- 作者: 新堂冬樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1998/08
- メディア: 新書
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第7回メフィスト賞受賞作。
メフィスト賞作品としては割と初期の作品なのに、随分と読むのが後の方になったなぁ。
金融世界を舞台に、主人公の周りで起きた事件の謎を追うお話。
あー、後味がわりー。救いようが無い。
うーん、金融・借金が絡む話だと、動機が逆恨みにしか思えないケースが多いので結構ウンザリする。全然感情移入出来ない。
そもそも、とばっちりで被害を受けている連中が不憫でならない。
金融ものとしては「金融腐蝕列島」を始めとするその手の本の方が読めるし、サスペンスなノリで読ませるだけは出来るけどそれ以上のものは無い感じ。
これがマイ新堂冬樹デビューだったんですが正直期待ハズレ。
新堂冬樹って、メフィスト賞作家の中だとかなり本を出してる作家だからそれなりに期待してたんだけどなぁ……
ま、気が向いたらもう1、2作品くらい読んでみて、それでこの作家に関しては判断するかなぁ。