スーパーダッシュ文庫の看板シリーズ10巻目。
シリーズナンバーは付いてるけど、閑話休題な外伝


久々の新刊で、外伝だと思ったら突然くだけまくった文体になっててビビッタ。
今までもそんなに硬い文体という訳では無かったけど、今までの文体の比じゃないくだけっぷり。人気シリーズでこんな実験的なことを試みるとは。ある意味やるな倉田
まあ、個人的な好みを言わせて貰えば、ちょっとはっちゃけ過ぎだと思いますが。


中身は最近のシリアス気味な本編よりも好きかな。
アクション分は少ないけど、読書狂なところは充分に出ているので、割と満足できた。
新キャラのチビおかっぱがR.O.Dキャラとしては久々のヒット。書泉最高。
キャラ的にも、設定的にも、イラスト的にもツボだった。
エピローグのアレは、再登場への複線として期待しておこう。過度の期待は裏切られそうだと分かっているけどね。
しかし、新キャラがことごとく、有名書店の名前をもじってるのが何かいいなぁ、と思った。


しかし、どうやら私は小説版R.O.Dに関してはアクションよりも、本に対する愛が詰まってる方が好きらしい。
アニメや漫画とかの「絵」が中心になるにメディアだとアクションの方が重要かも知れないけどね。