しにがみのバラッド。2 / イラスト:七草 / 電撃文庫

しにがみのバラッド。〈2〉 (電撃文庫)

しにがみのバラッド。〈2〉 (電撃文庫)


アニメに追いつかれる前に読んだ。
あー、ようするにこの作品って「泣き虫の死神が『死』んだ人のアフターケアをする話」なんですね。
ようやく、作品の方向性を掴めた気がする。


内容は1巻と変わらず、優しく哀しい連作短編。
主人公・ヒロインが死ぬ話だけじゃないのは、何か救われた気分になる。幾らアフターケアがあるとはいっても、死んでしまったら切ないものね。
まあ、出来自体は1巻の延長で、そこそこ楽しめた。
最後の話で、今度のキーになりそうな「黒い死神」が出てきたのがポイント。
多分シリーズの落としどころは、今回の「黒い死神」と「モモの謎」辺りか?