キャンベル国際についての感想追記

昨日は眠くて断片的にしか書かなかったので、ちょっと追記しておこうかと思う。


男子シングルの日本勢については、思ったよりも中庭選手が頑張っていたことと、織田選手が正統派の曲で無難にまとめあげていたことにちょっと感心した。
一方の高橋選手は、ループの入りでの良く分からない転倒など、ミスが多過ぎて評価できない
完璧に滑った時にどんな感じになるのか、どんな点数になるのかは興味あるのでGPSに注目していきたい。


一方の男子シングル・アメリカ勢は何とも言えない。
面子的にアメリカが勝つのは規定路線だったし、無難に丁寧に滑っている選手が多かった時点で、アメリカの勝利は確定済みだったと思うし。
しかし、幾らジャンプのミスがあったとは言え、ライサチェック選手が織田選手に負けるとはね。
織田選手がパーソナルベストだったとはいえ、近年の男子シングルでのアメリカの伸び悩みを見た思いですよ(まあ、伸び悩みとは言っても、まだまだ日本よりは層も質も上ですがね)


女子シングルのアメリカ勢についてはミスが多過ぎて評価不能
同じ程度のミスで滑ればアベレージ的に勝てるはずのアメリカ勢が、全ての組み合わせで日本勢より下回ってたし。
エミリーが舞よりも下回るとは予想外でしたし、コーエンがただのSPの単独ジャンプであんな凡ミスをやらかすとは(いや、コーエンは生粋のやらかし系ではあるんですが)
まあ、ISUの公式大会が始まる頃には立て直して来ると思うけど、現在の女子シングルシニアエース格が揃ってるだけに複雑な思いです。


女子シングル日本勢は全体的に好調だった。
コンビネーションが無いのは不満だったけど、浅田舞の演技は全体的に成長が見られて良かった。
表現力はそれなりに見るものがあるんだから、現制度下では圧倒的な弱点になるジャンプ能力の低さを克服すれば非常に面白い存在になると思うんだけどなぁ。ジャンプを磨け磨けー。
安藤は表現力が要求されるスローな曲から、比較的勢いで乗れるタイプの曲に変えたのが功を奏したのか、非常にいい演技だった。
色々やろうとして伸び悩んで自爆していただけに、「ジャンパー」としての原点に戻る選択肢は現時点では正解かな。
スパイラルとかはイマイチだったけど、ジャンプは高さが出てたし、3-3が入るようになれば今シーズンは期待できるかもね。
浅田真央に関しては、うーん、元々の期待度や要求度が高いせいかイマイチだった。
無駄に難しいステップから入る構成だったからトリプルアクセルに失敗したのは仕方ないにしても、それからリカバリして曲に戻っていくまでに時間がかかっていたし、ジャンプ失敗が不満だったのか終始表情が出てなくて、余りいい印象を受けなかったなぁ。
3-3を初めとするジャンプは無難に危なげなくこなしていたけど、スピンもイマイチだったし。
それと、個人的には黒の衣装はまだ早いかなぁ、という印象を受けた。まだまだ、ピンクや青みたいな明るい色の衣装の方が似合う気がする。
成長期が過ぎてからでも遅くないと思うんだけどね。黒の衣装は。



しかし、改めてTBSの無駄な映像を見てて思うことは、荒川と安藤を重ね合わせるかのような報道姿勢にウンザリだ。
「高校生で挑んだ五輪で惨敗」という上辺の事だけで人気先行の安藤人気を煽ろうとしやがって。電通
当時の荒川とトリノの安藤じゃ、周りを取り巻く環境や本人のポジションが違いすぎるんだって。
全日本ジュニア三連覇からシニア転向直後で長野五輪直前の全日本選手権で優勝し、一躍日本のエース格に祭り上げられ、地元開催のオリンピックでたった1枠の女子シングル代表という重責を担わされ、入賞も出来なかったという責任を負わされた荒川。
一方で、マスコミの偏向報道によるプレッシャーはあったかもしれないが、オリンピックシーズンの成績は決していいものでなく、直前の全日本選手権では代表候補の中で最下位に沈みながらも、前年の実績が加味されて3枠ある代表に選出。そして碌に飛べもしない四回転に中途半端に挑戦して失敗更に普通のジャンプまで失敗の大惨敗をかましながらも、荒川が金メダルを取ったおかげでまったくと言っていいほど責任追及が無く、むしろ挑戦を褒め称えたり、骨折云々やマスコミ加熱報道に関する同情論のような擁護まで飛び出す始末だった安藤。
この両者をどうして同一視出来るというのか。アホらし