- 作者: 藍原みつと,KeG
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2006/11
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 4回
- この商品を含むブログ (30件) を見る
新人のデビュー作かな?
イラストは赤のれんの中の人か。ちょっと嬉しい。
複数の空中都市だけが人類の居住地となった時代、とある少女に襲撃された親子を巻き込んでいく陰謀の話。
あー、こういう作品は嫌いじゃない。
基本的に私は空フェチなんで、こういう飛行機械や飛行ボードとかが出てくる作品は燃える。
話的にはよくあるような冒険活劇で、ボーイ・ミーツ・ガールで、ヒロインがツンデレキャラという、斬新さには欠ける内容だった。
ただし、「少女を救う」という王道ストーリーはいかに陳腐であろうが、嫌いにはなれないところがある。「空」補正もあるし。
まあ、親父がいいとこ持っていき過ぎで、主人公少年の影がやや薄いのは気になりましたけどね。もうちょっと主人公に出番と見せ場を。
そんな感じで、ありがちな話ではありましたが、ちまちまと私の趣味と合致するところがあったので、そこそこ楽しめてしまう作品でしたとさ。