2011年3月の読書まとめ。読書メーター調べ。
計116冊。どうみても震災によるイベント中止や自宅待機期間のせいです。
内訳はライトノベル79冊（短編付きファンブック含む）、ジュブナイルポルノ16冊、一般文芸・ミステリの本が21冊（MW文庫1冊含む）
……あれ、最近にしては珍しくそこそこ一般文芸・ミステリを読んでる？
途中に「ラノベはもういいよ……」という期間があって、その期間に一般文芸は読めたというのがこの結果に繋がった。
とりあえず、文字制限に引っかかるので二回に分けて貼り付けるよ。後半は2/2記事にて。
3月の読書メーター
読んだ本の数：116冊
読んだページ数：33379ページそして夜は甦る (ハヤカワ文庫 JA (501))
あまりに衒いの無い「ハードボイルド」っぷりに清々しさを感じた。近年「ハードボイルド」は、パロディや「ハードボイルドを気取ったコミカル表現」に使われることが多いので、ここまでストレートにやられると脱帽するしか無いね。
読了日：03月31日 著者：原 りょう年上幼なじみ―おしかけレッスン (美少女文庫)
エロシーンのあるお姉さんが活発系・清楚系の二人いるんだけど、その二人が二人とも非処女というところに時代を感じるなぁ。二人とも社会人なので非処女なのはまったくおかしくないんだけど、最近だと読者の抵抗感を考えて、そこら辺に関しては日和ってしまい、最低でも一人は処女設定にしそうだよね。まあ、私はそこら辺は別に構わないんだけど、主人公の余りにガキっぽい口調には閉口した。何だよ「なめなめしたい」とか「やめてよぉ」とかイライラする。
読了日：03月30日 著者：弓月 誠,白猫 参謀まよチキ！６ (MF文庫J)
「あなたの知ってるデレ月さんは死んだ」。外面は大和ナデシコなお嬢様がThe princess of darknessになるお話。
読了日：03月29日 著者：あさの ハジメ恋にて候! 風雲戦姫伝 (二次元ドリーム文庫 101)
もっと頑張れば和風ハーレムシリーズを狙えそうな気もしたんだけど、やや急ぎ過ぎだし、戦争の描写でもやり過ぎたかなぁ。
読了日：03月28日 著者：庵乃 音人雷撃☆SSガール (講談社BOX)
サクセスストーリー好きなので楽しめた。主人公の見せ場や良い所がもうちょっと欲しいかなぁ。
読了日：03月27日 著者：至道 流星影執事マルクの彷徨 (富士見ファンタジア文庫)
最近、カナメさんがラブ方面で報われないな。
読了日：03月27日 著者：手島 史詞妹にひとりじめ! (二次元ドリーム文庫 151)
幼馴染の茶々入れがなければ、実に温かい流れで兄妹が結ばれたんじゃないだろうか、と思うような妹さんの将来ビジョンだったな。
読了日：03月27日 著者：倉田シンジ,茶瓶踊る星降るレネシクル 3 (GA文庫)
メディア化の際にＣＶ関智一フラグ。
読了日：03月26日 著者：裕時 悠示B.A.D. チョコレートデイズ(1) (ファミ通文庫)
2本目の話が予想外に救いのある話で逆に戸惑った。
読了日：03月26日 著者：綾里 けいしだから僕は、Ｈができない。３ 死神と世界革命 (富士見ファンタジア文庫)
正直そんなに楽しめてないけど、カエサルのためだけにまだ読み続けることにした。
読了日：03月26日 著者：橘 ぱん妹ドラゴン 兄若ハゲ (HJ文庫)
この作品はアデランスとアートネイチャーの提供でお送りいたします。
読了日：03月26日 著者：谷口シュンスケお嬢様パラダイス 譲れない乙女の純情! (二次元ドリーム文庫127)
女装女子校物。この手の作品で転校に至る流れが強引なのはもう諦めた。しかし、エロ対象のみにとはいえ正体バレルの早過ぎだろ。
読了日：03月26日 著者：高岡智空狼と香辛料〈16〉太陽の金貨〈下〉 (電撃文庫)
現金と言う商人の暴力を、商人としての知恵と誇りで切り返すシーンはまさしくシリーズラストを飾る白眉。そして、歴史を動かす出来事の中心にいながらも、最後の最後で一歩下がったところで、ホロと一緒にいることを選んだ選択に、成長したロレンスの商人や人間としての弱みと鮮やかな魅力を感じたね。あと1冊のエピローグは残ってますが、いいラストでした。
読了日：03月26日 著者：支倉 凍砂狼と香辛料〈15〉 太陽の金貨＜上＞ (電撃文庫)
行商人、店を買う。
読了日：03月25日 著者：支倉 凍砂さくら荘のペットな彼女〈3〉 (電撃文庫)
才能に対する嫉妬と無力感。才能に潰されたやりきれない想いの吐露。そういう要素が好きな俺歓喜。しかし「ましろの親がリタを迎えに来る」というのは不自然と言うかミスリードのようにしか思えなかったのでそこが少し気になった。
読了日：03月25日 著者：鴨志田 一放課後ご主人様クラブ (美少女文庫)
全体的に女の子が可愛くてなかなか良かった。しかし父親達の小物っぷりと言ったら。
読了日：03月25日 著者：上原 りょう六とん〈2〉 (講談社ノベルス)
数年越しに読む2巻。くだらない、だがそれがいい。
読了日：03月25日 著者：蘇部 健一天帝妖狐 (集英社文庫)
「A MASKED BALL」はトイレの落書きというアナログな舞台装置が実にいい味を出している。「天帝妖狐」は「人間」として「人間」に寄り添った分別れが狂おしいほど切なかったけど、一瞬であっても彼に救いを与えたこの出会いが間違いじゃなかったと信じてる。
読了日：03月24日 著者：乙一どちらかが彼女を殺した (講談社ノベルス)
その動機で、そこまで分かってるのなら、別に二人ともヤってしまえばいいんじゃないカナ？
読了日：03月24日 著者：東野 圭吾君がいなくても平気 (カッパ・ノベルス)
タイトルやあらすじからもっとドライな作品かと思ったら純愛小説だった。石持さんはロジックやトリックはともかく、シチュエーションの作り方は上手いよね。
読了日：03月24日 著者：石持 浅海被害者は誰? (講談社ノベルス)
一風変わったフーダニットものによる短編集。厳密に言うとフーダニットとは言えないものもあるけど、全体的に粒揃いの短編が揃ってて、まだまだこういう切り口が出来るんだな、と感心した。
読了日：03月24日 著者：貫井 徳郎お嬢様ばぁさすお嬢様2 トリプル★フィアンセ (二次元ドリーム文庫 87)
この主人公は幼少時代に結婚の約束をし過ぎだと思う。
読了日：03月24日 著者：伊吹泰郎塔の断章―ここにミステリ宿る (講談社ノベルス)
まあこの手のミステリとしては短いながらもそれなりにまとまっていたと思う。「○○の作者」ということが頭にあると素直に騙されなくなってしまうので、作者が他にどんな内容の作品を書いてるか知らない方が楽しめるかもね。
読了日：03月24日 著者：乾 くるみ七日間の身代金 (講談社文庫)
主人公コンビの距離感ややり取りが中々楽しい。端々で発行された時代を感じさせる部分があるのは仕方ない。
読了日：03月23日 著者：岡嶋 二人永遠の館の殺人 (カッパノベルス)
とある部分で「陰摩羅鬼の瑕」を少し思い出した。
読了日：03月23日 著者：黒田 研二,二階堂 黎人極限脱出 9時間9人9の扉 オルタナ（下） (講談社BOX)
ゲーム版未プレイ。ゲーム小説がミステリ要素を経由してＳＦに行き着く結末。
読了日：03月23日 著者：黒田 研二,西村 キヌ極限脱出 9時間9人9の扉 オルタナ（上） (講談社BOX)
ゲーム未プレイ。ゼロサムの要素は弱く、デスゲームものというよりは脱出ゲームものかな？読み易いけど、基本設定やキャラクターの提示が中心で話自体はそこまで進まない。
読了日：03月23日 著者：黒田 研二,西村 キヌ千年岳の殺人鬼 (カッパ・ノベルス)
「Killer X」の続編なのか……そっちは未読。作者名儀が違うから気付かなかったよ……最初が「クイーン兄弟」名儀なら最後までそれをつき通せばいいのに……
読了日：03月23日 著者：黒田 研二,二階堂 黎人お嬢様ばぁさすお嬢様 (二次元ドリーム文庫)
メイドとはＢまで。
読了日：03月23日 著者：伊吹 泰郎失はれる物語 (角川文庫)
単行本既読だけど文庫版のみに収録された文庫のために購入。……追加短編は立ち読みで済ませれば良かったと思う短さだった。
読了日：03月22日 著者：乙一大好き わたしのお兄ちゃん (美少女文庫)
誤解が生まれるまではともかく、誤解を解こうとしてあそこまで無駄にこじれる流れにはしっくりこなかった。
読了日：03月22日 著者：わかつき ひかるアイドライジング! (電撃文庫)
アイドルマスターで女子プロレス風バトルものやりました、みたいな作品。実に真っ直ぐな展開で面白い。女の子同士がイチャイチャする作品は大好物です。全体的にキャラ視点よりも一歩離れて描写されてるので、アイドルや「アイドライジング」に関わるドラマが俯瞰気味に描かれており面白い具合に仕上がっている……が、キャラクターへの共感と言う部分ではやや弱くなっている点は否めない。キャラが多くて、一人当たりのエピソードでは喰い足りない部分も多かったので、続巻に期待したいところ。
読了日：03月21日 著者：広沢 サカキシロクロネクロ (電撃文庫)
何で大賞を受賞したかわからない内容だった。エロ願望を持つ主人公も、人間以外として復活する主人公も最近では珍しくなく、特別ダークなところもなく、ヒロインが影が薄くあまり魅力を感じられない。そもそも「人間として復活できる可能性がある」ゾンビって、ゾンビ設定にした意味あるの？「電撃の大賞」という看板ではなく、MFの新人賞受賞作品だったら違和感が無かったと思うんだけどね。
読了日：03月21日 著者：多宇部 貞人青春ラリアット!! (電撃文庫)
馬鹿とロリコンと腹黒のお話だったぞコノヤロー。
読了日：03月21日 著者：蝉川 タカマルアンチリテラルの数秘術師(アルケニスト) (電撃文庫)
一種の異能ものだけど、数に焦点を当てた設定は中々良かった。個人的にヒロインが好み。今後、この設定を使った戦闘や用語などを分かり難くならないように書くことが出来るかが課題かなぁ。
読了日：03月21日 著者：兎月 山羊はたらく魔王さま! (電撃文庫)
働く男の人ってカッコイー。近年増えてる「魔王・勇者もの」だけど、主要キャラが魅力的で、盛り上げるところは盛り上げてくるので素直に面白い。
読了日：03月21日 著者：和ヶ原 聡司紅のトリニティ２ (富士見ファンタジア文庫)
主人公のスタンスが1巻より前向きになった分、幾らか読み易くはなっている。
読了日：03月21日 著者：椎名 蓮月僕たちは監視されている ch.2 (このライトノベルがすごい!文庫)
クローラー側に焦点が当てられてる点は良かった。ただ主人公の影は少し薄くなってしまった感はある。
読了日：03月21日 著者：里田 和登変態王子と笑わない猫。２ (MF文庫J)
空回りする女の子の可愛さを再確認した。
読了日：03月20日 著者：さがら 総空色パンデミック Short Stories (ファミ通文庫)
設定をこねくり回し、フェイクを多用して、酩酊感を生み出している本編に比べると圧倒的に読み易い。多分自分と近い年代なんだなぁ、と思わせるパロディ要素が沢山でニヤニヤしてしまった。それと、本編が「空想病」の危機や恐怖を描いているのに対して、短い尺のおかげか「空想病」の滑稽さが実に良く描けている。中々良質な短編集。
読了日：03月20日 著者：本田 誠空色パンデミック3 (ファミ通文庫)
セカイ系で中二病な作品についにメタ要素まで加わって、もう笑うしかないんだぜ。
読了日：03月20日 著者：本田 誠東京レイヴンズ３ ｃＨＩｍＡｉｒＡ ＤａｎＣＥ (富士見ファンタジア文庫)
長編の時間軸を一気に数カ月飛ばして、その間のブランクは同時並行の雑誌連載短編で埋める、という手法は前シリーズ（ＢＢＢ）でも見られたものだけど、正直この手法には感心しない。「雑誌連載」と「短編集の刊行」の間に時間差が生まれてしまうせいで、雑誌を読まずに文庫を刊行順に読んでる読者にとっては、短編を読まないうちに時間軸飛ばしを食らう羽目になってしまっている。キャラを掘り下げる意味もあったであろう短編を読まないうちに長編に先走られるのは正直勿体ない。この辺りの刊行スケジュールとかどうにかならないものかね……
読了日：03月20日 著者：あざの 耕平東京レイヴンズ２ ＲＡＶＥＮ゛ｓ ＮＥＳＴ (富士見ファンタジア文庫)
学園編に移り、キャラも増え、王道の堂々とした展開を見せて、それなりに面白い。ただ未だにエンジンがかかり切ってない感じは受けますね。
読了日：03月20日 著者：あざの 耕平はぐれ勇者の鬼畜美学（エステティカ）? (HJ文庫)
新勇者君の言動の小物っぷりと、噛ませ犬っぷりの鮮やかさにウットリしてしまったよ。
読了日：03月20日 著者：上栖 綴人倒錯クロスファイト (メガミ文庫)
面白いアイディアをそこそこまとめているけど、全体的に描写が足りずに喰い足りない、という長所も短所も「喰」に見られたものと同じ。これが現時点のこの作者さんの実力と言うか作風なんだろうね。キャラとアイディアで可はあげれますけど、そこから突き抜ける何かが欲しい。
読了日：03月19日 著者：内田 俊RIGHT×LIGHT 11 (ガガガ文庫)
クライマックスに向かって上手い具合に盛り上がってきた。この上、女の子同士の恋の鞘当てでラブコメ成分まで補給させて頂いて、感謝の念に耐えません。いいシリーズだ。
読了日：03月19日 著者：ツカサRIGHT×LIGHT10 (ガガガ文庫)
「英雄になりたい！」って言っちゃうとどこかのソーシャルゲームになってしまいます。
読了日：03月19日 著者：ツカサとわいすあっぷっ! (集英社スーパーダッシュ文庫)
余り語るところの無い単なるエロコメだった。
読了日：03月19日 著者：阿羅本 景煉獄姫 ニ幕 (電撃文庫)
キャラがいいし、ストーリーの舵取りも手堅く、毒のさじ加減も程良くコントロールが効いてる。安心して読めるクオリティ。
読了日：03月19日 著者：藤原 祐Wish テニス部の果実 (美少女文庫)
ドロドロした人間関係と、レイプ→堕ちる→奴隷、という展開は近年の美少女文庫には良くも悪くも見られないね。
読了日：03月19日 著者：北都 凛オワ・ランデ! 2 とろけるモノの愛し方 (オワ・ランデ! シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)
ロセリー可愛い。チビロセリーダンス超可愛い。一巻からこれだけしか言ってない気がする。
読了日：03月19日 著者：神秋 昌史特急便ガール! (メディアワークス文庫)
もうちょっとリアル寄りで「いかにして早く荷物を届けるか？」を描く作品かと思ったら、超能力+荷物にまつわる人情話で期待してた方向性とは違った。それなりには面白かったんだけど、↑のところが肩透かしだったので、その分拍子抜けしたんだよね。
読了日：03月18日 著者：美奈川 護3000年の密室
考古学的な部分は楽しめたんだけど、ミステリ部分にはあまり興味が持てなかった。「事件」の真相も、うーん。
読了日：03月18日 著者：柄刀 一喰-kuu-２ (MF文庫J)
それなりに書けてはいるしそれなりに読めるんだけど、随所に垣間見える描写や積み重ねの薄さの印象は拭えない。フードファイトも、ラブコメ成分も、家族の確執も、どこかで見たことのあるような展開で尚且つ描写の積み重ねが薄過ぎる。どっかの漫画や他のラノベとかで見たことあるような要素をチョイスして持ってきているだけに見える。要素を取捨選択して、一つの作品として構成する器用さは認めるけど、取捨選択した上で自分のものとしてブラッシュアップする力量はまだ足りない感じね。平均的に可は取れても優や良は取れない作者という印象。
読了日：03月18日 著者：内田 俊Ｒｅ（アールイー）：３ バカは世界を救えるか？ (富士見ファンタジア文庫)
光一と心路のコンビが実によくはまっていて、それで作品の楽しさが１ランクほど上がってる感じ。
読了日：03月18日 著者：柳実 冬貴魔人伝奇ＯＲＯＣＨＩ (角川スニーカー文庫)
逃げ道のある「煉獄のエスクード」みたいな印象。
読了日：03月18日 著者：赤月 黎おまえなんぞに娘はやれん (電撃文庫)
「年上の娘」に対して父性愛を貫くのか、異性恋愛に昇華してしまうのか、今後の展開に興味あるけど、続編出ないかなぁ。
読了日：03月17日 著者：丸山 英人パパのいうことを聞きなさい! 6 (パパのいうことを聞きなさい! シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)
「四姉妹」と聞くと鬼の力とかを連想してしまうおっさんの僕が通りますよ。
読了日：03月17日 著者：松 智洋
