バッテリー / 角川文庫

バッテリー (角川文庫)

バッテリー (角川文庫)


映画化も決定した児童文学小説。


とある田舎町に引っ越すことになった天才野球少年が、家族とか友達について考えたり・悩んだりする青春小説。
大人びた少年が、今までと違う環境に置かれて、家族の違う一面を垣間見たりして戸惑う。
そういった少年の内に篭った感情や衝動、やるせない気分などが、上手く描かれていた。
分類が「青春小説・児童文学」だから、野球小説としての部分が弱いのがちょっと残念。
でもまあ、一般小説としてそれなりに面白かったです。
ただ、1巻だけだと消化不良なところが端々で見受けられたので、そのうち続巻も読んでみようかと。