風の聖痕 / イラスト:納都花丸 / 富士見ファンタジア文庫


アニメ化記念っつーことで、何となく読んでみた。
1〜6巻を全部中古の105円で買えるとは思わなかったよ。


炎術師の落ちこぼれだった主人公が、世界最強の風術師になって日本へ帰ってきて、神凪の命運を左右する大事件に巻き込まれる話。
無駄にスケールのでかい漫画的なアクション小説といった感じ。
富士見伝統のライトファンタジー路線ではあるが、現代が舞台であることと、敵や味方が死ぬシーンを淡々と描写してる点がちょっと印象に残ったかな。というか、やたらと人がポロポロと簡単に死んで行く
主要キャラクター以外の人命の扱いがすげー軽くて、思わず笑ってしまったよ。
まあ、リーダビリティーは非常に高いので、深く考えなければかるーく楽しめる作品ではありましたよ。
しかし、選民思想が強いキャラクターが多くて、嫌な奴はとことん嫌な奴に描かれているなぁ。