ふたかた / 著:わかつきひかる / 絵:巻田佳春 / 一迅社文庫

ふたかた (一迅社文庫)

ふたかた (一迅社文庫)


一迅社文庫デビューラインナップ7作品その6。
ジュブナイルポルノからライトノベルへ活動の場を広げている、美少女文庫のエース・わかつきひかるの新作。


死んだはずの双子の姉に取り憑かれた弟君の生活を描く、ドタバタエロコメ
女装少年+幽霊取り憑かれもの、って感じ。合わせ技ではあるものの双方のフォーマットはオーソドックス。
「女装少年」には興味ない私には、余り引っかかりどころの無い作品だったなぁ(「おとまほ」とか「しゃっぷる」とかその手のものも読んでるけどさ)
ジュブナイルポルノ出身の作者らしくえっちぃシーンはあるけど、「AKUMAで少女」辺りに比べれば控えめか。
うーん、姉の行動がどうも自分本位過ぎてどうも鼻に付くし、弟君の流されキャラなところも好きになれない。
キャラ小説でキャラが気に入らない時点で、私には合わないってことなんだろうね。
まあ、幼馴染少女との関係が、幼馴染から恋人へ移り変わる流れだけは嫌いじゃなかったかな。
総合的に見て、面白いかと言われると頷き難いところ。好きになれねーです。


正直、あとがきのぶっちゃけ具合の方が本編より面白かったかもしれない。