みずたまぱにっく。―This is MIZUTAMASHIRO!! / イラスト:七草 / 電撃文庫


しにがみのバラッド」コンビによる新作。


学校の有名人が住んでいる寮で働くことになった主人公がとある秘密を共有することになる話。
うーん、何というか「ホスト部」を連想してしまうような作品だった。
主人公の素っ気無さとか、序盤の嫉妬によるイジメ発生の部分とか。
この手の話が好きな人なら好きなんだろうけど、私の琴線に触れるような部分は無かったなぁ。
物語としては謎を持つ寮生に主人公が関わっていくのが軸になるんだろうけど、この巻ではそこまで踏み込んでいかないのでまだなんとも言い難い。
しにがみのバラッド」の作者らしく文章は読みやすいけど、ページ数の割に話が全然進まないって気がする。話の密度は薄め。
とりあえずシリーズ全体の起承転結の「起」しか描かれてないような感じで、完全にイントロダクションの巻なので、評価は話がもうちょっと進んでからかな。
今のところは凡作と言う評価で保留させてもらいますわ。


うーん、某まいじゃーの人が絶賛してたけど、どこら辺が氏の琴線に触れたんだろうか。
やっぱりアレか。メイド服か。メイド服なのか。