者:七斗 七
悪役令嬢の姉ですがモブでいいので死にたくない (ビーズログ文庫)悪役令嬢の姉ですがモブでいいので死にたくない (ビーズログ文庫)感想
妹ちゃんが段々と懐いていって、お姉ちゃん大好きキャラになっていくのが楽しい。
読了日:11月22日 著者:海倉 のく
疎遠になっていた幼馴染(彼氏あり)をセフレにしてみた【佐倉花恋&九条水紀編】 (フランス書院eブックス)疎遠になっていた幼馴染(彼氏あり)をセフレにしてみた【佐倉花恋&九条水紀編】 (フランス書院eブックス)感想
ド直球な寝取り展開だけど、甘い毒のように女達を優しく効いて流れがゾクゾクする。実によかった。
読了日:11月21日 著者:水鏡
偽典・演義 ~とある策士の三國志~6 (アース・スターノベル)偽典・演義 ~とある策士の三國志~6 (アース・スターノベル)感想
作者が作中キャラクターの口を借りて「三国志における新推論」を述べるみたいな内容だった。
読了日:11月20日 著者:仏ょも
淡海乃海 水面が揺れる時~三英傑に嫌われた不運な男、朽木基綱の逆襲~十五淡海乃海 水面が揺れる時~三英傑に嫌われた不運な男、朽木基綱の逆襲~十五感想
西を平定。大友に比べれば龍造寺は筋を通した。
読了日:11月19日 著者:イスラーフィール
悪役好きの俺、推しキャラに転生 ~ゲーム序盤に主人公に殺される推しに転生したので、俺だけ知ってるゲーム知識で破滅フラグを潰してたら悪役達の帝王になってた件~ (電撃の新文芸)悪役好きの俺、推しキャラに転生 ~ゲーム序盤に主人公に殺される推しに転生したので、俺だけ知ってるゲーム知識で破滅フラグを潰してたら悪役達の帝王になってた件~ (電撃の新文芸)感想
「悪役達の帝王」とは言っても悪堕ちする理由を潰していく流れなので、仲間になる時点では悪役ではなかった。
読了日:11月19日 著者:高野 ケイ
有名VTuberの兄だけど、何故か俺が有名になっていた #1 妹が配信を切り忘れた (GA文庫)有名VTuberの兄だけど、何故か俺が有名になっていた #1 妹が配信を切り忘れた (GA文庫)感想
あんなに切り忘れを繰り返して、都合よくお涙頂戴トークが入り込んだらやらせを疑う風潮になって炎上してると思うんだけどなぁ。何をしても主人公が評価される展開は、V視聴者層を「主人公賞賛モブ」にしてしまっているし、Vtuberものとしての解像度を落としてしまっている。
良くも悪くもご都合主義的で、エクスキューズが下手糞なのでイマイチ入り込んでいけないかなぁ。
好きな人は好きでいいと思うんだけど、僕には合わないかなぁ、という印象です。
読了日:11月18日 著者:茨木野
皇帝陛下とお毒味役の異世界漫遊グルメ旅(1) (ウィングス・ノヴェル)皇帝陛下とお毒味役の異世界漫遊グルメ旅(1) (ウィングス・ノヴェル)感想
ん-、異世界グルメの描写はそこそこ読めるし、異世界を行き来できる多重構造世界設定にも見どころがなくもないんだけど、話の主軸になっている謀略劇自体はあまり面白くない上にこの巻の時点だと投げっぱなしなので1冊読んでみての印象としては「中途半端」の一言。
「1」のナンバリングされてるから続き物ってのは分かるけど、もうちょっと単巻での区切りがあった方がいいとは思う。
読了日:11月17日 著者:縞田理理
お酒と先輩彼女との甘々同居ラブコメは二十歳になってから 1 (HJ文庫 こ 07-01-01)お酒と先輩彼女との甘々同居ラブコメは二十歳になってから 1 (HJ文庫 こ 07-01-01)感想
甘さ極振りラブコメに寸止めエロスとアルコールを振りかけて。
読了日:11月16日 著者:こばやJ
やり直し精霊姫は加護なし皇子の寵妃を目指す 死にたくないので結婚します! (アイリスNEO)やり直し精霊姫は加護なし皇子の寵妃を目指す 死にたくないので結婚します! (アイリスNEO)感想
「皇子の寵妃」というから主人公が嫁ぐのかと思ったら、「婿取りした皇子に好意を持ってもらえるように振る舞う」という内容だったので、タイトルと内容の食い合わせがあまり上手くはなかったかなぁ。
読了日:11月15日 著者:柊 一葉,マトリ
美少女とパコパコ三昧するだけで生きていける素晴らしき貞操逆転世界【銀髪ボクっ娘との爛れた恋愛事情】 (フランス書院eブックス)美少女とパコパコ三昧するだけで生きていける素晴らしき貞操逆転世界【銀髪ボクっ娘との爛れた恋愛事情】 (フランス書院eブックス)感想
銀髪ボクっ娘のフラグを回収。
恵まれない境遇のヒロインが主人公の存在によって救われる展開なのでなんか安心する。
読了日:11月14日 著者:羞恥好き
悪魔公女3 (Kラノベブックス)悪魔公女3 (Kラノベブックス)感想
主人公と「彼」との独特な距離感・空気感・関係性が印象的だった。
読了日:11月14日 著者:春の日びより
屋根裏部屋でまどろみを (二見サラ文庫 た 1-5)屋根裏部屋でまどろみを (二見サラ文庫 た 1-5)感想
う、うーん、表紙絵とあらすじから主人公とメイドの主従バディ物を期待して読んだんだけどまったくそういう内容じゃなかった。よくよくあらすじを読めばバディものとは言っていないんだけど、この表紙絵だとメイドがメイン格のキャラだと思うじゃない…
更に期待していたミステリ・サスペンスの方向としては物足りなさがあったし、テンポ感も好みではない。イラストのビジュアルイメージはいいし、主人公のキャラクター自体は嫌いじゃなったんだけどなぁ。
なんか好きになれそうだったところを軒並み梯子を外されて好みから遠ざかった作品でした。
読了日:11月14日 著者:谷崎泉
疲労困憊の子爵サーシャは失踪する ~家出先で次期辺境伯が構ってきて困るのですが! (ツギクルブックス)疲労困憊の子爵サーシャは失踪する ~家出先で次期辺境伯が構ってきて困るのですが! (ツギクルブックス)感想
途中までは面白かったんだけど、有能とされる主人公が苦労しても対処療法しか出来なかった問題を後から任じられた有能官僚が快刀乱麻に解決していく展開になんかモヤっとしてしまった。
主人公が苦戦していたボスキャラを、後から出てきた仲間キャラが瞬殺してしまった時の気分と言うか……「主人公はそんなに強くなかったんだよ(そこまで有能じゃなかったんだよ)」と言われてるような気分になってしまう……
いや、教育とか人脈とか経験とか主人公に色々と足りてないから環境的に不利だったのは分かるんだけど、なんかスンっとなってしまった。
読了日:11月13日 著者:黒猫かりん
人生をやり直した令嬢は、やり直しをやり直す。 (ツギクルブックス)人生をやり直した令嬢は、やり直しをやり直す。 (ツギクルブックス)感想
やり直しものでたまに感じる「前世の記憶がないのは分かるんだけど、少しやり方を変えたくらいでここまでの掌返しをしてくるヒーロー役・友人連中にモヤっとする」という感情に応えるような作品だった。
発想はとてもいいと思うんだけど、途中から変に恋愛要素が入りこんできたりして、ピンとこない方向に物語が進んでいってしまった感じ。
「悪魔」の存在は傍観者としての舞台装置として割り切った方が良かったと思うし、「見返す」「かつての自分を認めさせる」という当初コンセプトをぶれずに描いた方がよかったと思いますね。色々と勿体ない。
読了日:11月13日 著者:川崎悠
ママ友と育てるラブコメ (3) (ガガガ文庫 ガお 10-3)ママ友と育てるラブコメ (3) (ガガガ文庫 ガお 10-3)感想
完結巻。
割と駆け足気味で終わったけど、前巻で家庭事情も落ち着いていたし、本巻でママ友から恋愛の流れを作ったからぶつ切り感はなく、「全3巻」というボリュームを考えればそれなりにまとまった終わり方だったと思います。
とりあえずお疲れさまでした。
読了日:11月12日 著者:緒二葉
転生したらスライムだった件 21 (GCノベルズ)転生したらスライムだった件 21 (GCノベルズ)感想
あとがきの「次が最終巻」に驚いてしまうくらいには次で終わる感じがしない。
いやまあ、パワーインフレは行きつくところまで行ってしまっている気はするんですが。
読了日:11月12日 著者:伏瀬
鍋で殴る異世界転生2 (ドラゴンノベルス)鍋で殴る異世界転生2 (ドラゴンノベルス)感想
2巻にして「内乱」という大きな歴史の流れが描かれており、その大きな流れを作る訳でも左右する立場でもない主人公たちは歴史に翻弄される形で存在感が薄かった。
「主人公(達のパーティ)の物語」としては物足りないけど、「主人公たちが生きる世界の内乱の話」としてみるとそれなりに読める感じではある。うーん、何とも言えないところはあるかなぁ。
読了日:11月12日 著者:しげ・フォン・ニーダーサイタマ
転生したらポンコツメイドと呼ばれていました 前世のあれこれを持ち込みお屋敷改革します (カドカワBOOKS)転生したらポンコツメイドと呼ばれていました 前世のあれこれを持ち込みお屋敷改革します (カドカワBOOKS)感想
主従ともに前世記憶持ちの人生改善計画。んー、そこまで目立つところはないけど、タイトルから予想される・期待されるものはそれなりに提供されてるのでこれはこれでいいと思います。
読了日:11月12日 著者:紫陽 凛
魔導細工師ノーミィの異世界クラフト生活 ~前世知識とチートなアイテムで、魔王城をどんどん快適にします!~ (カドカワBOOKS)魔導細工師ノーミィの異世界クラフト生活 ~前世知識とチートなアイテムで、魔王城をどんどん快適にします!~ (カドカワBOOKS)感想
追い出された職人が追い出された先で幸せになるタイプの作品。先行作品からのイメージされる内容から大きくはズレないので、まあ、こういうのが好きな人は好きなのでいいんじゃないですかね。
読了日:11月11日 著者:くすだま琴
氷結令嬢さまをフォローしたら、メチャメチャ溺愛されてしまった件 (ガガガ文庫 ガあ 18-1)氷結令嬢さまをフォローしたら、メチャメチャ溺愛されてしまった件 (ガガガ文庫 ガあ 18-1)感想
「氷結」感は乏しかったけど、ダダ甘ラブコメとしてはこれはこれで悪くなかったと思います。
読了日:11月11日 著者:愛坂 タカト
雇われ皇太子妃、ですか?承知致しました。雇われたからには立派に悪妻を演じてみせます。 (アイリスNEO)雇われ皇太子妃、ですか?承知致しました。雇われたからには立派に悪妻を演じてみせます。 (アイリスNEO)感想
契約結婚を経て、主人公の行動によって色々と改善されたり、ヒーロー役がほだされていくという話。
テンポ感はいいし、個人的には主人公のキャラクターは好きだったけど、要所要所で色々と足りないものは感じる。
好き嫌いで言えばそれなりに好きだけど、出来不出来だと高くは評価しづらい感じ。
読了日:11月11日 著者:ぽんた,くまの 柚子
吸血鬼作家、VRMMORPGをプレイする。 ~日光浴と料理を満喫していたら、いつの間にか有名配信者になっていたけど、配信なんてした覚えがありません~吸血鬼作家、VRMMORPGをプレイする。 ~日光浴と料理を満喫していたら、いつの間にか有名配信者になっていたけど、配信なんてした覚えがありません~感想
「人間社会の中でひっそりと、しっかりと根付いている吸血鬼達」の設定に面白味があった一方で、VRMMORPGそのものにゲームとしての魅力があまり伝わってこなかったのが減点。
吸血鬼設定が上手く生かしつつ、ディテールをしっかりとさせて「ゲームの面白さ」を上手く描けば面白くなりそうな雰囲気はありそうだけど、とりあえず2巻以降の様子見ですね。
読了日:11月10日 著者:暁月紅蓮
新約 とある魔術の禁書目録(18) (電撃文庫)新約 とある魔術の禁書目録(18) (電撃文庫)感想
アレイスター=クロウリーの思惑や幻想殺しの本質に迫る内容で、シリーズここまで来てようやく、という意味での達成感はある。ただ、まあ、テンポ感や分かり易さはあまり褒められないところはあった。
読了日:11月09日 著者:鎌池 和馬
依存したがる彼女は僕の部屋に入り浸る (角川スニーカー文庫)依存したがる彼女は僕の部屋に入り浸る (角川スニーカー文庫)感想
クズな友人との退廃的なモラトリアムの中にも青春はあるんだ。
読了日:11月08日 著者:萬屋 久兵衛
私の婚約者は、根暗で陰気だと言われる闇魔術師です。好き。2 (角川ビーンズ文庫)私の婚約者は、根暗で陰気だと言われる闇魔術師です。好き。2 (角川ビーンズ文庫)感想
2巻完結作品として、2巻が蛇足にならない極めて満足度の高い内容で、とても面白かった。
1巻の時点で素晴らしい恋人関係の描き方をしているだと思っていたけど、本巻では更にその辺の描き方が深まって、恋人から家族になっていく過程が優しく描かれていてホロリときてしまいましたね。
闇から引っ張り上げてくれた人に相応しくあろうと頑張るヒーロー、好きな人をあるがままに受け入れて幸せで彩るヒロイン。
今年出た作品の中でも屈指のカップルだったと思います。いい作品でした。
読了日:11月07日 著者:瀬尾 優梨
新約 とある魔術の禁書目録(17) (電撃文庫)新約 とある魔術の禁書目録(17) (電撃文庫)感想
上里勢力への愛着が乏しいので最後まで乗り切れないところはあった。
読了日:11月07日 著者:鎌池 和馬
元・最強暗殺者の騎士生活 (ドラゴンノベルス)元・最強暗殺者の騎士生活 (ドラゴンノベルス)感想
パワーバランスやランクの設定・描き方が粗雑。僕には合いませんでしたね。面白くなかったです。
読了日:11月06日 著者:和宮 玄
もっと知りたいモネ 生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)もっと知りたいモネ 生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)感想
睡蓮等は西洋美術館などに常設展示されているので割と観れる機会が多い画家だけど、モネ展に行く前に改めてモネについて学んでみようと思って読んでみた。
元々は風刺画家であることは知っていたけど、そういや風刺画家時代の絵は見たことなかったのでその辺の各時代時代の絵を観れて良かった。思ったよりも観たことのある絵は多かったし、カミーユ・ジャンの時代の絵、アリスなどとの一種変わった関係性などについて再確認して色々と感じるところはある。
少し踏み込みが甘いところはあるものの、モネへの解像度は上がるいい1冊だとは思います。
読了日:11月06日 著者:安井 裕雄
もっと知りたいゴッホ 生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)もっと知りたいゴッホ 生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)感想
幾つかのエキセントリックなエピソードは知っていたし、超有名作品くらいは知っていたけど、その実画風や評価されている部分などに関する知識に乏しく、「知っているようで知らない画家」だったゴッホを知るために読んでみた。
ゴッホの経歴とモチーフ・絵柄の変遷が適度に結びついているためか、この1冊を読んだだけでもゴッホという画家の解像度が上がる。
彼のある種「幼稚」で「純粋」なパーソナリティが挫折に満ちた人生に繋がっているようで悲哀を感じる。
知識を付けた後SOMPO美術館に行くと彼の代表作を観れる日本は恵まれている。
読了日:11月05日 著者:圀府寺 司
ショートショート・BARショートショート・BAR感想
玉石混交ではあるけど、玉というほど面白くもなく、石というほど酷いわけでもない、みたいな匙加減。ちょっとした隙間時間にさらっと読む分にはいいのでは。
読了日:11月05日 著者:田丸 雅智
公爵家の三男が征く己の正道譚公爵家の三男が征く己の正道譚感想
キャラクター、設定、状況、それぞれを一つ一つ丁寧に描いているためか展開は遅く本巻だけだとまだプロローグといった感じで、全体的に良い点もあるけど、悪い点もある印象。
タイトルには「正道」とあるけど、善と悪、どういう方向に動いていくかで2巻以降様子見ですね。
読了日:11月05日 著者:虚妄公
現代でモンスター駆除業者をやってたら社長が赤字をなんとかするために無理をしたせいで社員のほとんどが死んだからずっと一人で仕事をしてたら凄いことになりました 1現代でモンスター駆除業者をやってたら社長が赤字をなんとかするために無理をしたせいで社員のほとんどが死んだからずっと一人で仕事をしてたら凄いことになりました 1感想
自己評価が低く、承認欲求に乏しく、状況をあるがままに受け入れてるんだけど、愚痴も嫉妬もする変な人間臭さがある主人公のキャラクターは好き。
「駆除者」への風当たりの強さとか死や破滅が近しい世界観の設定など、何気にハードモードな設定なんだけど、特異な主人公の人格によって変に重た過ぎないバランスになっていて救われている気はする。
実家周りにエピソードの時の静的な描写はとても印象的でしたね。
ディテールで気になるところが無くもないけど、好きかどうかで言えば割と好きな作品でしたね。2巻も読みたい。
読了日:11月05日 著者:gulu
ウィルギルはセックスが上手いと町中で噂になっているらしい (2) (オシリス文庫)ウィルギルはセックスが上手いと町中で噂になっているらしい (2) (オシリス文庫)感想
「噂」の真相が判明した上で、納まるところに納まった終わり方で綺麗に一区切り。
「書名」から予想される内容から大きく反れること無く、イラスト・キャラクター・ストーリー展開が全体的に好みと合致するものだったので概ね満足です。いい作品だったと思いますね。
読了日:11月05日 著者:レプスクニークルスうさぎ
ウィルギルはセックスが上手いと町中で噂になっているらしい (1) (オシリス文庫)ウィルギルはセックスが上手いと町中で噂になっているらしい (1) (オシリス文庫)感想
タイトルから想像した内容に則したものが読めた満足感はある。
読了日:11月05日 著者:レプスクニークルスうさぎ
北欧美少女のクラスメイトが、婚約者になったらデレデレの甘々になってしまった件について1 (一二三書房)北欧美少女のクラスメイトが、婚約者になったらデレデレの甘々になってしまった件について1 (一二三書房)感想
うーん、僕にはまったく合いませんでしたね。
書きたいものを書いたというよりは、「特定ヒロインとの1対1ラブコメ」というコンセプトでのWeb受けを狙いで書かれたという印象で、「属性」先行で形作られたようなキャラクターが弱い。
ヘタレ感が目立つだけの主人公には好感が持てないし、その主人公にデレデレのヒロインの好意には共感できないしで、「ラブ要素」が僕を置き去りにして上滑りしていく。
not for me.
読了日:11月04日 著者:軽井広
ホラ吹きと仇名された男は、迷宮街で半引退生活を送る (ドラゴンノベルス)ホラ吹きと仇名された男は、迷宮街で半引退生活を送る (ドラゴンノベルス)感想
これまでの攻略生活の中で顧みてこなかった拠点の街での生活を、最前線ドロップアウト後のスローライフの中で見つめなおすみたいな内容だった。半引退と言う表現が正しいかはわからない。
読了日:11月04日 著者:中文字
黒猫ニャンゴの冒険4 レア属性を引き当てたので、気ままな冒険者を目指します (ドラゴンノベルス)黒猫ニャンゴの冒険4 レア属性を引き当てたので、気ままな冒険者を目指します (ドラゴンノベルス)感想
ニャンゴが物語のお手本のような快刀乱麻の大活躍で心から満足してしまったところはある。
「お姫様を救う」というヒロイックストーリーのお手本のような展開には、ベタさを感じる一方でワクワクする心は否定できない。大好き。
読了日:11月04日 著者:篠浦 知螺
あなたには、殺せませんあなたには、殺せません感想
あなたには、殺せません(せやけど、こうすれば殺せるんちゃうかな?)
読了日:11月04日 著者:石持 浅海
僕にはセックスが足りない メイド先生の官能小説教室 (フランス書院eブックス)僕にはセックスが足りない メイド先生の官能小説教室 (フランス書院eブックス)感想
ページ数が少ない割に隣人人妻にページ数を割かれているのでメイド先生とのアレコレが割を食ってしまっているところはあるものの、物語の筋立てや最後のオチなど割とまとまってはいて納得感はあるので悪い作品ではない。
ただまあ、もう少しページ数があればよかったなぁ、というところで勿体なさは感じますね。
読了日:11月04日 著者:高宮 柚希
極めて傲慢たる悪役貴族の所業II (角川スニーカー文庫)極めて傲慢たる悪役貴族の所業II (角川スニーカー文庫)感想
展開自体に驚くものはないんだけど、HENTAIを含むキャラクターの濃さと「悪役」の描き方がしっかりしているので素直に楽しめる作品に仕上がっている。いいですね。
読了日:11月04日 著者:黒雪 ゆきは
契約婚した相手が鬼宰相でしたが、この度宰相室専任補佐官に任命された地味文官(変装中)は私です。 (角川ビーンズ文庫)契約婚した相手が鬼宰相でしたが、この度宰相室専任補佐官に任命された地味文官(変装中)は私です。 (角川ビーンズ文庫)感想
主役カップルのキャラクター・関係性がとても良い。
更に仕事上の限られた情報の中で「国の危機」に気付いていく物語の流れは実によかったと思います……が、一方であまりに恋愛脳過ぎる真相には良くも悪くも脱力してしまった。国のトップが元凶ではあるけど、そんなに早く・急激に恋愛脳に流される国民も大丈夫なのか、と心配になりますね。
読了日:11月03日 著者:月白 セブン
もっと知りたいキュビスム (アート・ビギナーズ・コレクション)もっと知りたいキュビスム (アート・ビギナーズ・コレクション)感想
明らかにキュビスム展の開催合わせで刊行されたキュビスム解説本。
キュビスムに関連する各画家の紹介にトピックスを挟み込む構成になっているけど画家の解説が薄い。
画家の経歴や絵の特徴の解説が薄いのも問題だけど、何より文中に名前が出てくる絵が併載されていないのが大問題。「●●の絵がこう」と言われても肝心の絵がなくては説明が入ってこない。
元々二桁ページに収まった初心者にも読み易いシリーズですが、1人の画家ならともかく一つの時代を語るには紙幅が足りな過ぎた。特定美術用語が説明無しで出てくるのも初心者向きではない。
読了日:11月03日 著者:松井裕美
三傑のサッカーは世界を揺らす! (ファミ通文庫)三傑のサッカーは世界を揺らす! (ファミ通文庫)感想
「謎の声」以外は地に足のついたサッカー小説で、数少ないスポーツものラノベという希少性もあるけど、これは素直に面白かった。
サッカー知識に関してはうんちく小説にならないくらいの匙加減で、サッカー知識があまり無い層にも届きやすい仕上がりになっている点はよかったと思いますね。
キャラ造形についても、主人公は割と「王様」キャラなんだけど、「俺様」キャラじゃないという仕上がりが妙にツボにはまった。
Web版のストックを確認したらせいぜい2巻くらいまでのストックしかなさそうなので、刊行ペースが遅くなりそうなのが残念。
読了日:11月03日 著者:カロリーゼロ
『君は勇者になれる』才能ない子にノリで言ったら覚醒したので、全部分かっていた感出した (角川スニーカー文庫)『君は勇者になれる』才能ない子にノリで言ったら覚醒したので、全部分かっていた感出した (角川スニーカー文庫)感想
勘違い・すれ違い系の物語だけど、うーん、なんか期待したものと違った感じ。
勘違い・すれ違いのさせ方が全体的にあまり上手くなく、主人公を含むキャラ造形が個人的な好みとまったく嚙合わなかった。
好感の持てないキャラが、好感の持てないやり取りをして、好みじゃないストーリー展開をしていく、みたいな感じで僕には合わない作品でしたね。
読了日:11月03日 著者:流石ユユシタ
捨てられた聖女はダンジョンで覚醒しました 真の聖女? いいえモンスター料理愛好家です! (ドラゴンノベルス)捨てられた聖女はダンジョンで覚醒しました 真の聖女? いいえモンスター料理愛好家です! (ドラゴンノベルス)感想
モンスター料理を食べたりダンジョンライフを満喫しているところはそれなりに楽しいし、細々と楽しめるシーンはあるものの、コミカルなシーンとシリアスなシーンが入り乱れていて、総合的なパッケージとしての統一感がイマイチではあった。
読了日:11月03日 著者:朝月 アサ
私の心はおじさんである (PASH!ブックス)私の心はおじさんである (PASH!ブックス)感想
おじさんとは性別のことだけではなく、生き様である。
読了日:11月03日 著者:嶋野 夕陽
腹ペコ要塞は異世界で大戦艦が作りたい2 World of Sandbox腹ペコ要塞は異世界で大戦艦が作りたい2 World of Sandbox感想
主人公達の持つ技術レベルは非常に高いのに、情報と資源の不足もあって全てのことを「極めて慎重に」事を進めているため、ストーリー展開は遅い印象はある。もう少しテンポがいい方が好みではある。
読了日:11月02日 著者:てん てんこ
かませ犬から始める天下統一〜人類最高峰のラスボスを演じて原作ブレイク〜 1 (GCノベルズ)かませ犬から始める天下統一〜人類最高峰のラスボスを演じて原作ブレイク〜 1 (GCノベルズ)感想
原作ストーリーや設定とかと戦う・改変しようとする作品は数あれど、本作における「(アニメや漫画でよくある)パワーバランスのインフレ」と戦うところには新鮮味があった。
読了日:11月01日 著者:弥生零
ユーチューバーユーチューバー感想
村上龍が「ユーチューバー」という比較的新しいモチーフをどのように描くのか気になって読んだ十数年ぶりの村上龍作品。悪い意味で予想通り・あるいは懸念通りだった。
表題作は高齢作家がユーチューブ動画のために女性遍歴を語る内容だけど、酒と女=セックスの話ばかりで「良くも悪くも変わらねーな…」という印象が強い。他にも作者のその時々の興味の話が詰め込まれてる割に情報が古かったり・ズレていたりで時代に着いていけてない感が出てて辛い。ここまで変わらない作風で情報を更新しきれないのなら過去の時代を舞台にした方がいいと思う。
読了日:11月01日 著者:村上 龍
忍ばないとヤバい! (MF文庫J)忍ばないとヤバい! (MF文庫J)感想
正体隠匿系ラブコメ。これは面白かったですね。
コメディ作品の主人公として忍君がちゃんとキャラ立ちをしており、掛け合いのテンポがよく、忍者要素がちゃんと生かされる場面もあって、キャラクター・設定・コメディのバランスが良い。勢いがある。
いい作品でした。2巻も読みたい。
読了日:11月01日 著者:藤川 恵蔵

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