新人のシリーズ2作目の癖に背表紙には「霧の向こうに……」とだけ書いてあるだけで、平積み以外だと探し辛いことこの上ない一冊。


今回も典型的な富士見のヌルイ系ファンタジー
ラブってコメってる。以上。


……で、感想を終わるのも何なんでもう少しだけ……
事件が解決する過程や犯人に意外性が欠けている。
というか、作中で「再現率の低い」みたいな言い方されている詠唱をほぼ完璧に再現してた犯人が、何で落第生なんだろうか。それだけ高等な詠唱が出来るなら合格するんじゃないか?
この件に関してのフォローが無いのが不満。
そして、新キャラが主人公に憧れている理由や切っ掛けについて言及されてないのが、さらに不満。
ブコメを煽るためのキャラを出すのは勝手だけど、理由無しにラブってのは納得いかねぇ。主人公ラブが前提で作られたキャラにしか思えなくてちょっとなぁ。
何か2行感想で語れるくらい内容が無かったから、語ろうとすればするほど不満が口に出る。
なんか、ファンタジーとしてもラブコメとしても半端すぎる。
ブコメだったらもうちょっと上手く、徹底的にやって欲しいなぁ。
某サイトでは絶賛されてたから、ちょっと期待ハズレな感が否めない。