A君(17)の戦争8 うしなうべきすべて (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 豪屋大介,玲衣
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2005/04/20
- メディア: 文庫
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久々のA君新作。
デビル17が個人的にイマイチで、敬遠気味だったから久々の豪屋作品ということに。
「魔王領本土侵攻」編ということで、話的には盛り上がってくるシチュエーションなんですが、いかんせん話が進まねぇ。
中味自体は、軍用語・設定・状況の説明・解説などが沢山詰まっていて読み応えはあるんだけど、そういった前振りだけで終わってしまった印象。
全3章構成の「魔王領本土侵攻」編の、1章だけで終わってしまったと後書きにはあるけど、まさにその通り。本筋入る前に終わってしまってる。
しかし、分量的には270ページくらいしかないんだから、4〜500ページ使っていいからある程度まで話を進めて欲しかった。
「デビル17」だとザラで400ページオーバーの本を出してる癖に、何で久々のA君で中途半端な区切り・ボリュームの本を出すかなぁ。
内容はA君らしくそれなりに面白かったけど、この半端なところがちょっと気に食わなかった。
個人的には上下巻の、各巻500ページオーバーで一向に構わなかったのにー(お前が構わなくても他の人が構うわ)
あー、ちなみに今回から一新されたイラストは個人的にはあまり好きでは無いかなぁ。
何だかんだ言って、伊東岳彦デザインのキャラ絵は好きだったんで。
まあ、イラストレーターのせいで刊行が遅れるみたいな弊害があるんなら、この処置も致し方ないんだろうけどね。