- 作者: 北山大詩,石田あきら
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2006/08
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (13件) を見る
新人賞受賞作品によるデビューシリーズも3作目。
S級エクサー2人組と新人エクサー2人組で勝負をする話。
あー、何と言うか、また「捕まる→閉じ込められる→救出に行く」という流れなのね。もう飽きたよ、その流れ。
主人公達が腕力的には貧弱なエクサー集団なので、「頭を使った戦い(駆け引き)」がキモのはずなのに、毎回毎回対処がおっつかなくなって捕まるという主人公集団の無能っぷりを何とかしてくれませんかね。
そして、相手も相手で「能力者」であることを分かった上で捕まえてるのに、毎回毎回簡単に救出されてしまう駄目っぷりでいい加減呆れ果ててきましたよ。
敵味方でドジっ子度を毎回のように争ってどうする。アホか。
こんな毎回のようにピンチに陥って行き当たりばったりでどうにかなってる程度の連中が、何故勢力間の争いの中で中立を保っていられると思ってるんだろうか。
自分達でどうにもならなくなって「助けてお兄さん」「助けて姉御」みたいな手段を取るくらいなら、最初から意地張らずに仲間になって庇護下に置かれてろって。
結局、毎回のように同じようなウッカリ展開で、グダグダしてきたので、最近このシリーズも読むのが辛くなってきた。
一応、三角関係を絡めた青春小説的なアプローチが残っているので、次巻までは読んでみようと思いますが、あんまり期待はしない方向で。