投票対象作品で読んだのは200作品くらい？
10作品に絞るのが大変なくらい面白い作品が多かった。20作品くらい投票枠が欲しい。
僕はまだライトノベルを読んで楽しめている。
何となく1レーベル1作品ずつになりましたね。
■ストライクフォール(4) / 長谷敏司 / ガガガ文庫
近年最強のスポコン小説3年8か月ぶりの新刊。
【21下ラノベ投票/9784094530254】
まったく色あせることなく無慈悲なくらい面白い。
■楽園ノイズ(3) / 杉井光 / 電撃文庫
「音楽」に対してどこまでも真摯で夢中で、音楽の為に女の子をスケコマス。
【21下ラノベ投票/9784049136821】
「音楽」の前ではナチュラルにド畜生なムーブをかます真琴さんが最高でしたね。
■泥酔彼女(2) 「弟クンがんばえー」「助けて」 / 串木野たんぼ / GA文庫
元カノのヒロイン兼トリックスターとしてのポテンシャルが高かった。とても良い。
【21下ラノベ投票/9784815611415】
■現代社会で乙女ゲームの悪役令嬢をするのはちょっと大変(3) / 二日市とふろう / オーバーラップノベルス
今巻は2001年を舞台とした話だった。
【21下ラノベ投票/9784865549829】
現実の2001年9月11日の夜。
実家の自室に置いてあった小さなブラウン管テレビに映った映画としか思えない衝撃的な光景は今でも記憶に残っている。
まだ幼かった僕には「これで世界が変わる」とまでは思わなかったけども、現実とフィクションの境目が曖昧になったような感覚を覚えている。
あの出来事が「歴史」となりつつあるこのタイミングで、あの出来事をなぞった"物語"を読む。
フィクションとしか思えなかった現実を模って、フィクションとして、娯楽小説として綴られている。
この不思議で、奇妙で、稀少な読書体験。
それはきっと、これまでに、あるいはこれからも、再び味わうことが出来ないかもしれない読書体験なのだと思う。
だかこそ、あの時代を生きて、記憶している人間として、僕はこの作品に投票するのです。
■宅録ぼっちのおれが、あの天才美少女のゴーストライターになるなんて。 / 石田灯葉 / 角川スニーカー文庫
発売当初から「声優が作中曲を歌うYoutube動画」を公開しており、音楽小説に「音楽」を組み合わせていくプロモーションとしては近年最高クラスで素晴らしかったです。
【21下ラノベ投票/9784041116128】
読了後に動画を聴くと実に味わい深い。
エモさもある内容だった分、タイトルの軽さが逆に勿体なかった気はしますが、いい作品でした。続巻を期待しています。
■乙女ゲームのハードモードで生きています(1) / 赤野用介 / 星海社FICTIONS
近年チラホラ見掛ける、「転生・乙女ゲー（悪役令嬢）みたいな定番要素を使いながらSF・スペオペ・ロボットものやろうぜ！」みたいなコンセプトの一系統の作品。
■乙女ゲームのハードモードで生きています(2) / 赤野用介 / 星海社FICTIONS
【21下ラノベ投票/9784065261514】
「貴族」「魔力継承」の設定が独特で、その設定によって生み出される政治・恋・（政略）結婚・遺伝子提供の駆け引きが実に面白い。
「ハードモード」という程ハードな展開は多くなかったけど、これからどうなるか楽しみ。
■理想の聖女? 残念、偽聖女でした! ～クソオブザイヤーと呼ばれた悪役に転生したんだが～ / 壁首領大公 / カドカワBOOKS
ゲーム転生（？）もので、TSもので、勘違いもの。
【21下ラノベ投票/9784040741550】
主人公の内心をさておいて、周りを幸せにして高く評価されていく展開が心地良いテンポで非常に面白かった。
ただ話としては中途半端なところで終わってしまったので次巻を早めに読みたいですね。
■葉隠桜は嘆かない(1) / 玖洞 / アース・スターノベル
全てが込めれたようなタイトルに一息つく。
【21下ラノベ投票/9784803015522】
過酷な運命にも嘆かず怯まず弱音すら吐かずに立ち向かう主人公の姿は血に塗れていても美しかった。
■我輩は猫魔導師である! ～キジトラ・ルークの快適チート猫生活～ (1) / 猫神信仰研究会 / サーガフォレスト
ストーリーライン自体は異世界転生チートものなんだけど、主人公を「猫（魔導師）」にしたのが勝利の鍵だった。
【21下ラノベ投票/9784891997380】
イラストが良かったのもあるけど、猫が可愛い。猫を可愛がる美少女も可愛い。
なんかもう猫ってだけで満足度が跳ね上がりましたね。猫最高。
■後宮の百花輪(1) / 瀬那和章 / 双葉文庫
謀略蠢く中華風後宮バトルロイヤル。
■後宮の百花輪(2) / 瀬那和章 / 双葉文庫
【21下ラノベ投票/9784575525090】
謀略劇と言うにはパワープレイ過ぎる「絶対に蹴落とす」という悪意と敵意と殺意に溢れている。
蠱毒としか言いようがない構図による振り切った生存競争で最高に面白かったですね。
