約束―彼女はウエイトレス / イラスト:安藤智也 / 美少女文庫


美少女文庫のエロ本。
安藤さんは好きな絵師なので勢いで買ってみた。


洋菓子店にパティシエとして働く主人公が、その店の長女に誘われたことを切っ掛けに三姉妹と関係を持つことになり、やがて「約束の人」と結ばれるお話。
最近読んだエロ小説と違って、ハーレムエンドじゃないところが逆に新鮮だった。
イラストの助けもあり、それなりにエロイ。
ただ、「約束の人」を勘違いしてたあげく、勘違いが分かると直ぐに「好きな人」を乗り換える主人公の軽さに苦笑い。ハーレムものの主人公ならそれもアリだけど、最後には一穴主義に走る似非純愛主人公の態度としては幾らなんでも軽薄過ぎるだろう。
それと「過去の約束」に関する部分の見せ方、純愛ものとしての恋愛の描き方などが余り上手くない。
これなら、下手に「過去の約束」とかを絡めないで、ハーレムものとして特化した方が、個人的には好きだったかな。