2024年6月の読書まとめ

2024年6月の読書まとめ。読書メーター調べ。
計69冊、1日約2.3冊ペース。5月より幾らか持ち直したけどそこまで多くない。
ライトノベル57冊、ジュブナイルポルノ2冊、一般文芸・ミステリ8冊、美術関連書1冊、その他1冊。
比較的一般文芸多め。
 
 

6月の読書メーター
読んだ本の数:69
読んだページ数:20641
ナイス数:256

もっと知りたいデ・キリコ (アート・ビギナーズ・コレクション)もっと知りたいデ・キリコ (アート・ビギナーズ・コレクション)感想
デ・キリコ展に行く前の勉強用に読む。
デ・キリコの経歴や「形而上絵画」に対する理解度は上がったものの、やはり哲学的な解釈・概念が入り込んでくる部分にはすんなりと頭に入ってこない難しさがあった。
ただ、抽象画やキュビスム等に比べればモチーフ自体は何が書かれているかは分かるし、その「分かるもの」が組み合わせによって生み出される違和感と不可思議さには面白味はあるかな、とは思いましたね。
それらの作品群が好きか嫌いかはともかく、勉強になりました。
読了日:06月30日 著者:長尾天
転生したラスボスは異世界を楽しみます2 (一二三書房)転生したラスボスは異世界を楽しみます2 (一二三書房)感想
うーん、典型的な「1巻だけである程度まとまっていた作品の2巻目」と言った行き当たりばったりな展開で、1巻であった良さを感じられる展開では無かったかなぁ。
1巻もそこまで褒められる内容でも無かったけど、明らかに失速感がある。
読了日:06月30日 著者:平成オワリ
シャーロット 下 ~とある侍女の城仕え物語~ (HJ NOVELS HJN 83-02)シャーロット 下 ~とある侍女の城仕え物語~ (HJ NOVELS HJN 83-02)感想
主人公たちを巻き込む大きな一波乱が起こることなく、全てがポジティブにまとまった大団円。
ヒーロー役にイマイチ魅力を感じられないところが(僕が好きになれるかという意味では)最後まで足を引っ張ってしまった感があるし、描写が足りないところが随所にあるけど、納まるところに納まった終わり方自体は嫌いじゃない。
子供が出てくるエピローグは好きですね。
サラッと読む分にはそう悪くない。
読了日:06月30日 著者:守雨
むかしむかしあるところに、死体がありました。むかしむかしあるところに、死体がありました。感想
昔話にミステリ要素を入れて改変した作品。
有名な昔話だからキャラ・ストーリーライン・舞台設定・ガジェットも一通りも分かっているから、ミステリ要素に集中出来る点は悪くなかった。
ただ一方で、最後の桃太郎の話はそれまでの昔話の要素を入れ込んだせいで「桃太郎」としての純度が下がってしまってるし、「吉備国」等の現代要素を組み込んでしまった故の読み辛さはあったかなぁ。「昔話」の範疇で納まってくれた方が良かったですね。
読了日:06月29日 著者:青柳 碧人
俺と君達のダンジョン戦争2俺と君達のダンジョン戦争2感想
ヤンデレ追加。
ニンゲン、どんな環境でも争うし、仲間になりそうなキャラがサラッと亡くなる治安の悪さよ。
読了日:06月29日 著者:トマルン
後宮妃の管理人 九 ~寵臣夫婦が導く先へ~ (富士見L文庫)後宮妃の管理人 九 ~寵臣夫婦が導く先へ~ (富士見L文庫)感想
本編最終巻。
正直後宮の外に出てからのエピソードには微妙なものを感じてはいたけど、今回の謀略の元凶であるラスボス格の末路があまりにもあっけなさ過ぎて拍子抜けだった。
最近のエピソードには不満点は多かったものの、今巻の「後宮が主人公の帰るべき場所である」みたいな落としどころ自体は悪くなかった。やっぱりこの作品は、主人公が後宮の妃達に必要とされて、慌ただしくも賑やかに面倒を見るみたいな展開が好きなんだよなぁ。
まあ、色々不満点はあったけど、総合的には好きなシリーズでした。後日談のような続巻を期待しています。
読了日:06月29日 著者:しきみ 彰
魔導具師ダリヤはうつむかない ~今日から自由な職人ライフ~10 (MFブックス)魔導具師ダリヤはうつむかない ~今日から自由な職人ライフ~10 (MFブックス)感想
ついにラブの香りが!!
読了日:06月28日 著者:甘岸久弥
男子禁制ゲーム世界で俺がやるべき唯一のこと5 百合の間に挟まる男として転生してしまいました (MF文庫J)男子禁制ゲーム世界で俺がやるべき唯一のこと5 百合の間に挟まる男として転生してしまいました (MF文庫J)感想
やはりキャラクターや掛け合いはいいだけに、込み入った設定周りが足を引っ張っている感がある。
読了日:06月27日 著者:端桜 了
【パクパクですわ】追放されたお嬢様の『モンスターを食べるほど強くなる』スキルは、1食で1レベルアップする前代未聞の最強スキルでした。3日で人類最強になりましたわ~! (Kラノベブックス)【パクパクですわ】追放されたお嬢様の『モンスターを食べるほど強くなる』スキルは、1食で1レベルアップする前代未聞の最強スキルでした。3日で人類最強になりましたわ~! (Kラノベブックス)感想
考えるな、感じるんですわ。
読了日:06月27日 著者:音速炒飯
それいゆ文庫 姫さまはいつも、死体の上に立っている。 ~後宮入りで最強になりました!~それいゆ文庫 姫さまはいつも、死体の上に立っている。 ~後宮入りで最強になりました!~感想
う、うーん、かなり期待した内容とは違ったかな……もっとミステリ的なものを期待したいたんだけど、超常的な要素が出てくるし、「事件発生→捜査→解決」みたいな分かり易い展開が無く、色々とグダグダすることも多い。
作品の良し悪し以前に、「特定のジャンルが読みたくて読んだのに、想像していた方向性の作品が読めなかった」というミスマッチが印象を悪くしているかなぁ。
読了日:06月26日 著者:月森あいら
え? 私がぽっちゃり公爵の嫁になるんですか!? 彼の素敵なところが分かるのは私だけのようです! (リブラノベル)え? 私がぽっちゃり公爵の嫁になるんですか!? 彼の素敵なところが分かるのは私だけのようです! (リブラノベル)感想
頼もしいヒロインのキャラクターが良いし、ヒロインの源信によって前向きになっていって嫁を溺愛するようになるヒーロー像は、ありがちではあるけど悪くない。
ただ如何せんページ数が少ないので全体的に駆け足で小粒な出来に納まってしまっている。同レーベルの他作品でも同じようなこと言っていたけど、やっぱりこのボリュームでこの値段はコスパの悪さを感じるよなぁ。
読了日:06月26日 著者:宮前葵
植物魔法で気ままにガーデニング・ライフ ~ハクと精霊さんたちの植物園~ (電撃の新文芸)植物魔法で気ままにガーデニング・ライフ ~ハクと精霊さんたちの植物園~ (電撃の新文芸)感想
ガーデニングというよりは農業だし、「前世のガーデニング趣味の転生者が植物魔法でチート農業!」って感じでしたね。
農業のディテールは甘く、既存の類似作品と比べた時の強みはそんなに無いかなぁ。ただまあ可愛らしいイラストそれなりに好き。
当面は「敵」としての長男との対決が待っている感じだろうけど、とりあえずはそこまでは様子見する感じ。
読了日:06月26日 著者:さいき
地味なおじさん、実は英雄でした。 ~自覚がないまま無双してたら、姪のダンジョン配信で晒されてたようです~ (ダッシュエックス文庫)地味なおじさん、実は英雄でした。 ~自覚がないまま無双してたら、姪のダンジョン配信で晒されてたようです~ (ダッシュエックス文庫)感想
現代ダンジョン配信ものに無自覚無双ものを合わせたような作品。
個々の要素だけならそう珍しいものではないんだけど、それらに「家族愛」要素を入れ込むことでフックとなる部分を作り出している。面白い。
物語の盛り上げ所の作り方がしっかりとコントロールできており、1冊単位での話の納まりも良い。
この辺は10年以上のキャリアを積んできた商業作家らしい手腕。手堅い。
いい作品でしたし、姉の結婚事情がどうなったか等の謎も残っているので続きも読みたいですね。
読了日:06月25日 著者:三河 ごーすと
名代辻そば異世界店2 (MFブックス)名代辻そば異世界店2 (MFブックス)感想
グルメものとして「辻そば(富士そば)」という限定的な題材であるデメリットが2巻にしてモロに出てしまった感じ。
レベルアップ速度が遅くなり、同じ料理を食べて似たような感想を喋っているエピソードが多くなってしまった。
未来のエピソードも描いてしまっているため作品・キャラクターの辿り着く先もある程度見えてしまって、残る引き出しや余力が限られてしまった感じ。
んー、本巻はまだまだ面白さは残っているけど、ここからもう一つ盛り上がるビジョンは見えないかなぁ。
読了日:06月25日 著者:西村 西
初恋相手の王女の心配ばかりしている婚約者と、スッキリさよならしました ~隣国の王太子に見初められ溺愛が始まりました~ (リブラノベル)初恋相手の王女の心配ばかりしている婚約者と、スッキリさよならしました ~隣国の王太子に見初められ溺愛が始まりました~ (リブラノベル)感想
ボリューム少な目で駆け足気味だけど、タイトルから想像できるものは読める。これはこれで。
読了日:06月25日 著者:山田露子
魯鈍の人 ~信長の弟、信秀の十男と言われて~ (モーニングスターブックス)魯鈍の人 ~信長の弟、信秀の十男と言われて~ (モーニングスターブックス)感想
この手の作品、身内の有名人物とは明確な友好関係か敵対関係のどちらかになるのが多いので、この作品のように呉越同舟のヒリヒリする距離感で進むことには新鮮味があった。
梟雄になるのか王佐の才になるのかは分からないけど、先が気になる作品ではありますね。続きも読みたい。
読了日:06月25日 著者:牛一
アルカディア サービス開始から三年、今更始める仮想世界攻略(モーニングスターブックス)アルカディア サービス開始から三年、今更始める仮想世界攻略(モーニングスターブックス)感想
VRMMO特殊プレイ成り上がりもの。
抑えるべきところは抑えていて手堅いけど、この作品ならではのインパクトには欠けているかなぁ。ただまあ、それなりに面白かったので次巻も読むとは思います。
読了日:06月24日 著者:壬裕 祐
猫魔法が世界に革命を起こすそうですよ?〜劣等種なんて言われるのならケモノ魔法でリベンジします!~1 (サーガフォレスト)猫魔法が世界に革命を起こすそうですよ?〜劣等種なんて言われるのならケモノ魔法でリベンジします!~1 (サーガフォレスト)感想
う、うーん、猫魔法という雑設定と雑展開……
読了日:06月24日 著者:海野アロイ,ぷらこ
『とばっちり令嬢』、お散歩中に断罪される ~ケーキの恨みは、ざまぁで晴らす~ (リブラノベル)『とばっちり令嬢』、お散歩中に断罪される ~ケーキの恨みは、ざまぁで晴らす~ (リブラノベル)感想
巻き込まれ型ヒロインが、色んな事件に巻き込まれて、そのとばっちりをザマァで返す話。
複数のエピソードがテンポ良く進むので、次々と「(こういう言い方もアレだけど)ザマァポルノ」を読める楽しさがある。
ただ如何せん値段に比べてボリューム不足は否めないかなぁ。
内容自体はそう悪くないものの、コスパの悪さで足を引っ張っている感がある。
読了日:06月23日 著者:六花きい
シャーロット 上 ~とある侍女の城仕え物語~ (HJ NOVELS HJN 83-01)シャーロット 上 ~とある侍女の城仕え物語~ (HJ NOVELS HJN 83-01)感想
超有能侍女のシャーロットのキャラクターはめっちゃ好きな一方で、ヒーロー役の第一印象が(読者の僕的には)あまり良くなかったので、恋愛もの的な部分ではノリきれなかったところはある。
読了日:06月23日 著者:守雨
作家小説 (幻冬舎文庫 あ 23-1)作家小説 (幻冬舎文庫 あ 23-1)感想
「作家」を題材にした短編集。
ミステリ作家として著名な作者ではあるけど、本作においてはSF風だったり、ホラー風だったりと、コメディ風だったりする作品が多い。
複線が貼られて回収されるみたいな構成をされている作品は少なく、ホラーにありがちな(良くも悪くも)投げっぱなしのような終わり方をする話が多い。
色んな話を書けるなぁ、と感心する一方で作品の面白さ(好みが合うかどうか)にはムラがある。肌に合わない話は肌に合わない。
んー、知っている作者さんじゃなければ「あまり印象に残らない作品」で終わっただろうな、と。
読了日:06月23日 著者:有栖川 有栖
ぶたぶたこぶたの令嬢物語~幽閉生活目指しますので、断罪してください殿下!~ (アリアンローズ)ぶたぶたこぶたの令嬢物語~幽閉生活目指しますので、断罪してください殿下!~ (アリアンローズ)感想
子供の時の話とは言え、初対面で暴言を吐いてくるタイプのヒーロー役は苦手。
読了日:06月23日 著者:杜間 とまと
校内三大美女のヒモしてます (ファンタジア文庫)校内三大美女のヒモしてます (ファンタジア文庫)感想
「ヒモ」主人公のライトノベル作品は無い訳じゃないけど、基本的な思考がクズ寄りじゃない主人公は逆に珍しい気もする。
全体的にご都合主義もいいところだし、強引な部分はあるけど、イラストを含めたキャラは可愛いし魅力があるので、頭空っぽにして美少女キャラに耽溺する分には十分な面白さがある。
うん、まあ、好きじゃないと言ったら噓になるくらいには楽しめましたね。
読了日:06月22日 著者:暁 貴々
じゃない孔明転生記。軍師の師だといわれましてもじゃない孔明転生記。軍師の師だといわれましても感想
三国志のマイナーキャラ転生+勘違いもの。
主人公に上昇志向が足りないので三国志の本筋に絡んでいかないので一抹のもどかしさがあるけど、主人公の思惑と違って周りに高い評価されていく主人公の運命がどうなっていくのか、まだクローズアップされない三国志の主要キャラとどう絡んでいくか、続きを読みたい気分にはなった。
読了日:06月21日 著者:二水うなむ
乙女ゲームに転生したら、悪役令嬢が推しを攻略していました。仕方ないので諦めて自由に生きようと思います。 (フェアリーキス ピュア)乙女ゲームに転生したら、悪役令嬢が推しを攻略していました。仕方ないので諦めて自由に生きようと思います。 (フェアリーキス ピュア)感想
乙女ゲーの転生に対するカウンターとしての悪役令嬢転生や脇役転生があって、一周回って悪役令嬢転生者が攻略済みの世界の正ヒロインに転生するという作品が生まれる。相手役も原作だと非攻略キャラというズラし方をしているし、メタ構造の多層化。ジャンルが先鋭化すると回帰して、要素も盛り盛りになる。
一周回った結果、普通の乙女ゲー転生と似たような展開になっていて、ヒーロー役は人気非攻略キャラらしい分かり易い魅力があったし、敵役のサバサバ風粘着悪役令嬢は分かり易い「悪役」ムーブで、逆に素直な展開になっていた。悪くない。
読了日:06月21日 著者:月神サキ
高卒、無職、ボッチの俺が、現代ダンジョンで億を稼げたワケ〜会社が倒産して無職になったので、今日から秘密のダンジョンに潜って稼いでいこうと思います〜高卒、無職、ボッチの俺が、現代ダンジョンで億を稼げたワケ〜会社が倒産して無職になったので、今日から秘密のダンジョンに潜って稼いでいこうと思います〜感想
現代ダンジョン成り上がりもの。
過剰なパワーアップチート展開に対して、敵のやり口などは下衆で治安が悪い。
ディテールの甘さなどはあるものの、テンポ感自体は悪くなく、現代ダンジョン成り上がりものとしてはそれなりの面白さはある。
ただ、現代ダンジョン物の問題点は上手く続かない作品が多いことなので、区切りのいいところまで行くことを祈っています。
読了日:06月21日 著者:砂糖多労
香しい淫法につつまれて (リアルドリーム文庫 206)香しい淫法につつまれて (リアルドリーム文庫 206)感想
良くも悪くも初期のリアルドリームっぽい雰囲気があった。
読了日:06月20日 著者:睦月影郎
側妃になったけど、別に愛さなくていいですよ? ~他力本願な妃はぐーたらライフを送りたい~ (リブラノベル)側妃になったけど、別に愛さなくていいですよ? ~他力本願な妃はぐーたらライフを送りたい~ (リブラノベル)感想
全体的に展開が早い中での急展開があって読んでいく中での感情が忙しい。
読了日:06月20日 著者:小針ゆき子
戦国時代に宇宙要塞でやって来ました。9 (9) (モーニングスターブックス)戦国時代に宇宙要塞でやって来ました。9 (9) (モーニングスターブックス)感想
相変わらず歴史・勢力的な展開は遅いけど、人間関係では一つの大きな動きがあったので納得感はある。
読了日:06月20日 著者:横蛍
不敗の雑魚将軍〜ハズレスキルだと実家を追放されましたが、「神解」スキルを使って帝国で成り上がります。気づけば帝国最強の大将軍として語られてました~1 (サーガフォレスト)不敗の雑魚将軍〜ハズレスキルだと実家を追放されましたが、「神解」スキルを使って帝国で成り上がります。気づけば帝国最強の大将軍として語られてました~1 (サーガフォレスト)感想
「チート」ものとはいえほぼ無条件で二択(YES・NO)の答えが分かるのが強すぎるので、回数や範囲などでもう少し制約を加えた方が面白くなりそうな気はする。
読了日:06月19日 著者:藤原みけ,猫鍋蒼
ガール・ミーツ・フォルテシモ!!ガール・ミーツ・フォルテシモ!!感想
音楽への情熱を失った天才ピアノ少女が、とある少女との出会いの中で音楽の楽しさを取り戻していくガールミーツガールストーリー。
ストーリーラインにはそこまでの目新しさは無いんだけど、少女と少女の交流には微笑ましさと温かさがあって雰囲気が良く、音楽シーンも情感を持って書けているので全体的に好感度が高い仕上がりになっている。読後感が清々しい。
うん、いい作品でした。
ただ、表紙絵が作品の雰囲気をよく表している素敵なイラストである分、本文イラストが無いレーベルであることに勿体なさは感じましたね。
読了日:06月19日 著者:瀬古透矢
元魔王様の南国スローライフ~部下に裏切られたので、モフモフ達と楽しくスローライフするのじゃ~1 (一二三書房)元魔王様の南国スローライフ~部下に裏切られたので、モフモフ達と楽しくスローライフするのじゃ~1 (一二三書房)感想
「もふもふ」要素のために、誕生させられた「毛玉スライム」という謎種族。
読了日:06月19日 著者:十一屋翠
青を欺く2 (MF文庫J)青を欺く2 (MF文庫J)感想
「演技」「役者」に対するアプローチがしっかりしていて好感が持てるし、今回の問題解決のさせ方は実に面白い落とし所でしたね。いい作品でした。
次の展開への引きもちゃんとあって、次巻も楽しみ。
読了日:06月18日 著者:三船 いずれ
底辺ハンターが【リターン】スキルで現代最強~前世の知識と死に戻りを駆使して、人類最速レベルアップ~1 (一二三書房)底辺ハンターが【リターン】スキルで現代最強~前世の知識と死に戻りを駆使して、人類最速レベルアップ~1 (一二三書房)感想
軽率に死に戻りして強くなる話。この手の作品としては特筆するところが少ない。
読了日:06月17日 著者:萩鵜アキ
ゴリラ裁判の日ゴリラ裁判の日感想
知能を持つゴリラが番のゴリラが殺されたことを裁判で訴える、というアイディアが面白く魅力的。
ただ、裁判シーンの途中で原告ゴリラの過去と裁判になる事件に至るまでの話が長々と語られる構成になっていて、裁判シーンに水を差された印象になってしまう。裁判そのものが魅力的な分、裁判を中断される形で過去話が挿入されてテンションが低下してしまった。
時系列順に描くと「ゴリラ裁判」に辿り着くまでが長くなってしまうし、最初に魅力的なものを見せて「掴む」構成が必ずしも悪いとは言わないけど、もう少し上手くやって欲しかったですね。
読了日:06月16日 著者:須藤 古都離
あの日助けた幼い兄妹が、怒濤の勢いで恩返ししてきます (ビーズログ文庫)あの日助けた幼い兄妹が、怒濤の勢いで恩返ししてきます (ビーズログ文庫)感想
敵をヤる時は一気に確実に、というやり口が本当に怒涛の勢いだった。
義姉大好き妹ちゃんのキャラクターが好き。
読了日:06月16日 著者:新高
やり込んでいたゲーム世界の悪役モブに転生しました ~ゲーム知識使って気ままに生きてたら、何故かありとあらゆる所で名が知れ渡っていた~ (GA文庫)やり込んでいたゲーム世界の悪役モブに転生しました ~ゲーム知識使って気ままに生きてたら、何故かありとあらゆる所で名が知れ渡っていた~ (GA文庫)感想
無自覚無双+勘違いもの。
全体的に描写が薄く、勘違いものとしてのコメディ的な面白さにも欠けているし、個人的に刺さるところは少なかったかな……
読了日:06月16日 著者:夏乃実
最強陰陽師とAIある式神の異世界無双 〜人工知能ちゃんと謳歌する第二の人生〜 (ハガネ文庫)最強陰陽師とAIある式神の異世界無双 〜人工知能ちゃんと謳歌する第二の人生〜 (ハガネ文庫)感想
陰陽師に転生するパターンじゃなくて、陰陽師が転生するパターンの作品。
「陰陽術」の解像度が低く、別に魔法でも異能でも成立する感じで、ディテールの甘さは感じる。
「女性運」という前世の業が今世でも続いている辺りにハーレムラブコメ的な面白味が無くも無いけど、全体的には刺さるところが少ない作品だったかな。
うーん、新興レーベルでこういう感じだと辛いんじゃないかなぁ。
読了日:06月16日 著者:出雲 大吉
SSS級スキル配布神官の辺境セカンドライフ~左遷先の村人たちに愛されながら最高の村をつくります!~1 (一二三書房)SSS級スキル配布神官の辺境セカンドライフ~左遷先の村人たちに愛されながら最高の村をつくります!~1 (一二三書房)感想
ガバガバすぎる「スキル配布」能力だけならまだしも、当人が戦闘力でもチートレベルって時点でコンセプトがブレブレな気がする。
読了日:06月15日 著者:天池のぞむ
転生したラスボスは異世界を楽しみます1 (サーガフォレスト)転生したラスボスは異世界を楽しみます1 (サーガフォレスト)感想
ゲームラスボス転生系。
圧倒的力で全てのフラグを折り終わったところから始まるという切り口にはある程度の目先の違う面白味はあったかなし、フラグを折り終わった後の世界で「分からない未来」に向かうみたいな終わり方には悪くなかった。
最強無双系だから全体的に大味ではあるけど、1冊単位としてのまとまりは悪くない。
ただ「1」とナンバリングしているのに、これだけまとまった感じの終わり方をしてしまうと2巻以降は失速しそうな予感があるかな。
読了日:06月15日 著者:平成オワリ
【2019年・第17回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】怪物の木こり (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)【2019年・第17回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】怪物の木こり (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
サイコパスvs殺人鬼という筋立ては魅力的だったし、サイコパスである理由などのアプローチも面白味があった。
ただ「殺人鬼」に動機に纏わる部分、「殺人対象」を探し出していた流れなどに疑問が残るところはあったかな、といった印象。
もうちょっと割り切った怪物大決戦みたいな感じでも良かった気もする。
読了日:06月15日 著者:倉井 眉介
絶対零度のテロル 天久鷹央の事件カルテ (実業之日本社文庫)絶対零度のテロル 天久鷹央の事件カルテ (実業之日本社文庫)感想
医療と言うよりは化学だった。
読了日:06月15日 著者:知念 実希人
転生料理研究家は今日もマイペースに料理を作る あなたに興味はございません2 (アース・スター ルナ)転生料理研究家は今日もマイペースに料理を作る あなたに興味はございません2 (アース・スター ルナ)感想
メインヒーローが誰になるか、予断を許さない。
読了日:06月15日 著者:狭山ひびき
転生料理研究家は今日もマイペースに料理を作る あなたに興味はございません1 (アース・スター ルナ)転生料理研究家は今日もマイペースに料理を作る あなたに興味はございません1 (アース・スター ルナ)感想
王子の立ち居振る舞いとプロポーズ(?)にロイヤル感が足りない。
読了日:06月14日 著者:狭山ひびき
声優ラジオのウラオモテ #11 夕陽とやすみは一緒にいられない? (電撃文庫)声優ラジオのウラオモテ #11 夕陽とやすみは一緒にいられない? (電撃文庫)感想
最後のオチは予想できるものだったけど、「夢を獲りに行く」始まりのシーンはカッコよくて満足。
読了日:06月14日 著者:二月 公
お局令嬢と朱夏の季節3 ~冷徹宰相様との事務的な婚姻契約に、不満はございません~ (アース・スター ルナ)お局令嬢と朱夏の季節3 ~冷徹宰相様との事務的な婚姻契約に、不満はございません~ (アース・スター ルナ)感想
うーん、過去の因縁エピソードが中心に描かれる部分はまだしも、そういった諸々の部分が「主人公夫妻とは無関係の部分で有能な王族・親族がほとんど解決してました!」みたいな展開は正直拍子抜けだし、主人公夫妻置き去り感があって正直微妙でしたね。
後日談の部分は子供なども含めて好きだっただけに、少し勿体ない部分が多い巻だった印象。
読了日:06月12日 著者:メアリー=ドゥ
異世界転移して教師になったが、魔女と恐れられている件 ~種族に優劣などないことを教えましょう~5 (アース・スター ルナ)異世界転移して教師になったが、魔女と恐れられている件 ~種族に優劣などないことを教えましょう~5 (アース・スター ルナ)感想
相手をしばいて分からせる展開自体はそれなりに楽しめる反面、やっぱりイジメ問題の解決方法と解決の仕方は最後までしっくりこなかったかな。
読了日:06月11日 著者:井上みつる
異世界転移して教師になったが、魔女と恐れられている件 ~必ずや引きこもりから復帰させてみせましょう~4 (アース・スターノベル)異世界転移して教師になったが、魔女と恐れられている件 ~必ずや引きこもりから復帰させてみせましょう~4 (アース・スターノベル)感想
イジメと引き籠りに至る経緯自体はさておき、その解決のための対処が「……それで解決するの?」と思う動き方でなんだかしっくり来なかった。
読了日:06月10日 著者:井上みつる
異世界転移して教師になったが、魔女と恐れられている件 ~教え子の成長した姿に刮目せよ~3 (アース・スター ルナ)異世界転移して教師になったが、魔女と恐れられている件 ~教え子の成長した姿に刮目せよ~3 (アース・スター ルナ)感想
脳筋の獣人が腕力で納得させられる話。やはり暴力、暴力は全てを解決する。
読了日:06月10日 著者:井上みつる
三国志列伝 呂布を支えし不屈の猛将 陥陣営高順三国志列伝 呂布を支えし不屈の猛将 陥陣営高順感想
転生ものでも三国志風ファンタジーでもない、割と史実・演義に沿った三国志を舞台にした作品。
良くも悪くも三国志のストーリーを大きく改変することも反れることも無く、原作での愚かな選択・失敗がそのまま描かれているし、呂布勢力の末路も改変されることもないので、「ライトノベル」として読むとフラストレーションがたまるしスッキリしないところはある。
ん-、「三国志演義呂布勢力から見た一解釈」としては無しでもないけど、「ライトノベル」として評価すると呂布の人物造形が好みに合わないし、あまり肯定的な評価はできない印象。
読了日:06月09日 著者:暁月朧
神は遊戯に飢えている。8 (MF文庫J)神は遊戯に飢えている。8 (MF文庫J)感想
「ゲーム」のアイディアにネタ切れ感がある。
読了日:06月09日 著者:細音 啓
デスゲームに巻き込まれた山本さん、気ままにゲームバランスを崩壊させる (電撃文庫)デスゲームに巻き込まれた山本さん、気ままにゲームバランスを崩壊させる (電撃文庫)感想
デスゲームをデスゲーム(笑)にする女。
読了日:06月09日 著者:ぽち
疎遠になっていた幼馴染(彼氏あり)をセフレにしてみた【椎名美歩編】 (フランス書院eブックス)疎遠になっていた幼馴染(彼氏あり)をセフレにしてみた【椎名美歩編】 (フランス書院eブックス)感想
このシリーズの中では何度も使われてきたパターンではあるけど、恋人間にある綻びを主人公が上手く利用する形で堕としていく流れはやはりゾクゾクする。
相手の男にも悪いところがあるため寝取ることの罪悪感が少なくなっている点も個人的には気楽に読めて好き。ただこのことは寝取る背徳感が減ることに繋がるのでこの点は一長一短ではあるとは思う。
読了日:06月09日 著者:水鏡
後宮の影公主 ~呪術師は謎を読む~ (小学館文庫 Cみ 8-1)後宮の影公主 ~呪術師は謎を読む~ (小学館文庫 Cみ 8-1)感想
異世界転移型の後宮ミステリー。そう悪くないけど、特筆するような魅力には欠けている印象。
読了日:06月09日 著者:三沢 ケイ
赤ずきん、ピノキオ拾って死体と出会う。赤ずきん、ピノキオ拾って死体と出会う。感想
コメディ的なパロディなのはわかっているけど、好きな童話のキャラクターが悪者にされていると内心で楽しみ切れないところはある。
読了日:06月08日 著者:青柳 碧人
赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。感想
よく知っている童話が元ネタだから、基本的な登場人物・舞台設定が分かり易い。
読了日:06月08日 著者:青柳 碧人
吸血鬼の原罪 天久鷹央の事件カルテ (実業之日本社文庫)吸血鬼の原罪 天久鷹央の事件カルテ (実業之日本社文庫)感想
謎の真相が知らない疾患だったりすると、「へー、そういう病気(症状)があるんですね」以上の感想が湧いてこないし、ミステリ的な満足感には繋がらないところはある。
読了日:06月08日 著者:知念 実希人
~死亡フラグは力でへし折れ!~ エロゲの悪役に転生したので、原作知識で無双していたらハーレムになっていました (角川スニーカー文庫)~死亡フラグは力でへし折れ!~ エロゲの悪役に転生したので、原作知識で無双していたらハーレムになっていました (角川スニーカー文庫)感想
エロゲ悪役転生もの。この手の作品では「サボっていただけで才能は極上だった」みたいなキャラが多い中で、本作品においては「無才のキャラを原作知識で何とかする」方向性になっている。そのために「無双」と言う割には地に足がついており、良くも悪くも泥臭い展開になっている。
主人公の捻くれたキャラクター性もアウトローっぽさがあって割と好き。
文章や展開で若干読み辛いところはあったけど、全体的には好印象かな?
読了日:06月08日 著者:夏歌 沙流
男女比1:5の世界でも普通に生きられると思った?(2) ~激重感情な彼女たちが無自覚男子に翻弄されたら~ (電撃文庫)男女比1:5の世界でも普通に生きられると思った?(2) ~激重感情な彼女たちが無自覚男子に翻弄されたら~ (電撃文庫)感想
ヤンデレ化・修羅場化する(しそう)までの過程が丁寧に着々と描かれており、いつ大爆発するかでヒリヒリする。たまんねーな。
読了日:06月08日 著者:三藤 孝太郎
フェス旅: 日本全国音楽フェスガイドフェス旅: 日本全国音楽フェスガイド感想
良くも悪く広く浅くて取り上げたフェスガイド。かなり新し目のフェスも取り上げられてるのは、新刊本らしい良さがある。
ただ、ロックフェス以外にもジャズフェス・キャンプフェス等を無料有料・規模を問わずに取り上げている一方で、アニソンフェスやアイドルフェスなどは取り上げられていない辺りには偏りは感じた。
これがロックフェスと出演者傾向が重ならないジャズフェス等を取り上げないガイドなら気にならないんだけど、非ロックフェスを取り上げておきながら特定ジャンルの大型フェスを取り上げないのは気になるかなぁ。
読了日:06月07日 著者:津田昌太朗
転生したらラスボス系悪女だった! (アイリスNEO)転生したらラスボス系悪女だった! (アイリスNEO)感想
ラスボス転生+親バカ作品。
主人公のヒロイン力が低いサッパリした性格が割と好きだし、娘ちゃんが可愛い。
タイトルやあらすじから予想される「読みたかったもの」が概ね読めた満足感がある。
読了日:06月07日 著者:凪,くまの 柚子
俺の幼馴染はメインヒロインらしい。2 (角川スニーカー文庫)俺の幼馴染はメインヒロインらしい。2 (角川スニーカー文庫)感想
前世の記憶持ちの元カレが状況を引っ掻き回した前巻に引き続き、前世の記憶持ちの前世恋敵が状況を引っ掻き回す話。
生徒会長さんに対しては駄目な男に引っ掛かったばかりに……という同情心がある。あの男にそんな価値はないやで……
今巻も面白かった。
読了日:06月06日 著者:3pu
極めて傲慢たる悪役貴族の所業III (角川スニーカー文庫)極めて傲慢たる悪役貴族の所業III (角川スニーカー文庫)感想
元作品主人公をフォーカスすることで主人公の良さも引き出す展開。
短絡的に元作品主人公を落として主人公をageるのではない点は好感が持てる。
読了日:06月06日 著者:黒雪 ゆきは
小説 劇場版『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』 (角川文庫)小説 劇場版『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』 (角川文庫)感想
映画視聴済み。
内面描写に強い小説媒体らしく映画では読み取り辛かったキャラの心情について語られているし、映画では説明が甘かったポッケの背景等が補填されてた点は良かった。映画から削られた点や変更点もあったけど、良くも悪くも「あざとい」変更(追加)をしたラストシーンはこれでこれで悪くない。
ただまあ、レース描写周りを文章で上手く見せる工夫には乏しく、そこは明確に文章媒体の弱さが出てしまっている点は惜しい。
文字通りノベライズの良さと悪さがもろに出てる作品。小説単体だと弱いけど、映画の補完本としてはアリ。
読了日:06月05日 著者:吉村 清子,小針 哲也
転生したら最愛の家族にもう一度出会えました3 前世のチートで美味しいごはんをつくります (アース・スター ルナ)転生したら最愛の家族にもう一度出会えました3 前世のチートで美味しいごはんをつくります (アース・スター ルナ)感想
父親などの事情をしっかりと説明すること自体は悪く無いんだけど、そのせいで主人公サイドの描写が極端に減ってしまって「アーシュのグルメ展開」が削られることになってしまったのは少しバランスが悪い気もした。
読了日:06月05日 著者:あやさくら
転生したら最愛の家族にもう一度出会えました 前世のチートで美味しいごはんをつくります2 (アース・スター ルナ)転生したら最愛の家族にもう一度出会えました 前世のチートで美味しいごはんをつくります2 (アース・スター ルナ)感想
親バカ展開とハッピー感が好き。
読了日:06月05日 著者:あやさくら
お局令嬢と朱夏の季節2 ~冷徹宰相様との事務的な婚姻契約に、不満はございません~ (アース・スター ルナ)お局令嬢と朱夏の季節2 ~冷徹宰相様との事務的な婚姻契約に、不満はございません~ (アース・スター ルナ)感想
打てば響く関係の有能夫婦展開がとても好き。
読了日:06月04日 著者:メアリー=ドゥ
セカンドムーン1 少女と掃除機のルンバ (ダンガン文庫)セカンドムーン1 少女と掃除機のルンバ (ダンガン文庫)感想
「魂・意識」が無機物に宿る世界観は自己同一性を考えさせるSFファンタジー的で割と丁寧な作りをしているし、ボーイミーツガールとしてのまとまりは良い。
ただ一方で「掃除機のルンバ」であることを利用した物語・展開が読めるのかと思っていたら単純な魔法バトルになっていたり、他の無機物に移る展開もあったりして「掃除機であるからこその物語」としての強度は弱く、そこは少し拍子抜けではあった。
流行に乗れそうな感じではないけど好きか嫌いかで言えばそれなりに好き。ただ表紙絵とカラー口絵だけで本文イラストが無いのは大減点かな。
読了日:06月03日 著者:雨木シュウスケ
はらぺこ令嬢、れべるあっぷ食堂はじめました ~うっかり抜いた包丁が聖剣でした!?~1 (MFブックス)はらぺこ令嬢、れべるあっぷ食堂はじめました ~うっかり抜いた包丁が聖剣でした!?~1 (MFブックス)感想
良くも悪くも大味な部分は多いけど、コミカルな勢いがあってよろしい。
読了日:06月02日 著者:宮之 みやこ

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