影≒光 シャドウ・ライト 英国編 / イラスト:植田亮 / スーパーダッシュ文庫


第4回スーパーダッシュ小説新人賞佳作受賞作のシリーズ2作目。


日本から英国に帰った主人公が、師匠と共に連続殺人犯からある一族を守る話。
年上ツンデレ師匠登場編。題名通り、英国を舞台に金髪弟君が頑張る。
割と派手な人数が死んでいる割に、名前のある人物はほとんど死んでないので余り凄惨さを感じない。
何というか、このシリーズって無名キャラ(その他大勢)に対する死のハードルが低いなぁ。
内容的には、相変わらずベタでライトノベルらしいアクション小説。
敵役がちょっと簡単に説得されすぎと思うけど、まあ、こんなもんかなぁ。
主人公が前巻からの流れで悩む描写悪くないし、新キャラの師匠は分かり易いツンデレで好きな人は好きだろうし、キャラクターはキャラ小説としてはノって来た感じはするかな。
個人的には、今回のヒロイン役の少女の恋愛に対する反応がピュア過ぎて読んでて身悶えてしまったよ。
まあ、ページ数の割に読み易いし、キャラクター小説が好きならなら読んでも悪くないかもね。