ネフィムの魔海―ルーク&レイリア (一迅社文庫アイリスは 1-3)
- 作者: 葉山透,ひだかなみ
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2008/11/20
- メディア: 文庫
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一迅社文庫アイリスの創刊5ヶ月目は2作品。感想その2/2。
葉山透のデビューシリーズの復刊3作目。今回も大幅加筆修正+短編追加。富士見ミステリー文庫版は既読。
復刊分はこれで終わりだけど、書き下ろしのシリーズ続編出るのかな?
南に向かう途中で師匠に似た青年に会ったり、船の上で幽霊船や失踪事件が起きる話。
富士ミス版を読んでた時も思ったけど、このシリーズの中で一番微妙な出来。
この作品における「謎」や「奇怪な出来事」が、余りにも偶然に頼り過ぎてる感がある。
この手の作品で一々「そんなに上手くいかねーよ」と突っ込むのは無粋だけど、それも程度問題。
さすがに「物語の都合」があからさまに透けて見えるほど、恣意的な展開にされるとちょっとゲンナリ。
相変わらずキャラは悪くないと思うんだけどね。ルークとレイリアのじれったい関係とかニヤニヤ出来る。
ただ、今巻に関してはあまり内容を評価してないです。