- 作者: かたやま和華,梶山ミカ
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2006/08
- メディア: 文庫
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新人賞受賞シリーズの第三巻。
嘉一の祖母がやってきてから、主人公達が巻き込まれる事件の話。
あー、大分シリーズとしてこなれてきた印象。
特別面白いわけでも無いけど、そこそこまとまっててそこそこ読める。
「喧嘩するほど仲がいい」関係にある楓と弥比古の微笑ましいやり取りを見るのはそれなりに楽しい。
ただ、相変わらず敵の正体や真相に意外性が乏しく、展開も王道(悪く言えば陳腐)過ぎるので、お話としては弱い。
どう贔屓目で見ても小粒過ぎる物語で、この辺は1・2巻の頃とあまり印象が変わらない。
ま、1・2巻が好きなら惰性で読んでもいいんじゃないですか。