- 作者: 犬威赤彦
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/04/07
- メディア: コミック
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犬威赤彦の1冊読み切り漫画。
ファンタジーマニアの少女がファンタジー嫌いの少年と衝突しながらも近付いてゆく、典型的ガール・ミーツ・ボーイ。
話自体は特別に面白いというわけじゃないんですが、作中にTRPGをプレイしてるシーンが出てくることに、ちょっと感動した。
しかも「ダンジョン・インフェルノ」とか言ってるゲームのキャラシートがモロにソードワールドですよ! うわ、懐かし!
青春時代にTRPGを楽しんだ人種にはたまらねーですよ!
そんな風に、漫画の内容よりもTRPGシーンにニヤニヤしながら楽しい作品でした。
うん、特定の人には思い出を刺激される作品ですわ。TRPGファンなら読め、読んでおけ。
しかし、TRPGシーンで気になる点があった。
危険感知判定をする際、GMが具体的な成功点の値を教えてるんですが、コレってどうなんでしょうかね?
知識判定や鍵開け判定なら「成功=知ってる、失敗=知らない」「成功=開く、失敗=開かない」という具合に、結果から成功したかどうか一目瞭然だから、成功点を教えてもいいと思うんですよ。
でも、危険感知や罠感知などは、成功した場合でも「危険(罠)を感知する」以外に、「成功したけど危険(罠)が無いから感知しなかった」という可能性が残る。
だからこそ、危険(罠)が見つからなかった時に「失敗して危険(罠)が感知出来なかった」のか「成功したけど危険(罠)自体が無い」のか分からないドキドキ感が生まれる訳で、最初に成功点を教えてしまうのはこの面白みを削いでしまうと思うんだけどなぁ。
TRPGはハウスルールがあるし、各GMで考え方も違うだろうから間違いとは言わないけど、私がGMだったらやらないと思いながら読んでましたよ。
うーむ、中学校以降のセッションではGMをやることが多かったので、TRPGがらみの作品だとついついGMの視点で読んでしまう傾向にある。まあ、私は大して優秀なGMじゃありませんでしたけどね。
あー、しかし、こういう作品を読んでると無性にTRPGがやりたくなる。
あー、GURPS、ソードワールド、セブンフォートレス、D&D、T&T、N◎VA、ナイトウィザード、クトゥルフ、ロードス、クリスタニア、何でもいいからセッションしてー。
とりあえず、今一番興味を持っているのは「ルパン三世 カリオストロの城 TRPG」ですが(何