ガガガ

5月に創刊する小学館の新ライトノベルレーベル・ガガガ文庫
近年のラノベ新レーベルラッシュのため、あまり興味がそそられずに完璧に様子見だったんですが。
今日ちょっとチェックしてみたら、何なんでしょうね、このキワモノラインナップは。


ノベライズ作品の中でも、小学館でオタ人気のある「ハヤテのごとく!」と納得のいくチョイスではあるものの、著者が築地俊彦
方や幾らアニメ化するからって鬼頭作品をノベライズしようっていうセンスがたまらない。
そして「FREEDOM」って、大友克洋カップヌードルのアレだよな?
やべ、どういった層を狙ったノベライズなのかさっぱりわからねー(ぉ


ノベライズ以外でも無駄に濃い。
一部にカルト的な人気を誇る個性派作家の原田宇陀児によるオモイデ教外伝って、元リーフ所属作家にオモイデ教外伝を書かせるという皮肉が利いてて素敵(高橋さんなら完璧だと思うけどさ)
更に、人気エロゲライター田中ロミオによる(おそらく)文庫本デビュー作品。
後は、SD文庫と富士見ミステリーの新人賞をダブル受賞しておきながら、そのぶっ飛んだポエマーな文章世界のおかげで近年屈指の地雷作家の認定を受けた中村九郎をデビューラインナップに選ぶという無駄にチャレンジャースピリッツ。


深見真作品が唯一の安牌になるラインナップってのがすげぇ。
新創刊の時点ではどの方向を向いてどういう層にアピールするのかの方向性が見えないので、結局は新人賞次第になりそうだなぁ。
いやはや、しかしHJ文庫とかみたいに変にベテラン作家や有名ラノベ作家を連れてくるよりは、刺激溢れる面子が揃ったものだ。
これなら私は多分、新人賞受賞作を除いて5作品は買うかもしれない。
地味に楽しみになってきた。