彩雲国物語 藍より出でて青 / イラスト:由羅カイリ / 角川ビーンズ文庫


アニメ化もした、角川ビーンズ看板作品の最新作。
シリーズとしてはちょうど10冊目。短編集としてはシリーズ中2冊目かな?


会試時期に藍龍蓮が引き起こす騒動や、縹家の話、前巻のラスト直後のお話など色々な短編。
魅力的な登場人物たちが折りなすテンポの良い会話が楽しかった。
笑いどころを抑えながらも、次回以降への伏線を張っているのは上手いというか、周到というか。
まあ、今更ウダウダ言うべきレベルじゃないですね。安定したクオリティで面白い。
こんな中途半端なところから読む人もいないでしょうし、このシリーズの読者なら普通に楽しめる出来ですわ。