- 作者: 黄支亮,東雲舞樹
- 出版社/メーカー: フランス書院
- 発売日: 2005/06/01
- メディア: 文庫
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はいはい、地味ーに、地味ーに、増えていくエロ小説の感想ですよ。
聖杯を求める凶鬼に騎士やスカウトや魔法使いが陵辱される話。
直接的な輪姦よりも、快感を煽る描写に傾倒してるせいか、いまいちエロのピントが外れてる印象がある。
蟲などファンタジーエロものの常套手段で快感を散々煽っておきながら、本番シーンがサラッと流されてしまったりする。
それが、オードブルは沢山出出てきたのに、肝心のメインディッシュがごく少量で更にデザート無し、みたいなチグハグ感を感じさせる。
そのように前戯に偏向して、本番描写が弱いせいで、せっかくのエロシチュといい感じにエロいイラストが生かされておらずに、そこが残念だった。
それと、最後のぶつ切り感が何とも言えない。
あの流れなら、騎士やスカウトは嬲られ、堕ちて終わるのが当然だと思っていたのに夢オチを突きつけられたような拍子抜けな気分になってしまったよ。
絶対に妊娠エンドか肉便器エンドだと思ったのに!(お前は何を期待していたのか)
それと、なんか続きがありそうな終わり方だと思っていたら、やっぱり続編(というか同一世界観作品?)が出てたのか。うーん、文章や描写はともかく、イラスト自体は(エロ方向で)好みだったから、同じ絵師の続編も機会があれば読んでみましょうかね。