Sendai Rock Festival '09 レポート

当日まであまり行く気も無かったんだけど、MEGA★ROCKS以来気になってたe:choが出ることに気付いたし、時間もあるので買い物がてら行ってみた。
Sendai Rock Festivalでぐぐっても公式ページが上位に来ない上、今年度ページへの差し替えが開催2週間前という時点でもうちょい頑張れ広報活動。
そして、ライブハウスで貰って、当日も配ってたチラシの「e:cho」の文字が「e;cho(セミコロンになってる)」になってるのは、なんつーか、もうちょっと気をつかってあげて……





当日は朝に床屋に行き、本屋で買い物した後コインロッカーに荷物を放り込み、会場となる勾当台公園へ向かう。
勾当台公園近くになると公園の方から音が聴こえてくるけど、道路を挟んだ向かいにある市民広場で行われてた催しの盛況さに比べると、公園の方は非常にさみしく。
勾当台公園内の野外音楽堂に着いても、人がとにかく少ない……
スカスカの座席に座って、とりあえず聴くことにする。




私が着いた頃、丁度「生徒会執行部」というバンドが演奏を始める。
男性4人組のいかにもなロックバンドスタイル。シャウトし過ぎて、MCで咳き込んだりしてたのが何か微笑ましかった。
正直、バンド自体は特に可もなく不可もなくという印象ではあったけど、とにかくその日は天気などの環境が良かった。
真っ青な空が見える快晴で、この季節にしては適度に温かく、公園の木々も色づいてて、風がそよぐと色付いた葉っぱが舞い散る。
野外ライブにとっては最高に過ごし易い気温と天気、季節感を肌で感じられるロケーションで、思わず口元に笑みが浮かぶようなライブ日和でした。
そのおかげか、決して音響の良くない野外環境でも、じっくりと音楽を楽しむことが出来ました。
ただ、人は少なかった私を含めてせいぜい20人前後かなぁ。
年齢層も高目でジャズフェスのようだった。正直、散歩の途中で寄ったという人も多そう。




次に出てきたのは「パスカル」という2人組。
ギターによるひき語りという形で、仙台で夜間に路上ライブをやってたりする二人組らしい。
うん、これが思いのほか良かった。
天気とロケーション補正があったことは否定しないけど、それを抜きにしても歌が思ったよりも上手かった。
曲の途中で一人がハーモニカを引き始めたり、ひき語りでは割とある手法だけど、アコースティックの魅力は十分に出てて、じんわりと胸に染みた。
言い方は悪いですが、期待してなかった割には楽しめたなぁ、と。
ただ、さっきの生徒会執行部もそうだけど、HPがあったとしてもぐぐり辛いバンド・グループ名は勘弁してほしいとちょっとだけ思った。数学者とかが出てきちゃうよ。




そして、私が見始めて3組目で出てきたのが目的のe:cho。
この頃には人数が若干増えて50人くらいはいた気がする
セットリストは以下の通り。5曲。

■e:cho セットリスト / Sendai Rock Festival '09

  1. シアン
  2. キズナ
  3. 横顔
  4. Fly
  5. 其の手


先日のMEGA★ROCKSで聴いた曲が大半で、調べた限りではこの辺が最近の定番曲って感じなのかな。
其の手はCDも持ってるけど、ライブでは初めて聴く。うん、やっぱりこの曲は好きだ。
「New world」が来なかったのが個人的に残念。
やっぱりここのボーカルはいいなぁ。ライブ慣れしてるためか、ライブでCDと遜色ない力強い歌声なのは凄い。
MCも慣れてる感じがするし、煽り方も手慣れたもので、Flyとかキズナとかはライブ映えする。
野外の無料ライブで散歩の途中で寄ったような人も多いせいか、観客の方がライブ慣れしてなくて、若干手を振り上げたりし辛い空気だったのが心残り。
しかし、やっぱり私このバンド好きだわ。
予定が合えば、今度はライブハウスに聴きに行きたいなぁ。ワンマンでがっつり聴きたいけど、さすがにそれは無理か……
しかし、こういっちゃなんだけど、ボーカルのゴスパンクな服装といい、アニソンとかと親和性の高そうなバンドだよなぁ。





その後は予定があったので離脱。
気持ちいい天気だったので最後まで聴きたい気分だったのでそこはちょっと残念だったよ。
しかし、総評としてはもうちょっと出演者とか広報で頑張るべきイベントだと思った。
有名なバンドを呼べば自然と人が集まるけど、それが出来ない(やらない)ならもうちょっと広報をちゃんとやるべき。
HPの更新が遅い、イベント名で簡単にHPが探せないでは問題外だし(実際に私も情報が出てこないので今年はやらないのかと思っていた)、ライブハウスでチラシを入れる以外にも当日アーケード街の辺りで呼び込みをするとか、一人でも多くの人を呼び込む方法はあるはず。
ジャズフェスの方向を目指すのか、荒吐の無料版(地元バンド版)みたいな方向を目指すのか知らないけど、まずは認知度を上げることだよぁ。
まあ、色々と頑張ってほしいものだが。はてさて。