鏡原れぼりょーしょん / 著：林直孝 / 絵：相澤こたろー / 一迅社文庫

鏡原れぼりゅーしょん (一迅社文庫 は 3-1)

創刊6ヶ月目の新刊3冊。その中の3/3。
作者はアニメ化した「CHAOS;HEAD」のライターで、オリジナル小説としては初の著作（ノベライズでデビュー済み）

ふとしたアクシデントで3人（男１、女２）の人格が入れ替わってしまったところから始まるドタバタラブコメ。
同日発売の「女帝〜」2巻に対抗するかのような貧乳好き主人公（ただし軽度）
3人での人格入れ替わり、と言うポイント以外で目を引くところは少ないけど、ラブコメとしては割と面白かった。
鏡原さんがかわええ。
最初は「入れ替わったことが切っ掛けで、入れ替わった身体の元の持ち主の秘密を知ってしまい〜」みたいな方向で進んでて面白そうだったのに、途中から単なるラブコメになってしまい、ちょっと残念だったなぁ。
ちょっとした「青春小説」や「サスペンス」的な要素が加えられそうな序盤の展開だっただけに、勿体無かった。
キャラは良いし、ラブコメ部分もそれなりなので、もう一捻りが欲しかった。
まあ、高望みしなければ、オリジナルデビュー作としては割と読める出来です。

しかし、某親父とジジイがあまりにファッキンキャラ過ぎて、本気で奴らが不幸になる結末を期待してしまったよ。