このジュブナイルポルノがすごいかもしれない 2012

昨年もやった企画の2012年版。
2012年に発行されたジュブナイルポルノについて、「すごい」というか、良かった作品、ネタだった作品、紹介しておきたい作品などを中心に書いた。
オススメ集じゃなくてあくまでも紹介記事
タイトルやパロディの出オチ作品も多く、全てが全て僕が面白い作品という訳ではないので、その辺に関してはコメント欄を見て判断して頂ければ
最初のチョイスで50作品を超えてしまったので、削りに削って40作品ちょっとまで減らした。
それでも昨年同様「業界の規模・発刊数的にその数はどうなのよ?」と思わなくも無いけど、ライトノベルの紹介記事と違ってあんまりこういう記事書く人少ないと思うので、僕がこのくらい書いてもいいかな、という方針で。
ジュブナイルポルノがよく分からない」という方は昨年紹介記事を書いたのでそちらを参照してください。
記事のテーマ・条件としては、
 
 
2012年に発行されたオリジナルのジュブナイルポルノ(エロゲノベライズ等は除く)
・ただし2012年に下巻や2巻以降だけが発行されてる作品は、上巻・1巻も併記している場合があります。
紹介の順番には特に意味はありません。紹介順が上だから下だから良かったとかは無いです。
・良かった作品だけでなく、パロディ要素やパロタイトルだけの出オチ作品も結構紹介しています。
・紹介しているからといって僕がその作品を評価してる訳じゃないのでそこは注意。
二次元ドリームノベルズが無いのは最近の私があんまり読んでないレーベルだから。リアルドリーム文庫も同様。
・紹介者である僕の2012年発行作品のジュブナイルポルノ読書量は、美少女文庫二次元ドリーム文庫・ぷちぱら文庫Creative・ヴァージン☆文庫は全部読んでて、あとみっく文庫9/13作品、リアルドリーム少々くらい?
・最近の読書傾向的にはイチャラブやハーレムなどのヌルイ作品が好きですので必然的にそういう作品が多くなるかと思います。
・好みが合わない人はスルーするがいいさ!
・「一番良かった」みたいな書き方をすることもあるけどあくまで僕の感想。
・自分の読書メーターコメントや過去記事からの使い回しが多いけど、まあ、一から書くのメンドイし
Twitterで相互フォローしてる作家さんの作品も紹介していますので、そこはきっとステマステマってそろそろネタとして古いけどな。
・結果的に2年連続でやったけど来年はやるかわからない
アフィリエイトで買ってくれるとやる気出ます。いや、本代も馬鹿にならないしお金欲しいじゃないですか。
 
 
まあ、そんな感じで。
というか、この作品数なら上半期・下半期の2回に分けた方がいいんじゃね?感がありますが、年2回も記事書くのメンドイし……
でははじめます。
 
 
 
 
 

美少女文庫

刊行数は安定していましたが、逆に言うと安定しすぎてやや面白みに欠けるラインナップでしたね。
 
 
 

■えっちな兄の面倒を見てあげるのは妹の義務! / 月乃御伽 / 犬洞あん

 
まあタイトル通りの妹モノ。
作者である月乃さんの特徴としてエロシーンで「みさくら語」仕様になってしまうところがあるんですが、どんな性格のキャラだろうとみさくら語なってしまい普段との大き過ぎるギャップに萎えることも多かったんですが、この作品は主人公より幼い「妹」という属性はエロシーンのみさくら語とマッチして良いと思った。
 
ちなみに最初に見た時、犬洞あんさんのイラストでこんな感じのタイトルだから水無瀬さんごさんかと勘違いしたのは秘密だ。

 
 

■学園の女王様を一日デート券で好きにしちゃえ! / わかつきひかる / 天河慊人

 
昨年も順調に冊数を重ねたわかつきひかる作品の中からはこの作品をチョイス。
個人的に、縦ロールヒロインは苦手なんですが、それを差し引いても結構良かった。
ちゃんと付き合う切っ掛けから描かれてるし、主人公の「彼女を守るナイト」としての見せ場もあって「彼女が主人公に惚れる理由」がキッチリ描かれている面は良かったですね。
イジメ(嫌がらせ)の犯人探しの部分は見え見え過ぎて、あくまでおまけ程度だけど、エッセンスとしては悪くなかったかな?
まあ、良くも悪くもわかつき作品ですが、軽く楽しむ分は悪く無いと思います。

 
 

■ツンツンメイドはエロエロです / 青橋由高 / 有末つかさ

ツンツンメイドはエロエロです (美少女文庫)

ツンツンメイドはエロエロです (美少女文庫)

 
美少女文庫の中ではもう最ベテランの一人である青橋由高さんも順調に冊数を重ねましたが、その中で発売された「エロエロです」シリーズが結構良かった。
僕がメイド好きなのはありますけどね!
まあ、シリーズと言っても、美少女文庫でよくある「主要登場人物は異なり、世界観とコンセプトだけが共通」というシリーズですから、二つに分けて紹介します。
 
さて、ツンツンメイド。
このシリーズはメイドの飼っている小動物出てくるんですが、このツンツンメイドではハリネズミが出てくる。
表紙絵にも描かれているアレ。
ストーリー的にそこまで重要というわけではないこれが個人的にポイントが高い。ハリネズミかわいいよ
内容としては内心で好意を持ちながらも普段は口が悪くツンツンしている幼馴染がメイドさんになって主人公を世話にしてくるというよくある流れ。
ただし、そのヒロインとゲームのような「勝負」しながら話が進んでいくのがちょっと楽しいし、策士ヒロインによる誘い受け展開が実にエロくていいです。
「ツンツンしてるメイド」「誘い受けエロス」というキーワードにピンとくる人なら買いじゃないでしょうかね?

 
 

■SPメイドはエロエロです! / 青橋由高 / 有末つかさ

SPメイドはエロエロです (美少女文庫)

SPメイドはエロエロです (美少女文庫)

 
すぐ上でも書いた「エロエロです」シリーズのもう一作。
こっちの登場動物は犬だけど、コイツも結構可愛い。
話の内容としては、主人公に内心デレデレながらもあくまで「SP」「メイド」としての距離を保とうとするヒロインを、主人公が積極的に落とそうとするのが主な話の流れ。
小さな頃からお世話になっている、姉のような、乳母のような存在のSPメイドのポジションが実に良い。
年齢差をコンプレックスに思っているシーンとか、年上ヒロインイイヨイイヨ。
受け身な主人公が多い昨今、このように積極的にアタックしていく主人公には好感が持てますね。

 
 

■魔王魔王ハーレム / 上原りょう / 水鏡まみず

魔王魔王ハーレム (美少女文庫)

魔王魔王ハーレム (美少女文庫)

 
召喚・押し掛けヒロインものの一系統だけど、その押し掛けヒロインが「3人の魔王」という作品。
「魔王」と言っても異世界ファンタジーではなく、現実世界に魔王が召喚されるという設定。
魔王と下半身で闘うがごとく、下半身で落としてハーレムを作っていく流れは中々エロくて良かった。
エロいハーレムものとしては実に真っ当な佳作。

 
 

■あねあね水泳クラブ / 上原りょう / 有子瑶一

 
昨年の美少女文庫だと「水着もの」はこの作品と、水無瀬さんごさんの「みずぎ姉妹 エロエロ×ツンツン×ロリ変態!」がありました。
両方共良くも悪くも、甘いハーレム水着ものなので、好みで選べばいいんじゃないかなぁ、と。
個人的にはイラストが好みなのでこちらをチョイス。姉好きの人もこっちかなぁ。
 
さて「あねあね水泳クラブ」ですが、正直ヒロインが4人いるのに、主人公に対するスタンスが一様に「主人公好き好き」で、キャラの書き分けと言う意味ではあまり上手くない。
行為も複数プレイのみ(最低3P)だった点もエロシーンでの個性を薄くさせている要因かなぁ。
ただイラストを含むエロさと、オール水着プレイという徹底の仕方は嫌いじゃない。
まあ、パンチは強くないけど、ヌルイのが好きな人なら。

 
 
 
 
 

美少女文庫えすかれ

無印の美少女文庫比べれば幾らかアクの強さがあって、悪くなかった。
 
 

■妹と幼なじみがヤンデレすぎてハーレム修羅場! / 葉原鉄 / ミヤスリサ

 
葉原鉄の本気を見た。
ヤンデレ」を茶化さずに描くとホラーになる、という好例。
ちゃんとホラーっぽい「怖さ」を出せていたことを高く評価したい。こえーよ
エロ描写も濃厚で、今期のヤンデレ作品の粋はこの作品じゃないかなぁ。
 
 
なお、タイトルはこんなですが特に俺修羅のパロ要素とかはありません

 
 

■先生のHな写真は撮っちゃダメ! / 羽沢向一 / 神無月ねむ

 
最初からヒロインの好感度高いところからスタートする作品が多い中、ヒロインの好感度が低い状態からスタートする構図は幾らか新鮮味はある。
先生と「何かを賭けての勝負」して関係を結んでいく、という話の軸があるからそれなりに楽しめるね。
ただ、他の生徒に先生のエロいところを公開したりするシーンもあるので、「ヒロインの痴態は主人公だけのもの」という独占欲がある人には向かないかもしれません。
僕も独占厨なところあるので、そこは少し気になったかなぁ。まあこのへんは好み。

 
 

■生徒会長姉妹を毒電波で堕としてみた / 遠野渚 / 神無月ねむ

生徒会長姉妹を毒電波で堕としてみた (美少女文庫えすかれ)

生徒会長姉妹を毒電波で堕としてみた (美少女文庫えすかれ)

 
パロディとおしっこ描写に定評のある遠野せんせーの作品を2作品チョイス。
まずこちら。
主人公の苗字が「月島」で「毒電波」を使います。
分かる人は分かる。
作者:遠野渚なのでおもらしでオムツなお話です。
分かる人は分かる。
まあ、上記要素を除けば退魔師催淫純愛調教物の一系統ですね。

 
 

■僕の幼なじみとお嬢様は調教が足りない / 遠野渚 / シロガネヒナ

 
はがないパロでおもらしおむつレズ。
 
僕は友達が少ない」パロディでおもらしでおむつでレズ絡みあり。
 
大事なことなので2回言いました。

 
 

■子づくり忍法帳 / 山口陽 / あいざわひろし

 
バカ小説。
男坂ネタや民明書房チックな奥義が出てきて馬鹿小説として見ると割と面白い。
全体的にパロディや小ネタが多く散りばめられており、古いネタも結構あるのでそういう意味では人を選ぶ。
そういう「わからないネタはスルー」出来て馬鹿ノリが好きなら是非。
しかし、表紙右の子の名前、その髪色で長門って……

 
 

■魔王を倒す勇者のハズが……負けたら子づくり!? / 山口陽 / YUKIRIN

魔王を倒す勇者のハズが……負けたら子づくり!? (美少女文庫えすかれ)

魔王を倒す勇者のハズが……負けたら子づくり!? (美少女文庫えすかれ)

 
取り柄のない草食系主人公が、唯一の武器である股間の勇者の剣(巨根)で魔王軍を落としていく話。
エロRPGのお約束を意識しながらも、ちゃんと段取りを踏んでストーリーを展開させてるので、飽きずに楽しめる。
まあ、モンスター少女との絡みも多く、良くも悪くも最近それなりに見かける魔王系ハーレムものですね。

 
 
 
 
 

二次元ドリーム文庫

高岡智空、あらおし悠などの作家が個人的にブレイクして、結構いい1年でしたね。
最近は美少女文庫よりは二次元ドリーム文庫の方が肌に合うなぁ。
 
 
 

■ハーレムストライカー / 竹内けん / 瀬奈茅冬*

 
二次元ドリーム文庫の長期・定番シリーズとなったハーレムシリーズからはこの作品をチョイス。
最近のハーレムシリーズの中では当たりの部類。
ハーレムシリーズでは結構なよなよした主人公が多いんですが、今作は「ストライカー」と称される無双系にいるような「強く有能な主人公」なのでその点がの好みでした。
主人公に甘々な幼な妻(+男装ヒロイン)、主人公に未練たらたらな元カノとか色々と素敵でした。

 
 

■新エロデレ セクシー姫アイナの場合 / 筆祭競介 / カグユヅ

 
2011年のこの企画でも紹介した「エロデレ」という好シリーズがあったのですが、昨年刊行された3巻で一応の完結を迎え、主人公とヒロインを一新したこの「新エロデレ」が刊行されました。
登場人物共通で、ややマンネリ感が出てた「エロデレ3」よりも「新エロデレ」の方が好みだったのでこちらを紹介させて頂きます。
 
さて、旧「エロデレ」から主人公もヒロインも一新されただけでなく、舞台も現代から中世風世界になった「新エロデレ」ですが、「最初は目的があって近づいて色仕掛けをしていたのに、やがて惚れてしまいデレデレになる」というコンセプトはちゃんと踏襲しております。
このコンセプトは変わらず素晴らしく、最初は性に積極的だった少女がデレて恋する少女に変わっていく描写には胸躍るものがある。
そして、仕切りなおしはしたものの、主人公とヒロインのキャラがキッチリ立っていて、ベタながらもドラマ性があったところも評価したい。
マンネリ気味だった前シリーズから仕切り直した判断は正しかったと思う。
この作品を読んで気に入ったら、是非とも旧「エロデレ」シリーズ(全3巻)を読んで欲しいところですね。

 
 

■お嬢様はヒミツのアイドル! / あらおし悠 / 草上明

お嬢様はヒミツのアイドル! (二次元ドリーム文庫 212)

お嬢様はヒミツのアイドル! (二次元ドリーム文庫 212)

 
近年は「アイドルもの」の好作品を排出するあらおし悠さんですが、その中でも白眉と言うべき1作。
個人的には、2012年度でも特に好きな作品の一つ
グラビアアイドルみたいな変形アイドルものじゃなくて、文字通りのストレートなキャピキャピアイドルもの。
ヒロインのキャラクターが鮮やかで、胸を張ってアイドルやってる点が好きなので、これはキャラクター性の勝利だね。
そして、そのキャラ性を引き立てる草上明さんによるイラストの力も大きい点も主張しておきたいところです。
 
ただ、惜しむらくはエロシーンに至る流れがやや強引で、ヒロインが性行為に対して積極的過ぎる点は少し好みからは外れるかなぁ。もうちょっとモジモジ、恥ずかしそうに初体験に至る方が好き。
それとヒロインがアイドルとしてのスタンスを言って説得するシーンに、「いやいや、そう言いながら彼氏作ってセックスするなよw」とツッコミたくなるところがあるけど、その辺はヒロイン可愛いから全て許す

 
 

■ツンな風紀委員長がデレるエロ指導! / 高岡智空 / しまちよ

ツンな風紀委員長がデレるエロ指導! (二次元ドリーム文庫219)

ツンな風紀委員長がデレるエロ指導! (二次元ドリーム文庫219)

 
今年、好作品を連発した高岡智空さんの作品からは複数チョイス。
ストレートな純愛調教もの。
調教の過程でエロエロになっていくヒロインが可愛い。
そして主人公がストレートなスケベ小僧なところが個人的に好印象。
草食系主人公が多い中、こういうグイグイ来る主人公は存在感が出るよね。
イラストに関しては頭身のバランスで好みが別れるかもしれないけど、内容は結構良かったです。

 
 

■お嬢さまはベロちゅーLOVE! / 高岡智空 / 草上明

 
2012年ベスト作品のうちの1つ。
素晴らしいイチャラブエロスでした。エロくて可愛いは正義。
基本イチャラブなんだけど、「恋愛」の過程・描写がそれなりにちゃんと描けているし、ちょっと世間離れしたお嬢様のキャラクター造形が本当に可愛くてな……
直接的なセックス描写よりも、キスのネットリした描写などにエロスを感じた。こういうキス描写は好きだなぁ。
イラストから千反田さんを連想する人もいるかもしれないけど、まあ、少しだけ似てるところもあったかな?
 
レーベルも作者も違うけど、2011年の「おたこい」に通じるものを感じた。
オタネタとかは無いけど、このイチャラブエロスは「おたこい」が好きな人なら高い確率で好きになれると思うので、あちらが好きな人はこちらを、こちらが気に入ればあちらを買えばいいんじゃないかな!

 
 

■妹とラブる! / 高岡智空 / 草上明

妹とラブる! (二次元ドリーム文庫 231)

妹とラブる! (二次元ドリーム文庫 231)

 
2012年、このコンビによる作品にはハズレがなかった。
 
本作は文字通りの妹ものだし、割とストレートな実妹2人もの。
高岡さんの文章が僕の肌に合うのもあるけど、イラストがいいから王道でも楽しめる。
ただ、このイラストレーターさんのイラストは基本的に凄く好きなんだけど、割とアヘ顔イラスト書くのでその辺に関しては好みが別れるかもしれないです。
僕なんかは極端なアヘ顔イラストは好みとは外れるからそこは減点材料なんだけど、逆にアヘ顔好きにはプラス材料だろうしね。、
 
しかし、この終わり方なら是非続編を出してくれないものか。

 
 

■ミルクな三姉妹はいかがですか? / 089タロー / FCT

 
個人的に好きな作家の一人である089タローさんの作品からはコチラをチョイス。
母乳要素よりもどちらかというと姉属性向けの作品。
オリジナリティには欠けるものの、小悪魔いたずら好きの姉、ダダ甘姉、潔癖同級生などのキャラがイラスト込みで無難に可愛い。
僕、089タローさんの書くキャラ好きです。

 
 

■ミルクプリンセス2 もっとラブラブにゅ〜トピア / 神崎美宙 / 大空樹

ミルクプリンセス2 もっとラブラブにゅ~トピア (二次元ドリーム文庫 233)

ミルクプリンセス2 もっとラブラブにゅ~トピア (二次元ドリーム文庫 233)

ミルクプリンセス ラブラブにゅ~トピア (二次元ドリーム文庫 205)

ミルクプリンセス ラブラブにゅ~トピア (二次元ドリーム文庫 205)

 
神崎さんのミルクシリーズの中からはこちらをチョイス。
2011年に出たミルクプリンセス直系の続編。
タイトルの割にはプリンセスよりもクイーンのプッシュが強かった1巻に比べるとプリンセスが頑張っている。
個人的には、メイドさんが可愛くてな。
1巻と合わせてどうぞ。

 
 

■いもうとエロゲー 義妹と実妹も攻略可能? / 神楽陽子 / 高浜太郎

 
義妹と実妹ダブルヒロインの妹もの。
エロゲシチュエーションでのエロシーンが中心なので、色んな属性・シチュが出てくる点は○。
しかし、ダブルヒロイン作品にも関わらず200ページを越えるまで両者の処女が守られると言う寸止め感といったら!

 
 

■あの日見たスク水をボクたちは憶えていない / 神楽陽子 / 野村輝弥

あの日見たスク水をボクたちは憶えていない (二次元ドリーム文庫218)

あの日見たスク水をボクたちは憶えていない (二次元ドリーム文庫218)

 
タイトルの出オチ作品
とりあえず幽霊は出てきません。
疎遠になった昔の友達も出てきません。
あの花のパロ要素はほとんどありません。
あえて言うなら排泄器官の表記がひらがなの「あなる」でした。
 
記憶喪失設定があるのにそれがまったく生きてこないし、何度も言いますがタイトルだけの出オチ作品です。
「いつもの神楽陽子」といった感じで固定ファン以外は特に買う必要はないかと。

 
 

■会長様はボクの専属メイド / 神楽陽子 / 大神ゆうき

 
「会長はメイド様」のパロディというだけの凡作。
元男子校の共学校だから色々と男子寄りになってしまう中で、会長になった強気な幼馴染が色々と女子のために動いている、とか割とストレートに「メイド様」パロディ。
ただメイド様の碓氷さん程のイケメンキャラがいないので、正直パロディとしても単品として見てもやや弱い。
パロディ要素が無ければ特に取り上げる必要もなかったかもね。

 
 

■クーマゾ!2 しつけてお兄ちゃん / 栗栖ティナ / 大空樹

クーマゾ!2 しつけてお兄ちゃん (二次元ドリーム文庫217)

クーマゾ!2 しつけてお兄ちゃん (二次元ドリーム文庫217)

クーマゾ! しつけて生徒会長 (二次元ドリーム文庫 166)

クーマゾ! しつけて生徒会長 (二次元ドリーム文庫 166)

 
1のキャラはサブキャラで出てくるけど、主人公・ヒロインが一新されてるので一応は1を読んでなくても読めます
まあ、ただ主人公に対するアドバイザー役として重要なポジションにいるので、1から読んだ方がベターではある。
 
前作と違って1対1のマゾ妹もの。妹が非常に可愛くよろしい。
ただ、どちらかと言うとニンフォマニア気味のマゾ性癖の妹を、誰か悪い奴に捕まえる前に主人公が受け入れてやる、という体裁。
「クールなキャラがマゾに堕ちる」という展開ではないので、タイトルからそういう方向を期待した人は注意。
まあ、とりあえずこういう無口タイプの妹キャラ好きなので僕にとっては正義な作品
↑の表紙は帯が無い状態で写ってるけど、帯を付けると書き文字消える仕様になっていて、いい仕事しています。

 
 

■恋人さいみん! お堅い武家娘とイチャラブ相互催眠 / 上田ながの / 高瀬むぅ

 
一方的に催眠術をかけるんじゃなくて、主人公はヒロインに、ヒロインは主人公に、お互いがお互いに催眠術をかけて、お互いは自分がかけられていることを知らない、という構図が中々面白い。
主人公とヒロイン、相互に催眠をかけ合ってズブズブになっていく展開は楽しい。
なお、ヒロインはあんまりお堅くなくて、むしろムッツリ武家です。

 
 

■クラスメイトのブロンド留学生はどうやら隠れオタらしい / 舞麗辞 / しまちよ

 
隠れオタクのブロンド留学生とイチャラブエロスとか最高じゃないですか。

 
 

■双子づくり! / 大熊狸喜 / 緑木邑

双子づくり! (二次元ドリーム文庫 216)

双子づくり! (二次元ドリーム文庫 216)

 
双子ヒロインで、片方が強気、片方がおっとりタイプ、というのはベタと言えばベタ、王道と言えば王道。
ただ、キャラが少ない分その両者のキャラクターが丁寧に描かれていて、エロ描写もいいエロスしています。
奇抜さや抜きん出た部分は少ないけど、イラストも可愛いし、全体的にバランスが良くて良質。
表紙のおっぱいが実にけしからんな

 
 

■妹!妹!!妹!!! / 夜士郎 / ななろば華

妹!妹!!妹!!! (二次元ドリーム文庫 223)

妹!妹!!妹!!! (二次元ドリーム文庫 223)

 
ツンデレ、天然、ハラグロ(小悪魔ロリ)と色んなパターンの妹が揃ってて、妹ものとして王道な安定感。
妹好きなら固い出来。

 
 
 
 

あとみっく文庫

平均すると一月に1冊強のペースで刊行中。
ただ、最長シリーズである「思春期なアダム」の新刊が出なかったり、続きそうで続きが出ない作品が多くて何とも言えない。
もうちょっと刊行数・刊行ペースを上げてもいいんじゃないだろうかね。
 
 
 

■僕のパーティが修羅場すぎて世界が救えない2 / 上田ながの / 高瀬むぅ

 
昨年の企画でも紹介した酷い(褒め言葉)1巻を上回るヒドさ(褒め言葉)
まさかまさかのフタナリNTR展開で吹いた……優柔不断な主人公を切り捨てるような「貴方のセックス気持ちよくないんです。満足できないんです」展開で、あまりの酷さに全俺が泣いた。
これ本当にどうなるんだろう、本当に「世界を救えない」。
3巻が出るとしたら本当に誰か死ぬんじゃないかと思うくらいの修羅場しか想像できない

 
 

■勇者よ、宿屋の店主になってしまうとは情けない / 倉田シンジ / へるるん

勇者よ、宿屋の店主になってしまうとは情けない (あとみっく文庫 46)

勇者よ、宿屋の店主になってしまうとは情けない (あとみっく文庫 46)

 
良くも悪くもヌルイハーレム作品。
あとみっく文庫というより二次元ドリーム文庫っぽい作品ですね。
やや強引ながらも宿屋の店主になってその状況に慣れてしまうところから、ハーレム状態になってしまうところまで、「物語の流れ」があるのは良かったけど、「あとみっく文庫」として見るとストーリー性は弱いかな?
「敵」の行動が途中から無目的になっていくのが、ストーリー性を弱くする悪因かなぁ。
ただそれを割り引いても個人的には好きな作品でした。
イラストも含めてキャラもちゃんとキャラ立ちして可愛い。やっぱりイラストがいい作品は強いね。
個人的に続編を読みたいけど、ある程度完結してるから出ないのかなぁ。

 

■前略勇者様、魔王が交通事故で亡くなりました / 巨道空二 / なるみすずね

前略勇者様、魔王が交通事故で亡くなりました (あとみっく文庫43)

前略勇者様、魔王が交通事故で亡くなりました (あとみっく文庫43)

 
魔王が亡くなって、突然その後を継ぐことになった主人公の話。
魔王軍が「会社」のように扱われており、二代目社長が後継者として奮闘する会社経営もののような面白さはある。
まあ、その着眼点は面白いから僕は好きだけど、必要以上に「会社経営もの」として期待すると拍子抜けするかもね。
個人的には降ってわいた「魔王」の座に、主人公がいつまでも「いやいや」するんじゃなくて、割とすんなり対応して見せるのでストレス無く読める点は個人的に好み。
ただ、こんなタイトルだけど「勇者様」の存在感がやや薄めだったのは気になったかなぁ。

 
 

■お兄ちゃんが大好きな妹は実は「プロの妹」だったようです / 酒井仁 / なるみすずね

 
あとみっく文庫からもう1作品くらい挙げようかと思い、全3巻で完結した「俺のフラグはよりどりみデレ」とこちらで迷った末、一応こちらをチョイス。
 
妹が欲しい主人公のところに「プロの妹」であるヒロインがやってくる話。
そこまで特筆するところは少ないのですが、後半は予想よりもずっと家族愛してて思ったよりも楽しめた。
まあ、何よりもタイトルにもある「プロの妹」というフレーズが耳に残るのが好印象の要因かなぁ、と思います。

 
 
 
 
 

ぷちぱら文庫Creative

2011年には不定期刊行過ぎて先行きが心配だった本レーベルですが、昨年心機一転して定期刊行が始まりました。
10ヶ月連続刊行という異常なペースで刊行し続けた愛内なのを主力に、粒ぞろいの作品を排出している。
ジュブナイルポルノの中では今一番好きなレーベルかもね。
 
 
 

■ぜったいメガネははずさない! / 玉城琴也 / 八尋ぽち

ぜったいメガネははずさない! (ぷちぱら文庫 Creative 9)

ぜったいメガネははずさない! (ぷちぱら文庫 Creative 9)

 
昨年出たフェチ系ジュブナイルポルノとしては一番良かった気がする。
2011年には水着フェチの好作品を出した著者ですが、今作も素晴らしかった。
メガネへのこだわりも勿論だが、一見大人しく真面目そうな眼鏡っ娘が実はエッチに積極的というのはギャップが実にたまらんね。
そして図書館での秘め事というシチュエーションには抗えない魅力がある。
コンセプトが明快でエロさ上々の好作品。

 
 

■おた☆こい ver.2 〜声の天使と同棲生活〜 / 箕崎准 / NAOMI
■わたしの彼氏になりなさい! ふたりでイチャラブトレーニング おた☆こい Ver.3 / 箕崎准 / シヴァ。

おた☆こい ver.2 ?声の天使と同棲生活? (ぷちぱら文庫Creative 6)

おた☆こい ver.2 ?声の天使と同棲生活? (ぷちぱら文庫Creative 6)

 
昨年の企画で、個人的に2011年ベストにあげた「おた☆こい」の続編。
ただ主人公・ヒロインは別の、コンセプトだけ引き継いだ続編なので、1〜3のどこから読んでもいいと思います。
まあ、そういう意味での「1」「2」みたいなシリーズナンバー表記ではない「ver」表記なんでしょうけどね。
 
 
とりあえずver.2は声優ヒロイン。
前作同様に非常に良質なイチャラブもので、細かなオタネタや描写がかなりリアリティあって些細なところで笑ってしまった。
Zepp Tokyoがモデルのライブハウスにドリンクを持ち込んでるのはご愛嬌。
ただ惜しむらくは余計なエロシーンがあったこと。
基本的には純愛イチャラブがコンセプト(に見える)なんだから、あそこであのエロシーンはいらない。
あのシーンや恋人の都合が良過ぎる寛容さが作品の出来に水を差してる感じしてちょっと勿体無かったかもね。
そういう減点材料はあるため、1巻よりはやや評価は劣るものの充分に良作。
 
 
さて、ver.3は官能小説家ヒロイン。
みさき鮎というヒロインが出てくる作品を箕崎准(みさきじゅん)が書いている作品。
Amasonレビューではメタネタとか言われてるんですが、メタ扱いでいいのか……
内容の感想。
うーん、正直この3作目は1巻・2巻に比べるとだいぶ落ちます(個人的な感想ですけど)
正直「官能小説家」ものは他に類似作品が沢山ありますし、前2作の長所だったリアリティのあるオタク文化描写がこの作品ではあまり出てこない。
あえて言うなら、ほむほむコスプレ描写・イラストが良かったくらい。
面白くない訳ではないけど、このシリーズの右肩下がりを象徴する凡作気味の3作目。

 
 
 

■俺と幼なじみの仲を妹が邪魔をする / 愛内なの / 生煮え
■俺と幼なじみと妹の仲を生徒会長が邪魔をする / 愛内なの / 生煮え

俺と幼なじみの仲を妹が邪魔をする (ぷちぱら文庫Creative 5)

俺と幼なじみの仲を妹が邪魔をする (ぷちぱら文庫Creative 5)

俺と幼なじみと妹の仲を生徒会長が邪魔をする (ぷちぱら文庫Creative 16)

俺と幼なじみと妹の仲を生徒会長が邪魔をする (ぷちぱら文庫Creative 16)

 
さて、昨年のジュブナイルポルノ界に衝撃を与えた10ヶ月連続刊行(2013年も進行中)を実現した愛内なのさんを取り上げない訳にはいかない。
なのさんの作品は明るくも軽い読み口で、250ページ前後の作品が多くてサラッと読めるため初心者も読みやすいかもね。
 
さて、まず紹介するコチラの作品は「邪魔をする」シリーズの中でも、この2作は主人公・ヒロイン共通の直接的な続編関係になっています。
言うほど「邪魔」していない本作ですが、何よりも幼馴染のキャラクターが素晴らしい
天然でほわほわしてて、一見清楚なんだけどエッチに積極的で、それでいて妹や生徒会長などのライバルをまるごと受け入れる包容力がある幼馴染彼女とか最高じゃないですか!
浮気やハーレム展開に寛容で、貫禄の大奥管理能力を見せるエロ幼馴染がとても素敵。
イラストも可愛らしく、「邪魔をする」シリーズの中ならまずコチラをオススメしておきます。

 
 

■風紀委員はエッチな声のお仕事をしています / 愛内なの / 六ッ野へきさ

 
さて、愛内なの作品紹介2作品目はこちら。
「風紀委員がエロゲ声優」という有りがちな設定ですが、本作のあとがきで語っているように、女の子と男の子が恋人関係になるまでが(この手の作品にしては)丁寧に描かれているので非常に好感が持てます。
そこまで強いストーリー性が有る訳じゃないけど、ヒロインは可愛いし全体的にバランスが良いジュブナイルポルノ
まあ、顔出ししてるアイドル声優ならいざ知らず、エロゲ声優に恋人スキャンダルってのはさすがに無理があるけど、そこら辺はご愛嬌。

 
 

■生徒会長と体が入れ替わった俺はいろいろと諦めました / 愛内なの / 六ツ野へきさ

生徒会長と体が入れ替わった俺はいろいろ諦めました (ぷちぱら文庫Creative)

生徒会長と体が入れ替わった俺はいろいろ諦めました (ぷちぱら文庫Creative)

 
まあ、一言で言うと「彼女との人格入れ替わりTS(性転換)もの」です。
入れ替わりによってそこまで大きな事件とかが起こる訳でもないので、入れ替わりネタ自体は「未知だった女の子の体の快感が!」「男の子の体ってこんな風に感じるんだ!」みたいなTSエロを引き立てる材料って感じですかね。
ただイチャラブTSものとしては結構良い感じ。
まあ僕はあんまりTS属性とか無いんですが、それでも割と楽しく読める作品でした。
 
しかし、こんなタイトルの作品ですが最後まで読んでも彼が何を諦めたのかよくわからなかった

 
 

■揉ませてよオレの正義 / 鏡裕之 / 遠矢大介

揉ませてよオレの正義 (ぷちぱら文庫 creative 12)

揉ませてよオレの正義 (ぷちぱら文庫 creative 12)

 
ライトノベルでも活動するおっぱい小説のトップランナー鏡裕之さんによるぷちぱら文庫デビュー作(だよね?)。
ラノベでもおっぱいに特化した作品を書いている巨乳大好き作家さんですね。
 
本作はこの作者らしくおっぱいアピールが強い作品ではありますが、悪の組織の下っ端主人公が成り上がっていく一種のサクセスストーリーとして読めます。
悪の組織の中でエロいことをする一方で、正義の味方を堕としたりする悪堕ち展開もあって、割とストーリー的にも面白い。
NTRを引き起こしそうな男キャラがいるところなんかもこの作者さんらしいなぁ、と思ったりして。
ただ一つ明らかな欠点もありまして、随所で色んな伏線や布石を打っている割にそれらを回収する前に、ストーリーとしてはかなり半端なところで終わっているんですよ。割とよく出来てるだけに少し残念。
2巻の発売予定はまだ出ていませんが、著者のツイッター名が「鏡裕之@『揉ませてよオレの正義2』」とあるように2巻が出そうな雰囲気なので、早期の発売が待たれるところであります。

 
 
 
 
 

ヴァージン☆文庫

創刊年の2011年に比べても刊行ペースが落ちて、隔月ペース以下になってきてるのが苦しい。
その少ない作品にパロディ作品が多いってのはあんまりいい傾向じゃないよなぁ、と。
 
 
 

■シスター悠乃のとみめき新婚体験 / 池梟リョーマ / ミヤスリサ

シスター悠乃のときめき新婚体験 (ヴァージン文庫)

シスター悠乃のときめき新婚体験 (ヴァージン文庫)

 
修道女属性の僕歓喜の1作。
修道女ってだけで釣られて悪いかコノヤロウ。
本作に出てくるヒロインは背徳感も無しで性行為に溺れるのではなく、シスターとしての貞淑さと好きな人とのイチャラブの間で悩む描写がされている点が素晴らしく、そこを高く評価したい。
シスターいえー!

 
 

魔法少女が友だちを助けるために、レトロゲームの怪人にヤられちゃう件 / 綿貫梓 / ゆんちゅ

 
今年のヴァージン☆文庫は酷い(褒め言葉)パロディ作品を幾つか刊行しておりまして、それらを紹介したいと思います。
 
まずこちらの1作ですが、タイトルのようにレトロゲームのパロディが多い作品
登場人物の名前が粉美(こなみ)奈無子(なむこ)とあるようにメーカー名パロから、高橋蜂助なんていうどう見ても高橋名人のパロディ敵役、更に伏字にしてるけど、3DOPC-FXPCエンジンプレイディアなどの往年の非主流ハードの名前を言いながら変身する敵役がが出てきたりと、かなり暴走著しい一品。
正直、ネタの古さを考えると僕以上のおっさん世代くらいしか反応できないんじゃねーかと思うけど、ネタが刺さる世代なら色々と笑うしかない奇作
いやいや、色々と吹いた。
ただ、上でも言ってるようにネタが古いので、割と人は選びますので特に若い子は注意な

 
 

■もし、ドラッガーを読んでも勝てないと悟った女子マネージャーが肉体を駆使したら… / 千匹屋某 / ミヤスリサ、そらもとかん

 
さて、最後。
ニュースサイトなどに取り上げられたこともあり、ある意味昨年のジュブナイルポルノではトップクラスに話題になった作品だと思う。
まあ、タイトル通り「もしドラ」をパロって揶揄した作品ですね。
 
内容はタイトル通り、敵チームのライバルを肉体を使って籠絡していく話。
ライバルチームの名前がイチローダルビッシュ山田太郎などをパロっていたり、随所で「もしドラ」を皮肉っていたりするので、そういう部分を楽しめる人ならいいんじゃないですかね?
主人公が処女を想い人以外に奪われたりするけど、そこまで重くならないところは少しホッとした。
 
ただ、ところどころ手記のような記述になっていたり謎の文章表現をしてる部分があって話のテンポを損なっているし、「体を使ってライバルに色仕掛け」という展開がややワンパターンだったり、気になる点は結構ある。
エロシーンの描写は良くも悪くも昔っぽさを感じさせる雰囲気で、ジュブナイルポルノというよりは官能小説っぽさが割と強い。
僕個人としてはもしドラへの攻撃性が強くてパロディとしては楽しみ辛かったし、あまり評価してない
あ、誤字とかは多いです。早く出そうとして校正とか焦ったのかなぁ。

 
 
 
以上です。
 

このジュブナイルポルノがすごいかもしれない 2011

2011年に発行されたジュブナイルポルノについて、まあ「すごい」というか、良かった作品、ネタだった作品、紹介しておきたい作品などを中心に、キリがいいところで30作品ほど取り上げてみたいと思います。
「業界の規模・発刊数的にその数はどうなのよ?」と思わなくも無いけど、ライトノベルの紹介記事と違ってあんまりこういう記事書く人少ないと思うので、僕がこのくらい書いてもいいかな、と。
ジュブナイルポルノがよく分からない」という方は先日紹介記事を書いたのでそちらを参照してください。
先日の記事では具体的な作品に触れてなかったので、作品紹介を兼ねて今回の記事を書いたところはある。
テーマ・条件としては、
 
2011年に発行されたオリジナルのジュブナイルポルノ(エロゲノベライズ等は除く)
・ただし2011年に下巻・2巻だけが発行されてる作品は、上巻・1巻も併記している場合があります。
紹介の順番には特に意味はありません。紹介順が上だから下だから良かったとかは無いです。
二次元ドリームノベルズが無いのは最近の私があんまり読んでないレーベルだから。リアルドリーム文庫も同様。
・私の2011年発行作品の読書量は、美少女文庫全部、二次元ドリーム文庫2/3以上、あとみっく文庫少々、ぷちぱら文庫Creativeは全部、ヴァージン☆文庫はよく見たら1作品買うの忘れてた。
・最近の読書傾向的にはイチャラブが好きです。必然的にそういう作品が多くなるかと思います。
・「一番良かった」みたいな書き方をすることもあるけどあくまで僕の感想。
・自分の読書メーターコメントや過去記事からの使い回しが多いけど、まあ、一から書くのメンドイし
Twitterで相互フォローしてる作家さんの作品も紹介しています。ステマだと思うんなら読まない方がいいんじゃないかな!
・「2011」とか書いてるけどめんどくさがりなんで来年はやるかわからない
 
まあ、そんな感じで。
レーベルごとに章分けしてありますので、多少は読み易くなれば。
でははじめます。
 
 
  
 
 

美少女文庫

美少女文庫のコーナー。
夏頃に美少女文庫32選とかやったんで、ぶっちゃけ一部作品の紹介は使いまわし
 
 
  

■捨てメイド拾いました / みかづき紅月

捨てメイド拾いました (美少女文庫)

捨てメイド拾いました (美少女文庫)

家を失ったお嬢様を引き取ったらメイドになってくれた話。
 
とにかくメインヒロインが可愛い。妹系お嬢様キャラとか僕のためにあるキャラとしか思えない。
「ご主人にーさま」という呼ばれ方は独特過ぎるけど、何かこう胸が震える
イチャラブな二人の関係が途中から周りの人の思惑に振り回されたり、悪役が報いという報いを受けなかったり、微妙に感じる部分はあったけどとにかくメインヒロイン可愛いから色々と許した

 
 
 

■妹邪気眼! / みかづき紅月

妹邪気眼! (美少女文庫)

妹邪気眼! (美少女文庫)

タイトル通り、「邪気眼中二病)」の妹ヒロインの話。
 
2011年の美少女文庫の個人的なベスト
ジュブナイルポルノなんだけど、意外と真摯に「中二病」と向き合ってる良作。
妹の「邪気眼中二病)」という要素が上手く活かされてて、中二病に至る仮定・原因がある程度描かれている。
更に「中二病」「兄妹の恋愛」を他者に知られることの恐怖についてもちゃんとフォローされてて感心した。
ただ意外にシリアスな流れながらも、レーベルカラーが優先されたのかラストがややご都合主義過ぎる終わり方になってしまってるのが残念。
邪気眼な妹との恋愛」の部分だけならライトノベルとしてもいけそうな位に良く描けているだけに、そこがかなり勿体ない。
ただ全体的には非常によく書けている。美少女文庫の中でも屈指の妹もの。

 
 
 

■お姉ちゃん先生が料理してあげる / わかつきひかる

職場(学校)ではクールで出来る教師を演じている姉がTVで料理することになってしまい、弟が料理を教える話。
 
「外ではクール、内ではへっぽこ甘姉」というキャラクターは割とベタな、典型的なイチャラブ姉もの。
ただ途中のページに簡単料理のレシピを載せたりする遊び心とレイアウトは好き。
全体的にクローズアップされた「料理」という要素と、姉に料理を教えながら自分の進路を見定めていく主人公、と言う流れも好感が持てる。
ただ「料理番組」という物語の山場が過ぎても、間延びしたエロシーンがダラダラ続いてしまう展開は少し上手く無かったかなぁ、と。「料理番組」を物語のクライマックスにリンクさせても良かった気がします。
 
個人的には2011年のわかつき作品の中ではベストだけど、総合的に見るとそこまではない
一応わかつき作品を1作品も挙げないのもバランスが悪いと思い紹介。

 
 
 

■初恋巫女姉妹 色に出にけり我が変は / 橘ぱん

初恋巫女姉妹 色に出にけり我が変は (美少女文庫)

初恋巫女姉妹 色に出にけり我が変は (美少女文庫)

思ったことが顔に文字が出る「すまる@踊る星降るレネシクル」の呪い(?)を受けた姉妹が、M妄想やエロ妄想を主人公に読まれてエロイことされる話。
 
アニメ化が決定した「だから僕は、Hができない。」の作者による初のジュブナイルポルノ
小学生時代の主人公と従姉の秘め事シーンがゾクゾクした。
別にハードな行為じゃなくても、シチュエーションでエロスを醸し出せることを証明してると思うんだ。
作者初のジュブナイルポルノの割には、キッチリ美少女文庫フォーマットされてて良くも悪くも安定してた。

 
 
 

■放課後へんし〜んクラブ / 河里一伸

変身アイテムを手に入れた主人公がパンツとかに変身してエロイことする話。
ようはコレ↓
  
河里さんらしい男に都合のいいハーレム。
女の子の使うパンツや石鹸に変身したり、身体を触手に変身させたり、変身能力の使い方が非常に馬鹿馬鹿しく、それがいい
アイディア自体はどこぞから持ってきた感じだったけど、僕は割と好きだった。

 
 
 

■天然お嬢様は無垢でMで幸せで / 葉原鉄

天然お嬢様は無垢でMで幸せで (美少女文庫)

天然お嬢様は無垢でMで幸せで (美少女文庫)

天然なお嬢様が主人公を神様と勘違いして、それにつけ込んでエロイことする話。
 
内容はまさにタイトル通りで、天然なエロいヒロインがオーソドックスだけど実に可愛くて良かった。
「つけ込んで」とは言っても基本的には明るいノリで鬱要素は無いです。
天然お嬢様キャラ好きな人向け。
ロリババアキャラが出てくるところが葉原鉄の意地

 
 
 

■肉食生徒会長サマと草食な俺 / 黛ましろ

外見で誤解を受けた主人公が生徒会長の秘密を知ってしまい関係を持つ話。
 
新人賞受賞の新人デビュー作。
デビュー作だけど結構良かった。
外見で誤解を受けてる主人公とか表紙のタイトルデザインとかは明らかにはがないを意識してる。
漠然としたイメージだけど「はがない+とらドラ」みたいな印象はあったかな?(似てるかと言われると微妙ですが
ヒロインのアグレッシブな可愛さが良い。積極的な女の子は好きです。
そしてヒロインが主人公に出会って「父親」というハードルを越えていったり、主人公が少しずつクラスに馴染んでいく成長劇的な要素がある点もよろしい。
今後に期待したい作者さん。

 
 
 

■没落したけどメイドがいる! / 秋月耕太

没落したけどメイドがいる! (美少女文庫)

没落したけどメイドがいる! (美少女文庫)

主人公とメイドを引き離そうとするお嬢様の企みで、主人公の家が没落したけど、主人公のところにはメイド残ってアレコレする話。
  
全体的にはオーソドックスな甘々メイドハーレムもの。
「没落」ものだけど、主人公もメイドヒロインも全編を通してポジティブなのでストレスなく読める好作品。
前向きな主人公、という点は個人的にポイント高い。
元凶とも言うべき幼なじみお嬢様とかいるけど、その空回りっぷりときたら。
まあ基本的にメイド好きの人向けですね。「ぼっちゃま」と呼ばれるのが割と新鮮。
 
この作者さんとは相互フォローしてるからきっとステマまあ冗談だけど
まあ自意識過剰というか、うちみたいな弱小ブログがステマしてどーすんだって話ですけどね!

 
 
 

■お兄ちゃんのこと、好き好き大好き好き好き / 水無瀬さんご

お兄ちゃんのこと、好き好き大好き好き好き (美少女文庫)

お兄ちゃんのこと、好き好き大好き好き好き (美少女文庫)

お兄ちゃんのことが好き好き大好きで尚且つ変態な妹の話。
 
期待の新人・水無瀬さんごさんのデビュー2作目。
ヤンデレ妹もの。
主人公は常識的な倫理観を備えており、妹のアプローチを回避しようとするが、ついにヤンデレ妹の魔の手にかかる。
逆説的に考えると、
「常識的な倫理観の元で実妹とのフラグを回避しようとするお兄ちゃん@主人公をヤンデレの妹が攻略していくお話」
として見ることが出来る。
ただ「ヤンデレ」というよりは「変態」要素の方が強いので、ヤンデレを期待しすぎるとがっかりするかもしれないから注意。

 
 
 

■押しかけプリンセス ナイト&メイド付き /  巽飛呂彦

タイトルとあらすじと表紙絵に読者が騙される話。
 
「何か騙された気分だ……」
 
読み終わった後、↑こんな気持ちになる気がします。
なかなか予想外の展開を見せるので、まずは読んでみることをオススメします。

 
  
 
 

美少女文庫えすかれ

美少女文庫えすかれのコーナー。
夏頃に美少女文庫32選とかやったんで、ぶっちゃけ一部作品の紹介は使いまわし
↑の部分も使いまわし。
作品数制限がなければ「放課後さいみんクラブ」とかも入れたかったけどねー。
 
 
 

■土下座でお願いされたのでみ〜んな×ませた / 葉原鉄

土下座でお願いされたのでみ?んな×ませた (美少女文庫えすかれ)

土下座でお願いされたのでみ?んな×ませた (美少女文庫えすかれ)

不妊治療の精液を持つ主人公が乞われて王国の種馬になる話。
  
えすかれらしく人数は多いけど、全体的にはオーソドックスなハーレム・孕ませもの。
キャラが多いため1人当たりのエッチシーン・イラストは少ない……が、キャラが多い割にはそれなりにキャラが書き分けられている点は高く評価したい。
男上位の絶倫系主人公はなんか無双感があるな(ない)
イマイチ恋愛感情を理解できてないお姫様が自分の感情に気付く過程が良かったし、人妻が主人公との行為に溺れていくところとか、なかなか背徳感があって素敵。
僕は結構好きかなぁ。

 
 
 

■僕と契約して幼なじみ生徒会長に催眠をかけよう! / 遠野渚

僕と契約して幼なじみ生徒会長に催眠をかけよう! (美少女文庫えすかれ)

僕と契約して幼なじみ生徒会長に催眠をかけよう! (美少女文庫えすかれ)

僕と契約して幼なじみの生徒会長に催眠をかけてよ! /人◕‿‿◕人\な話。
 
パロディタイトルとおしっこで有名な遠野渚による、如何にもなパロディタイトルの作品。TMAかよ!
美少女文庫のタイトルは編集者が付けるので、タイトルはともかく内容はそんなにパロディ要素が弱かったりすることも多いんだけど、この作品に関してはかっ飛ばしていました。
謎の生き物「キュゥ太郎」と契約すると「ソウルジュエル」という宝石が出てきて、催眠術を書ける度に「黒く濁り」ます。
―――もう何も怖くない。
催眠ものだけど、近年のヌルイレーベルカラーを反映してか、「女の子の心を捻じ曲げる」タイプの催眠ものじゃなくて、「素直になれない女の子の背中を押してやる」タイプの催眠もの。
鬱要素は少ないから、ダークな催眠ものを期待するとガッカリするかも。
まあ、でも作者は遠野さんなので「オムツも、失禁も、あるんだよ」
 
はいはい相互フォロー相互フォロー。ステマステマ

 
 
 

■隣の姉妹を○○メイドにしてみた / 遠野渚

隣の姉妹を○○メイドにしてみた (美少女文庫えすかれ)

隣の姉妹を○○メイドにしてみた (美少女文庫えすかれ)

隣の姉妹をメイドさんしぃしーにする話。
  
パロディタイトルとおしっこで名を上げてる遠野渚によるメイドもの。
表紙の栗色の髪の子。イラストではそう見えないかもしれませんが、実は小学生です
 
幼女です。
でもヤっちゃいます。
まったく小学生は最高だぜ!

 
まあ、遠野さんらしくおしっこ描写が充実してるけど、そこまで激しくないから遠野作品しては割と読み易く仕上がっている。

 
 
 

■マゾマゾハーレム 三姉妹はMドレイ!? / 上原りょう

マゾマゾハーレム 三姉妹はMドレイ!? (美少女文庫えすかれ)

マゾマゾハーレム 三姉妹はMドレイ!? (美少女文庫えすかれ)

将来を誓い合った幼馴染の政略結婚を阻止するために、ヒロインの姉妹を攻略していく話。
  
話の筋は「将を射んと欲すれば」と言わんばかりに、「○○するために姉妹を落とす」「落とした○○から情報とかをゲットする」みたいな展開になっている。
ゲーム的な攻略感覚があって割と面白い。
最初から好感度の高いヌルイハーレムものに比べて難易度が高めに設定されていて、タイトルの割にオーソドックスなハーレムものとは一線を画する。
割と良質な作品でした。
ところで精液風呂が出てくるんだけど、そんな量どうやって出すねん……

 
 
 

■さいみん! さいみん!! / 巽飛呂彦

さいみん! さいみん!! (美少女文庫えすかれ)

さいみん! さいみん!! (美少女文庫えすかれ)

突然、周りの女の子の好感度がマックスに成る話。
  
まあ何と言うか、催眠ものじゃありませんね
この作者さんが以前に書いた「さいみん!」も催眠ものじゃありませんし
洗脳(催眠)ものを期待して読むと失敗するので注意。
一応、恋愛感情改変ものではある。
だた「学園インモラルハーレムもの」としては実にエロくまとまってて非常によろしい。
そしてインモラルなハーレムものでありながら、メインヒロインとの絡みでは純愛要素も楽しめて、二度美味しい。
しかし表紙絵にもあるけど、あのイラストで名前が「はやて」……うん、美少女文庫だ。

 
 
 
 
  

二次元ドリーム文庫

二次元ドリーム文庫のコーナー。
まあ、ハーレムシリーズのファンですので、ハーレムシリーズ多目です。贔屓目があっても勘弁な!
 
 
 

■ハーレムダイナスト 新・黄金竜を従えた王国 下巻 / 竹内けん
(「ハーレムダイナスト 新・黄金竜を従えた王国 上巻」は対象期間外)

 ※ 上巻は2010年だけど上下巻構成なので読む場合は上巻から。
 
ドモス王国の国王ロレントに嫁ぐことになったお姫様が、無理矢理処女を奪われ、故郷の国を侵攻されそうになりながらも、国王の妖しい魅力に惹かれていくお話。
 
二次元ドリームノベルズから発行され、長らく絶版中だった「黄金竜を従えた王国」を加筆修正した復刊。
ハーレムシリーズの原点であり、物語の中心の一つである「ドモス王国」が大国になるターニングポイントを描く。
国王ロレントよりも、姫であるアンサンドラの視点で描かれることが多く、ハーレムシリーズの中ではかなり異質。
ただ、「故郷の国の姫」としてのアンサンドラが「国王ロレントの女」に変わっていく姿は、哀しくなるほどに「女」であり、背徳的な魅力に溢れていた
ハーレムシリーズを読む上では必ず押さえておきたい作品。
基本的には刊行順に読むのが無難だけど、これを機に読み始めるならこの作品から読み始めるのもいいんじゃないですかね?
  
ちなみにハーレムシリーズ及び「神聖帝国興隆記シリーズ」の説明は←から。
ジュブナイルポルノでありながらファンタジーものとしても戦記としても読める名シリーズ。
ただ戦記としての要素があると言いますが戦闘シーン自体は少な目で、戦闘シーンが端折られることも多く、戦記要素を過剰に期待すると拍子抜けするかもしれない
しかし、そこまでハードルを上げずに読めば楽しめると思います。
それと、ある作品で登場した登場人物が、別作品で出てきた時のテンションの上がるところなんて、同一世界シリーズとしての魅力に溢れている。

 
 
 

■ハーレムマーシナリー / 竹内けん

ハーレムマーシナリー (二次元ドリーム文庫 180)

ハーレムマーシナリー (二次元ドリーム文庫 180)

山賊退治のために村の女の子が傭兵である主人公を雇う話。
 
まあ「七人の侍」とかそういう系統の話。 
主人公の傭兵は割と「大人」なキャラに設定されてて、個人的には変にガキっぽい主人公よりは遥かに好き。
村の若い子二人組が、妖艶な女将に対抗したり、主人公を誘惑してもイマイチ空回ったりするところが可愛い。
主人公は村の幼馴染二人組なんかじゃないかという気がしてくる。
ハーレムシリーズの中では割と独立してる作品なのでこの巻から読んでもいいと思う(刊行順に読むのが基本だけど)
とりあえずシリーズの中でも1,2を争うくらいイラストが好みだった。

 
 
 

■ハーレムオーシャン / 竹内けん

ハーレムオーシャン (二次元ドリーム文庫 202)

ハーレムオーシャン (二次元ドリーム文庫 202)

海でお姫様を拾いました。お姫様を娶るためにも、肉親の仇である海の怪物に復讐します。そんな話。
 
積極的で女気溢れる女性陣と、一介の漁師でありながらも懐の広い男らしい主人公。と、バランスが取れていて魅力的。
メイドさんのくだりは割と強引だった気がするけどね。
「ハーレムパイレーツ」「ハーレムパイレーツ2」とのリンクがあるから、そっちから読んだ方がいいかもね。

 
 
 

■完璧クールな生徒会長はデレるとエロい俺の姉 / 高岡智空

学校での完璧クールな生徒会長像を作り上げるために協力してた主人公が、報酬として姉との性行為を要求する話。
  
ブラコンとシステコンによるクーデレ姉とのイチャラブ本。
実はちょっぴりヘッポコなクーデレ姉のキャラクターが非常によろしい。反応が実に可愛らしいんだわ
そして何よりエロかった。エロかったからジャスティ

 
 
 

■マゾカノ おっとり生徒会長のドMな妄想日記 / 筆祭競介

幼馴染生徒会長のドM妄想の悪癖を知ってしまった主人公が妄想を鎮めるために協力する話。
 
「マゾ」としての可愛らしさと「妄想癖」という要素が非常に上手く噛み合っている良作。
妄想の中では凌辱シーンでは出てくるが、基本的には主人公との1対1の純愛もの。
イチャラブカップルが「○○(凌辱・脅迫)という設定のプレイ」をしてる、って感じですね。
ただ「妄想の中であっても、主人公以外との行為を考えるヒロインはイヤ」という人には向かないのでその部分は注意。
でもまあ、幼馴染同士が素直に結ばれる、という展開はなんだかホッとするね。

 
 
 

■エロデレ2 完璧お嬢さまがときめく時 / 筆祭競介
(「エロデレ 誘惑お嬢さまが恥じらう時」は対象期間外)

 ※ 1巻は対象期間外だけど、2巻は1巻の直接的な続きなので1巻から読むのをオススメします。
  
最初は思惑があって主人公とエロイことをするお嬢様が、デレた後は違った反応を見せるお話。
  
1巻は最初は積極的なキャラクターが、後半に初心な反応を見せるという、普通の恋愛と逆の流れになっているの面白い。
あっけらかんとしたさっぱりエロスが、デレた後にはモジモジした反応を見せるその破壊力は僕好みの可愛さでした。
「エロデレ」というアイディアがキッチリ内容に活かされた良作。
 
2巻は
あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!「ツン成分皆無で男を寝取ろうとする美少女が、デレた後にツンデレに変身していた」な、何を言っているのか(ry
みたいな内容。

 
 
 

■誘惑プリンセスはおキライですか? / 089タロー

誘惑プリンセスはおキライですか? (二次元ドリーム文庫 179)

誘惑プリンセスはおキライですか? (二次元ドリーム文庫 179)

北欧からやってきたお姫様が主人公を誘惑する話。
  
お姫様、その護衛ともにキャラが立っていてよろしい。
そして、主人公が目的に向かって努力しているところに好感が持てる。
いちゃらぶ好きなら間違い無い作品。
しかし、表紙絵はけしからん
個人的には089タロー作品は大好きです。

 
 
 

■僕のモテ期はただの勘違いだったのかもしれない / 狩野景

主人公に行為を持ってる女の子が、自分じゃない子を好きなんだと勘違いしてて、その応援をするんだけど結局は肉体関係を持ってしまう話。
  
「女子Aは主人公が女子Bを好きだと思ってる」
「女子Bは主人公が女子Cを好きだと思ってる」
「女子Cは主人公が女子Aを好きだと思ってる」
  
という構図はなかなか面白い。ただそれを十分に活かし切れてるとは言えなかったかな?
もうちょっと修羅場っても良さそうなものだけど、良くも悪くも聞き分けのいい都合のいい子ばっかりだった。
それと3Pとかあってもいいと思うんだけど、そこら辺がハーレムとしては不徹底だったのが残念。

 
 
 

■もしツンデレお嬢様が我が社の社長になったら / Kyphosus

ツンデレなお嬢様が社長になって主人公が悪戦苦闘する話。
  
薄く希釈した至道流星成分ツンデレ分を入れてジュブナイルポルノにしたような作品。
パロディタイトルの割には、ツンデレお嬢様ものとしても無難にこなしており、「商社もの」としてもそれなりに描けててバランスが良い。
ただ、「会社もの」として期待し過ぎると期待はずれにかもしれない。逆にツンデレものとして読むと「会社」部分が思ったより楽しめる。
それくらいのバランス
ただ「会社再建もの」としてはちょっと区切りがハンパだったので、続巻を期待したい。……けど出なさそうね。

 
 
 
 
 

あとみっく文庫

あとみっく文庫のコーナー。
シリーズ物が多いから、薦め辛い作品が多い。
 
 
 

■僕のパーティー修羅場すぎて世界が救えない / 上田ながの

勇者のパーティーの一員になった魔法使いの主人公をめぐって、女勇者と女戦士と女僧侶がマジ修羅場な話。
 
とにかく修羅場描写が徹底的。
単なる恋の鞘当てレベルじゃなくて、本気で恋敵といがみ合って、挙句の果てには明確な殺意を持って殺そうする、このギスギス感が堪らない。
近年「修羅場」を名乗る作品は多いけど、胃がキリキリするような修羅場を描けてる作品は少ないので、そういう点で考えるとよく出来た修羅場作品。ヤンデレ要素もあるよ
ヌルイ修羅場に物足りなさを感じている方なら手に取ってみてもいいじゃいんでしょうかね。
ちょっと主人公が誘惑に弱すぎる気がするけどね。

 
 
 

■俺のフラグはよりどりみデレ / 栗栖ティナ
■俺のフラグはよりどりみデレ2 / 栗栖ティナ

俺のフラグはよりどりみデレ (あとみっく文庫)

俺のフラグはよりどりみデレ (あとみっく文庫)

俺のフラグはよりどりみデレ2 (あとみっく文庫 34)

俺のフラグはよりどりみデレ2 (あとみっく文庫 34)

通学中、パンを咥えた主人公♂が曲がり角でお嬢様風美少女とぶつかって、何だかんだで登校前に童貞卒業するところから始まる物語。
 
まあ、「属性」要素をクローズアップした「異能バトル」もの。
メタ的に「ヤンデレ」「ツンデレ」「クーデレ」などの特定属性キャラが登場してくる。
そういった女の子を救ったり振り回されたりと、割と一般的なライトノベルに近いノリのストーリー性がある。
1巻に関しては「ヤンデレ」要素が強いので、ヤンデレ好きの方にもオススメ。
2巻は1巻が気にいったらでいいんじゃないですかね?

 
 
 
 
 

ぷちぱら文庫Creative

ぷちぱら文庫Creativeのコーナー。
4作品しか出てない割には打率高かった。
 
 
 

■それでも水着は脱がさない! / 玉城琴也

それでも水着は脱がさない! (ぷちぱら文庫 23)

それでも水着は脱がさない! (ぷちぱら文庫 23)

付き合い始めた彼女と出掛けた旅行先で、年上のおねーさん相手に童貞卒業して、彼女と初セックスをして、お猿さんのようにセックスに溺れる話。
 
彼女以外の女性が出てくるけど、基本的には明るいノリのイチャラブもの。
タイトル通り「水着を着たままH」が徹底されてる点が素晴らしい。水着フェチの人も嬉しい。
楚な彼女が初体験を果たした後(性的に)積極的になっていく流れは、実にそそるものがある。
旅先で性行為に溺れるという明るく爛れた感じがイイね。

 
 
 

■おた☆こい 〜理想の彼女とイチャラブえっち〜 / 箕崎准

おた☆こい ~理想の彼女とイチャラブえっち~ (ぷちぱら文庫 21)

おた☆こい ~理想の彼女とイチャラブえっち~ (ぷちぱら文庫 21)

オタクな彼女が出来て、ちょっぴり恋人との関係に悩むこともあるけど、基本的にイチャイチャラブラブする話。
 
個人的には、2011年におけるジュブナイルポルノのベスト
タイトル通りストレートにオタクとオタクな彼女とのイチャラブが描かれており、良い意味で捻りの少ないキャッチーな作品に仕上がっている。
実際の作品名やキャラ名・パロディが出てきたり、コミケ等の描写もかなりリアルに描かれている点が印象的。
まあ「初心者は一番好きなサークルにあんな時間に買いにいかねーよ」みたいなツッコミどころはあるとしても。
「オタクヒロインもの」はジュブナイルポルノでも増えてきたけど、この系統としては白眉の一つと言える。
恋人が「(良くも悪くも)変わっていくこと」に対して、自分に自信の持てない主人公が不安を募らせるところ辺りの描写は実に効果的。
そのおかげで「ああ、恋愛してるなぁ」と主人公カップルの恋愛に深みが出ている。
作者さんが「ジュブナイルポルノで出来る範囲でストーリーを入れて頑張った」みたいなこと言ってたけど、その通りで、ストーリーに絡めた恋愛描写頑張ってた。
 
 
ちなみに前もって書いておくけど、作者さんとは相互フォロー状態にある。
割とリプライを飛ばしたりしてますから、きっとステマですね!

 
 
 
 
 
 

ヴァージン☆文庫

ヴァージン☆文庫のコーナー。
4作品しか出てない割には打率高かった。
 
 
 

■女神にどぴゅっ ラブいちゃ子作り争奪戦! / すくわっと@

女神にどぴゅっ ラブいちゃ子作り争奪戦! (ヴァージン文庫)

女神にどぴゅっ ラブいちゃ子作り争奪戦! (ヴァージン文庫)

女神がやってきて子作りして、なかなか出来なかったから違う女神がやってきて子作りして、結局みんなで子作りする話。
 
人間である主人公と女神のイチャラブもの。
最初は任務や興味で主人公のところにやってきた女神さん達が、段々と主人公にデレていき独占欲を持つように変わっていく姿が可愛らしい。
女神との夫婦のような関係も心地良い雰囲気でした。
イラストも良かったし、明るいイチャラブ好きなら。

 
 
 

■私立聖水女学院新体操部 性指導要綱 / 長友アオミ

私立聖水女学院新体操部 性指導要綱 (ヴァージン文庫)

私立聖水女学院新体操部 性指導要綱 (ヴァージン文庫)

新体操部の顧問が部員にエロイことする話。
 
表紙が萌え絵の割に、中身自体は暗めの静かなトーンで描かれる。
その中で教え子と肉体関係にある淫靡さ実妹と結ばれる背徳感、女の情念の艶っぽさなど、諸々のエロスが籠っているところが非常に良かった。
途中で日和ったハーレムエンドになるかと思ったけど、毒の入ったラストにより非常に印象的な作品になっている。
創刊ラインナップにこういう「萌え(明るい)だけじゃない」「一筋縄ではいかない」作品が出てくれるのは非常に嬉しい。
賛否の大きいシコルスキー絵だけど、それだけで避けるのは勿体ない好作品。

 

何となく書いてみたジュブナイルポルノ入門

昨年、美少女文庫全299作品(えすかれ含む)をコンプリートしたので、記念にダラダラとジュブナイルポルノについて語ってみようかと思います。
入門なので、「ジュブナイルって何なのか?」から「ジュブナイルポルノのレーベルの解説」などを中心にダラダラと。

あ、ちなみに「最近」や「近年」みたいな言葉を多用してますが、あくまで「2012年1月10日現在」の最近・近年ですのでその点は理解の上お読みください。
 
 
 
 
 

ジュブナイルポルノとはなんぞや?

一言で言うとライトノベル(エロゲ)っぽいキャラによる、ライトノベル(エロゲ)っぽいイラストの付いた官能小説のことです。
ライトノベルっぽいイラスト」の定義をちゃんとしようとすると面倒になりますが、「アニメ・ゲーム・漫画」のようなイラスト、とでも思って頂ければ。
ライトノベルっぽいキャラ」の定義も面倒だけど、とりあえず記号化された「妹」「姉」「幼馴染」「お嬢様」「メイド」「ハーレム」「ツンデレ」みたいな要素・属性辺りを思い浮かべて頂ければ大きく違うことは無いです。勿論それだけでは無いですから、漠然としたイメージで捉えて頂ければ。
wikipediaでは
 

ジュブナイルポルノJuvenile porno)とは、男女間もしくは同性間、さらに人外なものとの性描写を含む、特にアニメ・マンガ調のイラストを使用した非常に娯楽性の高い小説であり、官能小説の一ジャンルである。

 
とありますね。
市民権を得た「ライトノベル」という用語に比べると、まだまだマイナーな言葉な気がします。
「エロライトノベルと呼ばれるのを見掛けることもありますし。
「エロありのPCゲーム(エロゲ)のノベライズ」を「ジュブナイルポルノ」含めるかどうかに関しては異論もあるかと思いますが、まあ広義では間違い無く含む、というのが僕の考えです。
 
 
 
 
 

■どんなレーベルがあるの?

オリジナルとノベライズに分けると以下のような感じ。
美少女文庫でも初期は「LOVERS」のノベライズとかやってたけど、まあその辺の細かいところは考えずどっち中心のレーベルかで分けた。
 

【オリジナル作品中心】
美少女文庫
美少女文庫えすかれ
二次元ドリーム文庫
二次元ドリームノベルズ
・二次元EXノベルズ(ノベライズっぽいのもあるけど)
・あとみっく文庫
・リアルドリーム文庫(官能小説とジュブナイルポルノの中間領域)
・ぷちぱら文庫Creative
・ヴァージン☆文庫
・青心社文庫(死にかけ。2011年発行無し)

 

【ノベライズ】
パラダイムノベルス
・ぷちぱら文庫
二次元ゲームノベルズ
・二次元ゲーム文庫
ハーヴェストノヴェルズ(一部オリジナルあり)
パンプキンノベルズ
・イーエルオーノベルズ(ヴァージン☆文庫創刊後は停止気味)

 
まあ、結構レーベル自体は多いように思えるけど、実際死にかけだったり不定期刊行だったりするレーベルも多いので、発行数自体はそこまで多くないです。
昔は「ナポレオン文庫」という美少女文庫の前身のようなレーベルがあったりもしました。このレーベルにピンとくる人は割とオッサンだと思います。

 
 
 
 
 

■各レーベルの特徴(オリジナルレーベルのみ)

ノベライズで特徴も何も無いので、オリジナルレーベルの特徴を私の印象で語られて頂きます。
ただし、上にリスト化したオリジナルレーベルのうち「二次元EXノベルズ」「青心社文庫」は死に体なので省略します。
 
 
 
 
美少女文庫
エロ小説界の大御所フランス書院による業界最大手のレーベル。
一か月に2〜3冊くらいのペースで安定して刊行されているが、レギュラーの作家が定期的かつコンスタントに作品を出しており、作家の数は比較的少人数で回されている。
創刊当初は凌辱系などもあったが近年は壊滅状態で、イチャラブや純愛、プチハーレムのような「主人公に優しい」「主人公に甘い」「ヒロインが傷つかない」作品が主流。
比較的楽に読める作品が多い半面、ストーリー性は弱く、少ない作家で書かれている+エロシーンの回数・間隔・禁止事項などが編集方針でフォーマットされているのか、似たような作品が多くなりがち。
ストーリー面で頑張ってた作品でも、最後の最後で「ご都合主義」に走ってガックリと言うことも多い。
近年は他レーベルから進出してきた作家や、新人・若手が出てきており割と楽しみな面もある。
 
タイトルやあらすじは編集者が付けているのは有名な話だが、そのせいかそこら辺は非常にワンパターン。
特にあらすじはもうちょっとどうにかならないものかね。
 
 
 
 
美少女文庫えすかれ
美少女文庫えすかれは、美少女文庫の姉妹ブランドとして立ち上げられたレーベル。
レーベル名の「えすかれ」は「エスカレート」の意味。平均すると1カ月に1冊くらいのペースで安定供給されている。
イチャラブ・純愛・ハーレムなどの「主人公に優しい」「主人公に甘い」「ヒロインが傷つかない」作品が主流な点はあまり普通の美少女文庫と変わらない。
ただし、無印の美少女文庫に比べて、「SM」「スカトロ(おしっこ等)」「特殊性癖・フェティシズム」「極端なハーレム」「妊娠(孕ませ)」「催眠」「脅迫・奴隷・調教(ただし純愛)」などの人を選ぶ要素が強調された作品が多い。

自由度・やり過ぎ度はこちらの方が高い印象がある。
作家陣は美少女文庫とかなり被っている……が、おしっこ・おむつ描写に情熱をかけているせいか(2012年1月現在)えすかれ専業になっている遠野渚さんのような変わり種もいる。
 
 
 
二次元ドリーム文庫
キルタイムコミュニケーション(以下KTC)発行のジュブナイルポルノレーベル。
一か月3冊前後のペースで安定供給されています。最近は1カ月に出る本が月2回に分けられて発売されることがあって、そこら辺は意味分からない。
近年の作品傾向としては、いちゃラブ、純愛、主人公に都合のいいハーレム作品が多く、美少女文庫の差別化が難しい傾向にある。
あえて違いを探すなら、近年は「エロデレ」「ツンボテ」「クーマゾ」「スク巫女」のような複合属性一点突破型の作品を割と見掛ける。二次元ドリーム文庫出身の葉原鉄さんが美少女文庫で「ツンマゾ」なんていう属性ものを出しているのが象徴的。
まあ、それ以外は正直あんまり大きな違いは無くて、レーベル色と言うより作者の個性による違いが大きいです。
 
看板作品の竹内けんさんによるハーレムシリーズはハーレムものに「共有世界での戦記+ファンタジー」要素を入れた作品で、シリーズを重ねる度に作品ごとの世界観が広がり・重なり、面白くなってくるのでライトノベルファンには特にオススメ。
ジュブナイルポルノにおけるシリーズ作品唯一のガイドブックが発売されてるくらいには情報量があります。
 
 
 
二次元ドリームノベルズ
KTC発行の新書サイズのレーベル。
現存するKTCのオリジナルレーベルの中では最も歴史が古い。
近年では月に1〜2冊くらいのペースで刊行されています。
作品の傾向としては、魔法少女や騎士や退魔師などの「戦う少女・強いヒロイン」が凌辱、輪姦などで堕とされるような作品が多い。
業界全体の流れとしてイチャラブ・純愛系が主流の中、凌辱系で頑張っているレーベルですね。
容赦なくヒロインを蹂躙する作品が多いので、そういうのが好きな人向け。逆に苦手な人は向いてないでしょうね。
まあ、レーベルカラーがハッキリしてることはいいことだ。
 
 
 
あとみっく文庫
KTC発行のジュブナイルポルノレーベルとしては最も後発。
刊行ペースは1カ月に1〜2冊ペースで安定しています。
レーベル傾向としては、今のジュブナイルポルノレーベルの中で最もライトノベル寄りのストーリー性が強い作品が刊行されているレーベルですね。
数冊以上のシリーズ化されることも多い。
「ストーリー性のあるジュブナイルポルノが読みたい」「直接的なエロシーンが沢山あるライトノベルが読みたい」という人向けではあるが、作品の中で凌辱・輪姦シーンが出てくるような作品も結構あるので、そういうのが苦手な人は上手く作品を選んだほうがいい。
主人公やヒロインが本命以外にヤられてしまうの嫌、という人は要注意。
なお、最近では修羅場が展開される作品も見掛けるので、アクの強い作品は多い。
 
 
 
リアルドリーム文庫
KTC発行の「官能小説とジュブナイルポルノの中間」に位置してるようなレーベル。
正直、一概に「ジュブナイルポルノ」とは言い難いポジションにあるレーベルです。
イラストは付いているが、「濃い」絵柄のライトノベルジュブナイルポルノの主流から外れたようなイラストも多い。
設定もリアル寄りのものが多く、ライトノベルにありがちな「あざとい」「すっ飛んだ」設定のものは少な目。
作品傾向としては「人妻(若妻)」「(義)母」「痴漢」「熟女」「女子大生」などのような、ジュブナイルポルノでは主流じゃない、既存の官能小説寄りのものが主力で、凌辱のような「女性に取って不本意な肉体関係」の作品も多いです。
ただ近年は割と「女子高生」「学園のアイドル」みたいな美少女系の絵柄・設定の作品も見掛けるようになってきました。
まあとりあえず基本的には上記のような属性持ちの人向けですが、レーベル名のように「リアル寄りのエロス」が読みたいなら手に取ってみてもいいと思います。
 
 
 
ぷちぱら文庫Creative
エロゲノベライズ大手のパラダイムによるレーベル。
元々エロゲノベライズ専用文庫だった「ぷちぱら文庫」から、「ぷちぱら文庫Creative」という名前のレーベル内ブランドのような形でオリジナル作品の刊行が始まりました。
「Creative」の創刊は2011年2月ですからかなり新しいブランドです。
ただ、2011年2月〜2012年1月の1年間に刊行された作品数は4作品だけと、かなり寡作で刊行ペースも一定していません
無印の「ぷちぱら文庫」の方は毎月定期刊行してるだけにやる気があるのか分からないのが正直なところです。隔月なら隔月でいいので定期刊行しないと定着しないと思うんですけどね。
そんな訳でまだ4作品しか無いのでレーベルの特色も何もあったもんじゃないんですが、その4作品を読んだ感じでは「明るいH」「純愛」の業界主流に近い作品がほとんどで、凌辱系の作品は今のところ出ていません。
現状、作家陣はエロゲライターから引っ張ってきてる感じですね。
まあ、刊行数が少な過ぎて余り語ることもないんですが、今のところ作品の当たり外れに関しては結構打率がいいので、今後頑張って刊行数を増やして欲しいな、とは思っています。
 
 
 
ヴァージン☆文庫
「イーエルオーノベルズ」としてエロゲノベライズを出していたオークスが立ち上げたオリジナル作品のレーベル。
2011年6月創刊ですから、2012年1月現在では最も新しいオリジナルジュブナイルポルノレーベルですね。
9月・10月と出なかった月があるものの、6〜8月に2冊ずつ、11〜12月に1冊ずつ新刊が出ているので新規レーベルとしては割と悪くない刊行ペース。
まあそれでも2011年時点で8冊しか出ていないのでレーベルの特徴とか言い辛いんですが、一応その辺りの作品を読んでみた感じでは「明るい」「純愛」だけではなく、そこそこ黒い・淫靡な作品もある感じですね。
正義のヒロインが犯される、脅迫して肉体関係を迫る、などの二次元のドリーム文庫や美少女文庫の創刊初期を思い出すようなそれなりにダークな作品も見受けられました
まあそれでも完全バッドエンドみたいなのは少ないので、その辺は時流かなぁとは思います。
それでも変にレーベルカラーが固まってないおかげか、創刊初期らしい手探りでタブーが少ない感じは結構好き。
美少女文庫二次元ドリーム文庫のように、段々と業界主流の「明るい」「純愛」作品に偏向していく可能性はありますが、是非このままタブーの少ない感じで行って欲しい物です。
 
 
 
 
 

■で、ジュブナイルポルノって何が面白いの?

「面白さ」というかジュブナイルポルノの魅力ですが、私見で言わせて貰えばまあ「エロさ」ですよね。直接的な性行為のエロさ
エロは正義だと思いますし、エロに興味無いならあんまり読む必要無いジャンルだと思います。
類型的なキャラクターが多いとは言ってもラノベ的な可愛いキャラクターとエロイことをする」ラノベ的な可愛いキャラクターがエロイことされる」ことに魅力を感じれる人、ライトノベルのエロ要素では物足りないと言う人は手に取って見てもいいんじゃないですかね。
今の主流はイチャラブ・甘い作品なため「(誰とも別れない)ハーレムエンド」「3P・4Pエンド」もザラなので、ハーレム願望と独占欲求ある人の需要も満たしてくれるジャンルだと思います。
たまにセックスシーンの出てくるライトノベルもありますけど、長々と描写されることは少ないですし、アブノーマルな行為になることは少ないですし、そこら辺のフェティシズムや特殊嗜好も満たしてくれるのはジュブナイルポルノなんじゃないですかね。
 
まあ、ライトノベルでも「かのこん」みたいな作品は例外としてね!
 
まあ、そんなこんなで過剰に「ストーリー性」を求める人には向かないジャンルだと思いますが、そこら辺は自分の好みとの兼ね合い一度手に取ってみてはいかがでしょうか?
 

僕が選んだ美少女文庫32選

ついカッとなって選んでしまった。今は割と反省している。
私の美少女文庫の読了数はえすかれ含めて270作品越えたくらいだからその中から32作品(シリーズ)ほど選んでみた。
条件・お約束としては、
 
 
・シリーズものは基本的に1作品としてカウント(「サムライガール」「メイドインバトル」など)
・主人公とヒロインが変わってるシリーズ作品でも、「○○シリーズ」として1作品でカウントしてることもある(「MYシリーズ」など)
・順番は特に意味は無い。番号の早い遅いとオススメ順は関係なし。
・仮に下の作品から選んで買ってから「なんだよつまんねーじゃねーか!」と言われても責任は取りません
・基本的に、近年の美少女文庫はストーリー薄めの作品が多く、明るい・ご都合主義な話が多いです。
・近年は嫌がる女の子相手のレイプ・脅迫もの・調教ものは出ていません(初期作品ではあったけど)
・↑そういう作品がお好みの人は残念ながら美少女文庫には向きません
・「えすかれ」シリーズは「孕ませ・スカトロ・SM・過剰なハーレム」要素が強い作品が多いだけで、普通の美少女文庫と違いはあまりありません。
 
 
以上のようなお約束の下で読んでくださいな。
それでははじめます。
 
 
※10月3日追記
 比較的新しい作品が多いのは新しい作品の方が記憶に残ってるって理由も大きい。
 「隣りのランドセル」なんかは入れようかとも思ったんだけど、だいぶ昔に読んだので内容うろ覚えだったんですよね……読書メーターや過去の日記に感想残ってたりすると思い出し易かったんだけど。
 昔の陵辱・ダーク系を避けたのは、近年のレーベルカラーを考えたのとライトなラノベ読みが入り易そうな作品を優先したから。
 陵辱系から入っても近年このレーベルでそういう作品出てないし次が続かない。
 まあ、一応「他人に薦める(薦め易い)」というコンセプトで選んでるんで、昔の作品で「内容は好きだけどイラストが今の時代と合わない」という作品も避けた。
 結果的に新し目の作品が多めになってしまった点は自分でも不満が残るところで、一部書き直そうかとも思ったけど「新刊書店で手に入り易い」ってことを考えると悪くないのかなぁ、と思い見切り発車。
 
 

1.「メイドインバトル! 」シリーズ

メイドインバトル! (美少女文庫)

メイドインバトル! (美少女文庫)

メイドインバトル!―お嬢様戦争 (美少女文庫)

メイドインバトル!―お嬢様戦争 (美少女文庫)

メイドインバトル!―女神転生 (美少女文庫)

メイドインバトル!―女神転生 (美少女文庫)


主人公・メインヒロインが同一のシリーズ。
シリーズ完結済み。全3作品。
 

武器に宿る化身(メイド)と共に複数の財閥を束ねる後継者を決めるバトルロイヤルを描く物語。
まあぶっちゃけ美少女文庫式「Fate/stay night。それを意識してる部分もある。
戦闘用メイドとのラブっぷりは素晴らしく甘く、ライバルお嬢様とその化身との3P・4Pもあり、充実したエロっぷり。
美少女文庫では珍しい方向の絵柄のイラストだが、作品との親和性も非常に高く、レベルが高い点も見逃せない。
1巻が珠玉。

2.「メイドなります!」シリーズ

メイドなります!―彼女は幼なじみ (美少女文庫)

メイドなります!―彼女は幼なじみ (美少女文庫)

メイドなります!―さよなら (美少女文庫)

メイドなります!―さよなら (美少女文庫)

もっとメイドなります! (美少女文庫)

もっとメイドなります! (美少女文庫)


主人公同一のシリーズ。
ヒロインも同一だったりするけど、メインヒロインは巻によって代わってきたりする。
シリーズ完結済み。全5巻。


美少女文庫初期の人気シリーズ。
ハーレムメイドものの王道。
イラストは今の主流からは外れており目を引き辛いかもしれないが、今でも通じる可愛らしさはあると思う。
前述した通りのハーレムものだからそれが好きな人向け
ストーリー性は少ないが、各巻でメインヒロインを変えてくるので、割と飽きずに読める。
4巻目「メイドなります!〜さよなら」の終わり方が丁度良かった一方で、5巻目「もっとメイドなります! 」は蛇足感がある。

3.「サムライガール」シリーズ

サムライガール (美少女文庫)

サムライガール (美少女文庫)

サムライガール 身も心も (美少女文庫)

サムライガール 身も心も (美少女文庫)

サムライガール―燃えよ剣 (美少女文庫)

サムライガール―燃えよ剣 (美少女文庫)


主人公・メインヒロイン同一のシリーズ。
シリーズ完結済み。全6巻。
美少女文庫序盤から中期にかけての人気シリーズ。


この後、みかづき紅月お家芸になる侍少女ものの原点。
純愛エッチ系で、ジュブナイルポルノとしては比較的ストーリー性が強いシリーズ。
当初は主人公の敵役だったキャラが、後の巻で主人公の親友になって恋人をゲットしたり、シリーズを通してみるとシリーズを重ねただけの味が出てくる。
ただ、純愛路線で基本的に浮気はしないので、シリーズを通していくとややメインヒロインとのエッチがマンネリ化していくのがエロ小説としての弱点かな?

4.「My」シリーズ

My妹(マイマイ) (美少女文庫)

My妹(マイマイ) (美少女文庫)

My姉 (美少女文庫)

My姉 (美少女文庫)

Myメイド (美少女文庫)

Myメイド (美少女文庫)

Myドル (美少女文庫)

Myドル (美少女文庫)

Myメイド 洋館の女中さん (美少女文庫)

Myメイド 洋館の女中さん (美少女文庫)


主人公、メインヒロイン別。
作品間の関連特になし。


わかつきひかるの代表作にして、「わかつきひかる+みやま零」コンビによる美少女文庫屈指の人気シリーズ。
シリーズと言っても相互関係は無いんだけどね。
みやまさんのイラスト仕事初期の作品だけあって、シリーズを通して見るとアナログイラストの成長がよくわかる。
作品的には、とにかくキャラが可愛く、エロい。イラスト補正もあって素晴らしい。
ストーリー?何それ?
ジュブナイルポルノではエロくて可愛いキャラが正義。
結構な数が出てるけど、オススメは「My妹」「My姉」「Myメイド」「Myドル」「Myメイド 洋館の女中さん」あたり。
前の四つはキャラとエロさ。「Myメイド 洋館の女中さん」は華道に関するアプローチが面白かったけど、キャラの可愛さでは一歩遅れるかな?

5.「ツンマゾ」シリーズ

ツンマゾ!―ツンなお嬢様は、実はM (えすかれ美少女文庫)

ツンマゾ!―ツンなお嬢様は、実はM (えすかれ美少女文庫)

ツンマゾ!! 武闘派生徒会長だってM (美少女文庫えすかれ)

ツンマゾ!! 武闘派生徒会長だってM (美少女文庫えすかれ)

ツンマゾ!!! M姫様の戴冠 (美少女文庫えすかれ)

ツンマゾ!!! M姫様の戴冠 (美少女文庫えすかれ)

ツンマゾ!!!! 姉妹でドレイ志願 (美少女文庫えすかれ)

ツンマゾ!!!! 姉妹でドレイ志願 (美少女文庫えすかれ)


主人公、メインヒロイン別。
作品間の関連性あり。メインヒロインが親戚同士のツンマゾ一族。
シリーズ4冊刊行中。


二次元ドリーム文庫・ノベルスで活動してた葉原鉄が美少女文庫に進出してブレイク。
帯の情報によると美少女文庫売り上げナンバーワンシリーズ。
とにかく「ツンマゾ」という属性を面白おかしく描けてる。とにかくヒロインの台詞が頭が悪い(褒め言葉)
ここら辺で迷台詞がまとめてある。
シリーズを重ねるにしたがってやや「ツンマゾ」の描き方にブレがある感じだが、それでもそれなりに楽しく読める。
個人的なオススメは1巻。1巻が一番「ツンマゾ」という属性を面白エロく描けていた気がします。
キャラ的には4巻目の毒舌ロリっ子・愛理さんが好き。

6.「トリプル押しかけ」シリーズ

トリプル押しかけ許嫁 (美少女文庫)

トリプル押しかけ許嫁 (美少女文庫)

トリプル押しかけメイド妻 (美少女文庫)

トリプル押しかけメイド妻 (美少女文庫)

トリプル押しかけお姫様 (美少女文庫)

トリプル押しかけお姫様 (美少女文庫)


主人公、メインヒロイン別。
作品間の関連性あり。主要登場人物が「とある秘密の村」の一族出身という共通点。親戚関係があったりする。


近年の青橋由高の代表シリーズ。
とにかく1巻に尽きる。
「重婚」という風習の元でハーレムを形作る前置きがあり、「顔も知らなかった婚約者」と恋仲になっていく流れが割と良く書けている。
1巻おいて、コンプレックスを抱えたヒロインと一族の掟によってハーレムを作ることになった主人公との関係が恋愛関係になっていく過程が素晴らしい。
せめて1巻だけでも読むべき。
シリーズを通して登場する「毒舌銀髪ロリっ子」の存在がイイね!
どっかの銀髪好きの人は読むべきだ。


ここからは単巻作品。



7.ボクの女神は淫魔サマ!?

ボクの女神は淫魔サマ!? (美少女文庫)

ボクの女神は淫魔サマ!? (美少女文庫)


Myシリーズでお馴染みの「わかつきひかる+みやま零」コンビによる作品。
Myシリーズ以外だと2作品出てるけどこっちをチョイス。
サキュバスを語る上で「一神教が他教の神を取り込む際にその実態を歪めてしまう」というまともな解釈がされており、わかつきひかるさんにしては設定頑張っててちょっと驚いた。
この頃になるとイラストの安定感も増しており、安心のクオリティ。

8.没落したけどメイドがいる!

没落したけどメイドがいる! (美少女文庫)

没落したけどメイドがいる! (美少女文庫)


金持ち主人公が没落するところから始まる物語。全体的にはオーソドックスな甘々メイドハーレムもの。
「没落」ものだけど、主人公もメイドヒロインも全編を通してポジティブなのでストレスなく読める好作品。
メイド以外には幼なじみお嬢様とかいるけど、その空回りっぷりときたら。


余談として仮題の時は「没落したけどメイドはいる(仮)」だった。
多分仮題のままだと「没落したけど(何故か)メイドはいる」とみたいなニュアンスで受け取られそうだから、「没落したけどメイドがいる!(だから大丈夫だよ!)」みたいなポジティブなニュアンスのタイトルに変えたんじゃないかな?
なお、美少女文庫のタイトルは編集者が考えるので作者さんに聞いてもその真意は分かりません

9.妹邪気眼

妹邪気眼! (美少女文庫)

妹邪気眼! (美少女文庫)


タイトル通り、「邪気眼中二病)」の妹ヒロインの物語。
ジュブナイルポルノなんだけど、意外と真摯に「中二病」と向き合ってる良作
妹の「邪気眼中二病)」という要素が上手く活かされてて、中二病に至る仮定・原因がある程度描かれている。
更に「中二病」「兄妹の恋愛」を他者に知られることの恐怖についてもちゃんとフォローされてて感心した。
ただレーベルカラーが優先されたのか、シリアスな流れながらもラストがややご都合主義過ぎる終わり方になってしまってる。
邪気眼妹との恋愛」の部分だけならライトノベルとしてもいけそうな位に描けているだけに、そこがかなり勿体ない。
ただ全体的には非常によく書けている。美少女文庫の中でも屈指の妹もの。

10.お嬢様・錦織由梨菜は保健が苦手!

お嬢様・錦織由梨菜は保健が苦手! (美少女文庫)

お嬢様・錦織由梨菜は保健が苦手! (美少女文庫)


期待の新人・水無瀬さんごさんのデビュー作。
美少女文庫作家の中では特にライトノベル的キャラ造形をしており、(比較的)ライトノベル寄りのジュブナイルポルノを書く期待の作者さん。


とにかくヒロインのキャラとイラストが良い。
ツンデレとしての可愛さと、Mとしてのエロさが良い具合にバランス良く描かれており実にエロ可愛い。
ツンデレ成分については「テンプレ」というより「王道」というポジティブな評価をしたい。
イラストに関しても、最近ライトノベルで活躍中の犬洞あんさんが描いており、作品との親和性が非常に高い。
SDキャラが書かれてる表紙絵がアノ作品を彷彿とさせたりするけど、そこら辺はスルーする優しさが大切

11.お兄ちゃんのこと、好き好き大好き好き好き

お兄ちゃんのこと、好き好き大好き好き好き (美少女文庫)

お兄ちゃんのこと、好き好き大好き好き好き (美少女文庫)


期待の新人・水無瀬さんごさんのデビュー2作目。
ヤンデレ妹もの。
主人公は常識的な倫理観を備えており、妹のアプローチを回避しようとするが、ついにヤンデレ妹の魔の手にかかる
逆説的に考えると、
「常識的な倫理観の元で実妹とのフラグを回避しようとするお兄ちゃん@主人公をヤンデレの妹が攻略していくお話」
として見ることが出来る。
ただ「ヤンデレ」というよりは「変態」要素の方が強いので、ヤンデレを期待しすぎるとがっかりするかもしれないから注意。

12.このたび妹と結婚しました。

このたび妹と結婚しました。 (美少女文庫)

このたび妹と結婚しました。 (美少女文庫)


少子化対策のテストケースとして「実妹と結婚出来る」ようになり、正式に結婚した兄妹のお話。
話自体はオーソドックスな妹ものだけど、


「きょうだい婚解禁!」


みたいなコピーが書いてある帯を俺妹とかに付けると超楽しい

13.僕は妹サマには逆らえない

僕は妹サマには逆らえない (美少女文庫)

僕は妹サマには逆らえない (美少女文庫)


主人公が完全にMなので、Mっ気と女装嗜好がある人向け。
一言で言うと、
「実兄に病気気味にベタボレな妹が実兄を攻略して、堕として、調教していくお話」
倒錯感があるけど、割と愛もあるお話。

14.シスタースプリング いつかの妹

シスタースプリング―いつかの妹 (美少女文庫)

シスタースプリング―いつかの妹 (美少女文庫)


ゼロの使い魔」のヤマグチノボル氏によるジュブナイルポルノ
この後にエロ小説を書く時の名義を「山口昇一」に変更したので、ヤマグチノボル名義でのジュブナイルポルノはコレだけ。


10年ぶりに再会した実に兄妹が恋に落ちる話。
エロゲフォーマットによる古典的な実妹恋愛もので、ヒロインをそれなりに可愛く書けてるので安心して読める。
ただ、ヒロインとのエロシーンは少なめで、そこはジュブナイルポルノとしてはやや不満が残る。後はストーリー性も薄いのでそこは期待しないこと。
ヒロインを寝取ろうとする主人公のライバル役が女の子という点は目を引くかな?

15.肉食生徒会長サマと草食な俺


新人賞受賞の新人デビュー作。
デビュー作だけど結構良かった。


外見で誤解を受けてる主人公とか表紙のタイトルデザインとかは明らかにはがないを意識してる。
漠然としたイメージだけど「はがない+とらドラ」みたいな印象はあったかな?
ヒロインのアグレッシブな可愛さが良い。積極的な女の子は好きです。
そしてヒロインが主人公に出会って「父親」というハードルを越えていったり、主人公が少しずつクラスに馴染んでいく成長劇的な要素があって中々よろしかった。

16.隣の姉妹を○○メイドにしてみた

隣の姉妹を○○メイドにしてみた (美少女文庫えすかれ)

隣の姉妹を○○メイドにしてみた (美少女文庫えすかれ)


パロディタイトルとおしっこ描写で有名な遠野渚によるメイドもの。
表紙の栗色の髪の子。イラストではそう見えないかもしれませんが、実は小学生です。


幼女です。


でもヤっちゃいます。


まったく小学生は最高だぜ!


まあ、中身は一応メイドものなんだけど遠野さんらしくおしっこ描写が充実。
「隣の姉妹をメイドさんしぃしーにしてみた。」
と言ってもいい内容でした。

17.僕と契約して幼なじみ生徒会長に催眠をかけよう!

僕と契約して幼なじみ生徒会長に催眠をかけよう! (美少女文庫えすかれ)

僕と契約して幼なじみ生徒会長に催眠をかけよう! (美少女文庫えすかれ)


パロディタイトルとおしっこで有名な遠野渚による、如何にもなパロディタイトルの作品。TMAかよ!
美少女文庫のタイトルは編集者が付けるので、タイトルはともかく内容はそんなにパロディ要素が弱かったりすることも多いんだけど、この作品に関してはかっ飛ばしていました。
謎の生き物「キュゥ太郎」と契約すると「ソウルジュエル」という宝石が出てきて、催眠術を書ける度に「黒く濁り」ます。
―――もう何も怖くない。


催眠ものだけど、近年のヌルイレーベルカラーを反映してか、「女の子の心を捻じ曲げる」タイプの催眠ものじゃなくて、「素直になれない女の子の背中を押してやる」タイプの催眠もの。
鬱要素は少ないから、ダークな催眠ものを期待するとガッカリするかも。
まあ、でも作者は遠野さんなので「オムツも、失禁も、あるんだよ」

18.放課後さいみんクラブ

放課後さいみんクラブ (美少女文庫えすかれ)

放課後さいみんクラブ (美少女文庫えすかれ)


謎の女の子3人組に、知り合いの女の子3人を堕とすための催眠術を与えられる。
その女の子の正体は後から判明する訳だが、結果的に主人公のファーストキスの相手は(略)


オーソドックスな催眠ものだけど、「女の子の心を捻じ曲げる」タイプの催眠ものじゃなくて、「素直になれない女の子の背中を押してやる」タイプの催眠もの。
上の方でも言ってたように近年のヌルイレーベルカラーを反映してか、あんまりダークな作品は書かれなくなったね。
催眠ものにつきものの背徳感に欠ける感は否めない。

19.さいみん! さいみん!!

さいみん! さいみん!! (美少女文庫えすかれ)

さいみん! さいみん!! (美少女文庫えすかれ)

まず言っておきますが、


「催眠ものじゃありません!」


この作者さんが以前に書いた「さいみん!」も催眠ものじゃありません
催眠ものを期待して読むと失敗するので注意。
一応、恋愛感情改変ものではある。


だた「学園インモラルハーレムもの」としては実にエロくまとまってて非常によろしい。
そしてインモラルなハーレムものでありながら、メインヒロインとの絡みでは純愛要素も楽しめて、二度美味しい。
しかし表紙絵にもあるけど、あのイラストで名前が「はやて」……うん、美少女文庫だ。

20.好き好き大好きお姉ちゃん ベタ甘☆カフェ同棲


一途なブラコンとピュアなシスコンのコンビネーション。
とにかくダダ甘。姉も弟もお互いを好き過ぎて、もうね。
そういう甘いものが好きな人なら是非。

21.あねらぶ〜彼女は三姉妹!

あねらぶ―彼女は三姉妹! (美少女文庫)

あねらぶ―彼女は三姉妹! (美少女文庫)


とにかく直球なブラコン・シスコンものでここまで徹底されると逆に感心する。
「姉ハーレム」という言葉にピンと来る人は是非。

22.センセイは俺の嫁!?

センセイは俺の嫁!? (美少女文庫)

センセイは俺の嫁!? (美少女文庫)


先生のキャラクターが可愛らしくそこが魅力。
そして主人公が一途で誠実な人物に描かれているところにも好感が持てる。
基本イチャイチャするだけの話だけど、「先生と生徒の恋愛」方向でストーリー付けられてる点は評価したい。
しかし「最優先事項」とかジャッジメントだの小ネタが結構あった。

23.天然お嬢様は無垢でMで幸せで

天然お嬢様は無垢でMで幸せで (美少女文庫)

天然お嬢様は無垢でMで幸せで (美少女文庫)


「天然」なお嬢様キャラ好きな人向け。
天然でエロいヒロインがオーソドックスだけど実に可愛くて良かった。
ロリババアキャラが出てくるところが葉原鉄の意地。

24.初恋姉妹 どっちの胸が好き?

初恋姉妹 どっちの胸が好き? (美少女文庫)

初恋姉妹 どっちの胸が好き? (美少女文庫)


姉妹丼もの。
「修羅場」と言うにはヌルイけど、姉妹間でちゃんと恋の鞘当て・牽制をしていてそこは良かった。
最近の美少女文庫らしい「都合の良過ぎる」ラストに関しては好き好きかもしれないけど、ストレス無く読めるし、イチャラブを楽しむ上では悪くない。
イラストはふわふわする感じで好き。

25.は〜れ部創立! 新入部員(嫁)募集

は?れ部創立! 新入部員(嫁)募集 (美少女文庫)

は?れ部創立! 新入部員(嫁)募集 (美少女文庫)


「は〜れ部」に「部員=主人公の嫁」を勧誘していく話。
単なるハーレムものではなく、主人公が一念発起してイベントをこなしながら女の子を攻略して行く流れは、ラブコメとして見ても中々面白い。
この作者さんにはライトノベルのラブコメを書く素質があると思った。
「入部(届)=こんいん」「(他の部との)掛け持ち=かよいづま」「強化合宿=こんぜんりょこう」「退部(届)=りこん」
という具合にルビを振るセンスは大好き。
ただ、会話やラブコメ要素などが良い分、エロシーンの口調がみさくら系だったのが非常に残念。あの口調は結構萎える。

26.お嬢様姉妹はW嫁!

お嬢様姉妹はW嫁! (美少女文庫)

お嬢様姉妹はW嫁! (美少女文庫)


ポンコツお嬢様姉妹に世話焼き高スペック主人公という組み合わせ。
文字通り、「主人公がいないと(生活能力的に)生きていけない!」という依存関係。
駄目っ子キャラが好きな人向きな作品。ぐうたら少女を可愛いと思えないと辛い
しかし「私は愛人でいい」と言われると何かドキドキするよね。

27.月下の巫女

月下の巫女(美少女文庫)

月下の巫女(美少女文庫)


わかつきひかるさんは本当にイラストレーターに恵まれているよね、という1冊。
CARNELIANさんのイラストにしてはキッチリ仕事しており、イラストの力で判定勝利。
昼は清楚、夜は淫乱な黒髪ロングのヒロインは一つの極みだと思う。
ただ、イラストのイメージと反して割とハードなSM描写が出てくるからそこは注意。それ以外はいつものわかつきさん。

28.ナイショの生徒会長 放課後はキミの下着モデル


1対1のラブラブ恋愛もの。ハードな描写が無いので読みやすい。
下着に対して、少しフェチ的な要素もあり。
主人公がヒロインとの恋愛を切っ掛けに将来の進路を決めたり、美少女文庫わかつきひかる)にしてはストーリーラインもちゃんとしてた印象がある。

29.恋姫〜彼女はヴァンパイア!

恋姫―彼女はヴァンパイア! (美少女文庫)

恋姫―彼女はヴァンパイア! (美少女文庫)


「お前ら今すぐ結婚しとけよ」


と作中何度も叫びたくなる作品。
ヴァンパイアの下僕になった主人公の話なんだけど、とにかく二人の関係が絶妙。
甘いというか、もう夫婦
美少女文庫初期を支えた「○○〜彼女は○○○〜」シリーズの中でも屈指の傑作。

30.かてきよ! 家庭教師とハーレムレッスン?

かてきよ!―家庭教師とハーレムレッスン? (美少女文庫)

かてきよ!―家庭教師とハーレムレッスン? (美少女文庫)


某国の王位継承者だった主人公が、王位継承のために某国の大学に入る必要が出来て、二人の家庭教師にエッチなごほうび込みで勉強を教えてもらう話。
ああ、これはイイだだ甘エロ小説ですね。
主人公のことが大好きな二人の家庭教師がエロ可愛いし、二人で張り合ってエロ攻勢をしかける部分もたまらん。
家庭教師役を務めるのもも敬語甘やかしキャラとツンデレ幼馴染のベタだけどガチな組み合わせでイイネ。
イラストも良く、明るく甘くてエロイ。ジュブナイルポルノとしては正統ないい作品。
河里作品の軽いストーリー展開についていけるならいいんじゃないでしょうかね。

31.プリンセスコンテスト

プリンセス コンテスト (美少女文庫)

プリンセス コンテスト (美少女文庫)


ベタだけど、それなりに書き分けられたヒロイン達と魅力的なイラスト、ポジティブな展開で読み易い。
お姫様属性ある人向け。
思ったよりストーリーも頑張ってるし、ジュブナイルポルノとしても良くまとまった好作品

32.押しかけプリンセス ナイト&メイド付き(仮)


「何か騙された気分だ……」


読み終わった後、↑こんな気持ちになるのではないでしょうか。
このタイトルと表紙絵はミステリばりのミスリードだと思うんだ。
何を言ってるか知りたい人は、まあ、読んでみてください。


以上。