待ってて、藤森くん!4 / 著:壱乗寺かるた / 絵:カントク / 富士見ミステリー文庫

待ってて、藤森くん!〈4〉 (富士見ミステリー文庫)

待ってて、藤森くん!〈4〉 (富士見ミステリー文庫)


3巻から一気に読んだ4巻。
シリーズ最終刊。


吉野が生徒会長選立候補して、恋の戦いに決着を付ける話。
このシリーズのヒロインは藤森くんであることが良く分かる最終巻。
恋する女の子は強く、実に直球で見てて爽やかなラブコメシリーズでした。
物語の落としどころとしては悪くないけど、副会長の会長選挙立候補の意味とかが良く分からなかったり、アズマ君の思惑とかが分かり辛いかったりと、ややおざなりになってる部分があった点が残念。
「一見関係ない話と思わせて実は伏線や前フリになってる」みたいな展開を期待してた3巻が、本当に本編に関わらない無関係な話だったことが逆に驚きだった。
個人的にはもうちょっと常盤さんが活躍してくれるエピソードが見たかったです。


後書き。
……「さよならトロイメライ」のファンタジア文庫移籍ってマジですか。
打ち切りや絶筆じゃなかったことは喜ばしい限りだけど、コレはミステリー文庫廃刊フラグ?