2006年上半期ライトノベルサイト杯

せっかくだから、某所の企画に便乗してみる。


【06上期ラノベ投票/4829117877】
【06上期ラノベ投票/4840233918】
【06上期ラノベ投票/4840115400】
【06上期ラノベ投票/4061824880】
【06上期ラノベ投票/4086303027】



抗いし者たちの系譜 逆襲の魔王 (富士見ファンタジア文庫)

抗いし者たちの系譜 逆襲の魔王 (富士見ファンタジア文庫)


前に書いた感想はこちら
「ああ、このバカップルめ!」と言いたくなるようなラブストーリー。
いや、私は間違ったことは言っていない
元魔王がどこまでも一途で必死でオメガ格好良くて、現魔王が純愛でめがっさ可愛いかったよ。
戦記ファンの琴線に触れるような「謀略」などのキーワードもあって、ツボにはまりまくった。
設定負けしない内容に満足したし、このページ数でこの密度はすげーよ。
今年の富士見ファンタジア新人の中では最大の期待株



トリックスターズD (電撃文庫)

トリックスターズD (電撃文庫)


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メタフィクション好きとしてはコレに入れざるを得ないでしょう。
正直、ラストのオチとかトリックなどに不満を覚える点が幾つかあるんだけど、メタ作品だし贔屓目で見ますよ(何
1,2巻を読んでいると楽しめる仕掛けには、思わずニヤリとしてしまいましたし。
今、電撃で一番「ミステリ」を意識した作品としてこのシリーズはプッシュしていきたい所存であります。




前に書いた感想はこちら
シリーズ自体が好きだったので、一応の完結編に当たるこの巻に投票(何か「エトセトラ上等!」とか出るらしいけど、短編集?)
ジェットコースターのような展開と、真っ直ぐで直球なラブ!が気持ちよかったですよ。
特にこの巻は、エピローグでの主人公とヒロインのやり取り・会話が好き。
最後の台詞とか思わず身悶えてしまったよ
難しいこと考えずに楽しめるシリーズなのがいいよね。




前に書いた感想はこちら
最近の展開と中身の濃さが神がかってる感じのするこのシリーズ
1巻からのリアファンで、リアルのフィギュアスケートファンでもある私としては入れざるを得ないでしょう。うん。
アスリートの苦悩や自己嫌悪などの深い感情表現を描きながら、最終巻への舞台作りを行うバランス感覚に脱帽。
最終章のスタート編としてこれ以上のものは無いでしょう。



少女は踊る暗い腹の中踊る (講談社ノベルス)

少女は踊る暗い腹の中踊る (講談社ノベルス)


前に書いた感想はこちら
多分、私以外にコレをライトノベルとして投票する奴はいねーだろうなぁ、と思いつつ投票。
ライトノベルとしてグレーゾーンというか、むしろ真っ黒に近いと思いますが。
オチとか展開とか色々と荒削りだったし、決して良質のミステリという訳じゃなかったけど、猟奇事件を初めとするノワール小説らしい暗黒面と色々と歪んだ「愛」が動機となった事件の哀しさの融合が割とツボにハマッタ。
著者の今後に期待したい。今後はもうちょっとミステリに傾倒してくれると嬉しいなぁ。




こんなところで。