安藤美姫 ジャンプ難度大幅変更

いやいや、コレは吉報ですな。
安藤は演技構成点のアベレージにおいては、スルツカヤ・コーエン・荒川・村主辺りと比べると一歩劣るので、上位を目指すのにはどうしても要素点で高得点を取らなくては成らないので、この方針は正しい。
最近のマスコミによる偏向・過熱報道を見てると「4回転を成功すればメダルに手が届く!」などと錯覚しそうになりますが、正直4回転の成功程度の加点じゃ上位とやりあうには明らかに足りない訳で、後半に入れるジャンプの難易度を上げれば、1.1倍補正も手伝って結構な要素点の底上げが見込める。GOEに関しては、その時の調子次第ってのがあるしね。
まあ、正直安藤に関しては4回転という話題性だけで、自己ベスト・アベレージ・プログラム構成を考えると本番でメダルを狙えるとはまったく思ってませんでしたが、少しは芽が出てきた印象。
ぶっつけの「蝶々婦人」と直前の難易度大幅変更という、ギャンブル性溢れる演技になるでしょうが、コレで少しは面白くなってきた。


荒川に関しては、近頃の不調によるジャンプの回転力不足と、新採点制度では点数が望めないイナバウアーを組み込むという方針がどう出るか。
新採点制度に否定された形になるこだわりの得意技を組み込むところに、「スケートを楽しむ」という心意気と元世界女王の誇りを感じる。
まあ、仮にこの選択のせいで負けたとしても拍手を贈りたいね。
村主にいたっては、特に底上げの要素は無いけど、調子は良さそうだから素直に頑張っていただければ。
練習のジャンプを見てても、高さが出てるし、ノーミスで滑れば銅は狙える位置にいるかな。
まあ、怪我の後遺症が無ければ、安定感は日本選手でも一番なので上位陣がミスするようだと、不気味な存在になってくるはず。