- 作者: 一色銀河,ゆい
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2004/10
- メディア: 文庫
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ウンチク野球ノベル「若草野球部」の作者による新作。
駄目、没、ハズレ、つまらねぇ。
どこかで見たような設定、キャラクター、展開による凡作というか駄作。
目を引くような新味はまったく無く、何世代か前のライトノベルを見せられてる感じ。
何をどうしたらこんな出来の作品が通るんだろうか。編集の神経を疑いたくなる。
しかも明らかに続き物を意識して書かれてるんですが、まさかシリーズ化するつもりなのか。
イラストも商業とは思えない酷い出来。えっちぃ展開と可愛い女の子とかで売るような作品でこの絵はないだろう。ちょっとした同人小説のイラストに劣るとも勝らないクオリティ。
イラストレーターの個人HPの絵を見る限りそこまで酷く無いはずなのに、この作品のヘタレイラストは何なのか……コネか何かで仕事を取ってきたんじゃないかと本気で疑った。
カラーやラフなら何とか誤魔化せるけど、それ以外の白黒イラストとかは下手な人なのかなぁ。輪郭とか骨格とかデッサンレベルでおかしいものな……
うーん、やっぱり無駄にえっちぃ主人公の一人称と、随所に挿入されるパロネタ以外は特徴という特徴は無いか……特徴といっても長所では無いですが。
多分この作品は、「若草野球部」にそっくりなカラーページの漫画の展開を、作者本人によるセルフパロディだと思って笑う作品なんだろう。きっとそうに違いない。