2020年12月の読書まとめ

[読書] 2020年12月の読書まとめ

2020年12月の読書まとめ。読書メーター調べ。
計75冊、1日2.42冊ペース。
ライトノベル70冊、一般文芸・ミステリー(富士見L文庫のミステリー含む)3冊、再読本2冊。
2020年最後の年はそこそこ。来年(今年、2021年)はもっとラノベ読みたい。

12月の読書メーター
読んだ本の数:75
読んだページ数:22374
ナイス数:214

星になりたかった君と星になりたかった君と感想
「星になった」という言葉からご都合主義の未来を幻視する―――
読了日:12月31日 著者:遊歩 新夢
主人公じゃない!01主人公じゃない!01感想
RPGにおける定番設定・定番展開からの「外し方」が相変わらず上手い作者さんなので安心して読める。面白かった。
読了日:12月31日 著者:ウスバー
貧乏令嬢の勘違い聖女伝2 ~お金のために努力してたら、王族ハーレムが出来ていました!?~ (一迅社ノベルス)貧乏令嬢の勘違い聖女伝2 ~お金のために努力してたら、王族ハーレムが出来ていました!?~ (一迅社ノベルス)感想
この作者さんの作品、いつテンションが振り切って暴走し始めるか分からないのでドキドキ感がある。
読了日:12月31日 著者:馬路まんじ
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身IV」本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身IV」感想
これまで何度やらかしても浮かび上がってきたヴィルフリートがついにヤキ入れられるのかっ?という期待感が大きい。
読了日:12月31日 著者:香月美夜
王立士官学校の秘密の少女 イスカンダル王国物語 (メディアワークス文庫)王立士官学校の秘密の少女 イスカンダル王国物語 (メディアワークス文庫)感想
ただただ、はがゆい。
読了日:12月30日 著者:森山 光太郎
ドクター・デスの遺産 刑事犬養隼人 (角川文庫)ドクター・デスの遺産 刑事犬養隼人 (角川文庫)感想
スリードに気付いてしまったので終盤の展開が上滑りしてしまった。この手の作品においてミスリード・真犯人が読めてしまうことは決して誇るべきものでも自慢するようなことでもなく、ミステリーの楽しみを損なってしまう自爆のようなものだよな……
読了日:12月30日 著者:中山 七里
悪役令嬢は今日も華麗に暗躍する 追放後も推しのために悪党として支援します! (カドカワBOOKS)悪役令嬢は今日も華麗に暗躍する 追放後も推しのために悪党として支援します! (カドカワBOOKS)感想
悪役令嬢が表舞台で躍進するのではなく、ちゃんと悪役令嬢として裏社会ベースに暗躍するのがピカレスク小説っぽさもあって良かったです。
読了日:12月30日 著者:道草 家守
TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す 1 ~ヘンダーソン氏の福音を~ (オーバーラップ文庫)TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す 1 ~ヘンダーソン氏の福音を~ (オーバーラップ文庫)感想
TRPG感はそこまで強くないけど、TRPG用語・概念が出てくるところに古のプレイヤーの血が騒ぐところはある。しかし、それ以上に人外ヒロインの存在感が強い。
読了日:12月29日 著者:Schuld
俺だけレベルが上がる世界で悪徳領主になっていた (ファミ通文庫)俺だけレベルが上がる世界で悪徳領主になっていた (ファミ通文庫)感想
コーエイ系戦略シミュレーションゲームのような「ゲーム的」な要素が強いかなりクセのある世界観だった。直接的な戦闘は「数値」の上下によって決まるので、戦略・戦術的な部分はともかく「戦闘」としての面白さには欠ける。
キャラクター造形も文章も独特な味を感じるけど、この辺については好みが分かれそうな部分ではある。
うーん、個人的にも好きなところと気になるところが混在する感じだったけど、とりあえず2巻も読んでみようという気分にはなりましたね。
読了日:12月29日 著者:わるいおとこ
今はまだ「幼馴染の妹」ですけど。3 3年分の「ありがとう」だよ、先輩 (MF文庫J)今はまだ「幼馴染の妹」ですけど。3 3年分の「ありがとう」だよ、先輩 (MF文庫J)感想
これまでのヒロインたちとの関わり合いの中から浮かび上がってきた「星の涙の力」と「自罰的な主人公のキャラクター」によって結実させられた最後のシーンには静かに一つ息を吐いてしまった。
読了日:12月28日 著者:涼暮 皐
孤高のぼっち令嬢は初恋王子にふられたい―呪いまみれの契約婚約はじめました― (一迅社文庫アイリス)孤高のぼっち令嬢は初恋王子にふられたい―呪いまみれの契約婚約はじめました― (一迅社文庫アイリス)感想
展開が想像の何倍も重かった。
読了日:12月28日 著者:藍川 竜樹
呪剣の姫のオーバーキル: ~とっくにライフは零なのに~ (ガガガ文庫)呪剣の姫のオーバーキル: ~とっくにライフは零なのに~ (ガガガ文庫)感想
スプラッタ&グロテスクに装飾されたボーイ・ミーツ・ガールなバディ(?)バトルファンジー王道ファンタジー風味。←を書いてる自分も途中で「王道とは?」ってなりましたが、突然巻き込まれた極限環境の中で主人公が自分の道を見つけていく流れは王道でしたね。
"敵"が強い「難易度が高い」世界観を舞台にしてるが、数多くのギャグ作品を書いてきた作者さんらしく愛嬌のある登場人物と軽妙で読み味も生きている。この辺のハードさとコミカルなバランスが良くてしっかりしたバトルファンジーになってていい作品でした。
読了日:12月28日 著者:川岸 殴魚
ロメリア戦記 ~魔王を倒した後も人類やばそうだから軍隊組織した~ (2) (ガガガブックス)ロメリア戦記 ~魔王を倒した後も人類やばそうだから軍隊組織した~ (2) (ガガガブックス)感想
予想してた展開の何倍も過酷な展開が続いて二転三転した結果の衝撃のラストだった。IQ下がった状態で「このあとどうなるの……?」ってなってしまったよ。
読了日:12月27日 著者:有山 リョウ
ちびっこ賢者、Lv.1から異世界でがんばります!3ちびっこ賢者、Lv.1から異世界でがんばります!3感想
ちびっこ可愛い、以外の部分がどうにもしっくりこない。
読了日:12月27日 著者:彩戸 ゆめ
元スパイ、家政夫に転職する (角川スニーカー文庫)元スパイ、家政夫に転職する (角川スニーカー文庫)感想
三姉妹がチョロすぎる。嫌いではない。
読了日:12月27日 著者:秋原 タク
八男って、それはないでしょう! 19 (MFブックス)八男って、それはないでしょう! 19 (MFブックス)感想
魔族の国が民主主義と資本主義の行きついた停滞みたいな世界で何故かしんみりした気分になってしまったよ……
読了日:12月27日 著者:Y.A
僕は婚約破棄なんてしませんからね (一迅社ノベルス)僕は婚約破棄なんてしませんからね (一迅社ノベルス)感想
タイトルから分かっていたけど思った以上に王子様が主人公だった。中々いい性格をしている。
知識チートでサクセスする展開好きです。
読了日:12月26日 著者:ジュピタースタジオ
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身III」本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身III」感想
ローゼマインとフェルディナンドが揃った時の安心感と言ったら。
読了日:12月26日 著者:香月美夜
ガラパゴ ~集団転移で無人島に来た俺、美少女達とスマホの謎アプリで生き抜く~ (PASH! ブックス)ガラパゴ ~集団転移で無人島に来た俺、美少女達とスマホの謎アプリで生き抜く~ (PASH! ブックス)感想
設定やキャラの書き方とかから「異世界ゆるっとサバイバル生活」を連想してたら同じ作者なのか……何というかご都合主義の産物過ぎて厳しい内容だった。というか、「リスクが高過ぎる」として他のコミュニティに近づかないまま、ほとんど他コミュニティの話が描かれないのであれば登場させる必要があったんですかね……なんかエピソードも、キャラも、設定も、色々と無駄なものが多い割に、必要な描写についてはご都合主義だけで処理されてしまった感じ。うーん、単価も高いし人様にはオススメ出来ませんね。
読了日:12月26日 著者:絢乃
ちびっこ賢者、Lv.1から異世界でがんばります!2ちびっこ賢者、Lv.1から異世界でがんばります!2感想
「ぽんぽこ腹黒だぬき」という言い回しすらも可愛い。
読了日:12月26日 著者:彩戸 ゆめ
ちびっこ賢者、Lv.1から異世界でがんばります!ちびっこ賢者、Lv.1から異世界でがんばります!感想
ちびっこ等がかわいいだけ。まあ、それはそれでいい。
読了日:12月26日 著者:彩戸 ゆめ
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身II」本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身II」感想
ハンネローネが可愛かったけど、ヴィルフリートがアレなのでそのカップリングは応援できない……
読了日:12月25日 著者:香月美夜
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第五部「女神の化身Ⅰ」本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第五部「女神の化身Ⅰ」感想
フェルディナンドとの別れからどう展開するのかと思ったら割と自然に続いてきたので逆に戸惑った。
読了日:12月25日 著者:香月美夜
ナゾトキ女とモノカキ男。 未来を写すカメラと人体消失 (ファンタジア文庫)ナゾトキ女とモノカキ男。 未来を写すカメラと人体消失 (ファンタジア文庫)感想
ミステリーかと思ったら頭を使った異能力戦みたいな感じだった。これはこれで、とは思うけどこういう「超常的な能力(道具)」を扱った作品は、能力の内容・限界・条件などが定義づけが甘いとフワフワしたものになってしまう気はする。
読了日:12月25日 著者:辻室 翔
夢見の魔女と黒鋼の死神 (アイリスNEO)夢見の魔女と黒鋼の死神 (アイリスNEO)感想
恋愛脳が勢いのまま幸せをつかむ話。
読了日:12月25日 著者:三沢 ケイ
食事処の付加魔法師 (アイリスNEO)食事処の付加魔法師 (アイリスNEO)感想
そう悪くないけどちょいちょいと物足りなさがある。
読了日:12月24日 著者:シンカワ ジュン
十三歳の誕生日、皇后になりました。4 (ビーズログ文庫)十三歳の誕生日、皇后になりました。4 (ビーズログ文庫)感想
頑張る少女は可愛い。
読了日:12月24日 著者:石田 リンネ
茉莉花官吏伝 九 虎穴に入らずんば同盟を得ず (ビーズログ文庫)茉莉花官吏伝 九 虎穴に入らずんば同盟を得ず (ビーズログ文庫)感想
もっとだ、もっと才能でぶん殴ってくれ……
読了日:12月24日 著者:石田 リンネ
スーパーカブ reserve (角川スニーカー文庫)スーパーカブ reserve (角川スニーカー文庫)感想
初短編集。全体的に小粒ではあるけど、やはりこのシリーズの独特な空気感がとても良い。
読了日:12月24日 著者:トネ・コーケン
蟲愛づる姫君の寵愛 (キャラブン!小学館文庫)蟲愛づる姫君の寵愛 (キャラブン!小学館文庫)感想
寵愛と言う名前のこじらせ。
読了日:12月23日 著者:宮野 美嘉
身代わり聖女は、宰相閣下の懇願にうなづかない (ビーズログ文庫)身代わり聖女は、宰相閣下の懇願にうなづかない (ビーズログ文庫)感想
1巻(上巻)に対する下巻のような内容でしたね。やはりこの作者さんの作品は良くも悪くもスピード感に欠けるところがある。ただまあ、やっぱりこの主人公は大好き。
読了日:12月22日 著者:汐邑 雛
断罪された悪役令嬢は続編の悪役令嬢に生まれ変わる 2 ~無自覚な愛され系は今度こそ破滅を回避します~ (オーバーラップノベルスf)断罪された悪役令嬢は続編の悪役令嬢に生まれ変わる 2 ~無自覚な愛され系は今度こそ破滅を回避します~ (オーバーラップノベルスf)感想
人間関係も恋愛関係も政治も凄い勢いで混沌としてきた。
読了日:12月21日 著者:麻希くるみ
断罪された悪役令嬢は続編の悪役令嬢に生まれ変わる ~無自覚な愛され系は今度こそ破滅を回避します~ (オーバーラップノベルスf)断罪された悪役令嬢は続編の悪役令嬢に生まれ変わる ~無自覚な愛され系は今度こそ破滅を回避します~ (オーバーラップノベルスf)感想
悪役令嬢ものを読み過ぎて、作品の続編を読むときに設定・キャラを思い出すために前作を再読しがち問題。
読了日:12月21日 著者:麻希くるみ
竜神さまの生贄になるだけの簡単なお仕事 (ビーズログ文庫)竜神さまの生贄になるだけの簡単なお仕事 (ビーズログ文庫)感想
グイグイくる「生贄」のキャラクターが最高で、主人公カップルの関係性がとても素敵でしたね。
ただ、事件の真相自体はあまりにも自分勝手すぎるものだったのでそこについては正直イラッとした。
読了日:12月21日 著者:夕鷺 かのう
辺境都市の育成者2 再来の宝玉 (ファンタジア文庫)辺境都市の育成者2 再来の宝玉 (ファンタジア文庫)感想
今回もレベッカ視点を中心に描かれたけど、今後はどうなるんでしょうね。登場済みの登場人物も、断片情報だけの登場人物も、キャラの濃い・魅力的な登場人物が揃ってそうだから、今後の舵取りが難しそうな一方で上手く料理したらすごく面白くなりそうな気はする。ただ、十全に物語を描くには巻数を必要としそうなので、打ち切られることなく続いてくれることを祈っています。
読了日:12月21日 著者:七野りく
両親の借金を肩代わりしてもらう条件は日本一可愛い女子高生と一緒に暮らすことでした。 (ファンタジア文庫)両親の借金を肩代わりしてもらう条件は日本一可愛い女子高生と一緒に暮らすことでした。 (ファンタジア文庫)感想
アグレッシブすぎる「日本一可愛い女子高生」をそんなに可愛いと思えなかったので、僕はこの作品の読者としては敗者だ。
読了日:12月21日 著者:雨音 恵
元、落ちこぼれ公爵令嬢です。1 (マッグガーデン・ノベルズ)元、落ちこぼれ公爵令嬢です。1 (マッグガーデン・ノベルズ)感想
ありがちな展開ながらもそれなりに読める、と思っていたら最後の最後でクリフハンガーしてきた。次巻の展開次第で幾らでも評価が変わりそうな力業な終わり方だ……
読了日:12月20日 著者:一分咲
社畜ですが、種族進化して最強へと至ります (ダッシュエックス文庫)社畜ですが、種族進化して最強へと至ります (ダッシュエックス文庫)感想
正直話の筋としては嫌いではないけど随所で粗さや雑さは感じる。
読了日:12月20日 著者:力水
異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する7 ~レベルアップは人生を変えた~ (ファンタジア文庫)異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する7 ~レベルアップは人生を変えた~ (ファンタジア文庫)感想
ファンタジー世界のパワーバランス・ヒエラルキーがアバウト過ぎることでテンションが落ちているところはある。現代世界サイドの方が面白い。
読了日:12月20日 著者:美紅
俺のプロデュースしたエルフアイドルが可愛すぎて異世界が救われるレベル (電撃文庫)俺のプロデュースしたエルフアイドルが可愛すぎて異世界が救われるレベル (電撃文庫)感想
最初に出てくるアイドル、そのタイミングでその発表ってショックを受けるファンのことをまったく考えていない行為だから、正直ガチギレして闇落ちするファンがいても責められないんだよな……何もライブ会場でサプライズで発表するようなことじゃないやん……
読了日:12月20日 著者:仁木 克人
悪役令嬢は『萌え』を浴びるほど摂取したい! (ビーズログ文庫)悪役令嬢は『萌え』を浴びるほど摂取したい! (ビーズログ文庫)感想
割と楽しかったけど、「非夢女子」を自認するのであればもうちょっと頑張って欲しかったと思うくらいには防御力は弱かった。最推しには勝てないか……
読了日:12月19日 著者:烏丸 紫明
探偵はもう、死んでいる。4 (MF文庫J)探偵はもう、死んでいる。4 (MF文庫J)感想
ラスボスとあっさり接近遭遇した時にありがちな展開ではあるけど、このタイミングで繰り出されるとさすがに「お、おう……」という気分にはなる。
読了日:12月19日 著者:二語十
元世界最強な公務員 1.帰還勇者、身分を隠してたのに新人冒険者の世話をすることになりました (HJ文庫)元世界最強な公務員 1.帰還勇者、身分を隠してたのに新人冒険者の世話をすることになりました (HJ文庫)感想
HJ文庫公式レビュアープログラム。タイトルやあらすじはなろう系を彷彿とさせるものだったけど、知ってる作者さんのオリジナル新作だった。内容的にはスロースターター気味だったけど、丁寧なキャラクター造形がしみじみと良かったです。公務員という職業に象徴される「堅実な人生を生きること」に込められた想いには胸が締め付けられた。読み終わった後の満足度は高いものでしたね。ただし本巻の満足はした一方で、これ以上は「後始末」の話にしかならない気がするので続きを期待するかと聞かれたら素直に頷きづらい気はします。悩ましいですね。
読了日:12月19日 著者:すえばし けん
天才王子の赤字国家再生術8 ~そうだ、売国しよう~ (GA文庫)天才王子の赤字国家再生術8 ~そうだ、売国しよう~ (GA文庫)感想
選聖公は全員殺しとかないと安寧は訪れないのではないだろうか?
読了日:12月18日 著者:鳥羽徹
転生前は男だったので逆ハーレムはお断りしております (アーススターノベル)転生前は男だったので逆ハーレムはお断りしております (アーススターノベル)感想
相変わらずの主人公の女子としての恋愛偏差値の低さがTSものっぽくて実に良い。
男子校(?)の中でも自分らしく屹立する主人公の姿は読んでて気持ちよくて楽しい。
知識チートの源泉が「前世でちゃんと勉強した内容」という点が説得力に繋がっている気がしますね。
TS、転生、知識チートなど、それぞれの要素には特別新味がある訳でもないんだけど、王太子王太子婚約者との関係性や主人公の立ち居振る舞いによって実に上手く料理されてて高い満足感に繋がっている。
読了日:12月18日 著者:森下りんご
転生前は男だったので逆ハーレムはお断りしております (アース・スターノベル)転生前は男だったので逆ハーレムはお断りしております (アース・スターノベル)感想
キャラ設定などがスッコーンと抜けていたので2巻発売に際して再読。
読了日:12月18日 著者:森下りんご
育ちざかりの教え子がやけにエモい (2) (ガガガ文庫)育ちざかりの教え子がやけにエモい (2) (ガガガ文庫)感想
「椿屋ひなた」という個性の解像度が高まったので、今後の展開が楽しみにはなった。
読了日:12月17日 著者:鈴木 大輔
悪役令嬢の怠惰な溜め息3 (電撃の新文芸)悪役令嬢の怠惰な溜め息3 (電撃の新文芸)感想
王太子カップルの馬鹿度が加速するに従ってギャグ度と彼らの存在感が増していったのは好みが分かれそうなところではある。ただ、1巻から「怠惰ではないよな」と突っ込まれてきたこと対して最後に鮮やかにタイトルの伏線を回収していく流れが凄く綺麗でしたね。なんにせよ好きなシリーズでした。お疲れ様です。

読了日:12月17日 著者:篠原 皐月
百花宮のお掃除係 2 転生した新米宮女、後宮のお悩み解決します。 (カドカワBOOKS)百花宮のお掃除係 2 転生した新米宮女、後宮のお悩み解決します。 (カドカワBOOKS)感想
主人公の性格のおかげかポジティブに読める点は個人的に好き。
読了日:12月17日 著者:黒辺 あゆみ
勇者になりたい魔人の冒険 (講談社ラノベ文庫)勇者になりたい魔人の冒険 (講談社ラノベ文庫)感想
異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術」にランスシリーズのエッセンスを加えたような作品だった。
読了日:12月16日 著者:箕崎 准
悪役令嬢最後の取り巻きは、彼女の為に忠義を貫く! (アイリスNEO)悪役令嬢最後の取り巻きは、彼女の為に忠義を貫く! (アイリスNEO)感想
取り巻きと病弱ヒーローの凸凹が上手くかみ合った関係性が実に良かったけど、一方で悪役令嬢本人の恋模様に関しては描写が薄くてそこは少し勿体なかったかな。
読了日:12月15日 著者:ナユタ
隣のクーデレラを甘やかしたら、ウチの合鍵を渡すことになった (電撃文庫)隣のクーデレラを甘やかしたら、ウチの合鍵を渡すことになった (電撃文庫)感想
タイトルから「クーデレ」ヒロインかと思ったらどちらかというと世俗に疎いお嬢様属性だった。
こういう「半同棲イチャラブ」の作品は増えてきているので、そういった作品群に比べて特別な強みがある訳ではないけど、読んでいてそれなりに楽しめはした。
読了日:12月15日 著者:雪仁
目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい 4 (カドカワBOOKS)目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい 4 (カドカワBOOKS)感想
クリスさん好きなタイプのキャラクターだっただけに少し残念。再登場を期待しよう。
読了日:12月14日 著者:リュート
しがない転生令嬢は平穏に暮らしたい 訳アリ王子に振り回されています!? (角川ビーンズ文庫)しがない転生令嬢は平穏に暮らしたい 訳アリ王子に振り回されています!? (角川ビーンズ文庫)感想
正直王子の前世設定を上手く使いこなせている感じがしない。「織田信長」は歴史的にも人気・認知度が高い「強すぎる」モチーフなので扱いが難しいので、表面的な転生キャラとして用いられると抵抗を感じてしまう。
読了日:12月13日 著者:タイラ
たとえば俺が、チャンピオンから王女のヒモにジョブチェンジしたとして。2 (ファンタジア文庫)たとえば俺が、チャンピオンから王女のヒモにジョブチェンジしたとして。2 (ファンタジア文庫)感想
メイドが良すぎた。
読了日:12月13日 著者:藍藤 唯
継続は魔力なり2~無能魔法が便利魔法に進化を遂げました~継続は魔力なり2~無能魔法が便利魔法に進化を遂げました~感想
良くも悪くもチート魔法と能力で周りを幸せにする大雑把な展開が続くし、新味は無いので、クオリティはさておき「そういう方向性の作品」が読みたい人向けと言う感じ。
読了日:12月12日 著者:リッキー
妖精に攫われた不思議系王女が再建を誓う賢王に嫁いだら (DIANA文庫)妖精に攫われた不思議系王女が再建を誓う賢王に嫁いだら (DIANA文庫)感想
不思議系王女の浮世離れした雰囲気が良かったです。
読了日:12月11日 著者:木野 美森
継続は魔力なり~無能魔法が便利魔法に進化を遂げました~継続は魔力なり~無能魔法が便利魔法に進化を遂げました~感想
極端すぎるパラメーターの数値化はギャグになってしまうなぁ、という典型。
読了日:12月11日 著者:リッキー
追放戦士のバール無双〝SIMPLE殴打2000〟 ~狂化スキルで成り上がるバールのバールによるバールのための英雄譚~ (HJ NOVELS)追放戦士のバール無双〝SIMPLE殴打2000〟 ~狂化スキルで成り上がるバールのバールによるバールのための英雄譚~ (HJ NOVELS)感想
オーソドックスな追放ザマァものと言った感じで、「バール」というモチーフが無ければ特に目立つところはなかったかな?
追放ザマァものに付き物のざまぁ対象の安っぽさはあるものの、普通に読める内容ではあった。
読了日:12月10日 著者:右薙光介
探偵はサウナで謎をととのえる (富士見L文庫)探偵はサウナで謎をととのえる (富士見L文庫)感想
安楽椅子探偵ならぬサウナ探偵。サウナ以外での推理のポンコツさに愛嬌を感じる。
ミステリーとしては小粒だけど、なんかサウナに入りたくなるから飯テロならぬサウナテロ小説としてはよくできていた。
読了日:12月10日 著者:吉岡 梅
悪徳領主の息子に転生! ?~楽しく魔法を学んでいたら、汚名を返上してました~ (BKブックス)悪徳領主の息子に転生! ?~楽しく魔法を学んでいたら、汚名を返上してました~ (BKブックス)感想
いわゆる上書き系転生みたいな作品だけど、上書き前の悪評が極端にハンデになる訳でもなく、そういう点では設定の軽さは感じたし、そういう軽さが全体的にまとわりついている。極端に悪い訳でもないけど、特段いいところがある訳でもない。値段を考えると割高感はあるけど、読み放題サービスで読む分には暇つぶしにはなる感じ。
読了日:12月09日 著者:米津
錬金貴族の領地経営 (Mノベルス)錬金貴族の領地経営 (Mノベルス)感想
双葉社作品は割とこういう「テンプレをテンポだけは良く、大雑把に描いた作品」が多いなぁ、という印象はある。
読了日:12月08日 著者:三島 千廣
魔王が如く 絶対強者の極道魔王、正体を隠して学園を極める (ファンタジア文庫)魔王が如く 絶対強者の極道魔王、正体を隠して学園を極める (ファンタジア文庫)感想
極道の跡取りが身分を隠して一般社会(会社や学校)で暮らす、という漫画でも昔からあるタイプの話の亜種。主人公の不器用さには歯がゆさを感じるところも多かったけど、ヒロインはそれなりに可愛かった。可もなく不可もなく

読了日:12月08日 著者:なめこ印
王太子妃パドマの転生医療 「戦場の天使」は救国の夢を見る (角川ビーンズ文庫)王太子妃パドマの転生医療 「戦場の天使」は救国の夢を見る (角川ビーンズ文庫)感想
(架空の)歴史上の人物に転生して医師として頑張る話。医学系知識チート作品で、好感が持てる主人公に王道な展開でそれなりに面白かった。ただ続編前提なのか1冊ではほとんどの問題が解決せずに終わったことが難点なので是非とも続きが読みたいですね。
読了日:12月08日 著者:さくら 青嵐
万能女中コニー・ヴィレ 2 (フェアリーキス ピュア)万能女中コニー・ヴィレ 2 (フェアリーキス ピュア)感想
コニー本人はあまり気にしていないけど、読者である僕が義兄の第一印象の悪さを引きずっているのでグイグイくる義兄にもにょる。
読了日:12月08日 著者:百七花亭
モブ薬師のはずが、気がつけば勇者になっていました (ベリーズ文庫)モブ薬師のはずが、気がつけば勇者になっていました (ベリーズ文庫)感想
勇者とは……?タイトルが内容を上手く表せていない感じなので、読者のミスマッチを起こしそう。
読了日:12月07日 著者:森 モト
転生領主の優良開拓〜前世の記憶を生かしてホワイトに努めたら、有能な人材が集まりすぎました〜 (Mノベルス)転生領主の優良開拓〜前世の記憶を生かしてホワイトに努めたら、有能な人材が集まりすぎました〜 (Mノベルス)感想
ホワイト環境に人材が集まるというどこかで見たような展開だけど、人材が流れるには元々の職場の環境がブラックがある必要があるのでブラックに描く、みたいな逆算したような段取りが全体的に雑だった。
雑でもいいのでそういうのが読みたい、と言う人向け。
読了日:12月07日 著者:空野 進
失恋後、険悪だった幼なじみが砂糖菓子みたいに甘い ~ビターのちシュガー~ (講談社ラノベ文庫)失恋後、険悪だった幼なじみが砂糖菓子みたいに甘い ~ビターのちシュガー~ (講談社ラノベ文庫)感想
作者名確認せずに読んで「エロゲ文脈だ……」と思っていたらやっぱりエロゲライター出身の作者さんだった。このエロゲの特定ルートみたいな雰囲気にはノスタルジーすら感じましたよ。
読了日:12月07日 著者:七烏未 奏
ひたむき姫のひみつの恋 目指すは、美貌の王女様! (一迅社文庫アイリス)ひたむき姫のひみつの恋 目指すは、美貌の王女様! (一迅社文庫アイリス)感想
「美しさの才能」という呪いが祝福に昇華される話。
読了日:12月06日 著者:こる
お見合いしたくなかったので、無理難題な条件をつけたら同級生が来た件について (角川スニーカー文庫)お見合いしたくなかったので、無理難題な条件をつけたら同級生が来た件について (角川スニーカー文庫)感想
主人公周りがこれだけ上流階級で固まっている、という時点で他の作品との差別化が出来ている気がする。
それぞれの立場や恋愛観、思惑などの描写が丁寧なので面白かった。常々思っていることだけど、ラブコメの主人公は「共感」という旗頭の下で自称「無個性・平凡」である必要はないよな、と改めて思わせてくれる。いい作品でした。
読了日:12月05日 著者:桜木桜
万能女中コニー・ヴィレ (フェアリーキス ピュア)万能女中コニー・ヴィレ (フェアリーキス ピュア)感想
義兄の第一印象が悪過ぎて、幾ら汚名返上してこようとも「どの面下げて」という思いが拭えない。主人公本人はその辺さっぱりしてるんだけど、読者である僕の方が割り切れない。
読了日:12月04日 著者:百七花亭
ちっちゃくてかわいい先輩が大好きなので一日三回照れさせたい2 (電撃文庫)ちっちゃくてかわいい先輩が大好きなので一日三回照れさせたい2 (電撃文庫)感想
「これはこれで悪くない」とは思うけど単調なので早々とお腹いっぱいになりつつある。
読了日:12月04日 著者:五十嵐 雄策
ブレイドスキル・オンライン 1 ~ゴミ職業で最弱武器でクソステータスの俺、いつのまにか『ラスボス』に成り上がります! ~ (オーバーラップ文庫)ブレイドスキル・オンライン 1 ~ゴミ職業で最弱武器でクソステータスの俺、いつのまにか『ラスボス』に成り上がります! ~ (オーバーラップ文庫)感想
ネカマ(?)の汚い防振り。
読了日:12月03日 著者:馬路まんじ
後宮双妃の救国伝 ~ふたりの妃は喧嘩しながら国を救う~ (メディアワークス文庫)後宮双妃の救国伝 ~ふたりの妃は喧嘩しながら国を救う~ (メディアワークス文庫)感想
タイトルやあらすじからもうちょっとコミカルなものを想像していたらガッツリと女の情念の詰まった後宮謀略劇だった。タイトルにもなっている「ふたりの妃」の関係も、喧嘩ップルみたいなものかと思ったら、かなり拗らせた関係になっていて、想像の何倍も百合味が強い巨大感情だった。
ただ、これだけの腐れ縁でありながら策略に乗せられて簡単に片方の妃に疑いを持ってしまう辺りで「そんなに簡単に疑っちゃうの……?」と疑問に思ってしまう面もあり、随所で粗さを感じる面もある。
ただ好きか嫌いかで言えば結構好き。男を挟んだ百合もいいね。
読了日:12月02日 著者:柳 なつき
限界超えの天賦は、転生者にしか扱えない 1 -オーバーリミット・スキルホルダー- (ファンタジア文庫)限界超えの天賦は、転生者にしか扱えない 1 -オーバーリミット・スキルホルダー- (ファンタジア文庫)感想
「スキルオーブ」と言う設定を中心に作られた世界観には目新しさはあり、そろそろベテランの域に入ってきたキャリアの設定だけあって手堅い筆力によって書かれた内容でそれなりに楽しめた。
ただ一方で、パワーバランスとかの辺りで良くも悪くも大味な部分があった気がしますね。
読了日:12月01日 著者:三上 康明

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