2024年7月の読書まとめ

2024年7月の読書まとめ。読書メーター調べ。
計84冊、1日約2.71冊ペース。結構読めた方。
ライトノベル75冊、ジュブナイルポルノ8冊、一般文芸・ミステリ8冊、その他3冊。
こういうペースで読んでいきたい。
 
 

7月の読書メーター
読んだ本の数:84
読んだページ数:24166
ナイス数:392

定年後は異世界で種馬生活 (1) (モンスター文庫 Mま 03-01)定年後は異世界で種馬生活 (1) (モンスター文庫 Mま 03-01)感想
男が女に守られる「強さ」が逆転した世界で、主人公が種馬として成り上がる話。
次々と子作りして妊娠させる展開ながら、ダイレクトな濡れ場描写には踏み込まず、ちゃんと「ライトノベル」の範疇に納まっている。
ライトノベル」でありながらハーレムものらしい楽しさや次々と子供を作っていく背徳感もあって快感度が強い。割と好き。
他にも「種馬」と言う比喩だけじゃなくて、男に関するリストや扱いが完全に競走馬の種牡馬のようなノリで笑った。実績を出した種馬の代替馬として兄弟の価値が上がるところとか種牡馬そのもので楽しかった。
読了日:07月31日 著者:街のぶーらんじぇりー
ぼっちの僕になぜか可愛いセフレが沢山出来ていく ―たった1回のセックスでそれまでの人生全部ぶっ壊される美少女たち 高宮春香と藤原夏乃― (フランス書院eブックス)ぼっちの僕になぜか可愛いセフレが沢山出来ていく ―たった1回のセックスでそれまでの人生全部ぶっ壊される美少女たち 高宮春香と藤原夏乃― (フランス書院eブックス)感想
タイトルから想像できるものが読めた満足感はある。
読了日:07月31日 著者:えちえちおじさん
転生先は北の辺境でしたが精霊のおかげでけっこう快適です ~楽園目指して狩猟開拓ときどきサウナ~ (SQEXノベル)転生先は北の辺境でしたが精霊のおかげでけっこう快適です ~楽園目指して狩猟開拓ときどきサウナ~ (SQEXノベル)感想
北欧のような世界観は独特の味わいがあるものの、能力が万能過ぎるため「能力」「知識」を工夫して上手く使う面白さには欠けているかな、とは思う。
後は色恋沙汰に関する控えめな描写は嫌いじゃないんだけど、恋愛描写の積み重ねが少ない中で恋愛関係が進展してしまうので達成感は少ないかな、と思う。
いいところが無くも無いんだけど、個人的な好みと合わないポイントが明確かつ複数あるので総合点としてはあまり褒められない感じ。not for me気味。
読了日:07月30日 著者:風楼,Lard
没落令嬢の悪党賛歌 下 (アリアンローズ)没落令嬢の悪党賛歌 下 (アリアンローズ)感想
思っていたようなピカレスクものではなかったし、細かい粗や気になる点は無くも無いんだけど、最後まで明るく前向きにハッピーに復讐劇としての国家転覆をやり切った点は素直に評価したい。2巻で納まっているのがちょうど良かったね。
読了日:07月29日 著者:もちもち物質
没落令嬢の悪党賛歌 上 (アリアンローズ)没落令嬢の悪党賛歌 上 (アリアンローズ)感想
あらすじから「悲劇で壊れる」主人公の作品かと思ったら、思ったより悲劇じゃなかったし、主人公は割と元から頭のネジが緩んでいるタイプだったので、良くも悪くも明るいハイテンション復讐劇あるいは毒を以て毒を制する懲悪劇だった。
読了日:07月29日 著者:もちもち物質
太っちょ貴族は迷宮でワルツを踊る 3 (オーバーラップノベルス)太っちょ貴族は迷宮でワルツを踊る 3 (オーバーラップノベルス)感想
キャラクター性は相変わらず好きなんだけど、今回の再会から事件に巻き込まれるまでの流れについては(僕の読解力の問題なのか)細かい疑問点があったかなぁ。
読了日:07月28日 著者:風見鶏
優等生 綾香のウラオモテ 色んなアヤカとエロ体験! (フランス書院eブックス)優等生 綾香のウラオモテ 色んなアヤカとエロ体験! (フランス書院eブックス)感想
同人誌原作既読。以前のノベライズ既読。
良くも悪くもいつも通りの「アヤカ」のノリで安定感はあるものの、やはり以前のノベライズからのレーベル変更に伴って本文イラストが付かなくなったのは純粋な減点材料だよな、とは思ってしまう。
読了日:07月28日 著者:上原 りょう,ひさま くまこ
俺が告白されてから、お嬢の様子がおかしい。 2 (HJ文庫 ひ 06-01-02)俺が告白されてから、お嬢の様子がおかしい。 2 (HJ文庫 ひ 06-01-02)感想
ハイスペック鈍感系主人公とハイスペックポンコツ系お嬢様のラブコメ第二弾。
新たなる恋敵の登場で恋模様が煽られ、旧来の恋敵の共闘、前巻に引き続く小気味よい掛け合い、単巻としてのまとまりとラストのクリフハンガー
実にラブコメとしてのバランスが良い。いいですね。
読了日:07月28日 著者:左リュウ
女と男、そして殺し屋 (文春文庫 い 89-4)女と男、そして殺し屋 (文春文庫 い 89-4)感想
再度ニアミスする殺し屋。
彼・彼女が交差するときがシリーズラストだと思うだけに、そこまでシリーズが続いてくれることを祈っています。
読了日:07月28日 著者:石持 浅海
あたしは星間国家の英雄騎士!③ (オーバーラップ文庫)あたしは星間国家の英雄騎士!③ (オーバーラップ文庫)感想
「悪徳領主」では悪いところばっかりが目立つキャラクター達をカッコよく感じてしまい何か悔しい。
読了日:07月27日 著者:三嶋与夢
魔王と勇者の戦いの裏で 5 ~ゲーム世界に転生したけど友人の勇者が魔王討伐に旅立ったあとの国内お留守番(内政と防衛戦)が俺のお仕事です~ (オーバーラップ文庫)魔王と勇者の戦いの裏で 5 ~ゲーム世界に転生したけど友人の勇者が魔王討伐に旅立ったあとの国内お留守番(内政と防衛戦)が俺のお仕事です~ (オーバーラップ文庫)感想
「沢山助けられてきた親友に借りを返す!」という展開大好き。
読了日:07月27日 著者:涼樹悠樹
迷宮狂走曲 2 ~エロゲ世界なのにエロそっちのけでひたすら最強を目指すモブ転生者~ (オーバーラップ文庫)迷宮狂走曲 2 ~エロゲ世界なのにエロそっちのけでひたすら最強を目指すモブ転生者~ (オーバーラップ文庫)感想
「エロゲ」設定を上手く生かせていない一方で、「武士」の設定がキワモノレベルとして存在感がありすぎて、随所でバランスの悪さを感じたかなぁ。
読了日:07月27日 著者:宮迫宗一郎
キモオタモブ傭兵は、身の程を弁(わきま)える 3 (オーバーラップノベルス)キモオタモブ傭兵は、身の程を弁(わきま)える 3 (オーバーラップノベルス)感想
面白くない訳じゃないんだけど、「借金完済」以外の部分でヒロインとの絡みでも、傭兵としての成り上がり・評価的な面でも動きが乏しかったので食い足りなさはあった。
読了日:07月26日 著者:土竜
悪の令嬢と十二の瞳 ~最強従者たちと伝説の悪女、人生二度目の華麗なる無双録~ (オーバーラップノベルス)悪の令嬢と十二の瞳 ~最強従者たちと伝説の悪女、人生二度目の華麗なる無双録~ (オーバーラップノベルス)感想
勘違いものコメディかと思ったら最後に「十二の瞳」で泣かせてくる手腕が鮮やかでしたね。お前らの瞳かよ!
読了日:07月26日 著者:駄犬
とんでもスキルで異世界放浪メシ 15 貝柱の冷製パスタ×賢者の石 (オーバーラップノベルス)とんでもスキルで異世界放浪メシ 15 貝柱の冷製パスタ×賢者の石 (オーバーラップノベルス)感想
何度も繰り返された結果ダンジョンエピソードに作業感が強くなってきたので、今回のがま口財布のような知識チート展開が入ってくるとホッとしてしまう。
読了日:07月26日 著者:江口 連
ネットの『推し』とリアルの『推し』が隣に引っ越してきた 3 (オーバーラップ文庫)ネットの『推し』とリアルの『推し』が隣に引っ越してきた 3 (オーバーラップ文庫)感想
ヒロイン同士の関係性がギスギスしてなくて良くも悪くも読み易い。
読了日:07月25日 著者:遥 透子
アラサー魔術師のゆる~いハーレムライフ ~異世界と現代を行き来してのんびり暮らします~ (Mノベルス)アラサー魔術師のゆる~いハーレムライフ ~異世界と現代を行き来してのんびり暮らします~ (Mノベルス)感想
ヒロイン(候補)を始めとしたキャラクターが薄味で、「ハーレム」というには色恋にまで発展しておらず、色々と「ゆるい」。
うーん、こういう設定・状況なら異世界・現代を行き来することを生かして成り上がる・儲ける方が展開として「気持ち良い」と思うんだけど、色々と理由を付けてブレーキをかけてしまっている点が少し気になるかな?
「説得力のある制約」が面白さに繋がることもあるのも分かるんだけど、本作の制約は「それだけの能力が持っていればどうにでもなりそうじゃない?」と思ってしまうところはある。
全体的に物足りない内容。
読了日:07月24日 著者:しんこせい
才女のお世話 8 高嶺の花だらけな名門校で、学院一のお嬢様(生活能力皆無)を陰ながらお世話することになりました (HJ文庫 さ 07-03-08)才女のお世話 8 高嶺の花だらけな名門校で、学院一のお嬢様(生活能力皆無)を陰ながらお世話することになりました (HJ文庫 さ 07-03-08)感想
シリーズ序盤に比べてキャラクターの成長を感じさせるのはいいシリーズ。
読了日:07月24日 著者:坂石遊作
婚約破棄されてヤケ酒した令嬢が幸せを手に入れるまで 一夜の過ちは溺愛の始まり (リブラノベル)婚約破棄されてヤケ酒した令嬢が幸せを手に入れるまで 一夜の過ちは溺愛の始まり (リブラノベル)感想
状況だけだと「深酒して前後不覚になった末に見知らぬ男と同衾して責任を取らせて結婚した」話ってことになるので深く考えるのは、うん。
読了日:07月24日 著者:やきいもほくほく
公爵令嬢は我が道を場当たり的に行く 3 (アリアンローズ)公爵令嬢は我が道を場当たり的に行く 3 (アリアンローズ)感想
2巻で完結した作品のサイドストーリーや番外編などを集めた短編集。
好きなシリーズだったのでまだ彼女・彼らの話を読めて嬉しい。
笑える展開からちょっと泣ける展開まで揃っており、やっぱり何よりエリちゃんを始めとしたキャラクターが良かった。勢いで突っ走った面はあるにしても改めていいシリーズだったなぁ、って思いますね。
読了日:07月24日 著者:ぽよ子
飯バフ食堂、盛況なり~「おっさんは邪魔だ!」と追放された付与術師、特技を生かして田舎で食堂を開くも英雄御用達となる~飯バフ食堂、盛況なり~「おっさんは邪魔だ!」と追放された付与術師、特技を生かして田舎で食堂を開くも英雄御用達となる~感想
設定周りのディテールが個人的な好みに合わなかったかな。
食いしん坊マスコットは可愛かった。
読了日:07月24日 著者:蒼乃ロゼ
図解即戦力 鉄道業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書図解即戦力 鉄道業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書感想
鉄道業界には詳しくなかったので、様々なデータから「鉄道業界」が説明されていて実に興味深かった。鉄道会社がサービス業やホテル業や不動産業をやっているのは知っていたけど、JR各社ですら収入比率にここまで違いがあるとは思わなかった。面白い。
更に自分の生活圏の東北や頻繁に訪れる関東圏の鉄道については分かる部分が多い一方で、東海以西の鉄道事情は(観光で行ったごく一部以外)ほとんど知識がないことがハッキリと分かってしまう。こうしてみるとやはり鉄道会社と言うのは生活に密着したものなんだな、ということを強く感じますね。
読了日:07月23日 著者:枝久保 達也,佐藤 充,小林 拓矢
最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。11最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。11感想
マリャさんの落としどころ、「そうなるんだ」と肩透かしを食らった感はある。
読了日:07月23日 著者:ほのぼのる500
この×××がすごい!!下 かわりばんこでセクササイズ、エロ子レイヤーとコスえっち。 (フランス書院eブックス)この×××がすごい!!下 かわりばんこでセクササイズ、エロ子レイヤーとコスえっち。 (フランス書院eブックス)感想
レイヤーヒロイン自体はいいと思うんだけど、レイヤーヒロイン(コスえっち)と「挿絵が無いレーベル」の相性の悪さを感じますね。
読了日:07月23日 著者:枝垂 みかん
極めた薬師は聖女の魔法にも負けません ~コスパ悪いとパーティ追放されたけど、事実は逆だったようです~ : 6 (Mノベルスf)極めた薬師は聖女の魔法にも負けません ~コスパ悪いとパーティ追放されたけど、事実は逆だったようです~ : 6 (Mノベルスf)感想
ロッテのせいで存在感が薄まっていたクルト君のターニングポイント回。
読了日:07月22日 著者:インバーターエアコン
この×××がすごい!!上 地味子レイヤー紡木さんだって予約待チ××に。 (フランス書院eブックス)この×××がすごい!!上 地味子レイヤー紡木さんだって予約待チ××に。 (フランス書院eブックス)感想
紡木さん、中々面倒くさいキャラをしている。
読了日:07月22日 著者:枝垂 みかん
不思議な道具で奴隷ハーレム! ただし副作用はフル勃起!? (フランス書院eブックス)不思議な道具で奴隷ハーレム! ただし副作用はフル勃起!? (フランス書院eブックス)感想
タイトルに「奴隷」とあるものの暗い展開は無く、「幸せな愛奴隷」という感じだから良くも悪くも気楽に読める。
「奴隷」と「ハーレム」に対して拒否感が乏しいのでヒロインがチョロすぎなところはあるけど、そのおかげで攻略していくテンポ感はいい。
最後に明かされる「不思議な道具」の秘密と、その要素による落としどころはハッピーエンドの満足感がありましたね。
1冊で非常にまとまったいいエロ作品でした。
読了日:07月21日 著者:Peace
職業王妃にはなりません!~今世と前世の夢を叶えるために冒険者と食堂始めました~ (リブラノベル)職業王妃にはなりません!~今世と前世の夢を叶えるために冒険者と食堂始めました~ (リブラノベル)感想
「職業王妃」という強引な設定よ。
読了日:07月21日 著者:Na20
引きこもりVTuberは伝えたい2 (電撃の新文芸)引きこもりVTuberは伝えたい2 (電撃の新文芸)感想
非常によくまとまった1巻から、どのような2巻に繋げてくるのかと思ったらアリスガチ勢を始めとする同期や会社メンバーなどの濃い顔ぶれを投入した上で、アリスも超絶運動能力を実披露など、見所が沢山あって実に楽しい内容だった。
同期の顔見せと掘り下げをしつつ、アリスの見せ場も忘れない。完成度の高い1巻から、実に良好な「受け」の続巻でしたね。続きも楽しみです。早く新刊読みたい。
読了日:07月21日 著者:めぐすり
サイコな黒幕の義姉ちゃん 1 (アリアンローズ)サイコな黒幕の義姉ちゃん 1 (アリアンローズ)感想
「貴族令嬢」として未熟な面はありながら、誠実さと人間力で立場と良好な人間関係を作り上げていく流れが実に良い。
主人公に「最適な行動ではない綺麗ごと」「手を汚したくないが故の欺瞞」を突き付けてる流れなど、しっかりしている。
無自覚・鈍感系主人公だけど、サイコな黒幕と言う地雷の上をダンスするにはそれくらいの鈍感さが必要なのかもしれない。
読了日:07月21日 著者:59
俺がモテるのは解釈違い ~推し美少女たちに挟まれました~ (ファンタジア文庫)俺がモテるのは解釈違い ~推し美少女たちに挟まれました~ (ファンタジア文庫)感想
百合(勘違い)に挟まる男のラブコメ
読了日:07月21日 著者:浅岡 旭
祐介祐介感想
尾崎世界観の自伝的小説ということで手に取ってみたけど、本当に「自伝的」であって、自伝のような楽しみ方は出来い作品かな?
バンド活動が上手くいかなかった時期の生の感情をぶつけるような筆致が良くも悪くも私小説
「HE IS MINE」のような曲があるから性的な体験が原体験にあるだろうことは分かってたけど、思ったよりセックス描写が多くて苦笑いしてしまった。
正直、こういう作品があってもいいとは思うけど、僕が求めていた・読みたかったのはもっと分かり易いバンド小説的なものだったのでnot for meでしたね。
読了日:07月21日 著者:尾崎 世界観
VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた9 (ファンタジア文庫)VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた9 (ファンタジア文庫)感想
各キャラの変態ムーブに関しては若干飽きが出てきたけど、ここ数巻の5期生に焦点を当てた展開にきっちりと綺麗なオチを付けたのは良かったですね。
次巻本編最終巻らしいけど、6巻で綺麗に終われるところ延長してマンネリ感が出てしまった気がするので、アニメ放送が始まった後のこのタイミングで終われるなら幸せなことだと思います。なんにせよ最後まで見届けようと思います。
読了日:07月20日 著者:七斗 七
「ここは任せて先に行け!」をしたい死にたがりの望まぬ宇宙下剋上3「ここは任せて先に行け!」をしたい死にたがりの望まぬ宇宙下剋上3感想
やはり展開が遅く感じてしまい、1冊読んだ時の物足りなさがある。
読了日:07月20日 著者:のらしろ
バンド論バンド論感想
「バンドとは何か?」について、5つのバンドのフロントマンにインタビューした本。
個人的に山口一郎さんのインタビューが最も興味深かったかな?
音楽活動に辿り着くまでの経緯が特殊で、その人生が彼の音楽観・音楽世界に繋がってると思うと頷ける面が多々あった。
「バンドとは植物園である」
僕には出てこない発想で感心しましたね。
他のバンドのインタビューでも様々な回答があって、「バンド」と言っても多種多様で面白かったです。
いい本でした。
読了日:07月20日 著者:山口 一郎,蔡 忠浩,岸田 繁,曽我部 恵一,甲本 ヒロト
クラスメイトの美少女四人に頼まれたので、VRMMO内で専属料理人をはじめました 1 (HJ NOVELS HJN 86-01)クラスメイトの美少女四人に頼まれたので、VRMMO内で専属料理人をはじめました 1 (HJ NOVELS HJN 86-01)感想
うーん、好きな部分も無くも無いんだけど、主人公が攻略や戦闘などをやらない一方で、「美少女四人」サイドがゲーム内で「(ゲーム内で)食事作ってもらうための食材集め」くらいしかやっていないように見えてしまい、戦闘・攻略描写を省略することによる「主人公にフォーカスを当てる」効果はあるにしても「VRMMO」ものとしての広がりや面白さを表現しきれていない印象は受けるかなぁ。
更にヒロイン4人の行動・反応の足並みが揃い過ぎているせいで、4人の個性や差別化が死んでいる気がするのは勿体ない。
読了日:07月20日 著者:斗樹 稼多利
お嬢さま学園で一番の美女ギャルが子作りを教えてほしいと懇願してきた!? (ぷちぱら文庫creative)お嬢さま学園で一番の美女ギャルが子作りを教えてほしいと懇願してきた!? (ぷちぱら文庫creative)感想
ギャルと言うかどちらかと言うと幼馴染ヒロインだった。
読了日:07月20日 著者:愛内なの
転生しまして、現在は侍女でございます。 11 (アリアンローズ)転生しまして、現在は侍女でございます。 11 (アリアンローズ)感想
散々引っ張った感があるので、「ようやく!」というよりは「ようやくか……」という第一印象。
読了日:07月19日 著者:玉響 なつめ
R.G.O! 女子高生、VRMMOで理想の魔法ジジイを目指します1 (アース・スターノベル)R.G.O! 女子高生、VRMMOで理想の魔法ジジイを目指します1 (アース・スターノベル)感想
ジジ専プレイに対するこだわりがとても良かった。
読了日:07月19日 著者:星畑旭
偽典・演義8 ~とある策士の三國志~ (アース・スターノベル)偽典・演義8 ~とある策士の三國志~ (アース・スターノベル)感想
このまま主人公に教育された有能な皇帝によって世の中が平和になっていくと物語が盛り上がらないので、きっちりと今後に繋がる火種をバラまいていく。
読了日:07月18日 著者:仏ょも
幼い頃から知っている親友の娘にご奉仕してもらうことになりました (ぷちぱら文庫creative 291)幼い頃から知っている親友の娘にご奉仕してもらうことになりました (ぷちぱら文庫creative 291)感想
年の差エロスが好きなので楽しめました。
ただまあ、知り合いの娘に性的興奮を覚えるのはあくまでこれがフィクションだからだよなぁ、とリアルでのアレコレを思い出しての感慨。
読了日:07月18日 著者:愛内なの
極めた薬師は聖女の魔法にも負けません ~コスパ悪いとパーティ追放されたけど、事実は逆だったようです~ : 5 (Mノベルスf)極めた薬師は聖女の魔法にも負けません ~コスパ悪いとパーティ追放されたけど、事実は逆だったようです~ : 5 (Mノベルスf)感想
「指輪」の正体については分かったけど、その指輪がロッテの手に渡っていくまでの流れについてはしっくりこない物は残ったかなぁ。
ただまあ、導入と顛末の部分に疑問点があったものの、ロッテとクルトの恋愛に発展しそうでしない関係性やチート薬師としてのエピソードは安定した面白さはある。
読了日:07月18日 著者:インバーターエアコン
八彩国の後宮物語 ~退屈仙皇帝と本好き姫~ (ブシロードノベル)八彩国の後宮物語 ~退屈仙皇帝と本好き姫~ (ブシロードノベル)感想
本好きヒロインにはシンパシーを感じてしまって評価が甘くなってしまうところがある。
読了日:07月17日 著者:富士とまと
断罪を返り討ちにしたら国中にハッピーエンドが広がりました (GAノベル)断罪を返り討ちにしたら国中にハッピーエンドが広がりました (GAノベル)感想
断罪返り討ちで始まるハッピーエンドピタゴラスイッチ
読了日:07月17日 著者:みねバイヤーン
パパ活相手は娘の同級生! ~何でもヤラせてくれるってホント!?~ (オトナ文庫 268)パパ活相手は娘の同級生! ~何でもヤラせてくれるってホント!?~ (オトナ文庫 268)感想
パパ活ものに「娘の同級生」という要素を付け加えるだけで背徳感を煽られるし、年の差感が強調されるのでシチュエーションがいい。
パパ活によって破綻するところを描く訳でもなく、かといって間違った関係が解消されることも無く、欲望と快感に耽溺するままで終わる匙加減も個人的に好み。
うん、自分の今の性的嗜好にマッチした作品でしたね。
読了日:07月17日 著者:成田ハーレム王
悪役令嬢の父親に転生したので、妻と娘を溺愛します3悪役令嬢の父親に転生したので、妻と娘を溺愛します3感想
これで終わりかどうかは分からないし、続けようと思えばできそうではあるけど、「悪役令嬢の娘の運命改変」「妻と娘溺愛もの」としては割と綺麗な一区切りがついたとは思う。
諸手を上げて絶賛する訳は無いけど、十分に楽しめるシリーズでしたね(いや、まだ終わりなのかは分からないんだけど)
読了日:07月16日 著者:yui/サウスのサウス
異世界はスマートフォンとともに。 30 (HJ NOVELS HJN 07-30)異世界はスマートフォンとともに。 30 (HJ NOVELS HJN 07-30)感想
敵の正体が明らかになっても「へー」以上の感想が浮かんでこない時点で惰性で読んでいる感がある。
読了日:07月16日 著者:冬原パトラ
小動物系令嬢は氷の王子に溺愛される 8 (ビーズログ文庫)小動物系令嬢は氷の王子に溺愛される 8 (ビーズログ文庫)感想
ケヴィンとモリーの関係が進展したこと自体は良かったけど、不良騎士の策略と顛末があまりにも雑過ぎて、「トーナメント戦」の展開にもイマイチ乗っていけなかった。
読了日:07月15日 著者:翡翠
エロゲファンタジーみたいな異世界のモブ村人に転生したけど折角だからハーレムを目指す (一迅社ノベルス)エロゲファンタジーみたいな異世界のモブ村人に転生したけど折角だからハーレムを目指す (一迅社ノベルス)感想
「竜の血」を引いていることで女性上位の世界観、主人公は肉体(下半身)言語で「わからせ」てハーレムを作っていく話。
「わからせ」展開にはゾクゾクするものがあるし、肉体関係に溺れるような退廃感は嫌いじゃないんだけど、こういうお猿さんくらいヤリまくっているような作品をライトノベルレーベルで出すことの是非については毎回頭を悩ませるところはあるかなぁ。
僕個人はジュブナイルポルノ読みでもあるので作品そのものを否定するわけではないんだけど。
読了日:07月15日 著者:晴夢,えかきびと
コンクールシェフ!コンクールシェフ!感想
料理小説というよりは「料理コンクール小説」だった。
コンクールに臨む様々な背景を持つ複数の料理人にそれぞれスポットが当たる群像劇になっている。
バックグランドとなる環境・料理ジャンル等でキッチリとキャラクターが描き分けられており、キャラが立っていて対比関係も鮮やか。
地に足の着いた料理描写によって、勝ち負けの理由も明快で、スポコン的な面白さがある。
料理バトル漫画で育ってきた人間としては実に楽しい内容でしたね。いい作品でしたね。好き。
読了日:07月15日 著者:五十嵐 貴久
最低キャラに転生した俺は生き残りたい2 (MFブックス)最低キャラに転生した俺は生き残りたい2 (MFブックス)感想
んー、タイトル通り「生き残りたい」のは分かるからそのために死亡フラグとなるキャラと距離を取ろうとするのは分かるんだけど、それにしてはゲームの主要キャラとの距離の取り方が中途半端過ぎて、「結局主人公はどういう位置で、何をしたいの?」という点に疑問符がついてしまうところはある。
読了日:07月14日 著者:霜月 雹花
強制的にスローライフ!? 2 (MFブックス)強制的にスローライフ!? 2 (MFブックス)感想
1巻がそんなに合わなかったことから期待値を下げて読んでみたけど、事前にハードル下げて読んだらまだ読めた。
相変わらず各要素や展開に新鮮味は乏しいけど、割り切って読めばそれはそれでと思えましたね。3巻を読むかはまだ分からないところではある。
読了日:07月14日 著者:てぃる
ビブリオフォリア・ラプソディ あるいは本と本の間の旅ビブリオフォリア・ラプソディ あるいは本と本の間の旅感想
最初の「ビブリオにとってのディストピア」の世界観が印象的だった分、その共通世界観で進むのかと思ったら連作形式じゃない「本に纏わる」という共通点の短編集だった。
こういう短編集だと短編の面白さでムラが出来るものだけど、個人的な好みとして最初の短編が好きだった分面白さのピークが最初にきてしまい、竜頭蛇尾を感じてしまった。
読了日:07月13日 著者:高野 史緒
老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます9 (Kラノベブックス)老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます9 (Kラノベブックス)感想
デビュタントの流れとかは焼き直し感もあるんだけど、あっちこっちの国に移動してバタバタしてた最近の展開に比べれば焦点がハッキリしてる読み易さがあるし、そもそも「デビュタント」はこのシリーズが一番面白かった頃のエピソードであるから焼き直しでもそれなりの面白さはある。
読了日:07月13日 著者:FUNA
辺境の魔法薬師 ~自由気ままな異世界ものづくり日記~2 (MFブックス)辺境の魔法薬師 ~自由気ままな異世界ものづくり日記~2 (MFブックス)感想
んー、前巻に引き続き全体的に大味で粗が目立つ。2巻も読んでみたけど僕には合わない作品なのかもしれない。
読了日:07月13日 著者:えながゆうき
むかしむかしあるところに、死体があってもめでたしめでたし。むかしむかしあるところに、死体があってもめでたしめでたし。感想
シリーズを重ねることで「ミステリ向きじゃない」昔話を選ばざるを得ず、ミステリ化するための試行錯誤が垣間見える。
その辺の試行錯誤が成功していたり、イマイチ成功していなかったりという印象。
個人的には出来にムラを感じる巻でしたね。
読了日:07月12日 著者:青柳 碧人
黄金の経験値 III 特定災害生物「魔王」迷宮魔改造アップデート (カドカワBOOKS)黄金の経験値 III 特定災害生物「魔王」迷宮魔改造アップデート (カドカワBOOKS)感想
3巻にして早々に主人公の主目的や物語としてのメインストーリーラインが迷走中という印象。
読了日:07月12日 著者:原純
キッチン戦争キッチン戦争感想
料理コンクールを目指す料理人の小説。
変な謀略や事件が起きることなく純粋に「料理」「料理人」に焦点が当てられているので、「どういう料理を作っていくのか(作れるのか)」「自分がどんな料理人を目指しているのか」等のテーマに集中できる。
数々の料理漫画を読んできた身としてはやや地味な面もあるし、荒木さんとの関係性などには疑問が残る部分はあったものの、真摯な描写には手堅い面白さがあった。
割と好きでしたね。
読了日:07月11日 著者:樋口 直哉
お針子令嬢と氷の伯爵の白い結婚 (ガガガブックスf)お針子令嬢と氷の伯爵の白い結婚 (ガガガブックスf)感想
白い結婚後に旦那との関係性が良くなって幸せになるタイプの作品。
このテーマの作品としては特筆するものがある訳でもないけど、それなりに手堅い。「こういうの」が読みたい人なら。
読了日:07月11日 著者:岩上 翠
異世界ごはん無双 ~スキルと前世の知識を使って、お米改革はじめます!~ (カドカワBOOKS)異世界ごはん無双 ~スキルと前世の知識を使って、お米改革はじめます!~ (カドカワBOOKS)感想
テーマを絞ったグルメチートものは、対象を絞った分早々にネタ切れになり易いものだけど、日本人的に「お米」というテーマなら色んな引き出しがありそうだという安心感がある。
読了日:07月11日 著者:ぼっち猫
魔眼の悪役に転生したので推しキャラを見守るモブを目指します (カドカワBOOKS)魔眼の悪役に転生したので推しキャラを見守るモブを目指します (カドカワBOOKS)感想
ゲーム悪役転生もの。あまり新鮮味はない。カラー口絵では目立ってたメイド5人娘の登場格差が大きかった。
読了日:07月11日 著者:瀧岡 くるじ
だって、あなたが浮気をしたから (ツギクルブックス)だって、あなたが浮気をしたから (ツギクルブックス)感想
婚約者が妹と浮気していて婚約破棄してザマァ、というタイプの作品。
んー、元婚約者・妹・母親等への復讐や断罪について、主人公があまり主導的な立場を取らないので「父親と英雄が方をつけてくれました!」みたいな感じで、正直盛り上がりには欠けましたね。
読了日:07月10日 著者:高瀬船
亜人の末姫皇女はいかにして王座を簒奪したか 星辰聖戦列伝 (電撃文庫)亜人の末姫皇女はいかにして王座を簒奪したか 星辰聖戦列伝 (電撃文庫)感想
史書風英雄伝みたいな独特な形式で書かれた1冊。
史書のように客観的な事実の羅列になるのではなく、客観性が高い筆致で個人的な視点が書かれているので情けない失敗や泥臭さも描写されていて、何とも不思議な味わいがある。
一方で、こういう文章によってキャラクターへの距離感は生まれているので、良くも悪くもキャラ小説感は弱いかな?
質は高いと思うんだけど、割と好みが分かれそうな気もする。
個人的に一番引っ掛かったのは、タイトルで重要な部分をネタバレされた気持ちになってしまったところかな……
読了日:07月10日 著者:金子 跳祥
無敵な聖女騎士の気ままに辺境開拓 1 聖術と錬金術を組み合わせて楽しい開拓ライフ (HJ文庫 さ 09-02-01)無敵な聖女騎士の気ままに辺境開拓 1 聖術と錬金術を組み合わせて楽しい開拓ライフ (HJ文庫 さ 09-02-01)感想
「聖術」や「錬金術」の設定がイマイチしっくりこなかった。
読了日:07月09日 著者:榮 三一
ラーメン らーめん ラーメンだあ! (小学館文庫 い 46-1)ラーメン らーめん ラーメンだあ! (小学館文庫 い 46-1)感想
ラーメンを切っ掛けにしてサラリーマンとして成長するみたいなものを想像してたけど「お仕事小説」としての強度は強く無い。
一方で、ラーメン屋のアドバイザー的な展開になって「ラーメン屋小説」の方向性で進むものの、ラーメン屋小説としてはあまり山場が無くて盛り上がりに欠けていたし、途中で匂わしていた恋愛要素についても尻切れトンボ気味。
グルメ小説は好きなので個々の要素で楽しめる部分はあったものの、全体的なまとまり・仕上がり的はどの方向性としても「中途半端」な作品だったなぁ、という印象。惜しい。
読了日:07月08日 著者:一柳 雅彦
フェスタフェスタ感想
作者さんが以前に書かれた「黄金旅程」に比べると「裏社会との絡み」等の異物のような要素が含まれておらず「競馬小説」として純化しており、実名馬名の使用範囲等で更に現実競馬に近いところにリアリティラインが引かれている。
ナカヤマフェスタの仔で凱旋門賞に挑戦」はロマンの塊だし、ナカヤマフェスタの馬主一家の話を下敷きにしたエピソードにも感じ入るところがある。最後の話の落としどころも「らしさ」があったとても良い。
ナカヤマフェスタ種牡馬引退後にこういう小説が出ることに、競馬のロマンを感じる。いやー、面白かった。
読了日:07月07日 著者:馳 星周
古代ローマ解剖図鑑古代ローマ解剖図鑑感想
古代ローマは期間が長いからある程度網羅的に1冊をまとめようとするとこうなってしまう、という典型的な1冊。
まずテーマごとに分けてあって、そのテーマ内で時系列順に並べられており体系的に「古代ローマの歴史」を勉強するのには向かない。
一方で各トピックスについては図解付きで説明してあって個々の情報の質自体は悪くないので、「古代ローマの歴史をある程度分かっている人が、各トピックスを図解付きの情報で知識を深めたい」という用途には使えるとは思う。
ただ初心者が最初の1冊に選ぶ本ではないし、あくまで副読本止まりですね。
読了日:07月07日 著者:
聖女になりたい訳ではありませんが 辺境からきた田舎娘なのに王太子妃候補に選ばれてしまいました!?聖女になりたい訳ではありませんが 辺境からきた田舎娘なのに王太子妃候補に選ばれてしまいました!?感想
うーん、全体的なテンポ感が僕の好みには合わなかった感じ。
読了日:07月07日 著者:咲倉 未来
華麗なる悪女になりたいわ! ~愛され転生少女は、楽しい二度目の人生を送ります~(2) (SQEXノベル)華麗なる悪女になりたいわ! ~愛され転生少女は、楽しい二度目の人生を送ります~(2) (SQEXノベル)感想
1巻に引き続き、勘違いや思い通りにいかない展開が微笑ましい。
ただまあ、個人的好みとして第三王子のキャラクターがあまり好きにはなれなかったかなぁ。
読了日:07月07日 著者:葉月秋水,転
むかしむかしあるところに、やっぱり死体がありました。むかしむかしあるところに、やっぱり死体がありました。感想
「お前らが動くのかよ(生きているのかよ)」と突っ込まれがちな登場キャラが出てくるさるかに合戦の新解釈が面白かった。
読了日:07月06日 著者:青柳 碧人
黒猫ニャンゴの冒険5 レア属性を引き当てたので、気ままな冒険者を目指します (ドラゴンノベルス)黒猫ニャンゴの冒険5 レア属性を引き当てたので、気ままな冒険者を目指します (ドラゴンノベルス)感想
ヒロイックストーリーっぽかった前巻に対して、名声を得た後のアレコレに旧友との再会、兄や元テロリスト等の「違う猫人」の話など。
もう一人の「黒猫」が、主人公の有り得たかもしれない可能性として面白い対比になっていますね。
読了日:07月06日 著者:篠浦 知螺
極悪令嬢の勘違い救国記 1 (PASH!文庫 Mま 1-1)極悪令嬢の勘違い救国記 1 (PASH!文庫 Mま 1-1)感想
この作者さんらしい「勘違いもの」……なんだけど、「勘違い」というよりは、「主人公の言い回しが露悪的」という印象かな?
「主人公の自称している『極悪』の印象を周りに与えられていない」し、あんまり勘違いされてる感じはない。
作品自体は結構好きです。
読了日:07月06日 著者:馬路まんじ
悪役令嬢の継母に転生したので娘を幸せにします、力尽くで。 (ドラゴンノベルス)悪役令嬢の継母に転生したので娘を幸せにします、力尽くで。 (ドラゴンノベルス)感想
悪役令嬢の継母になって溺愛する話。
主人公の口調・思考はかなり荒々しくて全体的には脳筋思考気味。その辺は個人的には嫌いじゃないし、義娘はそれなりに可愛いんだけど、使用人が主筋の人間に対して慇懃無礼ですらない暴言・攻撃的な発言を繰り返すのにはゲンナリしてしまった。階級社会やないんかい。
更に(多分)ヒーロー役になるんだろう旦那の好感度が低い。娘への対応の悪さや主人公に対する態度や発言等ヘイトが溜まる。細かいところでも主人公が男装してアレコレする展開も余計に思えてしまったし、全体的に僕には合いませんでしたね。
読了日:07月06日 著者:牧野 麻也
クラスで一番かわいいギャルを餌付けしている話 (HJ文庫 し 09-02-01)クラスで一番かわいいギャルを餌付けしている話 (HJ文庫 し 09-02-01)感想
タイトルの割にはギャル要素や餌付け要素はそこまで強く無く、明るいラブコメ展開だけじゃなくて割とシリアスな展開・描写も入っていて、何というかこういう設定・あらすじの割には全体的なリアリティラインを「真面目」に書いてるなという印象になりましたね。
料理できる系主人公キャラが好きなのもあって、割と好きです。
読了日:07月06日 著者:白乃友
完璧令嬢クラリーシャの輝きは逆境なんかじゃ曇らない ~婚約破棄されても自力で幸せをつかめばよいのでは?~ (GAノベル)完璧令嬢クラリーシャの輝きは逆境なんかじゃ曇らない ~婚約破棄されても自力で幸せをつかめばよいのでは?~ (GAノベル)感想
明るく強く、ポジティブメンタル最強ヒロインが素敵。
読了日:07月05日 著者:福山松江
悪魔公女4 (Kラノベブックス)悪魔公女4 (Kラノベブックス)感想
勘違いものらしい滑稽さに適度な黒さとビターな味わいを加えて、「聖女」の伝説として綺麗な第一部完。
この流れでコミカライズで描かれていた2部に繋がる訳なんだろうけど、コミカライズは意識しないで第2部の小説版を展開していくのかな?
まあ、何にせよ第一部の終わり方としては非常に好感が持てる一区切りの巻でした。第2部も楽しみです。
読了日:07月04日 著者:春の日びより
推しにささげるダンジョングルメ 02 最強探索者VTuberになる推しにささげるダンジョングルメ 02 最強探索者VTuberになる感想
1巻早々に想像以上の成り上がりしていただけに、「推しに捧げる」という目標を達成しないまま引っ張るのは逆に不自然なので、ここで目標達成して一区切りつけるのは潔い展開で好印象でしたね。面白かった。
ここで初期目標を達成してしまった以上次の展開が気になるけど、3巻以降も楽しみにしています。
読了日:07月04日 著者:モノクロ ウサギ
【パクパクですわ】追放されたお嬢様の『モンスターを食べるほど強くなる』スキルは、1食で1レベルアップする前代未聞の最強スキルでした。3日で人類最強になりましたわ~!2 (Kラノベブックス)【パクパクですわ】追放されたお嬢様の『モンスターを食べるほど強くなる』スキルは、1食で1レベルアップする前代未聞の最強スキルでした。3日で人類最強になりましたわ~!2 (Kラノベブックス)感想
1巻に引き続き良くも悪くも勢いで諸々の瑕疵をフォローしている。まだ楽しめているけど、このノリが続くなら近いうちに飽きそう。
読了日:07月04日 著者:音速炒飯
宮廷魔術師の婚約者3 書庫にこもっていたら、国一番の天才に見初められまして!? (角川ビーンズ文庫)宮廷魔術師の婚約者3 書庫にこもっていたら、国一番の天才に見初められまして!? (角川ビーンズ文庫)感想
幾ら王子の結婚とは言え、国に取っての重要人物である天才魔術師と貴族令嬢の婚約を解消させて王子と結婚させようという流れには無理があるのでは……?
王子本人がそれを望んでいるならまだしも、王子本人も望んでいないまま婚約解消騒ぎになるのは「婚約の危機!」展開をさせたいだけのご都合展開に思えてしまう。
キャラが好きなシリーズなだけに残念な内容だった。
読了日:07月03日 著者:春乃 春海
日陰魔女は気づかない2 ~魔法学園に入学した天才妹が、姉はもっとすごいと言いふらしていたなんて~ (角川スニーカー文庫)日陰魔女は気づかない2 ~魔法学園に入学した天才妹が、姉はもっとすごいと言いふらしていたなんて~ (角川スニーカー文庫)感想
出張ってくる強い仲間が仲間が沢山いることで、主人公の存在感が食われてしまっているところはあるかな。
読了日:07月03日 著者:相野 仁
妹の迷宮配信を手伝っていた俺が、うっかりSランクモンスター相手に無双した結果がこちらです2 (角川スニーカー文庫)妹の迷宮配信を手伝っていた俺が、うっかりSランクモンスター相手に無双した結果がこちらです2 (角川スニーカー文庫)感想
んー、そこまで嫌いではないし、面白さを感じる瞬間もあるんだけど。
主人公を持ち上げるためのムーブをされがちなヒロイン勢に「ストーリーの都合」が透けて見えてしまってキャラクター性の弱さを感じてしまうし、主人公賞賛装置のような視聴者に配信の解像度が低さを感じてしまうかなぁ。
読了日:07月02日 著者:木嶋 隆太
神様なんか信じてないけど、【神の奇跡】はぶん回す2 ~自分勝手に魔法を増やして、異世界で無双する~ (アース・スターノベル)神様なんか信じてないけど、【神の奇跡】はぶん回す2 ~自分勝手に魔法を増やして、異世界で無双する~ (アース・スターノベル)感想
構築された世界観における文化・風習・常識と身分格差によって主人公が「運命に翻弄されてる」ような展開になっていて、そういう展開は「はがゆさ」に繋がりそうなものだけど、前世記憶による精神性の成熟と自作魔法によってポジティブなバランスになっている匙加減は良かった。
ただ、丁寧にやっている分ストーリー展開は遅めだし、この巻に関しては「あれ、ここで終わるの?」という印象にはなってしまったかなぁ。丁寧さとスピード感はトレードオフになり易いので難しい。
読了日:07月02日 著者:リウト銃士
俺が告白されてから、お嬢の様子がおかしい。 1 (HJ文庫 ひ 06-01-01)俺が告白されてから、お嬢の様子がおかしい。 1 (HJ文庫 ひ 06-01-01)感想
超ハイスペック鈍感ヒーローを攻略しようとする超ハイスペックお嬢様ヒロインの涙ぐましい努力の話。
ヒロイン視点がかなり多く、実質的にはダブル主人公くらい印象。
掛け合いのテンポ感が良く、ワードの選び方がかなり好みだった。好きですね。
読了日:07月02日 著者:左リュウ
神様なんか信じてないけど、【神の奇跡】はぶん回す1 ~自分勝手に魔法を増やして、異世界で無双する~ (アース・スターノベル)神様なんか信じてないけど、【神の奇跡】はぶん回す1 ~自分勝手に魔法を増やして、異世界で無双する~ (アース・スターノベル)感想
異世界転生というよりは異世界憑依同化タイプの作品。
憑依風なので「体を奪った」罪悪感を持っている主人公の心理が描かれていて作品の味に繋がっていますね。
内容はタイトル通り「自分勝手に魔法を増やす」展開なんだけど、プログラマーの前世を生かして魔法のシステムを推論・実践・検証を繰り返していく展開は良くも悪くも丁寧だし、「神の奇跡」に象徴される世界観には独特の味わいがあってその中で主人公が戸惑う展開はしっかりしている。
丁寧にやっている分展開の遅さはあるものの、この辺は好み次第かな?
全体的には割と面白かった。
読了日:07月01日 著者:リウト銃士

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