七人の武器屋―激突!武器屋VS武器屋!! (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 大楽絢太,今野隼史
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2006/08
- メディア: 文庫
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新人賞受賞シリーズも4巻に突入。
天下一武器屋祭とミリィの恋模様に決着が付く話
あー、大会が駆け足過ぎで惜しい話でした。
大会会場に行くまでの行程だけで前1巻を消化しておきながら、肝心の大会まで1巻で終わらしてしまうというバランスの悪さが目についた。前の大会会場までの道程は1巻分使うほどの内容じゃなかったし、今回の本大会編は1巻で収まらせるには分量的に足りない。
大会と出場チームの紹介、他チームの同年代との友情、嫁と姑のガチンコ、ミリィの恋模様、複数チームとの対戦、等々を一冊にまとめるには駆け足気味になってしまうよなぁ。
特に圧縮されてしまった本選が残念だった。色んなチームの説明が入ったりして、各チームの特色がありそうなのに、十把ひとからげな勢いで脱落していったし。
このシリーズのノリは相変わらず好きなんだけど、前述したとおり天下一武器屋祭編は前後編のボリュームの不安定さが目に付きましたとさ。
そこそこ好きなシリーズなので、次の巻の巻き返しに期待。