マリア様がみてる クリスクロス / イラスト:ひびき玲音 / コバルト文庫


コバルト文庫男オタにも人気なシリーズ……えーと、何作目だ。コレ。
とりあえず、クリスクロスと聞いて高畑京一郎を想像するのは昔ながらのライトノベルオタとして基本ですよね。


バレンタインデーのイベントの話。
ようやく瞳子が一歩踏み込んで、祐巳の関係が進展する……かもしれない所で次回へ続く。
いつまで引っ張るんだこのネタ。いい加減決着をつけて欲しいんですが。
これまで頑なに祐巳を拒否して、散々拗れてきた問題が、何だかうやむやの内に瞳子の中で自己解決をしてしまい、あっさりとスール拒否モードから脱却する。
何だかなぁ。ここまで引っ張って起きながら、明確な(分かり易い)ターニングポイントも無しに問題解決しちゃうのね。ドリルな女の子はよく分かりません
瞳子編に入ってからのグダグダ展開のせいで、ようやく状況が動いても「はいはい、結局は予定調和の姉妹関係に落ち着くのね」と言う冷めた感想しか持てない。
まあ、状況が動かないよりマシなのは確かなんですが、正直瞳子編はさっさと終わって欲しいが本音。


あー、でも、瞳子が絡んでくるところ以外のバレンタインデーイベント自体は割と好きだった。
「宝探し」をしているワクワク感があるし、細かい駆け引きや薔薇達の思惑も楽しい。
……まあ、結局は私が瞳子編に入ってからの展開にうんざりしてるのが最大のネックか。