- 作者: 杉井光,ゆでそば
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2008/07/19
- メディア: 文庫
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創刊3ヶ月目の新刊も3冊。その中の2/3。
杉井光の一迅社文庫での2冊目。「イタカ」の続編ではなく新作。シリーズ化確定済み。
父親に莫大な借金を残された主人公のところにいわくありげな借金姉妹がやってきて主人公をユダの生まれ変わりと付け狙うところから始まる物語。
色々な女の子(じゃない年齢のキャラもいるけど)が主人公と一緒に暮らすことになる、典型的ハーレム系ライトノベル。
ハレーム小説に、ラブコメとホームコメディが半々くらいの成分で入ってる感じだけど、物語的には割とベタ。
だけど、私は好きだわ。この作品。
主人公のツッコミを軸とするやり取りが中々軽快で楽しいし、ややステロタイプながらも女の子が可愛い。
やっぱりラブコメ作品を気に入るかはキャラが好きになれるかどうかだよね。その点、個人的に好きなタイプのキャラが多い。
それと、物語的に微妙なラインで組み込まれてるミステリ要素が、ちょっと好き。お遊びが効いてる。
全体としては1冊の本としてまとまっているけど、上でも書いた割とベタな作りなんで、気に入るかどうかは人次第って感じかな。
広い範囲へ強い訴求力になるようなポイントは少ないかな。でも私は好きー。銀髪が好き。