- 作者: 片桐敬磨,藤真拓哉
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2008/01
- メディア: 文庫
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第5回スーパーダッシュ小説新人賞の第3次選考通過作。
イラストはネギま!?neoの中の人。
仕事の途中で出会った少女を幸せにするために主人公が奮闘する話。
サクサク、ズンズンと人が次々死んでいくことを除けば、実にベタな超人アクションノベル。
文章が洗練されてないせいか、ところどころでテンポが悪い。制御しきれず暴走しかかることがある。
主人公が事件に関わっていく流れや、主要登場人物が行動を共にする流れ、それぞれの組織や敵キャラの思惑などで、度々不自然さを覚える。
物語を進め方が下手。大枠のストーリーラインに沿ってキャラが「都合よく動かされてる」感じがするせいで、登場人物たちの行動にひっかかりを覚える。
お話以前に、ここら辺の技術的な問題はさすが非受賞作って感じ。
イラストが典型的な萌え絵ながら、ヒロインが可愛く描かれている点は良かった。というか気に入った点はそこだけかも。