2023年9月の読書まとめ

2023年9月の読書まとめ。読書メーター調べ。
計83冊、1日約2.77冊ペース。
一定ペースを維持。
ライトノベル63冊、ジュブナイルポルノ8冊、一般文芸・ミステリ(新潮文庫nex含む)7冊、その他雑学本5冊。
一般文芸や雑学本は一定ペースを維持で、ラノベが減った。

9月の読書メーター
読んだ本の数:83
読んだページ数:25133
ナイス数:359

魔王様、リトライ!(9) (Mノベルス)魔王様、リトライ!(9) (Mノベルス)感想
最近はストーリー進行の遅さが気になるシリーズだったけど、本巻ではこれまで積み重ねたアレコレが色々解決したり伏線回収したりエピソードに大きな一区切りがついたりで満足度は高かった。
読了日:09月30日 著者:神埼黒音
その亀、地上最強2 (アース・スターノベル)その亀、地上最強2 (アース・スターノベル)感想
「最強亀」と「魔王軍や勇者」の噛み合わせでしっくりこない面はあるけど、1巻に引き続く読み易さは損なっていないので1巻の延長線上で大味なところを割り切って読む分には、まあ。
読了日:09月30日 著者:しんこせい
行き遅れ令嬢が領地経営に奔走していたら立て直し公に愛されました (角川ビーンズ文庫)行き遅れ令嬢が領地経営に奔走していたら立て直し公に愛されました (角川ビーンズ文庫)感想
「推し」との接近遭遇みたいなノリの主人公が微笑ましいし、領地経営要素、恋愛要素が上手く噛み合っていてなかなか良かった。
読了日:09月30日 著者:今泉 香耶
モンスターの肉を食っていたら王位に就いた件 (GCN文庫 タ 01-01)モンスターの肉を食っていたら王位に就いた件 (GCN文庫 タ 01-01)感想
無自覚無双系。頭のネジがぶっ飛んだ感じのキャラとノリが良かった。
読了日:09月30日 著者:駄犬
この素晴らしい世界に祝福を! よりみち3回目! (角川スニーカー文庫)この素晴らしい世界に祝福を! よりみち3回目! (角川スニーカー文庫)感想
最早読んでてノスタルジーすら感じてしまう。
時間軸として本編終了後のアフターストーリーも読みたいなぁ。
読了日:09月30日 著者:暁 なつめ
その亀、地上最強1 (アース・スターノベル)その亀、地上最強1 (アース・スターノベル)感想
いわゆるペット(従魔)最強系で、話の筋としてはそう斬新さがある訳でも無いし、読み易い内容ではあるものの全体的には割と大味。
ただ、「繊細なところがある亀(風魔物)のメス」というキャラ造形がところどころで良いアクセントになっているし、主人公との家族関係・絆の描写も悪くない。
サラッとペット最強系読みたいな、という需要は満たしているのでこれはこれでいいんじゃないですかね。
読了日:09月29日 著者:しんこせい
勝手に勇者パーティの暗部を担っていたけど不要だと追放されたので、本当に不要だったのか見極めます (ムゲンライトノベルス)勝手に勇者パーティの暗部を担っていたけど不要だと追放されたので、本当に不要だったのか見極めます (ムゲンライトノベルス)感想
いわゆる追放系ですが、タイトル通り「勝手に」暗部を担っておきながら仲間に情報の共有をせず、自分の役割の理解を求めることを怠り、清濁を併せ飲めない勇者パーティーを無菌培養しておきながら、「汚いこと」を追及されただけで簡単に仲間や恋人を見捨てる主人公があまりにも無責任。
汚い情報を遮断する純粋培養で子供を育てておきながら、思春期になって大人の不純さに反発してきた子供を簡単に捨てる親くらいの身勝手さ。
この状況で主人公だけのうのうと幸せになって仲間だけ大きな傷を負う展開は気分が悪かったですね。率直に言って嫌い。
読了日:09月28日 著者:スカイ・ノーレッジ
金属スライムを倒しまくった俺が【黒鋼の王】と呼ばれるまで2 ~金スラしか出ない極小ダンジョンの攻略者~ (ファンタジア文庫)金属スライムを倒しまくった俺が【黒鋼の王】と呼ばれるまで2 ~金スラしか出ない極小ダンジョンの攻略者~ (ファンタジア文庫)感想
やはり評価されないもどかしさがあるし、自分の実力・能力に気付かない主人公に対する歯がゆさも強い。
ただラストでそういった状況を大きく動かす可能性を感じるところで終わったので、次巻には期待したいところはある。
読了日:09月28日 著者:温泉 カピバラ
ポンコツ王太子のモブ姉王女らしいけど、悪役令嬢が可哀想なので助けようと思います2〜王女ルートがない!?なら作ればいいのよ!〜ポンコツ王太子のモブ姉王女らしいけど、悪役令嬢が可哀想なので助けようと思います2〜王女ルートがない!?なら作ればいいのよ!〜感想
主人公が真っすぐな良い子なので読んでいて気持ちいい。
読了日:09月27日 著者:諏訪ぺこ
見た目は地雷系の世話焼き女子高生を甘やかしたら? (角川スニーカー文庫)見た目は地雷系の世話焼き女子高生を甘やかしたら? (角川スニーカー文庫)感想
割れ鍋に綴じ蓋。自己肯定感の低い虐待被害者にヤンデレ
異常メンタリティの妖怪であっても、納まるべきところに納まると綺麗に噛み合うものなんだよな……
読了日:09月26日 著者:藍月 要
追放された付与魔法使いの成り上がり〜勇者パーティを陰から支えていたと知らなかったので戻って来い?【剣聖】と【賢者】の美少女たちに囲まれて幸せなので戻りません〜1 (一二三書房)追放された付与魔法使いの成り上がり〜勇者パーティを陰から支えていたと知らなかったので戻って来い?【剣聖】と【賢者】の美少女たちに囲まれて幸せなので戻りません〜1 (一二三書房)感想
テンプレすぎる追放・ザマァもの。
かなりベッタベタな内容で、それに加える+αがないので正直微妙ではある。ただまあ、僕はあまり楽しめなかったけど、ベタでもいいから「そういう作品」が読みたいという人にはいいんじゃないですかね。
読了日:09月26日 著者:蒼月浩二
使い潰された勇者は二度目、いや、三度目の人生を自由に謳歌したいようです2 (MFブックス)使い潰された勇者は二度目、いや、三度目の人生を自由に謳歌したいようです2 (MFブックス)感想
釣った魚に餌をあげないどころか全力でオールリリースして旅に出る主人公。
読了日:09月25日 著者:あかむらさき
物理型白魔導師の軌跡〜ソロの支援職、自分にバフを盛って攻撃特化無双。後方支援? そんな事より暴力です!~1 (一二三書房)物理型白魔導師の軌跡〜ソロの支援職、自分にバフを盛って攻撃特化無双。後方支援? そんな事より暴力です!~1 (一二三書房)感想
追放シーン前後の主人公の性格と、ソロ冒険者になってからの脳筋ヒャッハーキャラクターに落差を感じてしまう。
追放の理由に「脳筋」が含まれていれば違和感が少なかったと思うんですけどね。
ただまあ、ソロ冒険者になってからの勢い自体は割と好きでしたね。やはり暴力‥‥!! 暴力は全てを解決する‥‥!!
読了日:09月25日 著者:桜ノ宮天音,すきま
さらば愛しき魔法使いさらば愛しき魔法使い感想
女性の方からグイグイ来られると引いてしまう、という割とありそうなシチュエーション。
読了日:09月24日 著者:東川 篤哉
ふつおたはいりません! ~崖っぷち声優、ラジオで人生リスタート!~ (電撃の新文芸)ふつおたはいりません! ~崖っぷち声優、ラジオで人生リスタート!~ (電撃の新文芸)感想
がけっぷち声優の再起の物語であり、若手声優が自身の憧れを救う話。
派手さが無い割に一つ一つの段取りは丁寧に描かれており、地に足の着いた描写と展開で好印象……と思っていたら最後に派手なの一発ぶち込んできたので思わず笑ってしまった。
良い落とし方だったので続巻が楽しみです。
読了日:09月24日 著者:結城 十維
魔物喰らい ランキング最下位の冒険者は魔物の力で最強へ (ドラゴンノベルス)魔物喰らい ランキング最下位の冒険者は魔物の力で最強へ (ドラゴンノベルス)感想
「能力に気付かなかった」経緯についても、パワーアップの流れについても、幼馴染が脅迫される流れとかも、全体的に雑。
「役に立たないと思ってたスキルが実は超有用スキルだと分かって成り上がり!」ということがやりたい、という後付けで作った設定・展開という印象。
まあ、正直あまり好きではないですね。僕には合わないです。
読了日:09月24日 著者:緒二葉
義理の妹と結婚します (MF文庫J)義理の妹と結婚します (MF文庫J)感想
近年の鈴木大輔さんがやりがちな「1冊全編通しての長めのプロローグ」って感じ。
ありがちなラブコメにメタを張ったキャラ造形と展開なんかには「らしさ」があったけど、正直この手の「ほぼ1冊プロローグ」巻ってコメントに困るところはある。
読了日:09月24日 著者:鈴木 大輔
悪役(断罪で死亡予定)の妻(断罪に巻き込まれて死亡予定)に転生してしまった件 (e-ノワール)悪役(断罪で死亡予定)の妻(断罪に巻き込まれて死亡予定)に転生してしまった件 (e-ノワール)感想
ゲーム世界に転生して破滅するはずの自身と推しキャラを救うタイプの作品。
ページ数が少ないこともあり描写の積み重ねが足りず、破滅回避するまでの流れに特筆するものがある訳でもなく、断罪の内幕がイマイチだったりしてゲーム転生ものとしてはそこまで面白いものではない。あくまで「濡れ場描写を増やしただけのあまり出来が良くないゲーム転生」って感じですね。
エロ描写についても方向性としてはティーンズラブに近い感じ。
読了日:09月23日 著者:谷川 ざくろ
俺の妹が最高のオカズだった~妹とエッチなスキンシップが始まるお風呂~ (フランス書院eブックス)俺の妹が最高のオカズだった~妹とエッチなスキンシップが始まるお風呂~ (フランス書院eブックス)感想
初体験と初彼女回。
目立つような欠点が無い「魅力的な年下彼女」だからこそ、実妹への想いを断ち切れない主人公の歪みっぷりが明確化され、異常な兄妹関係が強調されて実に良い。
読了日:09月23日 著者:風見 源一郎
おじさん勇者、最終ダンジョンでうっかりハーレムをつくる 〜帰りたくないしここに住もうか〜 (ぷちぱら文庫creative 239)おじさん勇者、最終ダンジョンでうっかりハーレムをつくる 〜帰りたくないしここに住もうか〜 (ぷちぱら文庫creative 239)感想
「ダンジョンに住む」という状況に至るまでの流れや理屈付けがやや強引ではある。ジュブナイルポルノにそういう細かいことを求めるのもアレではあるけど。
読了日:09月23日 著者:成田ハーレム王
バスタブで暮らす (ガガガ文庫 ガし 7-2)バスタブで暮らす (ガガガ文庫 ガし 7-2)感想
揺蕩うような人間賛歌の物語。
読了日:09月22日 著者:四季 大雅
前世不良の悪役令嬢、乙女ゲームをぶち壊す。 (ビーズログ文庫)前世不良の悪役令嬢、乙女ゲームをぶち壊す。 (ビーズログ文庫)感想
異世界で貴族令嬢に転生後、前世の知り合いが転生した高い身分のヒーローと結ばれる話。
んー、「前世不良」と言っても「多少口が悪くて男勝り」の範疇に納まっていてヤンキー要素が上手く活かされている感じはしなかったし、先行の類似作品と比べての優位性は感じられなかった。
個人的には前世の裏切りの理由にはゲンナリしてしまいましたね……予想は出来てたけど、もうちょっと興味をそそるものにしてほしかったぁ。
読了日:09月22日 著者:群青 みどり
世界でいちばん透きとおった物語 (新潮文庫 す 31-2)世界でいちばん透きとおった物語 (新潮文庫 す 31-2)感想
「仕掛け」がありそうな作品なので事前情報を入れないように気を使い、更にこの手の作品は「途中で分かる」ことが読書体験として敗北なので「仕掛け」についてはあまり考えずに読むことに終始した。
その結果、最後の「仕掛け」が明かされた瞬間には驚きよりも先に思わず笑ってしまった。発想までは理解ではできるけどそれを実現した苦労を考えると「マジかよw」という感情で笑うしかなくなったよ。
デビュー作からずっと追っている作者さんだけど、今回は素直に褒めるしかないですわ。
捻くれた読書家よりも、若い子に素直に読んで欲しい秀作。
読了日:09月21日 著者:杉井 光
放課後の迷宮冒険者 3 ~日本と異世界を行き来できるようになった僕はレベルアップに勤しみます~ (GCN文庫 ヒ 01-03)放課後の迷宮冒険者 3 ~日本と異世界を行き来できるようになった僕はレベルアップに勤しみます~ (GCN文庫 ヒ 01-03)感想
ようやくの師匠登場で、主要キャラの顔見世と世界観の足場固めが済んだ感じなので、そろそろメインとなるストーリーラインが欲しいところではある。
読了日:09月20日 著者:樋辻臥命
最強の鑑定士って誰のこと? 17 ~満腹ごはんで異世界生活~ (カドカワBOOKS)最強の鑑定士って誰のこと? 17 ~満腹ごはんで異世界生活~ (カドカワBOOKS)感想
ペット(?)エピソード満載で満足感がある。
読了日:09月19日 著者:港瀬 つかさ
ミリは猫の瞳のなかに住んでいる (電撃文庫)ミリは猫の瞳のなかに住んでいる (電撃文庫)感想
文章そのものは間違いなく上手いけど、要所で説明不足を感じるし、「そこでそうなるのは不自然じゃないかなぁ」「どうしてそうなった」と思う場面がチラホラ。
本作については、発想はともかく伏線の貼り方・回収の仕方やストーリーラインのまとめ方が上手くなかった印象ですね。
読了日:09月19日 著者:四季 大雅
3日戻したその先で、私の知らない12月が来る (アルファポリス文庫)3日戻したその先で、私の知らない12月が来る (アルファポリス文庫)感想
てっきり「時間を戻す能力」によって状況を好転させる・戻したことで失敗する、みたいな「能力」が中心となる物語を想像していたけど想像と違った、というのが第一印象。
終盤こそ能力がキーになるけど、中盤くらいまでは能力がそこまで重要な部分には食い込んでこず、「小さな頃の恋と後悔を引きずった青春物語」という趣になっている。
この辺の青春の描き方がそれなりに達者で、一部キャラの態度が気になったりもするけど、当初想像していたものと違うなりに楽しめた。同じ作者で特殊能力がない青春小説も読んでみたい気にもなりましたね。
読了日:09月18日 著者:木立花音
冬にそむく (ガガガ文庫 ガい 10-2)冬にそむく (ガガガ文庫 ガい 10-2)感想
白く変わり果ててしまった世界の閉塞感の中で、運命を劇的に変えてくれるような何かが無くても彼ら彼女らは生きていく。
読了日:09月18日 著者:石川 博品
朝起きたら探索者になっていたのでダンジョンに潜ってみる朝起きたら探索者になっていたのでダンジョンに潜ってみる感想
現代ダンジョンもの。
最大レベルが低すぎる・一般の冒険者でも割と早く到達できてしまう辺りが特徴と言えば特徴だけど、それが面白さに繋がっているかという、うーん。
この系統の類似作品と比べると強みは感じないし、主人公のキャラクターに魅力を感じられないしで、この作品特有の良さは感じられなかった。
僕には合わなかったかなぁ。
読了日:09月18日 著者:いかぽん
Vtuberってめんどくせえ! (ファミ通文庫)Vtuberってめんどくせえ! (ファミ通文庫)感想
視野狭窄な正義マンは面倒臭いという話。
読了日:09月17日 著者:烏丸 英
左遷された無能王子は実力を隠したい2 ~二度転生した最強賢者、今世では楽したいので手を抜いてたら、王家を追放された。今更帰ってこいと言われても遅い、領民に実力がバレて、実家に帰してくれないから……~ (電撃の新文芸)左遷された無能王子は実力を隠したい2 ~二度転生した最強賢者、今世では楽したいので手を抜いてたら、王家を追放された。今更帰ってこいと言われても遅い、領民に実力がバレて、実家に帰してくれないから……~ (電撃の新文芸)感想
ロウリィのヒロイン力が急上昇。
読了日:09月17日 著者:茨木野
竜帝さまの専属薬師竜帝さまの専属薬師感想
簡単に騙される形になった竜帝さまにガッカリしてしまったところはある。
読了日:09月17日 著者:藤浪 保
響け! ユーフォニアム 北宇治高校の吹奏楽部日誌 (宝島社文庫)響け! ユーフォニアム 北宇治高校の吹奏楽部日誌 (宝島社文庫)感想
身近に手が届かないほど上手い奏者がいてもそこまでの焦りは感じないのに、久々に会った友達が予想外に上手くなっている時に覚える焦燥感。とてもよく分かる感情だし、その焦りが実に良質に描かれていた。好き。
読了日:09月17日 著者:
魔法使いと刑事たちの夏魔法使いと刑事たちの夏感想
良くも悪くも1作目の延長線上だから良くも悪くも安定して読める。
読了日:09月17日 著者:東川 篤哉
最強の鑑定士って誰のこと? 16 ~満腹ごはんで異世界生活~ (カドカワBOOKS)最強の鑑定士って誰のこと? 16 ~満腹ごはんで異世界生活~ (カドカワBOOKS)感想
先代リーダー初登場。度々存在については触れられていただけに、登場まで16巻というのは中々時間がかかったな……
読了日:09月16日 著者:港瀬 つかさ
魔法使いは完全犯罪の夢を見るか?魔法使いは完全犯罪の夢を見るか?感想
刑事と魔法使いを主人公にした倒叙ミステリ。
「魔法」の存在によって主人公達は「犯人」が誰かは分かるんだけど基本的にポンコツキャラが揃っているのでトリックが分からない状況の中、試行錯誤の結果としてトリックを解き明かしていくという「ハウダニット」ものでもある。
確かに倒叙ミステリにおける探偵役が「どこで犯人だと気付いた」というのがポイントの一つではあるけど、その部分を魔法の一点特化でハウダニット純化している。
解決編の後、素直に捕まらず逃げようとする犯人といい、「お約束」にメタをはる構造が面白いですね。
読了日:09月16日 著者:東川 篤哉
お局令嬢と朱夏の季節1 ~冷徹宰相様との事務的な婚姻契約に、不満はございません~ (アース・スター ルナ)お局令嬢と朱夏の季節1 ~冷徹宰相様との事務的な婚姻契約に、不満はございません~ (アース・スター ルナ)感想
生真面目で不器用なお似合いカップル。
読了日:09月15日 著者:メアリー=ドゥ
放課後の迷宮冒険者 2~日本と異世界を行き来できるようになった僕はレベルアップに勤しみます~ (GCN文庫)放課後の迷宮冒険者 2~日本と異世界を行き来できるようになった僕はレベルアップに勤しみます~ (GCN文庫)感想
過小評価されてきた主人公の異常性が周りに気付かれて認められていく展開好き。
読了日:09月15日 著者:樋辻臥命
声優 声の職人 (岩波新書)声優 声の職人 (岩波新書)感想
一般的な・普遍的な声優・声優業界の話というよりは、作者の経験・体験談・見解によって書かれた内容が主になっているので、「成功した男性声優」の視点から描かれる形になっている。
声優の入門書・参考書・記述書的な要素は薄いのでそういうのを期待して読む人には向かないし、現実の声優業界を俯瞰的に見る内容にもなっていない。
ただまあ、売れっ子ベテラン声優の考えや体験談自体は割と興味深くて面白いとは思うので、あくまで「どういう(声優の)本を求めているか」だとは思いますね。
読了日:09月15日 著者:森川 智之
ユルゲン・クロップ 選手、クラブ、サポーターすべてに愛される名将の哲学ユルゲン・クロップ 選手、クラブ、サポーターすべてに愛される名将の哲学感想
翻訳もの特有の読み辛さ・分かり辛さはあるのしても、時系列が前後するし、「哲学」や「サッカー理論」などが分かり易く整理されてる訳でもなく、全体的に構成が良くない。
もうちょっとトピックス的にまとめてくれた方が圧倒的に読み易いとは思う。
後はまあ、発売された時期がドルトムント退任決定~リヴァプール監督就任前というタイミングということで「ユルゲン・クロップ」の本としての物足りなさは確実にある。
しかし、「クロップでもドイツ国外での成功は簡単ではないだろう」的な書かれ方をされてるの、今からすると笑えてしまう。
読了日:09月15日 著者:エルマー・ネーヴェリング
最強の鑑定士って誰のこと? 15 ~満腹ごはんで異世界生活~ (カドカワBOOKS)最強の鑑定士って誰のこと? 15 ~満腹ごはんで異世界生活~ (カドカワBOOKS)感想
知り合いとお金出し合って生ハム原木を買った記憶が思い出された。本の感想とは関係ないな……
読了日:09月14日 著者:港瀬 つかさ
未練タラタラの元カノが集まったら (電撃文庫)未練タラタラの元カノが集まったら (電撃文庫)感想
「未練たらたらの元カノが複数」というシチュエーション自体は嫌いじゃなかったんだけど、元カノ同士が協力関係になる流れがシックリ来なかったし、「配信要素」との食い合わせもあまり良くなかった印象。
う、うーん、致命的に何が悪いというよりも「僕には合わない」という個人的な好み・相性の問題が大きそうなので、仮に続巻が出ても僕はここまでですね。
読了日:09月14日 著者:戸塚 陸
女難戦記Σ 壱 地球軍から追放された天才用兵家が男女比一対十な宇宙人の軍隊で雇われ軍師となって成り上がる話 (いずみノベルズ)女難戦記Σ 壱 地球軍から追放された天才用兵家が男女比一対十な宇宙人の軍隊で雇われ軍師となって成り上がる話 (いずみノベルズ)感想
「女難戦記」と同じ世界を舞台にした新シリーズ。
「エースパイロット」を主人公に据えた前シリーズに対して、本作の主人公は「軍師・天才用兵家」。
身体能力的に「女性が強い」という世界観なので、男である主人公が頭脳仕事をする本作の構図はシックリきている。
前シリーズでは性的にガツガツしてた部分は苦手だったので、本作は適度に理性的なムッツリだからこの点のバランスも割と好印象。
ストーリー的にはまだまだこれからという感じだけど、続きを読みたいと思うくらいには楽しめました。
読了日:09月13日 著者:寒天ゼリヰ
人数合わせで合コンに参加した俺は、なぜか余り物になってた元人気アイドルで国宝級の美少女をお持ち帰りしました。1 (PASH!文庫 Mほ 1-1)人数合わせで合コンに参加した俺は、なぜか余り物になってた元人気アイドルで国宝級の美少女をお持ち帰りしました。1 (PASH!文庫 Mほ 1-1)感想
表紙イラストのデザインが好き。
主人公を取り巻く環境と主要キャラ・ヒロインが出揃ったくらいで終わっているので1冊使ってのプロローグ感はあるけど、サッカー・アイドル・ラブコメの要素が適度にまとまっていて割と面白かった。
個人的にはスポーツが好きなので、サッカー要素もちゃんと描いていってくれると嬉しいんだけどね。続きも読みます。
読了日:09月12日 著者:星野 星野
追放王子と蜜蜂の花嫁 王太子殿下と婚約したら追放されましたが、黙っている気はありません (一迅社文庫アイリス)追放王子と蜜蜂の花嫁 王太子殿下と婚約したら追放されましたが、黙っている気はありません (一迅社文庫アイリス)感想
「追放」「婚約」の流れには強引さを感じたけど、神話をモチーフにした設定周りには中々面白かったし、主人公カップルには好感が持てて、「蜂」の使い方も良い。
最後はかなり力業でまとめ上げた感はあるけど、それなりに納まるところの納まってるし、サラッと読む1冊としては悪くなかったです。割と好き。
読了日:09月11日 著者:森崎 朝香,椎名 咲月
幽霊列車とこんぺい糖 新装版 (星海社FICTIONS)幽霊列車とこんぺい糖 新装版 (星海社FICTIONS)感想
旧版既読。夏と青と百合と死の香り。
読了日:09月10日 著者:木ノ歌 詠
詐欺シスター (講談社ラノベ文庫)詐欺シスター (講談社ラノベ文庫)感想
自殺寸前まで追い詰められてたセイラが反撃後に因縁の相手を簡単に許して情けをかける展開には強い脱力を覚えたし呆れ果ててしまった。
「自殺寸前まで追い詰められた君の苦しみは、そんな『可哀想』一つで許せるものなのか?」と思ってしまうし、結果的に自分の苦しみ=自分の価値を毀損してしまっている。
常に前向きな超能天気キャラならともかく、自殺を考えるような「人並な感覚」を持つキャラにこれをやられると「優しさ」ではなく「気持ち悪さ」すら感じてしまうよ。
期待していたコンゲーム的駆け引きもイマイチでコレジャナイ感が強い。
読了日:09月10日 著者:彩月 レイ
ステラ・ステップ (MF文庫J)ステラ・ステップ (MF文庫J)感想
「アイドル」の設定や世界観などには独自性があり、新鮮味もあったし、イラストも良いし、落として上げて・上げて落とすような読者の揺らし方も出来ている。
割と褒めるべきところはあるとは思うんだけど、如何せん「終盤の展開が嫌い」という感情的な一事だけで「決定的に僕に合わない作品」になっている。
うーん、出来の良し悪しや理屈ではなく、直感的な感情面で合わなかった感じですね。not for me.
読了日:09月10日 著者:林星悟
推しに熱愛疑惑出たから会社休んだ2 (角川スニーカー文庫)推しに熱愛疑惑出たから会社休んだ2 (角川スニーカー文庫)感想
ピュアな恋愛ドラマのような空気感があった1巻に比べると、ラブ寄せされて普通のイチャラブチックになってしまった。
これはこれで面白くない訳でも無いんだけど、1巻で僕が好きだったのは部分が削ぎ落されてしまった感じがして個人的には残念でしたね。
アイドルの再起、立場の難しい恋愛、などの物語的に面白いところも1巻で消化してしまっているので、蛇足とは言わないまでもストーリー的な面白さが一気にピークアウトした2巻と言った印象。
読了日:09月10日 著者:カネコ 撫子
30ページでループする。そして君を死の運命から救う。 (電撃文庫)30ページでループする。そして君を死の運命から救う。 (電撃文庫)感想
「30ページでループする」というアイディア自体は面白かったけど、その「ルール」の下で「物語」を成立させようとした結果、随所で窮屈さは感じた。成立はしているし、まとまってはいるけど、要所で余分に紙幅を割けない・間を取れないせいか結果としては小粒に仕上がっているなぁ、と。
システム・ルールのおかげで面白くなったところと縛りになってしまったところの功罪両面ある感じ。
後はまあ、文字サイズでページ数が可変する電子書籍で読んだ結果として、このシステムと喧嘩してしまっている面があるので、この辺は中々難しさがある。
読了日:09月10日 著者:秋傘 水稀
困ったときは再起動しましょう 社内ヘルプデスク・蜜石莉名の事件チケット困ったときは再起動しましょう 社内ヘルプデスク・蜜石莉名の事件チケット感想
「困ったときは再起動」というタイトルに象徴されるように「社内ヘルプ」における技術レベルは低め。「情シス」への要求レベル・対応範囲・求められる技術レベルなどは職場によって変わってくるし、実際こういう対応レベルで飯が食える職場があることは確かではある。
技術レベルが低い分「手が届きそうな」身近な話題になっている一方で、「エンジニア」ものとしての専門的な面白さには欠けている。
ただまあ、この辺は良し悪しだし、「一度挫折した若い社会人の再起の物語」としては割と悪くなかった。
読了日:09月09日 著者:柾木 政宗
灰原くんの強くて青春ニューゲーム 4 (HJ文庫)灰原くんの強くて青春ニューゲーム 4 (HJ文庫)感想
文化祭ライブのパートはとても良かった。
ただ一方で今回で一区切りついたヒロインレースについては正直イマイチだったかなぁ、と。
結局ヒロインレースの勝ち負けを決定づけたものが何だったのかが曖昧で、素直に「勝ちヒロイン」を祝福する気になれなかった。メインヒロインの魅力のアピール不足を感じてしまう。
読了日:09月09日 著者:雨宮和希
俺と妹の血、つながってませんでした2 (ファンタジア文庫)俺と妹の血、つながってませんでした2 (ファンタジア文庫)感想
主人公の態度が不誠実。そりゃあ妹ちゃんも怒る。
読了日:09月09日 著者:村田 天
サムライ転移~お侍さんは異世界でもあんまり変わらない~2 (MFブックス)サムライ転移~お侍さんは異世界でもあんまり変わらない~2 (MFブックス)感想
割と面白かったものの、イップスが治った経緯にはしっくりこないものがあった。
読了日:09月09日 著者:四辻 いそら
文学女子、理性剥奪 (フランス書院eブックス)文学女子、理性剥奪 (フランス書院eブックス)感想
文学女子感は乏しかった。
読了日:09月09日 著者:舞条 弦
みつばものがたり 2 呪いの少女と死の輪舞(ロンド) (MFブックス)みつばものがたり 2 呪いの少女と死の輪舞(ロンド) (MFブックス)感想
一方的に虐殺するだけの単純な最強キャラよりも、死んで殺しての相互に死を振る舞うキャラの方が狂気を感じられてよい。
読了日:09月08日 著者:七沢 またり
星美くんのプロデュース: ギャルが似合わない服を着てもいいですか? (vol.2) (ガガガ文庫 ガゆ 2-4)星美くんのプロデュース: ギャルが似合わない服を着てもいいですか? (vol.2) (ガガガ文庫 ガゆ 2-4)感想
ヒロインの内弁慶っぷりが何か面白く感じられてきた。
読了日:09月07日 著者:悠木 りん
後宮の黒猫金庫番 二 (富士見L文庫)後宮の黒猫金庫番 二 (富士見L文庫)感想
「〇〇できなければ結婚」という条件で、結婚を盾に無茶ぶりを押し付けられるシチュエーションにはやはりモヤるところがある。
読了日:09月06日 著者:岡達 英茉
【新装版】自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う2 (角川スニーカー文庫)【新装版】自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う2 (角川スニーカー文庫)感想
旧版既読。大分前に旧版を読んで、コミカライズ読んで、アニメを観てから改めてこの新装版を読んでいるからか、なんか妙な読感がある。
読了日:09月06日 著者:昼熊
新版 競馬の血統学 サラブレッドの進化と限界新版 競馬の血統学 サラブレッドの進化と限界感想
種牡馬として世界的に大活躍したという視点で、競馬史のマイルストーンとなった馬を数頭ピックアップしてその馬を起点に歴史を語る構成。「サラブレッド」を作り上げたイギリス競馬の黎明期の話などは興味深く、語られる馬も名種牡馬中の名種牡馬揃いだから情報の強度が強い。
ただ惜しむらくは「名種牡馬の隆盛によって濃くなって飽和した閉塞的状況は、アウトブリードの名種牡馬によって払拭される」というベタな話が中盤から後半にかけて度々繰り返されること。近年においてもありがちで分かり切った話であり、途中で食傷気味になってしまった。
読了日:09月05日 著者:吉沢 譲治
やり込んだ乙女ゲームの悪役モブですが、断罪は嫌なので真っ当に生きます4やり込んだ乙女ゲームの悪役モブですが、断罪は嫌なので真っ当に生きます4感想
良くも悪くも転生ものでありがちな展開が続く。
読了日:09月05日 著者:MIZUNA
死亡遊戯で飯を食う。4 (MF文庫J)死亡遊戯で飯を食う。4 (MF文庫J)感想
これまではデスゲームと日常生活が明確に切り分けられていただけに、その境界が曖昧になっている瞬間には独特な味わいがある。
読了日:09月05日 著者:鵜飼 有志
キミは純粋エッチな僕の花嫁 (ぷちぱら文庫creative 261)キミは純粋エッチな僕の花嫁 (ぷちぱら文庫creative 261)感想
既にカップル状態で始まり、明るくピュアにエロイ。捻りはないけど作りがシンプルかつ清々しくて満足度は高い。
読了日:09月05日 著者:愛内なの
俺の妹が最高のオカズだった (フランス書院eブックス)俺の妹が最高のオカズだった (フランス書院eブックス)感想
主人公が妹に対する感情と性癖をこじらせていく過程が味わい深い。
読了日:09月05日 著者:風見 源一郎
Nostalgia world online3 ~首狩り姫の突撃! あなたを晩ご飯!Nostalgia world online3 ~首狩り姫の突撃! あなたを晩ご飯!感想
そう悪い内容じゃないけど、個人的には1巻当時からライトでポップな路線を期待してたところがあるので、こういう路線は少し「読みたいもの」からはズレている感じはある。
読了日:09月05日 著者:naginagi
青春2周目の俺がやり直す、ぼっちな彼女との陽キャな夏 (電撃文庫)青春2周目の俺がやり直す、ぼっちな彼女との陽キャな夏 (電撃文庫)感想
逆行再生青春リベンジもの。
ナンバリングが無いのにラストの落とし方が、うーん。2巻以降ちゃんと出るなら評価はそこでという感じ。
読了日:09月04日 著者:五十嵐 雄策
みつばものがたり 1 呪いの少女と死の輪舞(ロンド) (MFブックス)みつばものがたり 1 呪いの少女と死の輪舞(ロンド) (MFブックス)感想
グロテスクな歪みがとても良い。
読了日:09月04日 著者:七沢 またり
午後4時。透明、ときどき声優2 (MF文庫J)午後4時。透明、ときどき声優2 (MF文庫J)感想
前巻の時点で無理があると思っていた入れ替わりが解消されること自体は個人的には良かったと思うけど、正直「替え玉」は大問題だと思うし、1作品だけとかならともかく複数の作品に渡っての替え玉を行った結果としては作中の顛末は正直ぬる過ぎると思いましたね。
1巻から気になっている点がこの巻までずっと引きずってしまっている感じ。
続巻があるかどうかは知らないけど、本作でその気配があった「お互いを認め合っている女性声優同士が切磋琢磨する話」の方がベタだけど素直に楽しめる気はしますね。
読了日:09月04日 著者:岬 鷺宮
シャーロック+アカデミー Logic.2 マクベス・ジャック・ジャック (MF文庫J)シャーロック+アカデミー Logic.2 マクベス・ジャック・ジャック (MF文庫J)感想
学校やキャラクターの足場・バックボーンを固めない内に学外にいってしまっているせいで、全体的にふわふわしてしまっている印象。
メインヒロインにヒロインらしい存在感がないし、各キャラへのイメージがまだ固まり切っていないから愛着が乏しい。
更に2巻の時点で打つには何でもありのホログラムという飛び道具によって状況やビジュアルがイメージしづらく、良くも悪くも本格っぽさは乏しくなっている。
本格ミステリというおりは探偵活劇的なものとして割り切ればいいのかもしれないけど、いまいち目指している方向性があやふやな印象。
読了日:09月04日 著者:紙城 境介
自分の事を主人公だと信じてやまない踏み台が、主人公を踏み台だと勘違いして、優勝してしまうお話です2自分の事を主人公だと信じてやまない踏み台が、主人公を踏み台だと勘違いして、優勝してしまうお話です2感想
フェイによって運命が変えられるキャラが多い一方で、本来の主人公じゃない異物であるフェイによって変えられた運命はハッピーエンドのようでいてどこか歪んで捻じれている感じがする点がいいですね。
読了日:09月04日 著者:流石ユユシタ
競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで (中公新書)競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで (中公新書)感想
長い競馬史の話を1冊で語ろうとしている分、資料が少ない・クローズアップされる機会が少ないイギリスを含めた欧州やアメリカの黎明期の話は面白い一方で、歴史としての情報量が増える現代に近づくに従って情報の手薄さが気になるかなぁ、と。
例えば日本競馬でも1次ブームや2次ブームの一つの事例だけで本1冊は語れるくらいのドラマや資料や情報が沢山あるから、そこをサラッと流されるとやはりスカスカ感を感じてしまいますね。
読了日:09月03日 著者:本村 凌二
才女のお世話 6 高嶺の花だらけな名門校で、学院一のお嬢様(生活能力皆無)を陰ながらお世話することになりました (HJ文庫 さ 07-03-06)才女のお世話 6 高嶺の花だらけな名門校で、学院一のお嬢様(生活能力皆無)を陰ながらお世話することになりました (HJ文庫 さ 07-03-06)感想
マネジメント・ゲーム、ルールやシステムに不明瞭なところは残るものの、将来経営者になるような上流階級が揃った学校のカリキュラムとしては納得のいくものだし、物語のギミックとしては実に面白い展開でしたね。
読了日:09月03日 著者:坂石遊作
マスク女子、とってもエロい。 ~大人しい生徒会長の正体を知ったら搾り取られました!?~ (ぷちぱら文庫creative 269)マスク女子、とってもエロい。 ~大人しい生徒会長の正体を知ったら搾り取られました!?~ (ぷちぱら文庫creative 269)感想
マスクをつけることが普通になり「唇を見られることは恥ずかしい」という価値観が定着した、という時勢を反映した世界観で、時勢からフェチに繋げてくる手管が面白かったですね。フェチっ気はいいものだ。

読了日:09月03日 著者:愛内なの
悪役令嬢は夜告鳥をめざす2 (ビーズログ文庫)悪役令嬢は夜告鳥をめざす2 (ビーズログ文庫)感想
結局最初に名乗り出なかったことで色々と面倒になってしまっているのでは?と思ってしまうところはあった。
読了日:09月03日 著者:さと
森で聖女を拾った最強の吸血姫~娘のためなら国でもあっさり滅ぼします!~森で聖女を拾った最強の吸血姫~娘のためなら国でもあっさり滅ぼします!~感想
子供を拾って溺愛する親馬鹿系の作品。
吸血姫や聖女要素がそこまで上手く生かされている感じでもなく、良くも悪くも設定は大雑把で、あらすじにある「ダークファンタジー」という文言ほどダークな要素はあまりなく全体的な描写は軽い。
イラストを含むビジュアル面は割と好きだし、「親馬鹿コメディ」的な部分はそこまで嫌いでもなく、テンポは悪くないので大きな期待をせずに割り切って読めばそこそこ読める。
読了日:09月03日 著者:瀧川 蓮
転生少女はまず一歩からはじめたい 5 ~魔物がいるとか聞いてない!~ (MFブックス)転生少女はまず一歩からはじめたい 5 ~魔物がいるとか聞いてない!~ (MFブックス)感想
ラストカットのオオカミイラストが好き。
読了日:09月02日 著者:カヤ
知っておきたい日本の古典芸能 講談知っておきたい日本の古典芸能 講談感想
控えめな講談自体の説明に合わせて、有名な話が現代文風書き下し文が収録されている。
現代文に近い形で書き下されているので、講談特有な調子は伝わってこないけど、別添えの解説が無くても「物語」の内容は理解できる点は良かったとは思う。
「講談の歴史、魅力を伝える」という点は弱いし、「講談師の使っている台本を見てみたい」という需要にはまったく応えられないけど、「講談で話されている話の筋を知りたい」という需要には答えられる内容ではあった。
読了日:09月02日 著者:瀧口 雅仁
硝子の塔の殺人硝子の塔の殺人感想
ベストセラー作家が「クローズドサークルにおける連続殺人事件」という定番にして王道たる題材に挑んだ意欲作。
ミステリ初級者でも楽しめるのかもしれないけど、どちらかと言うと定番・有名ミステリを読んできたミステリファンに向けて「クローズドサークルにはまだ名作を生み出す余地が残っている」と主張しているような印象を受ける。
ミステリファン向けに書かれた作品はトリックが重層化して分かり辛くなりがちだけど、本作はギリギリ「分かる、かも?」という範囲に収まっていて作者の挑戦は一定以上成功しているように思える。面白かった。
読了日:09月02日 著者:知念 実希人
時限病棟 (実業之日本社文庫)時限病棟 (実業之日本社文庫)感想
作中で伏字でも変名でもなく「リアル脱出ゲーム」という言葉が出てくるように、基本の流れはリアル脱出ゲーム(+デスゲーム)。
リアル脱出ゲームを小説に昇華するのは中々難しかったりするし、現に本作も謎の作り・難易度・段取りとしての流れに気になるところが無くも無いんだけど、「リアル脱出ゲーム」風の小説としてある程度以上成立しているし、読み物として楽しめるものに仕上がっている点は評価したいところではある。
終盤の展開にビッグサプライズがある訳では無かったけど、ミステリとして割と上手くまとまっていて好印象でしたね。
読了日:09月02日 著者:知念 実希人
怠惰の王子は祖国を捨てる~氷の魔神の凍争記~ 2 (MFブックス)怠惰の王子は祖国を捨てる~氷の魔神の凍争記~ 2 (MFブックス)感想
世界に与える影響を長期的視野で考えることが出来なった転生者が叱られる話。
読了日:09月02日 著者:モノクロ ウサギ
エッチするだけの女友達 ~陰キャと陽キャでグループ違うけど体の相性だけはバッチリです (ぷちぱら文庫creative 270)エッチするだけの女友達 ~陰キャと陽キャでグループ違うけど体の相性だけはバッチリです (ぷちぱら文庫creative 270)感想
ちゃんと「女友達(セフレ)」の範疇で終わった点はよかった。
読了日:09月02日 著者:亜衣まい
後宮の女官占い師は心を読んで謎を解く後宮の女官占い師は心を読んで謎を解く感想
後宮もので推理・サスペンス・食いしん坊要素などが出てくると既視感を覚えてしまうところはあるけど、コールド・ホットリーディングや心理学などに裏打ちされたペテンは定番の手法なだけに安定感はある。
主人公以外にキャラクター性の弱さを感じるし、類似作品と比べた時の強みに欠けるところはあるけど、「ベタでいいから後宮ミステリ・サスペンスを読みたい」という人の需要には応えられるくらいには一定のクオリティは満たしているので、これはこれでアリだとは思います。
読了日:09月01日 著者:夢見里 龍
弱点ゼロ吸血鬼の領地改革 1弱点ゼロ吸血鬼の領地改革 1感想
主人公のノリやヒロイン(?)のオッドアイ少女のノリは割と軽いんだけど、吸血鬼という遺物に恐怖したり反発する村人や吸血鬼狩りなどの反応は割とウェットで、この巻の時点では「異種族間での相互理解」のようなアプローチもある程度出来ていてその対比が中々味わい深い。突出した面白さがある訳でも無いけど「領地経営・村作り」をする作品は好きなので、全体的には割と好き。
この時点だと「村」という足場固めの巻といった感じだっただけに、今後本格的に「領地改革」するようになるだろう続巻が楽しみではある。
読了日:09月01日 著者:純クロン

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