死神のキョウ2 / 著:魁 / 絵:桐野霞 / 一迅社文庫

死神のキョウ (2) (一迅社文庫 か 1-2)

死神のキョウ (2) (一迅社文庫 か 1-2)


創刊7ヶ月目の新刊3冊。その中の1/3。
創刊ラインナップの中では話題になった方なので、やっぱりシリーズ化したか。


主人公の元にキョウの妹分がやってきて、主人公の周りが改めて慌しくなる話。
新キャラの性格が好きに慣れん。うぜぇ
そして、前巻同様に主人公が度々一方的で理不尽な扱いを受ける描写が多い点が、どうも好きになれないかなぁ。もうちょっとやられたらやり返すようなところが欲しい、個人的には。
内容としては、新キャラ投入から、一部クラスメイト・クラス内描写の掘り下げがメインで、次巻以降への繋ぎという印象が強い。
まあ、1巻では浮いた感じの設定だった「序列戦」が今回はいい感じに使われてたのは評価できる。
それと、ラストシーンのイラストを含めた不穏な雰囲気がよろしい。少しゾクッと来た。次巻への引きとしては評価したいところです。
うーん、好きなポイントがある一方で嫌いなポイントがハッキリしてて素直に好きと言えない作品だけど、ラストシーンのおかげで次の巻が楽しみになったよ。