BLACK BLOOD BROTHERS〈4〉ブラック・ブラッド・ブラザーズ 倫敦舞曲 (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: あざの耕平,草河遊也
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2005/11
- メディア: 文庫
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せっせと感想書き書き。
一時大戦後のイギリスで、ジロウが吸血鬼になるまでを描く話。いわゆる過去編。
いきなり過去編ということで唐突感はありましたが、内容自体は割と面白かった。1〜4巻の中では一番好き。
やたらと生真面目なジロウに感慨深いものを感じるし、長編のコタロウは小うるさい子供という感じがして余り好きじゃないんだけど、アリスの方のキャラは何か良かった。
天真爛漫ほえほえ僕っ娘が素敵。
話の方も、一時大戦後という次代考証もそれなりにちゃんとしてるし、まとまったストーリーになっている。
吸血鬼の少女への恐怖と畏怖と恋慕と憧憬など細かい感情描写の雰囲気や、ジロウとアリスのラブロマンスな部分が良かったです。
今後、この作品に出てきたキャラクター達が21世紀の特区でどのようなポジションを占め、闘争へと流れていくか楽しみです。