「第15回 好きなライトノベルを投票しよう!! - 2017年下期」投票

・「最近読んだから記憶が鮮明」補正がかなりあります。
・最近は電子書籍に移っていますが、電子書籍化が遅いストアで買っているため期間後半の作品は読めていないことが多いです。
 
以上のような条件を承知の上でお願いします。
今回は利用しているストアの発売日の関係と早めの投票スケジュールのせいで投票対象にならなかった作品が結構ありました。
例えば「幻想戦舞曲」。1巻がそれなりに好きな感じだったけど、2巻の電子書籍が発売前だったので投票を断念。
「86―エイティシックス―」「キラプリおじさんと幼女先輩」も2巻が面白かったけど、3巻が読めずに断念。
「いつかのクリスマスの日、きみは時の果てに消えて」「先生とそのお布団」辺りは読むと好きになりそうな雰囲気あったけど、やっぱりタイミング合わずにまだ読めてないので対象外。
ほかにも結構断念している作品が多かったのが悔やまれるところ。
 
一方で今回なろう系作品が極端に少ないけど、別に意識して除外したわけではなく、ここ半年で読んで面白かった作品の発売日が7-12月じゃなかったということが多かったってのが最大の理由ですね。
少女小説も佳作は多かったけど、投票に至らず、みたいな作品が多かった。
一方でMF文庫の「絶対彼女作らせるガール!」とかは良質なラブコメだったけど、2巻以降を読んでから評価したい感じだったので今回はスルーしたり、まあいろいろと悩ましい。
何か色々と残念な投票内容になりそうですね……
ただ、新規作品と既存作品で5:5に出来た点だけはちょっと満足。今はそういう部門分けはないんですけどね。

新規作品

■ひとりぼっちのソユーズ 君と月と恋、ときどき猫のお話 / 七瀬夏扉 / 富士見L文庫
【17下期ラノベ投票/9784040725376】

月への届く恋の物語。
ボーイ・ミーツ・ガールは世界を変える。
夢を貰う、夢を叶える。
月で待っている、月に連れていく。
これは、どこまでも美しく、透明できれいな、恋と愛と夢の話だ。

■キミは一人じゃないじゃん、と僕の中の一人が言った / 比嘉智康 / ファミ通文庫
【17下期ラノベ投票/9784047347465】

いくつもの恋が始まって終わって、これからも続いていく―――
比嘉智康という才能の切れ味。

■渋谷のロリはだいたいトモダチ(1) / あまさきみりと / 角川スニーカー文庫
【17下期ラノベ投票/9784041064719】

■あんたなんかと付き合えるわけないじゃん!ムリ!ムリ!大好き! / 内堀優一 / HJ文庫
【17下期ラノベ投票/9784798615202】

様々な明快なテーマ・題材を一定のクオリティに仕上げてきて、ある程度きっちりまとめてくる、器用な作者という印象だった内堀優一
その引き出しを上手く組み合わせて一定の水準を超えてきた、という作品。
ライトノベル」という媒体においてはテクニカル的な部分が及第点を超えているのでは。
ただし、2巻以降の組み立て方が凄い難しいと思うんだけど、どうなるんでしょうかね?

■6番線に春は来る。そして今日、君はいなくなる。 / 大澤めぐみ / 角川スニーカー文庫
【17下期ラノベ投票/9784041062722】

最後まで投票しようか迷った作品。
なんかスペック高そうだったり、人生上手く生きてそうに見えるのに、どこまでも未熟で不器用で生き方が下手な登場人物たちが愛おしかったので、まあ、いいかなって
上手く生きていれば、タイミングが良ければ、もっと違う可能性があったんだろうなぁ、っていう部分に感じ入る。

既存作品

■14歳とイラストレーター(3) / むらさきゆきや / MF文庫J
■14歳とイラストレーター(4) / むらさきゆきや / MF文庫J
【17下期ラノベ投票/9784040693521】

仕事に対して誠実で、一途な主人公が好感度高い。
個人的な評価ではナストキュウリさんは近年のライトノベルの中では屈指のヒロイン。

■おこぼれ姫と円卓の騎士 新王の婚姻 / 石田リンネ / ビーズログ文庫
【17下期ラノベ投票/9784047346468】

おこぼれ姫と円卓の騎士 新王の婚姻 (ビーズログ文庫)

おこぼれ姫と円卓の騎士 新王の婚姻 (ビーズログ文庫)

完結記念。
アレだけ広げた風呂敷を破綻せずにまとめ上げた手腕については称賛するしかない。
「〇〇王」に辿り着くまでの物語だったけど、主人公の恋物語を絡めながらのこの結末は実に納得させられるものだった。
本当にいいシリーズでしたね。お疲れさまでした。

君に恋をするなんて、ありえないはずだった そして、卒業 / 筏田かつら / 宝島社文庫
【17下期ラノベ投票/9784800274632】

実質、上下巻構成の下巻。
臆病さによるすれ違いがもどかしくて胸が締め付けられる。
しかしあれだ、好きだって告白した後の女の子って、なんでこんなに死ぬほど愛おしいんだろう、って頭を抱えるほど可愛かった。
カレシカノジョになった後のエピソード大好き。本当に好き。

■ストライクフォール(3) / 長谷敏司 / ガガガ文庫
【17下期ラノベ投票/9784094517040】

近年最強のスポコン小説のひとつではないでしょうか?
こういう架空競技(スポーツ)ものにおいて、キャラ紹介の前に競技のルールを書いてくれるところは非常に良心的で好感度が高かった。
この巻ではガッツリ試合のシーンが描かれていただけに、ルール説明のおかげで幾らか入っていきやすかった……が、やっぱり1回読んだだけでは宇宙空間の機動展開には想像が追い付かない面があるかなぁ。
ただ、映像化が非常に映える作品だと思うので、今後のメディアミックス展開も期待してしまいますね。

六畳間の侵略者!?(26) / 健速 / HJ文庫
六畳間の侵略者!?(27) / 健速 / HJ文庫
【17下期ラノベ投票/9784798614779】

六畳間の侵略者!?26 (HJ文庫)

六畳間の侵略者!?26 (HJ文庫)

六畳間の侵略者!?27 (HJ文庫)

六畳間の侵略者!?27 (HJ文庫)

フォルトーゼ編及び「白銀の姫と青き騎士」編、完結おめでとうございます。
今までかなり応援投票してきたシリーズですが、これで個人的に投票企画での応援は一段落かな、って思えるくらいには綺麗な終わり方だった。
地底や魔法世界や宇宙帝国などの雑多な設定を綺麗にまとめあげたことに加えて、「侵略者」という言葉に新しい意味を持たせる構成には感心した。
これから各キャラの個別EDが見れるのかどうかはわからないけど、最後までは見守りたいと思います。
とりあえずシリーズにおける大きな区切りが付いたことに対して、お疲れさまでした。