GOSICKs 2 / イラスト:武田日向 / 電撃文庫


富士見ミステリーの看板シリーズの、短編集2作目。


ヴィクトリカと一弥、二人の夏休みの話。
ヴィクトリカが可愛いのはデフォとして、一弥の姉・瑠璃が予想以上に素敵だった。弟贔屓万歳。
一弥父も、想像通りの単なる堅物と思いきや、娘の「反抗期」に戸惑う様子などが割と好ましいキャラでしたよ。
物語としては小粒な話が多いけど、某警部のドリルが二つに増えた理由が判明したり、長編4巻と5巻を繋ぐ意味では過不足無い出来の短編集
まあ、中途半端にこの巻から読み始める人はいないだろうし、この巻を読むようなGOSICKシリーズの読者なら楽しく読める1冊でしたよ。
しかし、相変わらず武田さんのイラストは神掛かってるなぁ。