滑走順 | 名前 | 国名 | SP順位 | SP得点 | |
---|---|---|---|---|---|
第一グループ | |||||
1 | FONTANA Silvia | ITA | 23 | 42.47 | |
2 | PAVUK Viktoria | HUN | 19 | 46.40 | |
3 | EFREMENKO Galina | UKR | 24 | 41.25 | |
4 | MAXWELL Fleur | LUX | 21 | 44.53 | |
5 | KARADEMIR Tugba | TUR | 22 | 44.20 | |
6 | KORPI Kiira | FIN | 20 | 44.84 | |
第二グループ | |||||
7 | LIASHENKO Elena | UKR | 13 | 52.35 | |
8 | LEUNG Mira | CAN | 14 | 50.61 | |
9 | SOKOLOVA Elena | RUS | 18 | 46.69 | |
10 | LIU Yan | CHN | 15 | 49.84 | |
11 | HEGEL Idora | CRO | 17 | 47.06 | |
12 | SEBESTYEN Julia | HUN | 16 | 49.58 | |
第三グループ | |||||
13 | POYKIO Susanna | FIN | 12 | 53.74 | |
14 | ANDO Miki | JPN | 8 | 56.00 | |
15 | HUGHES Emily | USA | 7 | 57.08 | |
16 | MEIER Sarah | SUI | 10 | 55.57 | |
17 | ROCHETTE Joannie | CAN | 9 | 55.85 | |
18 | KOSTNER Carolina | ITA | 11 | 53.77 | |
最終グループ | |||||
19 | GEDEVANISHVILI Elene | GEO | 6 | 57.90 | |
20 | COHEN Sasha | USA | 1 | 66.73 | |
21 | ARAKAWA Shizuka | JPN | 3 | 66.02 | |
22 | SUGURI Fumie | JPN | 4 | 61.75 | |
23 | MEISSNER Kimmie | USA | 5 | 59.40 | |
24 | SLUTSKAYA Irina | RUS | 2 | 66.70 |
FS(フリースケーティング)は、SP(ショートプログラム)の上位24名で争われます。
上位から6人ずつ区切って4つのグループに分けられ、下位グループから演技が始まる。
ただ、ぞれぞれグループ内の滑走順は順位順ではなく、抽選によってランダムに決まる。
という訳で、滑走順は上の通りに決まったわけで、各グループごとに焦点を当てて色々と無駄なことを書き殴ってみる。
第一グループは「勝負」という意味では特に見るところは無い。
軒並み45点を下回ってるし、入賞争いにも絡むのは難しいだろう。
あえて見るべきところを言うなら、2順ビクトリア・パブク、5順トゥグバ・カラデミールの両20歳。4順フロール・マックスウェル、6順キーラ・コルピの両17歳が、年齢的に次回のバンクーバまで成長している可能性があるので覚えておくといいかもというぐらい。
演技自体を見るのが好きじゃない、「勝負」や「結果」にしか興味ない人はスルーしていいかと思います。
第二グループの個人的な注目はエレーナ・リアシェンコ、エレーナ・ソコロワの実力派ベテランの二人。
特に好きな選手であるリアシェンコの、最後の五輪演技に注目したい(年齢的に最後だろう)
まあ、ロリコン若手フェチの人は16歳、ヤン・リウにでも注目しておいてくださいな。
メダル争いにしか興味のない人でも第三グループからは見ておくべき。
演技の内容と、上位陣のミス次第とはいえ、銅メダルくらいまでには絡んでくる可能性はあるので。
さて、その第三グループの第二滑走(全体で14番目)で安藤が日本人選手のトップを切って滑ることになりますが、今回はプレッシャーの無いところで滑る事が出来る好滑走順。
ミスさえなければ、その時点でトップに立つことは充分に可能。
ここで景気のいい演技を見せて、日本人選手陣に弾みをつけて欲しいところ。
そして「ソルトレーク金メダリストの妹」という重い看板を背負っているエミリー・ヒューズの演技にも注目。
ジュニアからシニアに上がって間もない選手ですが、先日の全米選手権で3位になるなど、バンクーバを睨む意味でも楽しみ選手である。次代のアメリカの有望株。
後は世界ランク7位の実力者ロシェットに、昨年の世界選手権3位の地元イタリアの星カロリーナ・コストナーの両者からも目が離せない。
上位が崩れれば表彰台の可能性が残っているため、虎視眈々と巻き返しを図る。
そして、メダル争いの中心となる最終グループの滑走順が面白い。
SP6位エレン・ゲデバニシュビリの次に、SP首位のサーシャ・コーエンが滑走。
よっぽど大きなミスをしない限り、サーシャ・コーエンがこの時点でトップに立つのは間違いないだろう。
コーエンの得点がメダル獲得の上での、一つの指針となる。
コーエンの得点を越えればメダルはほぼ確定で、金メダルも見えてくる、下回っても接戦ならメダルは濃厚になる(勿論、コーエンに大きなミスが無かったらという条件付)。
そのため、直後に滑る荒川のプレッシャーは如何ほどのものになるのか想像も付きませんが、スケートを楽しんで自分の演技をしてきてくれればファンとして満足です。
最終グループの3,4順と日本人が続くけど、4順(全体で22人目)終了時点で2位以内。コレがメダルのボーダーラインかな?
ミス無く滑れさえすれば、キミーマイズナーに負けることは無いとは思うだけにこの時点の順位には特に注目。
そして、最終滑走に女王スルツカヤが控える、金メダルの行方が最終滑走まで分からないというスリリングな滑走順。
SPはメダル候補の中では早めの滑走順ということもあり慎重にいった感じがしただけに、FSの滑走順は比較的やりやすいだろうと思う。
自分以外の順位・得点が出た後なら、慎重にいくか、それとも勝負に行くかを選択できる分だけに有利。勿論、高い技術と構成によって裏付けされたアベレージの高さがあってこその「アドバンテージ」ですけどね。
フリーの最後を、スルツカヤの演技で締めくくれる幸せを感じたいと思います。
まあ、何にせよ頑張れ日本女子フィギュア勢。