迷走×プラネット / 著:神尾アルミ / 絵:増田メグミ / 一迅社文庫アイリス

迷走×プラネット (一迅社文庫アイリス (か-02-01))

迷走×プラネット (一迅社文庫アイリス (か-02-01))


一迅社文庫アイリスの創刊4ヶ月目は2作品。感想その1/2。
この作品がデビュー作なのかな?


地球を調査しに来て、日本の田舎に辿り着いてしまった異星人が、そこで学校に通いながら地球人と交流する話。
異星人が主人公の、異種族間コミュニケーションもの(そういうジャンルがあるかはさておき)
この手の作品にありがちな内容だけど、それなりに面白かった。
異星人のズレタ・噛み合わない言動や行動、それに振り回されながらも奇妙な転校生を暖かく見守る友人達、そしてその地球の「友人」を本当に大切なものに想っていく主人公の感情の動きなどが、実に素直に描かれている。
奇抜さはないんだけど、読んでると暖かくて安心できる、ホッとするような作品
そんなに「少女向け」という訳でもないので、男の子でも安心して読めます。