世界は悪魔で満ちている? 2 / イラスト:南野彼方 / 電撃文庫

世界は悪魔で満ちている?〈2〉 (電撃文庫)

世界は悪魔で満ちている?〈2〉 (電撃文庫)


1巻の内容があまりよろしいものじゃなかったので、「アレ、2巻出るの?」と思わず思ってしまった。
そんな感じで、何で山ほどある積み本の中からこれを選んだか分からない、シリーズ2作目。


主人公が「悪魔」としての疑いをかけられ、「天使」の付きまといにあい、終いには拉致られる話。
あーもう、主人公のウジウジとして理屈っぽくてヘタレなところにウンザリしてきた。
一応は見知った女の子が絡まれてるところを助けないというのは色々と駄目だろう。ハーレム系主人公としてもさ
そんなヘタレで短所しか見えない主人公が、色んな女の子に惚れられたり、付きまとわれたりする展開が色々と辛かった。ぐんにょり。
コレに比べれば「女の子に優しいだけの凡人」というエロゲの主人公の方がまだマシ。単純な「優しさ」すら感じられない主人公だし。
人の話を聞こうとしない、自分理論で突っ走るだけの「敵」も悪い意味でムカつくだけだったし、更に展開もドタバタしてるだけで、面白みも無いし、あーもう、どうすんべ。
思い込みが強いだけのキャラが多過ぎて好きになれるキャラがいないし、主人公の性格は大嫌いでキャラ小説と読むには辛く、ストーリーはグダグダ。
イラストのために買ってるようなものだけど、南野さんのモノクロ絵(挿絵)はそれほど好きじゃないんだよなぁ。頭身がおかしく見える絵も何点か見られたし。
あー、次の巻が出ても買うかどうか分かりません。どんどん買う気が失せてゆく。